JavaのWebアプリケーション開発フレームワークによる、Webサイト開発の顛末記です。

EclipseのMavenを使った、Spring-MVC、Thymeleaf、MyBatis 等のプログラミングテクニックを、
備忘録的に記録しています。実際に動くソースコードを多用して説明していますので、
これからEclipseや、Spring-MVCを始めたいと思っている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
■Eclipse の小径 第2歩 初期設定
2-1)Eclipseの初期設定
さて早速Eclipseを起動してみたいでしょうが、ちょっと待ってください。
慌てる○○はもらいが少ないと申します。(放送禁止用語 & 死語?)
Eclipseを起動する前に行う最初の初期設定について説明します。

1-1)EclipseのDL/Install」でインストールしたEclipseのフォルダ
C:¥Eclipse¥pleiades¥eclipseの下に、「eclipse.ini」というテキストファイルがあるので
これをテキストエディタ(Windowsのメモ帳など)で開きます。

ファイルの内容は、初期値で上のようになっていると思います。
上の内容の内、赤字-Xms と -Xmx の値を変更します。
設定の目安としては、使用しているパソコンに搭載されている物理メモリの半分くらい
を目安とすれば問題ないと思います。

 ちなみに、私のパソコンは8Gの物理メモリを積んでいますが、-Xms と -Xmxには 2048m(2g)で設定しています。

 

それではいよいよ、「eclipse.exe」をマウスダブルクリックして、Eclipseを起動してみましょう。
カッコいい(?)Eclipse Marsの起動画面が表示されるので、しばらく待ちます。
Eclipse起動

 

しばらく待つと、Eclipseのワークスペースランチャーが表示されます。
最初のデフォルトは下図のようになっています。
ワークスペースランチャー
ワークスペースは自由に設定することができますが「../workspace」ではあまり芸がないので
ここでは、これからお話ししていくSpring-MVCプロジェクトのワークスペース名として「jLabo」とします。
フォルダも、あらかじめCドライブに、C:¥EclipseWorkspaceというフォルダを作成しておいて
C:¥EclipseWorkspace¥jLabo とします。
(あくまでここでの設定なので、実際は自由に決めてください)
ワークスペースランチャー
ワークスペース名が決定したところで、右下の「OK」ボタンをクリックします。
少し待つと、Ecliseのウィンドウが開きます。
一番最初は、何も表示されない空っぽのウィンドウです。
Eclipseへようこそ
これだと何もできないので、これから作業するための
色々なサブウィンドウ(ビュー)のカスタマイズを行っていきます。
Eclipseには、様々なビューが標準で用意されているので、どのビューを使うかはそれこそ人様々で
ビューのレイアウトも自由自在に決定できるため、ここで全てを語ることはできません。
今回は、あくまで私の嗜好に合わせた独断と偏見の元に説明します。

Eclipseでプロジェクトを管理する上で、最低必要になるビューはプロジェクト全体を管理する
パッケージエクスプローラーか、ナビゲーターか、プロジェクトエクスプローラーのいずれかが必要です。
ここでは、私の好みでナビゲータビューを使用します。
Eclipseの「ウィンドウ」メニューバーを選択して、「ビューの表示」をクリックします。
ビューの追加
「ビューの表示」の一覧にない場合は、一覧の一番下の「その他」を選択します。
ビューの追加
「ビューの表示」サブウィンドウが開くので、ここから一つずつ必要なビューを選択します。]
私が日常使用しているビューは、「ナビゲーター」「アウトライン」「問題」「サーバー」
の4つだけで、これでほぼ事足りています。
必要になった時点で、いつでも追加できるし、捨てることもできます。
ビューの追加
好みのビューをピックアップしたところで、次にビューの配置を決定します。
表示されているビューのタブの部分でマウス左ボタンをクリックしたまま
配置したい位置までドラッグして、位置がだいたい決まったところでマウスボタンを離すとレイアウトが決定します。
下の図のように、左側に2つのビューを縦に並たいような場合、これはちょっとコツがいるのですが、
まず一つ目を左側に配置して、二つ目をドラッグしながら左側にもっていき、
ビューの中央あたりをうろうろしていると、白い枠線が縦割りや横割りの形で表示されるので
横割りが表示されているタイミングで、マウスボタンを離すと縦2段表示になります。
何回かトライすればその内思ったレイアウトになると思うので、頑張ってください。
ビューのレイアウト
・ナビゲータービュー
  Eclipseのプロジェクト全体を管理するためのビューです。
  前述の通り、最低限必須のビューとなっています。
・アウトラインビュー
  Javaのプログラムを書く際に、編集中のJavaクラスのプロパティやメソッドが
  アウトラインのビューに表示されます。メソッドを見つけたり、メソッドにジャンプしたりする際にあると便利です。
・問題ビュー
  そのものずばり、JavaやHTMLやその他環境などに問題がある場合にこのビューに問題点が表示されます。
  あると便利とかいう以前に、無いといざという時に困るので使用する様にしましょう。
・サーバービュー
  作ったプログラムをローカルPC上で動かすためのTomcatサーバービューです。
  詳しい使い方は後で説明しますが、とりあえず使用する様にしておきましょう。

 

これで、Eclipseのビューのレイアウトまではできたので
次は、Eclipseの編集環境とかJDKやTomcatと連携するための動作環境の設定に移ります。