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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。
これからも、よろしくお願い致します。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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ヤンバルクイナ
NikonD200 VR Nikko80-400/4.5-5.6ED SpeedlightX1
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2006.7.30
昨夜撮影したヤンバルクイナです。久しぶりに間近な距離で撮影することが出来ましたが、登っていた幹が垂直に近く、不安定な姿勢だったのがやや残念です。こんな姿勢で安眠出来るのでしょうか? それにしても不思議な魅力のある鳥です。16種の山原(やんばる=沖縄本島北部)の天然記念物では、15番目の指定ですが、これがもし16番目に指定されたアマミヤマシギのように地味な鳥だったらならば、これ程有名になったでしょうか? 写真の被写体としても、とても絵になる鳥だと思います。このような姿の鳥が近年まで見つからずにいたのですから、これまた不思議なことです。そして、発見されてからもまだ謎に包まれた生態であることが神秘的です。 先日、ヤンバルクイナの発見者のお一人のインタビューに立ち会う機会があったのですが、「何度出逢っても興奮する不思議な鳥です」という言葉が忘れられません。
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2006.7.29
久しぶりにヤンバルクイナのペアに出遭いました。と言っても、寄り添ったペアではなく、数mの落差のある状態でしたが。 このところ比較的良い確率で、ヤンバルクイナを見られる新しく開通した林道脇です。ところが、自然環境の良好な場所ではなく、このように畑に隣接した環境なのです。昨夜も、このすぐ近くの木で、今年の春に生まれたと思われる若い鳥が、やはり木に登っているのも見ましたから、この近くで繁殖もしているようです。 ノグチゲラは、繁殖環境に厳しい条件を要求します。一方で、ヤンバルクイナはそうでもありません。一見、逞しそうに思えるヤンバルクイナですが、このような生態が猫や犬、マングースなど天敵となる移入動物との接点も増やしているのです。
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ヤンバルクイナ
NikonD200 VR Nikko80-400/4.5-5.6ED SpeedlightX1
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オキナワキョウチクトウ
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
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2006.7.28
オキナワキョウチクトウの花の控えめな存在感に比べて、実は何ともボリュームを感じさせます。何処か不釣り合いな印象です。 昨年は毎月通っていた西表島で、オキナワキョウチクトウの実が渓流で洗われて、繊維だけになった状態のものを度々目にしました。なかなか味のある存在です。渓流環境に根を張った野生の株には、やはり自然な、そして不思議な魅力が備わっています。 しかし、沖縄本島で植栽されたオキナワキョウチクトウの実には、繊維だけになる環境がありません。そこが、何処か不釣り合いな印象を抱かせる理由なのでしょうか。
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2006.7.27
昼間の天気にも増して夕焼けも目を見張るものがありました。これならば、明日もまた好天が続くでしょう。 一方で連日の好天続きは、森を次第に乾燥させ、夏枯れを助長しています。美しい風景と引き替えに、昼間の動物達の元気がなくなっていくのは、何とも皮肉なことです。
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夕焼け
Ricoh Caplio500Gwide
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辺戸岬と与論島
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
