JavaのWebアプリケーション開発フレームワークによる、Webサイト開発の顛末記です。

EclipseのMavenを使った、Spring-MVC、Thymeleaf、MyBatis 等のプログラミングテクニックを、
備忘録的に記録しています。実際に動くソースコードを多用して説明していますので、
これからEclipseや、Spring-MVCを始めたいと思っている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
■Spring Boot の小径 回り道 Mavenの小径
6-1)Mavenプロジェクト作成
せっかくここまでやってきたので、帰り道は Mavenの小径を通って帰りましょう。

Mavenプロジェクトを作って、共有リポジトリにプッシュし、
Tomcat環境にホットデプロイする手順を解説してみます。

やり方は、Gradleの場合とほぼ同じで、プロジェクト形式が「Maven」に変わっているだけです。

では、まずMavenプロジェクトの作成から。
手順は、Gradleプロジェクトと基本は同じなので、詳しくは
2-1)Gradleプロジェクトの生成」を見てください。
「新規 Spring スターター・プロジェクト」の「型」を「Maven」で作成します。
プロジェクト名は、「mavenboot」としておきます。
Maven プロジェクト
プロジェクトが作成されると、Gradleの場合と似たようなディレクトリツリーができます。
Gradleと違うのは、build.gradle の代わりに pom.xml が置き替わったぐらいでしょうか。
プロジェクトの作成後、プロジェクトで使用するプラグインを追加した状態のpom.xmlを載せてみます。

自動生成されたプラグインは、Gradleの時と同じく、ログ実装がlogbackに依存しているので、
この依存を解除しておきます。
あとは、Spring-MVCでやった時と同じようなプラグインを追加してあります。
Mavenさん、後はよろぴく。。。
後々、ビルド&デプロイする際に追加の設定が必要になりますが、
それはまた改めて説明します。
ということで、Maven プロジェクトの作成の解説はこれでおしまい。

 

続いて、作成したプロジェクトにJavaソースやコンテンツを配置するわけですが、
構成は、Gradleプロジェクトと全く同じなので、
Gradleプロジェクトで作成した、src/main 以下を丸ごとごっそりコピーして
このプロジェクトのsrc/mainに上書きします。
src/main/java/jp/dip/arimodoki/ServletInitializer.javaでエラーが警告されるので
エラーの箇所を、
return application.sources(MavenBootApplication.class);
上の、赤字の様に修正してください。
以上で、プロジェクトの構成の解説はこれでおしまい。

 

第3歩 Spring Boot 初めの一歩 3-1)Hello Spring Boot !!」
と同じ手順でアプリケーションを実行してみてうまく動けば、EclipseでのMavenプロジェクトは完成です。

 

以上で、Mavenプロジェクト生成の説明は終了です。(あっけなかったす。。)
引き続き、サーバー側(デプロイ先)作業環境の説明です。