JavaのWebアプリケーション開発フレームワークによる、Webサイト開発の顛末記です。

EclipseのMavenを使った、Spring-MVC、Thymeleaf、MyBatis 等のプログラミングテクニックを、
備忘録的に記録しています。実際に動くソースコードを多用して説明していますので、
これからEclipseや、Spring-MVCを始めたいと思っている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
■Spring Boot の小径 第5歩 Spring Boot ホットデプロイ
さて、色々と時化や座礁などに苦しめられた航海でしたが、やっとそろそろ最終目的地が見えてきたようです。

■Eclipse の小径 「あぜ道 Eclipseの小技」では、
Spring-MVC Mavenプロジェクトを、maven-ant-tasksプラグインを使って、
Tomcat環境にホットデプロイする方法を解説しましたが、
今回は、Eclipse環境で作成したSpring Bootプロジェクトを、gitで共有リポジトリにpushし、
これをGradle(+一部ant tasks)を使って、共有リポジトリからプロジェクトを複製し、
Tomcat環境にホットデプロイするまでを解説してみたいと思います。
デプロイ環境としては、OSがLinux(ここではFedoraの最新)で、Tomcat8 が動作している前提です。

あらかじめ断っておきますが、
ぶっちゃけ、Eclipseでwarファイルを作って、warファイルを${TOMCAT_HOME}/webapps 直下にコピーして
Tomcatを再起動すれば、はぃデプロイ完了!となるのですが、
今回は私的な事情で、warに梱包されない静的コンテンツもあり
デプロイする度に、Tomcatを停止してwarで展開されたディレクトリを削除して、また再展開する。
という手順がどうも趣味に合わないので、ホットデプロイ(⇒Tomcatを動かしたままデプロイする)を行います。
別にwarでいいじゃん! という方はこれ以降は読んでもあまり意味のないページになりますので
そのままお帰りください。

ホットデプロイの大まかな手順は以下のようになります。

1)Eclipseから、プロジェクトを共有リポジトリへプッシュ
2)Linuxサーバーでの作業環境の構築。共有リポジトリからプロジェクトを複製
3)デプロイ先Tomcat環境の作成(デプロイ先コンテキストパスの登録)
4)ホットデプロイ実施。Tomcatの再起動/リロード

 

以上を踏まえて、それでは早速始めてみましょう。