生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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雨々、降れ降れ〜 水不足解消!
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朝焼け
朝焼け
Ricoh CX3
  夕焼け
夕焼け
Ricoh CX3
 
2010.7.31
今月19日に、東京の夕焼けの意外な美しさを紹介しました。
それに対抗してではないでしょうけど、沖縄も頑張っています。
昨日から山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ていますが、まず朝焼けに目を奪われました。
そして、日中は雷雨になりほとんど車で待機状態だったのですが、夕方には見事な夕焼けとなりました。
思わず、携帯でも撮影し、数人の知人に送信してしまいました。
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リュウキュウアサギマダラ
リュウキュウアサギマダラ
Ricoh CX3
  リュウキュウアサギマダラ
リュウキュウアサギマダラ
Ricoh CX3
 
2010.7.30
連日の豪雨をもたらした雨雲も去り、天気も回復傾向です。
アカミズキの花で吸蜜するリュウキュウアサギマダラですが、かなり新鮮個体のようです。
このような季節に、新成虫が羽化してくるのですね。そろそろ、夏枯れに差し掛かる頃なので、ちょっと意外です。

前週は、同じアカミズキの木で、たくさんのジャコウアゲハが吸蜜していました。
今回は全く見られずに、さまざまな種類が入れ替わりやって来ていました。
あのジャコウアゲハは何処に移動したのでしょうか。

32年前の今日、沖縄は交通方向の変更が行われました。
つまり、本土と同じように車が左、人が右側通行になったのです。
本土復帰5年後に沖縄にやって来て、アメリカ統治下の唯一の名残でした。
「ナナサンマル」と呼ばれたあの日から、既に32年経ったのですねぇ。

※サーバー移転作業、無事終了しました。
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2010.7.29
今日は断続的に強い雨が降り続いて、とても撮影出来るような状況ではありませんでした。
そのため、今日の画像は、先日、山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影したものです。
日没間近の斜光に照らされるクワズイモの葉の上で、1匹のキリギリスの仲間を見つけました。
どうも、この顔に見覚えがあるのですが、なかなか思い出せません。
タイワンクツワムシでなし、ヘリグロツユムシでもなさそうだし、サイズ的にセスジツユムシの可能性は皆無でしょう。
そう、これはダイトウクダマキモドキの顔ではないでしょうか?
それにしても、中脚だけ左右とも持ち上げているのは、どういう理由なのでしょう。
トタン屋根の猫でもないですし。

※7月30日に、利用しているサーバーの移転作業を予定しています。
最大で数日、アクセス出来ない可能性があります。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。
  ダイトウクダマキモドキ幼虫?
ダイトウクダマキモドキ幼虫?
Ricoh CX3
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夏空
夏空
NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
  2010.7.28
どうも今年の夏はすっきりと晴れません。
平年よりもやや早めの梅雨明け宣言のあったものの、その後も戻り梅雨と思われるような空模様が続きました。
その後、やっと本当の夏を実感出来るようになったのですが、今週に入ってから雲の多い空が広がっています。
スカっと抜けるような夏の青空は、何処に行ってしまったのでしょう。

ここ数年、沖縄本島地方に台風が来ません。
異常に発達した大型台風が、八重山地方に向かう傾向が顕著です。
何処か変ですね。

※7月30日に、利用しているサーバーの移転作業を予定しています。
最大で数日、アクセス出来ない可能性があります。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。
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リュウキュウミスジ
リュウキュウミスジ
Ricoh CX3 Speedlight
  リュウキュウミスジ
リュウキュウミスジ
Ricoh CX3 Speedlight
 
