JavaのWebアプリケーション開発フレームワークによる、Webサイト開発の顛末記です。

EclipseのMavenを使った、Spring-MVC、Thymeleaf、MyBatis 等のプログラミングテクニックを、
備忘録的に記録しています。実際に動くソースコードを多用して説明していますので、
これからEclipseや、Spring-MVCを始めたいと思っている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
■SpringMVC の小径 ちょっと寄り道 ロギングの小径
9-1)log4j2 開発の効率化
十分展望も楽しんだことだし、陽があるうちにそろそろ山を下ることにしましょう。
そのまま、まっすぐ帰宅してもいいのですが、
来るときに、ちょっと気になる小径があったので少しだけ寄り道してみたいと思います。

ここでは、開発を効率化するためのログ出力についてお話ししたいと思います。
ログ出力は、設計書の上には表れて来ない非機能要件なので、ついおろそかにしがちです。
System.out.println()があるからいいや。
なんて甘い考えでいると、いざアプリケーションをリリースする段になって、
あちらこちらでほころびが見えて出して、大騒ぎになっても責任持てません。
プログラムのデバッグは、システムの非機能要件の中でも最も重視するべき要件で
デバッグ方法の良し悪しが、アプリケーションの品質に大きく関わることだってあります。
本来のプログラム開発で頭が一杯で、いまからそんなデバッグ方法なんて考えてられません!
と思うのもわからないではないですが、後々の事を考えて、できれば最初の内から、
しっかりデバッグ方法(ロギング)の事を頭に置いて取り組むようにしましょう。

この寄り道では、Javaのロギング手段としては定番のlog4j2について説明します。
 ※)log4j 1系じゃなく、log4j2 2.x系の説明です。注意してください。
log4j2のドキュメントは漁ればいくらでも出てくるので、
わざわざここで紹介するまでもないとは思いますが、
設定ファイルの書き方とか、実装方法とか、やっぱり人それぞれで
人によって書き方が微妙に違っていて、どの方法採用すれば効率的なのか 初心者には迷いやすいと思い、
散歩の帰り道に、ちょっと寄り道してみようと思い立って、少しだけ説明しておくことにします。

実装編につづく。