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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。
これからも、よろしくお願い致します。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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2007.8.29
9日間の八重山取材を終えて、やっと沖縄本島に戻ってきました。この1ヵ月半余り、すっきりしない空模様に悩まされてきましたが、皮肉なものに沖縄本島に戻った直後から、夏空が戻ってきたようです。 那覇空港近くで満開のホウオウボクを見ました。このオレンジ色の花は、亜熱帯の青空によく映えます。以前は、沖縄のホウオウボクがこれほど見事に咲くことは少なかったように思います。これも温暖化の影響のひとつなのでしょうか。
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ホウオウボク
Ricoh Caplio GX100
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西表・外離島
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
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2007.8.27
今回の八重山取材も今日が最終日。出発前に予定していた撮影目標はほぼ達成出来たのですが、最大の目的の空撮が延び延びになったままです。もう今日の午後がラストチャンスだったのですが、これも何とかクリア出来ました。 雲が多めでベストコンデションとは言えませんが、天候不良の今夏としては良いほうでしょう。パイロットの方も「この2週間の中では、一番良い天気」とのこと。これ以上贅沢を言っては、罰が当たります。それにしても、今回の八重山取材は、ギリギリのところでほぼすべての目標をクリアすることが出来て、ほっとしました。
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2007.8.26
昨夜、7年ぶりに再会を果たすことが叶ったヤエヤマツダナナフシですが、ちょうど満潮と重なり、条件の悪い撮影しか出来ませんでした。そこで今日は、まだ明るさの残る夕方から探し始めました。運良く、アダンの葉の間から姿を見せている個体を見つけられました。 周囲の邪魔な葉を避けながら、なるべく全身が見えるようなアングルから自然光で撮影することが出来ました。スチル撮影、ビデオ撮影とレンズやアングルを変えてファインダーを覗いている間、潮が満ちてきて、結局は昨夜と同じ状態になっていました。次回は、干潮時に重なるタイミングで訪れたいものです。
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ヤエヤマツダナナフシ
Ricoh Caplio GX100
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タイワンクロボシシジミ
NikonD200 Tamron90/2.8 Speedlight
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2007.8.26
林道の脇にある茂みで、たくさんのシジミチョウの集団に出逢いました。ひとつの花に複数のチョウがとまっていたり、全体で50頭はいるでしょうか。 ふと、数日前に滞在していた与那国島で、クロマダラソテツシジミが大発生している話を思い出しました。しかし、与那国島では、天気に恵まれずヨナグニサン探しに専念していましたから、撮影もしていません。「西表島でも発生していたとは、何と幸運な!」と興奮しながら撮影しました。 しかし撮影後、画像を確認しているとどうも見たことのあるシジミチョウです。これは、普段からよく知っているタイワンクロボシシジミではありませんか。いつも単独でしか見てない種を集団で見たことで、つい踊らされてしまいました…
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2007.8.25
このところ、西表島を訪れる度に、気になっていることがあります。1990年代前半に見つかったツダナナフシが全く見当たらないのです。最後に見たのは、もう6年近くも前でしょうか。 この昆虫には、ちょっと思い入れがあるのです。新種ではなく新亜種でしたが、発見に関わったためです。その後有名な存在になって、全国の昆虫施設で飼育されていますが、地元の生息地で激減しているのは皮肉なものです。 今年に入ってから、そことを嘆いていたら、ある方が偶然見つけられたポイントをメールを教えてくださいました。その後、なかなかタイミングが合わなかったのですが、今晩やっとその機会に恵まれました。大潮の満潮の時刻に当たり、膝上まで海水につかりながらの不安定な撮影でしたが、その間だけは雨も上がり、7年ぶりの再会を果たすことが出来ました。
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ヤエヤマツダナナフシ雌