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2006.7.27
このところ、本当によい天気が続いています。強い陽射しと澄んだ大気の下で見る景色は、いつもと違ったもののようにも感じます。特に島影は、いつもよりも大きく近くに見えるから不思議です。 見ているだけで亜熱帯を感じる季節です。一年を通して決して多いとは言えないこのような条件のときにこそ、頑張って撮影しなければならないのですが、炎天下では疲労度も何割増かなのが辛いところです。
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2006.7.24
まだ強い陽射しは覗くものの、台風5号の影響が出始めたのか、雲が多くなってきました。 昨日と同じ場所でのセミの虫の眼レンズ撮影ですが、今日はクマゼミです。クマゼミが最も好むホルトノキには、セミだけではなくたくさんのアリも集まっています。その移動の途中、クマゼミの体にも度々触れるのですが、クマゼミは全く気にしない様子です。最初は、この光景を見てクマゼミが死んでいるかと思った程です。しかし、よく観察すると、クマゼミは一心に吸汁しています。ホルトノキの樹液は余程美味しいのでしょう。 昨日から発生している画面左端の像の流れは、拡大レンズ表面の汚れであることが判りました。明日からは、解消されるでしょう。
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クマゼミ
NikonD200 MinsectorIVcaf SpeedlightX1
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リュウキュウアブラゼミ
NikonD200 MinsectorIVcaf SpeedlightX1
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2006.7.23
今日も改造した虫の眼レンズによる撮影です。一昨日は撮影時に雲が多く、背景があまり明るく写らなかったのですが、今日は虫の眼レンズの特徴のクリアな背景も活きています。 子供の頃にセミ採りをしたときを彷彿とさせるような映像なのですが、よく見ると画面左端に像の流れがあります。メインレンズの汚れでしょうか?あるいは傾きが出たのでしょうか?残念ながら、虫の眼レンズは一般レンズに比べると非常に暗いのです。そのために、撮影時のファインダー像では気付くことは出来ませんでした。
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2006.7.21
しばらくお休みしていたスチル用の虫の眼レンズを久しぶりに改造してみました。カメラのアングルファインダーを利用した光路が90°屈折したタイプの画質が格段に良好だったために、どうもアングルファインダー内にプリズム以外のレンズが組み込まれている可能性が考えられたのです。そのレンズを取り出し、これまでの虫の眼レンズに組み込んでみました。 ところが、その結果はあまりよい画質ではありませんでした。そして、今回そのレンズの位置を少しだけ変えてみたのです。すると画質が劇的に向上しました。やはりレンズの配置というのは、かなり微妙な世界のようです。 この手作りの虫の眼レンズの画質がここまでレベルアップ出来たのは、インターネットを通じてさまざまな情報やパーツを提供してくださった方々のお陰なのです。
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チャバネセセリ
NikonD200 MinsectorIVcaf Speedlight
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走る虫の眼レンズビデオカメラ
Ricoh Caplio500Gwide
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2006.7.19
小型ハイビジョンカメラに装着した虫の眼レンズは、かなりコンパクトで機動性があります。そこで、あるアイディアを思いつきました。ラジコンの車両に搭載すれば、まるで草むらを移動する昆虫から見たような映像が得られるのではないでしょうか?あるいは、ハブなど地上にいる危険動物に肉薄して、虫の眼映像が撮れるのではないだろうかと。 そこで、不整地走行に強そうな戦車のラジコンモデルを購入したのですが、走行速度が速過ぎるのです。そこで、いつも虫の眼レンズの製作情報などをご提供頂いている方に低速走行などの改造をお願いしていたのです。それがこのように完成して使える状態になりました。さて、どのような映像が得られるでしょうか?