2010.7.27
ある原稿を書いていて、気づきました。
占有行動をとるチョウのほとんどが、花の蜜ではなく樹液や熟果を餌にしているのだと。
沖縄では、フタオチョウ、コノハチョウ、スミナガシなどが強い縄張りを主張する種として思い浮かびます。
ルリタテハもそうですが、ルリタテハは春には訪花、吸蜜しますから、やや例外でしょうか。
また、このリュウキュウミスジやイシガケチョウの餌は花蜜ですが、結構占有行動を見せますから、やはりこの説はそれ程クリアなものではないようです。
何れにしても、このような傾向はあると思うのですが、既にその理由は説明されているのでしょうか。

※7月30日に、利用しているサーバーの移転作業を予定しています。
最大で数日、アクセス出来ない可能性があります。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。
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ヒメカマキリ雌幼虫
ヒメカマキリ雌幼虫
Ricoh CX3
  2010.7.26
ヒナカマキリは、ちょっと変わったカマキリです。
本土では、雄がほとんど見つからずに雌だけで単為生殖しています。
沖縄では、雄も少なからず見られ、交尾ペアも決して珍しくはありません。
南の地方では、有性生殖が普通なのだと思います。
その中間の地域では、段階的に移行するのでしょうか。
あるいは、ある地域を境に急激に変わるのでしょうか。

新開孝さんからメールを頂きました。
「この幼虫は、ヒメカマキリに似ている気がします」という内容です。
実は、私もそのような懸念を抱いていました。
ところが、単為生殖の話を書き始めたら、ついヒナカマキリと思い込んでしまったのです。
しかし、ご指摘を頂いて改めて見直すと、前胸背(胸部)が緑色をしています。
ヒナカマキリは、全身が褐色ですから、明らかに間違いです。
まったやってしまいました・・
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チブサトゲグモ
チブサトゲグモ
Ricoh CX3 105mm相当 Speedlight ISO200
  チブサトゲグモ
チブサトゲグモ
Ricoh CX3 70mm相当 ISO400
 
2010.7.25
1週間程前にも紹介したチブサトゲグモですが、今日も面白い個体に出会いました。
垂れ目で、下顎の歯をむき出しているように見えます。
いつも、よりバラエティに富んだ変異を並べてみればと思うのですが、小さい上に網が風で揺れます。
そのため、1個体を撮影するのも、そう簡単ではありません。
今日も、それ程風が強い訳ではなにのに、ピンぼけのカットを量産してしまいました。
まぁ、今後も少しずつ個体変異のコレクションを増やしていきましょう。
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シロオビアゲハ
シロオビアゲハ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 ) 105mm相当 ISO100
  アマミアズチグモ
アマミアズチグモ
Ricoh CX3
 
2010.7.24
不思議な光景を目にしました。
フウリンブッソウゲの花で、シロオビアゲハが絡めとられたように死んでいるのです。
まさか、食虫植物に進化したわけではないでしょうから、何が起こったのでしょう。

思い付いたのが、花にアズチグモなどが潜んでいて、捕食されたまま花が萎れてしまった、というものです。
ありえそうな仮説ですが、ひとつ疑問点もあります。
アズチグモが潜んでいる花は、白か黄色のものがほとんどです。
深紅のフウリンブッソウゲにアズチグモが潜んでいる可能性はあるでしょうか。
ただ二度ばかり、ランタナのオレンジ色の花で見たことがあります。
ということは、可能性がないとも言えないかもしれません。
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タイワントゲカメムシ
タイワントゲカメムシ
Ricoh CX3
  ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ
Ricoh CX3
 
2010.7.23
今日から再び、沖縄の生活です。
早速、フィールドに出たのですが、夕方、チョウたちの乱舞する茂みを見つけました。
その花はと見れば、昨日、東京産の株を紹介したヤブガラシです。

しかし、花の色など、どうも沖縄産の株は違いが顕著です。
そこで、調べてみたところ、北海道から沖縄まで分布し、亜種分化などは認められないようです。
一方、通常は3倍体で実を着けないが、一部の2倍体株が球状の実を着けるとあります。
そう言えば、この場所ではたくさんの実を見ました。
花の色などの違いは、地域差ではなく、このためでしょうか。
今後、沖縄産で実を着けていない株を注意してみます。