Ricoh Caplio GX100 Speedlight
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ミナミコメツキガニ
NikonD200 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED X1.4Telecon Speedlight
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2007.8.25
今日の午前中はときどき陽射しも恵まれ、干潮に当たったので、干潟に行ってみました。そこには、さまざまなカニ達が活動しているのですが、中でも大集団で移動を繰り返すミナミコメツキガニが圧巻です。 初めは、小さな集団しか見つからず、「環境悪化で減ったのかな?」と思いながら撮影をし、引き上げようとしていると、大きな集団が目に入ってきました。再び、車を停め、機材を運び込みました。 それまでの集団に比べると比較にならないくらいの迫力なのですが、反対に多過ぎると、何処にポイントを絞って撮影してよいのか、迷ってしまいます。生物の撮影ではときどきあることですが、贅沢な悩みですね。
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2007.8.24
午前中に今週のヘリ空撮を断念して、西表島に移動しました。やはり、西表島の天気も不安定で、陽が射していたかと思うと、ザッと降ったり。 そろそろ宿に引き上げようとかと思った夕暮れに、茂みの中にナリヤランの花が10個程並んでいるのを見つけました。以前であれば、いくらでも見られたのですが、最近ではマニアによる乱獲や土地改良によって、激減してしまいました。 シャッターを切りながら、すぐ近くまで「ザ~っ」という雨音が聞こえてきます。最後は、土砂降りの中を車まで走るハメになりました。
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ナリヤラン
Ricoh Caplio GX100
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石垣島ヘリポート
Ricoh Caplio GX100
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2007.8.24
昨日、今日と、八重山諸島唯一の民間ヘリをチャーターしての空撮を予定していました。しかし、雲が多く来週に延期することにしました。 上空はときどき雲が切れて、青空が見えるのですが、日照は5分と続きません。それよりも問題なのは、山の稜線に低い雲が掛かったままなことです。これで強行すれば、とても高価なチャーター代を捨てるようなものですから。 それにしても、インタンーネットで、さまざまな気象情報を得られるようになりました。ところが、複数のサイトを見ていると、それぞれ予報内容が異なるのです。一体、どれを信用してよいのやら、便利なようでいて不便な一面も…
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2007.8.23
さらに、こんなオマケもありました。八重山諸島のカラスアゲハを、ヤエヤマカラスアゲハとして扱うこともあります。沖縄諸島には、オキナワカラスアゲハがいるのですが、なかなかヤエヤマカラスアゲハをじっくり撮影する機会には恵まれていませんでした。 それが今回、夕暮れ時の林道で夜のお休み体勢に入ったヤエヤマカラスアゲハに出逢うことが叶いました。しかも、ほとんど傷のない新鮮個体です。オキナワカラスアゲハよりも緑色の強い特徴を充分に堪能出来ました。強いて言えば、胸部のオレンジ色の汚れ(花粉)が惜しいというのは、罰当たりでしょうか。
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ヤエヤマカラスアゲハ
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedlight
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ヤエヤマクマゼミ
NikonD200 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
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2007.8.23
何処の島でも、亜熱帯では6月下旬から7月上旬がベストシーズンのようです。梅雨明け直後の湿り気たっぷりの季節が、昆虫たちには好まれるのでしょう。 今回の八重山取材も、出来るならばそのタイミングで狙っていたのですが、台風の襲来や仕事の関係で延ばし延ばしになっていました。 今回も、もっと早いタイミングならば、他にもいろいろと撮影出来たのに、と思っていました。しかし、今のタイミングだからこそ、撮影出来る被写体もいるのです。ヤエヤマクマゼミは、日本最大のセミで西表島と石垣島の固有種です。しかし、いつもそのタイミングが合わずに、遭遇出来なかったり、希少種状態だったりです。しかし、今回の石垣島では、普通種状態で撮影することが出来ました。人間万事塞翁が馬?!