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2006.7.17
徳之島から1週間ぶりに戻りましたが、その間に溜ってしまった雑用に追われて、なかなか時間が自由になりません。 この写真は、昨日乗り継ぎで立ち寄った奄美大島空港です。快晴の沖合に見えるのは喜界島です。正確な距離は判りませんが、このように見える範囲ですから大した距離ではありません。 沖縄であれば、このような距離の島の間には、必ずと言っていい程、高速船が就航しています。ところが鹿児島の離島では、本土航路の大型フェリーが寄港するだけで、主要な移動手段は航空機なのです。当然、船に比べると運賃も高価なのですが、何とも不思議なことです。鹿児島の離島に行く度に感じることです。
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奄美大島空港
Ricoh Caplio R4
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徳之島の夜明け
Ricoh Caplio R4
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2006.7.16
オカヤドカリの集団放卵は、結局見られませんでした。最干潮の時間に合わせて行われるということなので、最干潮2時間前から待機していたのですが、放卵行動には至りませんでした。 夜半には、この1週間で見たことも無い規模の集団が砂浜に出来たので、今晩は間違いないと思ったのですが、最干潮の時刻を迎えても、もうそこまで近づいている波打ち際には移動しようとしないのです。海岸が明るくなるまで粘ってみたのですが、今回の最大の目的は果たせませんでした。 最干潮の時刻から日の出までが1時間程しかないのが、放卵行動に移らない原因かもしれません。あるいは、全く別の理由なのかもしれません。これまでにもいくつかの島でオカヤドカリの放卵行動を観察、撮影してきましたが、これ程デリケートな集団は初めてです。しかしその反面、すべての条件が整ったときに一斉に放卵するからこそ、その規模が大きくのなるのでしょう。また次の機会に是非挑戦したいものです。
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2006.7.15
やっと台風の影響も収まり、久しぶりの快晴となりました。今回これまで一度も見えなかった奄美大島の島影も、今日はハッキリと見えています。風も弱まり、あともう少し波が穏やかになれば、オカヤドカリの放卵行動の条件は整います。日程的にも今晩がタイムリミットなので、何とか撮影を終えたいのです。 ちょっと観光写真のようですが、このアダンの実はオカヤドカリの大好物なのです。熟してパラパラと落ちた実に、オカヤドカリが集まってきて食べるのです。今晩もそのような光景が見られ、その後、放卵行動に移ってくれればよいのですが。
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アダンの実と海岸
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
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巨 木
NikonD200 Tamron11-18/4.5-5.6 PL-Filter
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2006.7.14
今日になって台風4号の影響も収まってきましたが、昨夜は高波の危険もあって、海岸でのオカヤドカリ探しは中止しました。 今回は、オカヤドカリの撮影ということもあり、山や森の話をしていませんが、徳之島には山原(やんばる=沖縄本島北部)とよく似た森が発達しています。実は、地誌の関係から、山原と奄美大島と徳之島は、共通した生物がたくさん生息しているのです。 その中で、山原や奄美大島は大規模な開発により本来の森の姿が失われている所も少なくないのですが、徳之島の森は林道も少なく、比較的良好な状態に映ります。山原の森ではかなり奥地に入らないと見られないような巨木が、林道沿いで見られたりもするのです。
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2006.7.13
いよいよ台風4号の影響が強まってきたようです。今日は、昼間からときどき強い雨が落ちてきます。当初の日程では、徳之島は3泊だけで、その後は奄美大島で撮影をしようと考えていたのですが、徳之島に専念するように変更しました。 徳之島で今の時期、目に付くのが見事な花を着けたナンバンサイカチ(ゴールデンシャワー)の木です。沖縄本島でも、ここまで見事に花を着ける株に出逢うのは稀です。もしかすると、徳之島の気候がこの植物に向いているのかもしれませんね。
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ナンバンサイカチ
Ricoh Caplio R4
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徳之島・犬の門蓋
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
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2006.7.12
台風3号が遠離りつつあると思ったら、次は4号の影響が出始めたようです。あまり勢力は強くなく、遠くにあるのでまさかとは思ったのですが。 荒波を受ける徳之島の海岸線で、やはり面白い情景を醸しているのが、この犬の門蓋(いんのじょうふた)です。別名めがね岩とも呼ばれる景勝地は、自然の造形とは思えないものです。ただ説明を読むと、飢饉を迎えたときに集団で危害を与える犬を捕らえて、ここから海に投げ捨てたとあります。この逸話を知ると、急にこの景色も何処か暗い影を感じるような気がします。 波が収まるどころか、さらに強まってきたようで、夜浜辺を歩いても、そこで見掛けるオカヤドカリも数が減ってきました。困りました・・・