調べていて、愕然としたことが。
これまでヤブカラシだと思い込んでいたのですが、ヤブガラシが正しいのだそうです。
そうとは知らずに40数年、ヤブカラシを使い続けていました。
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ヤブカラシ花と蕾
ヤブカラシ花と蕾
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
  ヤブカラシ花と蕾
ヤブカラシ花と蕾
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
 
2010.7.22
雑草という呼称には異論もあるようですが、所謂、人間の意図に反して生育力の旺盛な植物の話です。
沖縄の代表種はセンダングサですが、東京ではヤブカラシでしょうか。
沖縄でも見られますが、東京程ポピュラーではありません。

せっかく植えた園芸品種に絡み付くガーデニングの悪役ですが、チョウやハチなど昆虫たちには人気のある植物です。
よく観察すると、花もピンクやオレンジの蝋細工のような質感です。
あるいは、東南アジアの天然色の駄菓子のような雰囲気もあります。
だから、チョウやハチが訪花するわけではないでしょうけど。

さて、今晩沖縄に戻ります。
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ニガウリ
ニガウリ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
  2010.7.21
今回の上京で、ひとつやらなければならないことがありました。
実家の庭に、ニガウリ(ゴーヤ)の苗を植える季節です。
先月、昨年の実からとってあった種子10個程を播いておいたのですが、そのうち発芽したのは2個だけでした。
そこで、沖縄で購入した苗も植えました。
巧く根付いたみたいで、毎日驚くようなスピードで生長しています。
来月には、開花して、実が着くことでしょう。
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2010.7.20
梅雨の明けた東京は、昆虫たちの活動が活発になはずなのですが、どうもその逆の印象です。
まず、セミの鳴き声がほとんど聞かれません。
かと思うと、暗くなってから早くもヒグラシの鳴き声を耳にした日もありました。
沖縄同様、今年のセミの活動は、かなり異常な気がします。

先月までは、たくさんのツマグロオオヨコバイを目にしたのですが、何処へ行ってしまったのでしょうか、全く見つかりません。
代わりに見つけたのが、このアオバハゴロモです。
すべての個体が、翅のエッジはこんなピンク色だったでしょうか。
翅脈も、こんなに発達していたでしょうか。
他に被写体の見当たらない状況では、つい細かいところまで観察してしまいます。
  アオバハゴロモ
アオバハゴロモ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
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夕焼け
夕焼け
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
  夕焼け
夕焼け
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
 
2010.7.19
数日間、東京です。
梅雨明け直後の東京は、暑いですねぇ。却って、沖縄が涼しく感じられます。
日中の猛暑には辟易しますが、夕焼けには見とれてしまいます。
空気の奇麗な郊外のほうが奇麗に焼けるものというイメージがありますが、どうも逆のようにも思います。
大気中に不純物の多いほうが、鮮やかな夕焼けになる要素でもあるのでしょうか。
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夕空
夕空
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
  2010.7.18
本格的な梅雨明けは、日中も当然ですが、むしろ夕方の空に感じられます。
そして、秋の夕暮れとは違って、どこか明日への活力が伝わってきます。
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チブサトゲグモ
チブサトゲグモ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当 ISO400 Speedlight
  チブサトゲグモ
チブサトゲグモ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 24mm相当 ISO400 Speedlight
 
2010.7.17
いつもであれば、冬場の昆虫の少ない季節にしかレンズを向けないチブサトゲグモですが、盛夏に撮影してみました。
個体変異の激しいチブサトゲグモは、まるで目玉に見えるような白い斑紋や、まるでドクロ顔にみえるような斑紋の個体が出現します。
このような個体は、冬のどんより沈んだ背景に似合うのですが、真夏の夕暮れ空をバックに撮影しました。
まぁ、地色が赤色系なので、赤鬼にも見えますね。
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アガサキアゲハ雌
アガサキアゲハ雌
Ricoh CX3 Speedlight
  ツマグロヒョウモン求愛行動
ツマグロヒョウモン求愛行動
Ricoh CX3 Speedlight
 