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2007.8.22
いつも生活している沖縄本島から八重山諸島にやってくると、同じ沖縄でありながら、ちょっと別世界の気分を味わえます。沖縄本島では見られない種類の動物に出逢えるからです。 最初は、沖縄本島では全く見られない種ばかりに気を取られますが、慣れるに従って、次第に細かい部分まで見えてきます。 オオゴマダラは、沖縄本島にも生息していますが、亜種レベルで異なっています。沖縄本島亜種は、黒い筋や斑紋部分が多いのですが、八重山諸島産は、先島諸島亜種として扱われていて、より白っぽく映ります。やはり、強い陽射しへの適応なのでしょう。
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オオゴマダラ
Ricoh Caplio GX100
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スジグロカバマダラ
Ricoh Caplio GX100 Speedlight
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2007.8.21
夜の与那国島の森を歩いていて、不思議に思うことがあります。いろいろな動物の寝姿に出逢うのです。山原(やんばる=沖縄本島北部)や、他の島では、これ程ではありません。 一番多く見掛けるのがサキシマキノボリトカゲ、そして、野鳥の姿も少なくありません。昆虫では、スジグロカバマダラ、リュウキュウアサギマダラ、オオゴマダラなどなど。その理由はよく解りませんが、それだけ元々の動物の数が多いことが反映されているのかもしれませんね。
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2007.8.21
ほとんど諦めていた天候が、夜の9時過ぎに上がり、所々に星も見られるようになりました。早速、森の中へ入って、ヨナグニサン探しです。 2時間程経っても、全く姿が見られず、今回も駄目なのかと思い始めた頃に、羽化直後の雌に出逢いました。そして、約1時間撮影した後、次はすぐに雄に遭遇することが出来ました。 一昨年の大型台風直撃の後、不安的な発生状況にあるヨナグニサン。そして、はっきりしない今年の夏の天候。わずか2泊の滞在の間に、雄、雌、1頭ずつの羽化に出逢うことが叶いました。まだ、運は使い果たしてはいないようです。
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ヨナグニサン雄
Ricoh Caplio GX100 Speedlight
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与那国島祖納集落
Ricoh Caplio GX100
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2007.8.21
例年、この季節に与那国島を訪れると、その暑さというか陽射しの厳しさに辟易するのですが、今回は曇天と雨ばかり。これが、本当に8月の与那国島でしょうか?地元の方のお話でも、今夏、カラっと晴れ上がった日は、ほとんどないそうです。 今回は2泊だけの予定なのですが、果たして今晩中に奇麗なヨナグニサンに出逢って、撮影することが出来るでしょうか。午後から降り始めた雨が本降りになって、止まないのが不安です。
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2007.8.20
強い風雨の中、何とか与那国空港に着陸することが出来ました。今回の与那国島取材の最大の目的は、世界最大の蛾と言われるヨナグニサンです。 これまでにも、何度となく撮影していますが、未だハイビジョンカメラによる撮影を果たしていません。小雨の中を5時間余り探して、やっと見つけたのが、これ以上ボロになれるか?という程の鱗粉の剥がれ落ちた雌でした。明日に期待したいものです…
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ヨナグニサン雌
Ricoh Caplio GX100
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石垣空港
Ricoh Caplio GX100
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2007.8.20
今回の八重山取材は、直前まで日程が決められずにいましたが、熟慮の末、今日から与那国島で撮影することにしました。石垣空港で与那国行きの便を待っていると、「与那国島地方悪天候のため、天候調査によって運航を決定します」とのアナウンス。 落着かない気持ちでその結果を待っていると、空港職員が走ってきてTVのチャンネルを変えました。すると、画面には那覇空港で炎上する航空機の映像が…。間もなく、人的被害はほとんどなかったことが判りましたが、これから搭乗するのとほぼ同型機の事故映像は、やはり恐ろしいものがありました。
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2007.8.19
今日から久しぶりの八重山取材です。7月からそのタイミングを伺っていたのですが、どうも天候とスケジュールが合わずに、時間だけが過ぎていました。しかし、8月も後半に入り、夏の撮影にはそろそろタイムリミットです。ところが、このところ3つ連続して台風が八重山諸島に接近し、なかなか決断できませんでした。 やっと決断したものの、猛烈な台風8号の余波の残る八重山地方です。台風の影響を避けるために、初めて最終便での石垣島入りです。ホテルに到着後、駐車場に隣接したお店に直行し、近海魚や島特産の野菜を堪能しようと思っていたのですが、台風の影響で入荷が滞っているそうです。仕方なしに養殖のエビフライを注文しました。 でも、これで文句を言っては罰が当たりますね。ホテル、レンタカー、チャーターヘリなどすべてのスケジュール変更が出来ましたし、何と言っても与那国島のヨナグニサンが台風通過後も姿が見られているという、嬉しい情報が得られたのですから。
