JavaのWebアプリケーション開発フレームワークによる、Webサイト開発の顛末記です。

EclipseのMavenを使った、Spring-MVC、Thymeleaf、MyBatis 等のプログラミングテクニックを、
備忘録的に記録しています。実際に動くソースコードを多用して説明していますので、
これからEclipseや、Spring-MVCを始めたいと思っている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
■応用の森 GitBucketの導入
GitBucketについて
いまさら説明する必要も無いほど有名な、Gitのソフトウェア開発支援ツールなので、
ここでわざわざご紹介する必要もないかもしれませんが、
Eclipseとの連携にちょっと手間取ることがあったので、備忘録として記録しておくことにします。

まず基本的に、GitBucketとは何かというと、takezoeさんが作成された
GitHubクローンのソフトウェア開発支援プラットフォームであり、現在進行形で開発が進んでいるツールです。
詳しいことは私がぐだぐだ説明するより、開発者ご本人様の記事を読んでもらう方がいいと思うので、
リンク先をご紹介しておきます。
イマドキのIDE事情 162 手軽に設置できるGithubクローン「GitBucket」を使ってみよう

正直、この散歩道のように、一人でプロジェクトを管理する上では、git本体があれば十分で、
GitHubとか、GitBucketまで導入する必然性はあまり感じないのですが、
複数の人間がプロジェクトに関連してくると、必然的にmasterブランチを原本として
メンバー(ユーザ)ごとのブランチを切って、通常はユーザブランチで作業を行い、
これを定期的にmasterブランチにマージするという手順を踏むわけですが、
所詮人間のやること。どんなに注意していてもヒューマンエラーは起こりうる訳で、
必ず誰かがどこかで競合(Conflict)を発生させてしまい、戻すのに一苦労するので、
GitBucketの 「Pull Requests」の必要性を認識してもらうために、まとめておくことにしました。

そもそも、「git」って何?とか、「Pull Requests」って何?
とかいう質問に対しては、
以前「Eclipseの小径 あぜ道 Eclipseの小技」の
「gitローカルリポジトリの作成」から「git共有リポジトリの複製」あたりで既にご紹介している
サルでもわかるGit入門 〜バージョン管理を使いこなそう〜
サルでもわかるGit入門 〜バージョン管理を使いこなそう〜 プルリクエスト編
あたり読んでもらうことをお勧めします。
GitBucketのダウンロードとインストール
それでは、早速GitBucketのダウンロードを行ってみます。
前提として、
GitBucketは、Tomcatで動くアプリケーションのため、Java/Tomcat環境が必要になります。
導入環境は、LinuxOS(Fedora)、Java1.8、Tomcat8 とします。

2017年6月 時点の最新バージョン 4.13 の
GitBucketのダウンロード
一番上の「gitbucket.war」のリンクをクリックすると、warファイルのダウウンロードが行われます。

続いてGitBucketのインストールを実施します。
ダウンロードした「gitbucket.war」を、上記 LinuxOS環境の、${TOMCAT_HOME}/webapps/ ディレクトリ直下にコピーします。
そして、tomcatを再起動します。
「gitbucket.war」が展開され、${TOMCAT_HOME}/webapps/gitbucket/というディレクトリが自動生成されます。
以上でインストールは完了です。(ちょー簡単!!)

ブラウザで動作確認してみましょう。
http://arimodoki.dip.jp:8080/gitbucket
GitBucket初期画面
このような画面が表示されるはずです。
※)ただし、残念ながら上のURLは一般公開していないので、叩いても反応しませんのであしからず。

ここでは、まだApacheとTomcatを連携していないので、8080番ポートを指定していますが、
Apacheの ProxyPassを設定すれば、http://arimodoki.dip.jp/gitbucket 
のように Apacheデフォルトの80番ポートでの 接続も可能です。

 

次節では、ブラウザからGitBucketの設定を行う方法を解説します。