2010.7.15
昨日は、日帰りで本部半島に撮影に行ってきました。
梅雨明け後のほぼ1ヵ月は、昆虫のベストシーズンです。
特に、チョウたちは今の時期に、個体数のピークを迎える種が少なくありません。
コノハチョウも、その例外ではありません。
しかし、今月3日にも紹介した個体が、ほとんど同じ場所で未だに占有行動をとっていることが心配です。
それだけ、個体数が少なく、他個体に入れ代わることがないのかもしれません。

今日、目に付いたチョウは、偶然にも雌雄で姿に差があり、擬態に関連している2種。
まず、ナガサキアゲハ。
雌は、南の地方に行く程、白化することが知られています。
これは、より強い日射に対する適応でしょうか?
あるいは、オオゴマダラへの擬態なのでしょうか?
もう1種は、ツマグロヒョウモン。
雌が、カバマダラなどの毒蝶に擬態していると言われます。
雄の姿は毒蝶とは異なっているため、求愛や交尾の際は、別種どうしのように見える程です。
このように興味深い種が見られるのも、多様性の高さ故なのでしょう。

※本日17時台に、トップページへのアクセスが340,000に達しました。ありがとうございます。
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イシカワガエル
イシカワガエル
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) DW-6 19m相当 F5.7 ISO400
イシカワガエル
イシカワガエル
Nikon D90 Nikkor45/2.8P X1.5Telecon Gyorome-8 Speedlight F16 ISO1600
イシカワガエル
イシカワガエル
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) Gyorome-8 Speedlight F10 ISO400
  2010.7.14
10日に撮影したイシカワガエルですが、正面から超広角系で写した画像は、アップしていませんでした。
別サイトには投稿したのですが、結局、自身のサイトに残しておかなければ、後々探すときに面倒なのです。
1枚目は、コンパクトデジカメに純正のワイコンを使用して19mm相当の画角で、自然光撮影。
さすがに、カエルの顔のシャドー部と背景の明るさのコントラストが付き過ぎて、画面全体の適正露光は得られません。
2枚目は、APS-Cサイズ一眼レフに魚露目8号の組み合わせで、内蔵ストロボによる撮影。
3枚目は、コンパクトデジカメに魚露目8号の組み合わせで、外付けストロボによる撮影。3:2のアスペクト比で、1.4倍のデジタルズーム併用です。
画角、被写界深度ともに、最も広いのは3枚目です。
画素数は、APS-C一眼レフが多く、大伸ばしにはアドバンテージがあります。
さて、一長一短があり、目的によっての使い分けがベターのようです。
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積乱雲
積乱雲
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
  夏雲
夏雲
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4)
 
2010.7.13
梅雨明け宣言後も、どうもすっきりしない空模様が続いていました。
しかし、一昨日の日曜日から、充分に夏を感じられる空が広がるようになりました。
一昨日は、終日渓流環境で過ごしたため、渓流上空の狭い空しか見ることが出来ませんでした。
ところが、昨日、今日の夏空を目の当たりにして、やっと本当の夏がやって来たことが感じられます。
個人的には、一昨日が沖縄の真の梅雨明けだったのではないかと思います。
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リュウキュウウラボシシジミ
リュウキュウウラボシシジミ
Ricoh CX3 31mm相当
  オキナワオジロサナエ交尾ペア
オキナワオジロサナエ交尾ペア
Nikon Coolpix P100 1230mm相当 F5 Speedlight ISO400
 
