JavaのWebアプリケーション開発フレームワークによる、Webサイト開発の顛末記です。

EclipseのMavenを使った、Spring-MVC、Thymeleaf、MyBatis 等のプログラミングテクニックを、
備忘録的に記録しています。実際に動くソースコードを多用して説明していますので、
これからEclipseや、Spring-MVCを始めたいと思っている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
■Eclipse の小径 Eclipse4.6(Neon)の導入について
2016年6月、Eclipseの最新版となる、4.6(Neon)がリリースされたので
早速、導入してみました。

Eclipse NEON

ダウンロード/インストール方法は、4.5(Mars)と基本的には変わらないので
これについては、「1-1)EclipseのDL/Install」を参考にしてください。

ここでは、Neon導入時に、少しはまった事象、機能が変更になったことなどについて記録しておきます。
1)「UltimateーStandard Edition」ディストリビューション選択時の事象
  「UltimateーStandard Edition」でインストールしたところ、
  Eclipse本体のインストールは問題なくインストールできましたが、
  その後の、SpringIDEのインストールでエラーが発生して、SpringIDEがインストールできない事象が発生。
  「JavaーStandard Edition」でインストールし直してみたところ、
  SpringIDEは問題なくインストールできました。
  
  後日、同じことを別のWindows10マシンで実施してみたところ、
  「UltimateーStandard Edition」でも、SpringIDEは問題なくインストールできました。
  色々調べてみましたが、理由ははっきりわからず。
  
  とりあえす、マシンの環境によっては、
  「UltimateーStandard Edition」だと、SpringIDEがインストールできないケースがあるということを注記しておきます。

2)JStyleの廃止、
  Eclipse のエディタでこれまでお世話になってきた
  全角空白、半角空白、タブ、改行(LF、CR/LF、CR)の表示形式を指定するプラグイン(JStyle)ですが、
  Eclipse4.6(Neon)から廃止となった模様です。
  変更内容は、ここを参照してみてください。「JStyle改行タブ表示プラグイン」
  
  このページの上の方にあるURLリンク「Pleiades により変更されるようになりました。
  を確認してみましょう。

Pleiades により変更されるようになりました。
  上の「Pleiades により変更されるようになりました。」のリンクの内容です。
  今回Eclipse4.6をインストールしたフォルダの
  C:¥Eclipse4.6¥pleiades¥eclipse¥dropins¥MergeDoc¥eclipse¥plugins¥jp.sourceforge.mergedoc.pleiades¥conf¥pleiades-config.xml
  をテキストエディタ(UTF-8対応のもの)で開いて、内容を確認します。
  文字を変更したい場合は、内容に従って修正後、xmlファイルを保存します。
  
  で、一旦Eclipseを終了し、再起動すれば変更した文字が適用されるのかと思いきや、
  インストールしたマシン環境にによっては、Eclipse標準の形式が表示されたり、一応設定した文字が表示されたり
  と、環境によってまちまちです、特に半角スペースの文字がうまく表示されません('・'だったり、'u'だったり)。
  今のところ、原因がよくわからないため様子見です。
3)空白文字 可視性の構成
  これまで説明していませんでしたが、Eclipse標準の空白文字とJStyleの空白文字は
  異なるため、一緒くたで使うと両方の文字が混在して表示されてしまい
  ちょっと見づらい編集画面になっていました。
  それを調整するためEclipseの設定で、空白文字の可視性を微調整していましたが、
  Neonからは、JStyleが廃止されたためより簡単な設定で済むようになりました。
  Eclipseのメニューバー「ウィンドウ」-「設定」を選択します。
  Eclipse設定
  「設定」画面の「一般」ー「エディタ」ー「テキスト・エディタ」
  の、空白文字を表示「可視性の構成」をクリックします。
  可視性の構成

  空白、全角空白、タブ、復帰、改行を好みに合わせて表示したい部分のチェックボックスをマークします。
  この可視性にチェックが入っていないと、編集画面には
  空白(代替え)文字が表示されません。

  以上。 また何か気が付いたことがあれば追記します。

 

2016/Oct/01 追記
Eclipse Neon の最新版がやっと出たのでバージョンアップしました。
Pleiades All in One 4.6.1.v20160928 出来立てホヤホヤのようです(笑
これまで中途半端だった、空白、全角空白、タブ、復帰、改行文字の
可視性の変更方法がやっとクリアしたので追記しておきます
「半角空白」文字以外は期待通りの文字表示となりますが、半角空白だけが、「U」表示となり
Javaエディタでソースを表示するとこれが異常に違和感があって使いづらく、
Eclipseの空白文字可視性の構成で半角空白文字を「非表示」にして使っていました。

設定方法は以前と同じで
C:¥Eclipse4.6¥pleiades¥eclipse¥dropins¥MergeDoc¥eclipse¥plugins¥jp.sourceforge.mergedoc.pleiades¥conf¥pleiades-config.xml
をUTF-8対応のテキストエディタで開きます。
ここからは、HTMLに内容をベタ書きしてWeb上で見ると見た目の区別が付けられないので
サクラエディタのUTF-8で表示したキャプチャで説明します。
102行目ぐらいに、下の図の「変更前」の様なブロックがあると思います。
半角空白の変更
v20160928の初期値は、「変更前」の状態のはずです。
「変更前」の青枠で括られた文字を「変更後」の赤枠で括られた文字に変更します。
赤枠の文字は、右側のコメント部分の一番右端の文字を一文字コピー&ペーストします。
理由は定かではありませんが、「変更前」青枠内の「・」みたいな文字は、実は「・」じゃなくて
「U」の文字が文字化けしているようです。

個人的な好みで、タブ文字を初期値「^」 から「>」に変更していますが、ここらはお好みで。

変更が完了したら、Eclipseを再起動しますが、再起動の際に起動引数に -cleanオプション を付けて起動してください。
Eclipseのキャッシュが残っていると、変更が反映されない場合があります。
Windowsの場合だとEclipseのショートカットのプロパティ、「リンク先」の末尾に -cleanオプション を付けて起動しましょう。
Eclipseショートカットプロパティ
起動が成功し、空白文字の表示が期待通りに表示されたら、この -cleanオプションは外しておいたほうが賢明です。
そのままにしておくと、Eclipseを起動するたびにコーヒー一杯分飲み干すぐらい待たされます。
-cleanオプションは必要に応じて付けるようにしてください。