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エビフライ
Ricoh Caplio GX100
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シマグワ実
NikonD200 Tamron90/2.8 SpeedlightX2
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2007.8.17
シマグワの実が色付き始めているのに気付きました。年に何度も結実するので、珍しい光景ではありませんが、ちょっと新鮮な印象を受けました。 と言うのも、7月の3年ぶりの台風4号の後も、先日の3日続きの大雨と、どうもこのところ天候不順でした。そんな中で、順調に生育していたシマグワの実に全く気付いていなかったです。 今日も晴れたかと思うと急に曇ったりと、不安定な天気が続いています。8月も既に後半、そろそろ夏らしい青空が欲しいですね。
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2007.8.15
今日も新しいストロボライティングシステムによる撮影です。一昨日の撮影は、背景が水面のために影の出方がよく判りませんでしたが、今日のような作例は、よく判る条件です。 場合によっては、胴体や脚の下に煩雑な影が出易い状況ですが、左右から照射されたストロボ光が互いに影を相殺し、さらに自然光も加算されて、ごく自然な雰囲気になっています。 銀塩(フィルム)全盛時代には、必ず2灯のストロボを使用して、なるべくデイライトシンクロ撮影を心掛けていました。ほぼその状況に近くなったわけです。それにしても、以前はマニュアルで絞りやシャッタースピードを細かく調整して適正露出を得ていましたが、今はカメラ任せで簡単に適正露出が得られるようになりました。便利なようで、誰にでも簡単に結果を得られるシステムは、その基本を学ぶには不向きとも言えますね。
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アカホシカメムシ
NikonD200 Tamron90/2.8 SpeedlightX2
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セスジスズメ幼虫
NikonD200 Tamron90/2.8 SpeedlightX2
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2007.8.13
3日間続いた大雨もやっと終息したようです。最近制作した新しいストロボシステムを使って撮影したかったのですが、この3日間はとても野外で撮影出来る状況ではありませんでした。 今日の午前中に、やっとカメラを持って、散歩に出ることが出来ました。やはり、フィールドでも、3日間の大雨の影響があちらこちらに見られます。 ミズイモの植えられた水田では、増水して茎の上に取り残されたセスジスズメの幼虫がいました。それでもこの後、逞しく残った茎を食べ始めました。食べれば食べる程、自分の居場所がなくなってしまうというのに。
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2007.8.11
昨日からの大雨がまだ続いています。昨日は、台風でもないので短時間のものだと思ったのですが、まだ降り続いています。昨日よりも風は収まってきたので、まるで梅雨のようです。 日中でも夕方のように薄暗く、時間感覚も狂ってしまいます。沖縄自動車道も閉鎖されたままですし、各地で土砂崩れや冠水の被害が出始めています。
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大雨
Ricoh Caplio GX100
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豪雨
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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2007.8.10
凄まじい風雨に見舞われました。まるで台風のような横殴りの大雨が断続的に降り、衛星放送も度々受信不能になる程です。 台風は確かにありますが、かなり遠く、台湾近海です。勢力も余り強くないですし、それが直接に影響しているわけはないのに不思議です。 今月中に予定している八重山諸島のヘリ空撮も予定が立たずに困っています。 ※事務所のある建物が外壁塗装工事中で、衛星アンテナが足場に移設してあります。
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2007.8.8
現在、メインで使用しているデジタル一眼レフは、ニコンD200をボディに展開しています。昆虫がメインの被写体ですから、それに最適化した機材が必要になります。レンズは、現在90mmマクロを常用していますが、腐心するのはストロボです。シャープな昆虫写真を得るためには、如何に巧くストロボを使うにかに依ります。 ニコンにはSB-R200という比較的小型のワイヤレスストロボがあります。これをレンズ先端に装着して使用するわけですが、困るのがその装着方法なのです。専用の装着リングがあるのですが、大型レンズにも対応出来るように、かなり大きなパーツです。余りにも大きく、その機動性には制約があります。そこで、自作の装着リングを作ってみました。まだ完成度は低いのですが、基本的な部分に問題はありません。さらに、実際に使いながら、細部を作り上げていきたいと思います。