2010.7.12
昨夜遅く、山原(やんばる=沖縄本島北部)から戻りました。
わずか2日間の撮影でしたが、印象としてはとても充実したものが残りました。
先月の田中博さんのときにも感じましたが、ときには他の専門を持った方とフィールドを共にするのは、刺激があってよいものです。

当日にはアップ出来ませんでしたが、今回の撮影で印象に残った種に、リュウキュウウラボシシジミとオキナワオジロサナエがあげられます。
リュウキュウウラボシシジミは、日本最小のチョウですが、山原では薄暗い渓流沿いの住人のイメージです。
今回、4、5個体に出会いましたが、どれも新鮮個体でした。春や秋に新鮮個体に遭遇することが多いと記憶していたのですが、盛夏直前に意外でした。
オキナワオジロサナエも、このところあまり縁のない種でしたが、今回は6、7個体に出会いました。
羽化直後のものもあれば、初めて見る交尾ペアもいました。
これまで30年近く通った山原ですが、まだまだ魅力的な被写体は限りないですね。
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渓流環境
渓流環境
Nikon Coolpix P100 26mm相当 ISO400
リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Nikon Coolpix P100 105mm相当 Speedlight ISO400
オキナワコヤマトンボ雄
オキナワコヤマトンボ雄
Nikon Coolpix P100 950mm相当 Speedlight ISO400
  2010.7.11
今日は、梅里さんと山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影です。
最大の狙いは、この季節に成虫の出現する山原の固有種オキナワミナミヤンマです。
実は、沖縄生活32年の間、未だに撮影出来ていない希少種です。

残念ながら、今日は姿を見せてくれませんでした。
しかし、好天にも恵まれ、なかなか快適な渓流環境を楽しむことが出来ました。
実は、オキナワミナミヤンマかと思って撮影した種がいたのですが、よく見るとオキナワコヤマトンボでした。
今シーズン中に、目的を達成出来るとよいのですが。
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2010.7.10
イシカワガエルに次いでの収穫は、リュウキュウヤマガメでした。
山原(やんばる=沖縄本島北部)と久米島、渡嘉敷島の固有種ですが、山原では近年激減しています。
私は、昨年までの3年間目撃ゼロの状況でした。
それが今日は、尾園暁さんと一緒に入った渓流で、立て続けに3個体に遭遇しました。
尾園さんは、その後の別行動の間にさらに2個体を目撃したそうです。

久しぶりに遭遇した被写体なので、ちゃんと撮影したいのですが、余りにも天気が悪く光量が足りません。
ブレを抑えるために、ISO800&24mm相当での撮影です。
何とか、撮影は出来ました。その勝因は、1/20sec.でもブレなかったブレ防止機能とISO800でも実用域のノイズ耐性でしょうか。
  リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 24mm相当 F2.5 1/20sec. ISO800
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イシカワガエルと尾園暁さん
イシカワガエルと尾園暁さん
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) DW-6 19mm相当 F4.6 ISO400
イシカワガエル
イシカワガエル
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 41mm相当 F4.5 ISO200
イシカワガエル
イシカワガエル
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) DW-6 19mm相当 F6.5 ISO200
  2010.7.10
今日は、尾園暁さんと山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影です。
大学院の同じ教室の先輩後輩関係なのですが、年代的な重複はなく、沖縄本島のフィールドに一緒に出るのも初めてです。
今日は、彼の専門分野のトンボに期待していたのですが、実際にはトンボ以外の被写体での収穫に恵まれました。
その代表が、このイシカワガエル。

