生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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雨々、降れ降れ〜 水不足解消!
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ノボタン
ノボタン
Ricoh R8
  2008.5.30
やっと梅雨らしい空模様になってきたようです。沖縄地方の遅い梅雨入り、本州の早い梅雨入りを見ていると、今年は空梅雨に終わるのでは?と不安に思っていましたが、そう単純ではないようです。
 それにしても、これまで炎天下で咲いていた、梅雨の季節の花々がやっと活き活きとした姿を見せてくれるようになりました。ノボタンの花弁は、露をよくはじくのに、完全に落ちてしまわずに、たくさんの雨滴を付けているのが不思議です。
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2008.5.28
このところ何故か、クヌギカレハやマツカレハの幼虫に出逢います。どちらも、毒針毛を隠し持っていて、驚くと、胴体を曲げてその部分を露出します。
 前回、クヌギカレハでその様子を撮影しようとしたら、触れた途端にジャンプして葉から落ちてしまいました。今日出逢ったマツカレハのほうは、それまで忙しなく動き回っていたのに、ちょっと触れた途端に全く動かなくなってしまいました。この両極端な反応は、種による違いではないはずなのですが。
  マツカレハ幼虫
マツカレハ幼虫
Ricoh R8 Speedlight
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リュウキュウヒメジャノメ
リュウキュウヒメジャノメ
Ricoh R8
  2008.5.27
リュウキュウヒメジャノメは、沖縄ならば何処でも見られる蝶の一種です。色彩も蛾のように地味なために、あまりレンズを向ける機会もありません。まぁ、正直言えば、「今さら」という感覚でしょう。
 しかし、今日出逢った個体は、「今朝羽化したばかりです!」というような傷ひとつない、新鮮なものでした。そこで、思わずレンズを向けてみました。やはり、新鮮個体は奇麗ですね。いや、見慣れた存在でも、ディテールを観察すると、何かしら新しい感動があるのかもしれません。
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2008.5.27
早春から新緑の季節に、深紅の芽吹きを見せてくれていたアカメガシワ。もちろん、その後も次々と新しい葉に更新されています。しかし、その若葉は、あのように深紅に染まらずに、薄いオレンジ色といったところです。
 新芽が赤いのは、紫外線による影響に対する防御だと聞いたことがありますが、この色の変化は何かそのことに関連しているのでしょうか。
  アカメガシワ
アカメガシワ
Ricoh R8 Speedlight
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD300 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED Speedlight
  2008.5.25
久しぶりに、夜、樹上に登っているヤンバルクイナに出逢いました。ちょうど繁殖期に当たる今の季節は、抱卵中であったり、幼い雛連れであったりして、あまり樹上での姿が見られません。
 地上から登っている枝まで7~8mはあるでしょうか。さらにこの枝の直前には、ほぼ垂直な幹があります。どんな姿勢を採って登るのでしょうか。一度、その状況を見てみたいものです。
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2008.5.24
観測史上3番目に遅い梅雨入りとなった沖縄地方ですが、梅雨入りしてからも雨らしい雨は降っていません。それどころか、今日は初夏のような気候でした。
 TV用に「梅雨に濡れる植物」を撮影しようと、山原(やんばる=沖縄本島北部)にやって来ましたが、ここは全くの夏の景色ばかり。
 仕方なく、空梅雨に咲く花ばかりを撮影することになりました。さて、今年の梅雨の今後はどのようになるのでしょうか。
  ヒカゲヘゴと飛行機雲
ヒカゲヘゴと飛行機雲
NikonD300 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
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イイギリ実
イイギリ実
NikonD300 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
  2008.5.23
ほんの2週間程前に、イイギリの花と若い緑色の実を撮影したかと思ったら、もう赤く色づき始めた実を着けている株もあります。青い実を見たとき、イイギリは1年のほとんどの期間、実を着けていることに驚いたのですが、それどころか1年のほとんどを赤い実を着けていることにもなります。
 随分コストの掛った実のようですけど、野鳥たちに全く人気のないのは何故なのでしょう。
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2008.5.22
沖縄地方が、やっと梅雨入りしました。観測史上3番目に遅い梅雨入りだそうです。
 しかし、今日はどんより曇ってはいるものの、雨は降りませんでした。梅雨入りらしい写真をと思ったのですが、そのような情景には行き当たりませんでした。花や蕾に水滴が付いていれば、それらしい雰囲気だったのですが。
  梅雨入り
梅雨入り
Ricoh R8
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タイワントゲカメムシ
タイワントゲカメムシ
Ricoh R8
  2008.5.21
今冬は、本当に虫の姿に乏しく、春になっても、いつもの年のように姿を現すのか心配でした。しかし、新緑の季節を迎える頃から、虫の姿も復活して、ほっとしました。
 「地球温暖化」の文字を見ない日はない時代になりました。最初は、目の前にある異常な状況も単なる偶然かと思っていても、その傾向が続いたり、さらに強まったりすると、そうも言ってられなくなります。
 ここ数年の台風の発生や進路も、これまでとは異なった傾向があります。沖縄本島地方が進路から外れる代わりに、非常に発達し八重山地方に向かいます。昨年の梅雨入りも遅れましたが、今年も遅れているのも、温暖化に関係したことなのでしょうか?