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接写システム
Ricoh Caplio GX100
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アブラゼミ
Ricoh Caplio GX100 Speedlight
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2007.8.6
短期間でしたが、今回の東京滞在も終わり、今晩からまた沖縄での生活に戻ります。 今の季節、東京では何種類かのセミが活動していますが、沖縄と共通の種は存在しません。もちろん、近縁種はいます。その中でも、このアブラゼミは沖縄のリュウキュウアブラゼミにそっくりな姿をしています。素人目には、ほとんど区別が付かない程です。以前から、専門的に観ると、何処が識別のポイントか気になっていました。最近、そのことを確認する機会に恵まれたのですが、外部形態では明確な差はないそうです。体色がリュウキュウアブラゼミのほうが緑色の強い個体が多い程度の差なのだそうです。 ですが、素人にも両種の識別は容易です。まるで鳴き方が違うのです。ただ、雌や乾燥標本だと、その方法も無駄ですね…
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2007.8.5
東京の実家に戻ると、よくレンズを向けるのが、このツマグロオオヨコバイです。中学、高校時代も、よく被写体になって貰った相手ですが、最近までいくつかの思い違いをしていました。 それは、既に書きましたが、成虫越冬することを知らなかったのです。冬でも地上に積もった落ち葉を掻き分けると、成虫の姿が見られるのを、最近になって知りました。 さらに、暖かくなれば、いつでも成虫の姿が見られるような気がしていたのですが、新成虫が現れるのは、今頃の盛夏なのですね。多くの幼虫に混ざって、成虫の姿も見られるようになってきました。
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ツマグロオオヨコバイ幼虫
Ricoh Caplio GX100
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写真展「南西諸島の自然への想い」トークショー(尾園暁さん撮影)
Ricoh Caplio GX100
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2007.8.4
WWFジャパン主催による写真展「南西諸島の自然への想い」が8月1日~9月9日に、町田市のモンベルクラブ・グランベリーモール店で開催されています。6名の写真家による企画展ですが、今日は私のスライド&トークショーがありました。 最近のニュースでも、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、ジュゴンなどの生息状況が悪化し、環境省のレッドリストでも絶滅の危険度がランクアップされたと報道されています。このような企画を契機に、琉球列島の自然に目を向けて貰い、少しでもよい状況で次世代に継承出来ればよいのですが。
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2007.8.2
このところ、度々コノハチョウが登場するのには訳があります。複眼のアップを狙っているためです。しかし、近年めっきりコノハチョウの数が減ってしまったのと、数少ない生息ポイントに通っても、高い梢で占有行動を採っている個体ばかりで、なかなか接近出来ないのです。やっと、低い場所で樹液を吸汁している個体を見つけたかと思うと、それは暗い場所で撮影条件に恵まれなかったりします。 やっと比較的低い場所で占有行動を採る個体に脚立に登って近づき、何とか目的を果たすことが出来ました。 ところで、不思議な複眼の模様だと思いませんか?言葉で説明するのは難しいですが、円形の市松模様とでも言いましょうか?これは、昆虫の複眼にある偽瞳孔の仕業なのですが、カマキリの偽瞳孔はまるで人間の瞳のようにこちらを見つめているような錯覚にとらわれます。しかし、このコノハチョウは、ちょっと異様です。カマキリのように、擬人化した表情に解釈するには無理がありますね。
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コノハチョウ
NikonD200 Tamron90/2.8D X1.4Telecon Speedlight
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アオモンイトトンボ
Ricoh Caplio GX100 Speedlight
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2007.8.1
先月の台風4号の通過の影響も少しずつ薄れてきたのでしょうか、このところ、また昆虫たちの活き活きとした姿が復活してきたように思います。 亜熱帯沖縄では、例年、6月23日前後に梅雨が明けますが、森に充分水分が保たれているのは、それから約1カ月間。その後は乾燥が強まり「夏枯れ」という、日中の昆虫や小動物たちの活動はやや低調な時季になります。 今年はちょうど梅雨明け後のベストシーズンの半ばに、3年ぶりの大型台風の直撃を受けましたから、後半を棒に振った気分です。さて、8月はどのようなフィールドが待っているでしょうか?
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