基本的に夜行性の動物ですから、日中に遭遇するのは稀なことです。
この色彩は、生息環境の苔むした岩の上で隠蔽効果を発揮すると言われていますが、夜行性でどこまで意味があるのかと、疑問を抱いていました。
しかし、日中の明るい条件で、このような状況に接すると、この仮説に納得が出来ます。
昼に出会っても、なかなか魅力的な被写体でした。
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2010.7.9
本日公開のかがくナビでも、紹介しているアフリカマイマイです。
その和名の示すとおり、東アフリカ原産の移入種なのですが、戦前に持ち込まれ野外に広く定着しているので、ほとんど在来種のイメージです。
しかし、今回の原稿を書くにあたって調べてみると、戦後間もない頃に大増殖して、1970年代終盤から激減したとあります。
終戦直後の食料増産期に、猛威を振るっていた様子が想像出来ます。
そして、減り始めた1970年代終盤と言えば、私が来沖した頃です。
そう言えば、あの頃は、未舗装の林道上に何10個体もが団子状に群がっている光景を目にしたものです。
あれ程の勢いで繁殖していたのに、何が原因で減少に転じたのでしょうか、不思議です。
 

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イシガケチョウ
イシガケチョウ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 ) 105mm相当 Speedlight ISO400
  イシガケチョウ
イシガケチョウ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 ) 60mm相当 ISO800 +1.3補正
 
2010.7.8
今日も、梅雨明け宣言を疑いたくなるような、どんよりとした空模様でした。
今月の3日にも多数目撃しましたが、事務所近くでも葉裏に張り付くイシガケチョウを見つけました。
不思議なことに、アゲハチョウの仲間は、元気に飛んでいます。

生きたチョウの飛ぶ姿を見せる温室では、チョウの飛翔する条件として照度が重要だと聞きます。
つまり、ある程度以上の明るさがないと、気温などの他の要素が満たされていたとしても飛ばないのだそうです。
イシガケチョウは、その最低照度がアゲハチョウ類よりも低いのでしょうか。
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シロオビアゲハ求愛
シロオビアゲハ求愛
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 ) 1/97sec. ISO400
  シロオビアゲハ求愛
シロオビアゲハ求愛
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 ) 1/217sec. ISO800
 
2010.7.7
今日は、どんより曇っている上に、強風が加わりました。
まるで、台風が近づいているような、天気です。
これでは、織女(おりひめ)と牽牛(ひこぼし)の逢瀬は難しそうです。

とても、撮影どころではないと思ったのですが、外に出てみると、ランタナの植え込みでシロオビアゲハの求愛行動に出会いました。
しかも、求愛されている雌は、毒蝶に擬態している数少ないII型です。
雄も雌も、ときどき強風に飛ばされそうになりながら、吸蜜と求愛を続けています。
もしかして、織女と牽牛の化身でしょうか?
しかし、光量不足の上に強風ときていますから、感度をISO800まで上げても、シャープに写し止めることは出来ません。

それにしても、沖縄地方の梅雨明け宣言から2週間以上が経っても、お隣の奄美地方は明けていません。
明日以降の予報を見ても、沖縄地方の空模様もすっきりしないようです。
沖縄の梅雨明けも、怪しい気がします。
昨年のように、各地で梅雨明け日が特定出来ないなんてことにならないでしょうか。
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リュウキュウルリモントンボ・ペア
リュウキュウルリモントンボ・ペア
Nikon D90 Tamron90/2.8 SpeedlightX2
  リュウキュウルリモントンボ雄
リュウキュウルリモントンボ雄
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
 
2010.7.6
事務所のネット回線が5日ぶりに復旧しました。
留守にしていたことや、土日を挟んだこともあり、これ程長く回線が不通だったことはありません。
こんな環境に置かれると、如何にパソコンやインターネット環境に依存した生活をしているかが解ります。

不通になってすぐに、室内の機器の状況から、NTTの回線あるいは機器が原因と判断し、連絡してみました。
しかし、リモートによる回線チェックの結果は「異常ありません。ルーターかパソコンの問題では?」でした。
その後、事務所に戻った時間で、それらの機器を繰り返しチェックしたのですが、問題が見出せず仕舞いでした。
そこで今日の午後、再度NTTに連絡をし、実際に機器を点検して貰ったところ、すぐに復旧しました。
何と、無駄な時間を費やしたことでしょう。
おまけに機器の移動の途中に、プリンターの上に重量物が落下して、使用不能にしてしまいました。
やれやれ。