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2008.5.19
今夕、沖縄本島に最接近する予報だった台風4号は、東寄りの進路をとって衰えたために、ほとんど影響はありませんでした。午後からは陽射しも戻り、風も収まってきました。
 夕方、撮影に出るとトウワタの種子が、ヒギリの蕾に引っ掛かっているのを見つけました。陽が傾いて、斜光に照らされた綿毛が輝いていました。こんな光景を見ていると、初夏の夕暮れのようにも思えてきます。本当に梅雨は何処へ行ってしまったのでしょう。
  ヒギリとトウワタの綿毛
ヒギリとトウワタの綿毛
Ricoh R8 Speedlight
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イジュに訪花したキオビエダシャク
イジュに訪花したキオビエダシャク
Ricoh R8 Speedlight
  2008.5.18
そろそろ台風4号の影響が感じられるようになってきましたが、今日はまだときどき陽射しが覗く空模様でした。時おり、パラパラと雨が落ちてきますが、それは台風の余波であって、梅雨とは関係ありません。
 梅雨の兆しは感じられませんが、イジュの花が綻び始めています。イジュの花は、昆虫達に人気があって、ハチ、甲虫、蝶や蛾などが引っ切りなしに訪れます。そんな中でも、コバルト色とオレンジ色の翅(はね)が鮮やかな、キオビエダシャクがひと際目立っていました。
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2008.5.17
夕方、いつもの散歩コースの植え込みで撮影していると、ランタナにオキナワビロードセセリが訪花しました。新鮮な個体です。
 この蝶は、真冬にも成虫が活動していて、カンヒザクラで吸蜜する常連です。ところが、今年はカンヒザクラで撮影していても、一度も姿を見掛けなかったので、ちょっと気になっていました。この時期に、このような新鮮個体が見られるのは、ノーマルな発生周期なのでしょうか?梅雨も遅れていたりするので、何処か気になるところです。
  オキナワビロードセセリ
オキナワビロードセセリ
Ricoh R8 Speedlight
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ゲットウ
ゲットウ
Ricoh R8
  2008.5.16
本当に今年の梅雨は、何処に行ってしまったのでしょうか?梅雨を代表する花のひとつ、ゲットウも梅雨入りが待ち切れなかったかのように、あちらこちらで蕾が綻び始めています。
 撮影時には苦労しても、やはりゲットウの蕾や花は、雨滴に濡れていたほうが雰囲気が感じられますね。
 テッポウユリ、ゲットウ、そしてイジュも開花し、首を長くして待っているのに、まだやって来ない梅雨。それよりも早く、月曜日には台風が接近しそうです。
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2008.5.15
今年の梅雨は何処にいってしまったのか分からないような好天が続いていますが、それでも梅雨時に開花を迎える植物たちは、順調に生長しているようです。
 ゲットウも開花し始めましたし、テッポウユリも満開の場所が多いようです。
 それにしても、週間予報は何処までも晴れマークが並んでいます。今後のダムの貯水率が気になるところです。
  テッポウユリ
テッポウユリ
Ricoh R8
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ニクバエの一種
ニクバエの一種
Ricoh GR-Digital II
  2008.5.13
昨日、今日と、愛用しているコンパクトデジタルカメラの1機種、リコーGR-DIGITAL IIに関する取材を受けました。コンパクトデジタルカメラの最高峰と言ってもよい機種です。
 しかし、細かい点は除いて、基本的な機能は実にシンプルです。まず、光学ズームは搭載されず、28mm相当の固定焦点です。しかし、その描写は捨て難い味が感じられ、各操作部の感触も心地よいものがあります。
 それでも、やはりズームレンズの便利さに負けて、他の機種を使う機会が多くなったりもするのですが、何かの切っ掛けで、このGR-Digital IIに戻ると、その度にこの機種の良さというか、完成度の高さを再認識して暫く使い続けることの繰り返しなのです。不思議な魅力を持ったカメラです。
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2008.5.10
昨夜の呑み会の帰り、ショックなことがありました。それ程、酔ってはいなかったのですが、電車がかなり混んでいて、背中のカメラバッグのネットに挟んでおいた、迷彩のレインカバーを落としてしまったようです。
 仕事柄、同じような迷彩カバーは持っているのですが、このメーカーのものが最も地味な色彩で、実際のフィールドで最も目立ち難いのです。
 そこで、早速、今日の午後からの会合に出席する前に、新宿のカメラ店に寄って探してみましたが、既に製造中止とのこと。昼食時間を充てて探したのに、再入手不能とは、悔やみは増すばかりです。
 ※無くした迷彩レインカバーの写真を探したのですが、このレンズ撮影のバックに使ったカットしか見つかりませんでした。写真が小さいのは、以前のレイアウト時に使用していたためです。
  迷彩レインカバー
迷彩レインカバー
Ricoh Caplio GX
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テスト撮影
テスト撮影
Ricoh Caplio GX100 LED-Light
  2008.5.9
いつも東京に出てくると、何か撮影用の機材を購入するのですが、今回は特に予定はありません。ただ、以前から気になっていたデジカメ用のLEDライトをいくつか見てみました。白色LEDは、太陽光に近い色温度をしているので、ビデオ撮影用に使えないかと思ってのことです。
 結局、リング型と小型ストロボ型の両方を購入してみました。前者は光量は少ないものの、影が出難く、色温度もより太陽光に近い利点があります。後者は光量が豊富な代わりに、照射パターンのスポット性が高く照射ムラが目立ちます。さらに色温度が高く青っぽく見えます。
 夜の呑み会の時間がお遅めに変更との連絡が入ったので、近くの喫茶コーナーで時間調整しながら、エクレアの包み紙をリングタイプでテスト撮影。
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2008.5.7
いつも、自然のフィールドで生き物を撮影していますが、今日はちょっと違ったシュチエーションでの撮影です。何に見えますか?
 これは、楽器のチェロの内部なのです。東京で楽器製作をなさっている方からメールを頂き、虫の眼レンズで内部を撮影できないだろうかとご相談を受けました。それでは、実際に試してみましょうということなり、テスト撮影した画像です。私にとっても初めての体験で、興味深いものがありました。
 一見、私自身の撮影には役立たないようですが、このような全く異なったお仕事の方との関わりというのは、いつ何処で活きてくるか判らない貴重なものなのです。
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NikonD300 Gyorome845 (ISO1600)
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カエデ
カエデ
NikonD300 Nikkor45/2.8 X1.5Telecon
  2008.5.6
久しぶりの東京です。今日は、共同管理人を務める掲示板参加者のオフミーティングで、撮影会と懇親会です。
 連休最終日の新宿御苑は、天気にも恵まれ、人出も多く、落着いて昆虫の撮影をするのは容易ではありませんでした。しかし、新緑の若葉が美しくなかなか楽しいひとときでした。カエデの若葉に混ざる赤い実を見つけ、レンズを向けてみました。
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2008.5.5
ここにも度々登場した、山原(やんばる=沖縄本島北部)の春を代表する花、アカボシタツナミソウも、ついに花期を終え、種を着ける季節を迎えています。
 花の時期にはあれだけ目立っていたのに、実の時期になると茂みに埋もれてしまって、なかなか見つけ出せません。そんな地味な存在です。さらに、実が爆ぜて殻だけが残ると、まるでペンペングサのように見えます。
  アカボシタツナミソウ実
アカボシタツナミソウ実
Rioch R8 Speedlight
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ウコンエダシャク
ウコンエダシャク
Ricoh R8
  2008.5.4
今年初めて出逢ったウコンエダシャクでしょうか。何処か、舞踏会で着ける仮面のようで気に入っている蛾です。
 そして、この鮮やかな黄色も、なかなか魅力的です。この翅(はね)の色からウコンエダシャクという和名が命名され、決して食草がウコンなのではありません。以前は、食草は不明だったのですが、最近ではタブノキやシロダモと判明しているようです。いつも、灯火に飛来した姿ばかりで、いつか緑の葉にとまる姿を撮りたいと思います。
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2008.5.3
昨日に続いて、久しぶりの再会を果たした謎の被写体です。こちらは、ちょうど一年ぶり、場所も同じ山原(やんばる=沖縄本島北部)です。昨年は、カクチョウランの株の葉の上で見つけました。今回は、ホルトノキの葉の上です。
 遠くから見ると、鳥の糞のようなのですが、近くで見ると頭部が盛り上がっていて、まるで蛇の頭のように見えるのです。昨年は、私が共同管理人を務める掲示板に投稿し、いろいろな方に見て頂いたのですが、結局種名は判らないままでした。
  蛾の一種の幼虫
蛾の一種の幼虫
Ricoh R8
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Ricoh R8
  2008.5.2
以前、一度西表島で見たきりの謎の植物・カシの一種?に再会しました。今回は山原(やんばる=沖縄本島北部)です。若葉が紫色をしているのです。
 以前撮影したとき、植物に詳しい方にも訊いたのですが、結局解らず仕舞いでした。正常な状態ではなく、病葉(わくらば)説まで出た程です。
 確かに、正常な状態で山原にも分布しているのならば、もっと目撃していてもよいはずです。あるいは珍しい個体変異でしょうか。
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