早くフィールドに戻って、昆虫たちを追い掛けたいものです。
行くまでは億劫でも、行けば、何かが必ず待っていますからね。
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撮影中の栗林慧さん
撮影中の栗林慧さん
Ricoh CX3
  コノハチョウ撮影中の栗林慧さん
コノハチョウ撮影中の栗林慧さん
Ricoh CX3
 
2010.7.5
今回の山原(やんばる=沖縄本島北部)は、師匠の栗林慧さんがTVの仕事で、急遽来沖されたためです。
フィールドをご一緒するのは、何年ぶりでしょうか。
楽しい時間であった一方、ショックなこともありました。
少しずつ改良していた虫の眼レンズでしたが、ご本家は、遥かその先に進化されていました。
まぁ、当たり前と言えば当たり前のことなのですが。
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リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Nikon D90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
  リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Nikon D90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
 
2010.7.4
ここ数日、このような光景を求めているのですが、なかなか辿り着けません。
昆虫たちの都合もありますが、天気の占める要素も無視出来ません。
いや、そちらのほうが大きいかもしれませんね。

普通、昆虫の撮影で、最も困るのは雨ではありません。
風なのです。
雨天は雨天で、それなりの雰囲気の情景を狙えばよいのですが、風が強い日は、ピントすら合いません。
しかも、小さな昆虫を拡大していると、ちょっとした風が大きなブレになるのです。

とは言え、このリュウキュウハグロトンボのメタリックカラーは、充分な陽がないと、なかなか写りません。
まだ今年は、梅雨明け後の快晴に出会えていません。
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コノハチョウ
コノハチョウ
Ricoh CX3
  イシガケチョウ
イシガケチョウ
Ricoh CX3
 
2010.7.3
昨日から、山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ています。
いくつかポイントを回っていますが、コノハチョウの生息地もそのひとつです。
そこで、気づいたのですが、何日も同じ場所で同じ個体が占有行動を採っているのですね。
これまでに気づいてなかった、意外な事実でした。

コノハチョウを探していて、葉裏で休むイシガケチョウを何個体も見つけました。
夜でもないのに。ちょっと不思議な光景でしたが、スコールに度々襲われた結果なのでしょうか。
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積乱雲
積乱雲
Ricoh CX3
  夏空
夏空
Ricoh CX3
 
2010.7.2
昨夜の激しい雷雨から一夜明け、今日の午後から晴れ渡りました。
もしかすると、今日が本当の梅雨明けなのでしょうか?
しかし、落雷の影響で、未だ事務所のネット回線は復旧していません。
こちらは、梅雨明けとはいかないようです。
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雨のサガリバナ
雨のサガリバナ
Nikon Coolpix P100 Speedlight ISO400
  2010.7.1
梅雨明け宣言のあった沖縄ですが、それ以降もどうもすっきりした夏が感じられませんでした。
それでも、先月の27日の夏空や夕焼けを見て、やっと本当の梅雨明けかと思ったのです。
しかし、昨日から再び、梅雨のような空模様に逆戻りです。
そして、今夕から沖縄本島全域が激しい雷雨に見舞われ、大雨洪水警報の他竜巻注意報まで発令されました。
各所で落雷、停電があり、ちょうど今夕担当だったTV番組も、放送途中で局が停電になり、自家発電に切り替わる瞬間、電源が落ちました。
事務所のネット環境もダウンしたままで、この記事は携帯電話経由でのアップです。
もちろん、撮影が出来る状況ではなく、局から事務所への帰路、この土砂降りの中でも、サガリバナは咲いているものかと気になり、車内から撮影したものです。
まだ、遠くで雷鳴が聞こえますが、この後が正真正銘の梅雨明けになると信じたいところです。
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