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2006.7.11
心配したとおり、昨夜は海岸線でたくさんのオカヤドカリを見ることは出来ましたが、産卵行動には至りませんでした。やはりまだ波が高いのが原因でしょうか。 徳之島の海岸線は、とても特徴があります。このムシロ瀬もそうですが、どうやってこのような不思議な風景になったのかと思う場所がいくつもあります。海にこの白い岩がそびえ立っていると、ちょっと氷山のようにも見えます。亜熱帯のエメラルド色の海に浮かぶ氷山、この何ともミスマッチな風景が不思議な雰囲気に感じるのでしょう。 徳之島の海岸線を回ってみると、砂浜が少ないように思います。これは、やはりオカヤドカリの集団放卵で知られている喜界島でも同じことでした。数少ない砂浜に集中して生息しているから、集団の規模が大きくなるのかもしれません。
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徳之島・ムシロ瀬
Ricoh Caplio R4
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オカヤドカリ
Ricoh Caplio R4
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2006.7.10
一日遅れで、やっと徳之島に入りました。今回の取材目的は、オカヤドカリの集団産卵。正確には産卵ではなく、放卵なのですが。 ヤドカリとオカヤドカリは姿はそっくりですが、全く逆の生活をしています。ヤドカリは通常水中にいて、長時間空中に放置すると死んでしまいます。反対に、オカヤドカリは通常陸上生活をしていて、長時間水中に入れると死んでしまいます。ところが、繁殖のときだけ海に降りてきて、海水中に卵を放つのです。 そして、6~7月の大潮の晩前後に集団で放卵することが多いのです。その放卵集団の規模が日本一大きなのが、この徳之島だと言われているのです。しかし、小さな体のオカヤドカリが、波打ち際で海中に放卵するのは命掛けの行動です。台風3号の余波で波の高い状態の続いている状況では、それが何時見られるのかやや不安です。
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2006.7.10
徳之島に発つ前に、ホテル近くにある坂本龍馬の旅碑に立ち寄りました。鹿児島に坂本龍馬の銅像とは不思議な気もしますが、新婚旅行で霧島温泉に湯治に来たのだそうです。さらに、これが日本で初めての新婚旅行だったとも。 寺田屋騒動と翌年の暗殺の合間のほんの束の間のひと時となった湯治旅の様子に、ちょっと二日酔い気味の頭で、想いを巡らせてみました。
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坂本龍馬・お龍の旅碑
Ricoh Caplio R4
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鹿児島霧島温泉
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
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2006.7.9
今日から、奄美大島経由で徳之島取材の予定だったのですが、生憎の台風3号の影響で予約していた便が、直前になって欠航になりました。翌日の便に変更しようとしたところ、運悪く満席のために、急遽鹿児島空港に向かい、空港ホテルで一泊の後、徳之島入りすることにしました。 夕方、ホテルと契約している温泉に出かけました。今朝起きたときには、まさか今日鹿児島の温泉に浸かっていることなど想像もしませんでした。ただ、濁った温泉の半水面写真は何も見えずに面白くありませんね。
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2006.7.8
今年初めての台風が接近していて、朝から強風が吹き荒れています。もっとも暴風雨圏に入る可能性は夜半以降なので、まだときどき陽が顔を出すこともあります。 こんな強風では、昆虫たちも何処かに隠れてしまって、撮影は難しいだろうと思っていました。ところが、事務所の入っている建物の裏に回ってみると、ちょうど風下に当たるのでしょうか、結構な種類の昆虫の姿が見られるのです。きっと風を避けて、ここに集まったのでしょう。このオオシオカラトンボの雌も、そのような昆虫のひとつでした。これからさらに接近する台風を、巧く乗り切れればよいのですが。
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オオシオカラトンボ雌
Ricoh Caplio500Gwide Wide-ConversionLens
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快晴
Ricoh CaplioR4
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2006.7.6
快晴です。 昨日はやや雲の多い空だったので、接近しつつある非常に強い台風3号の影響かと思っていたのですが、今日の雲ひとつない空を見るとそうではないようですね。 どちらを見回しても、雲の見えない澄み渡った青空を見ていると、先週のヘリ空撮のことを思い出しました。今日もし撮影していたら、どのような映像が撮れたでしょうか?そう思って、遠くの景色を見てみると、やや霞んでいて、それ程クリアな大気ではないようです。雲は多かったものの、大気の状態は昨日のほうがよかったようです。なかなか難しいものです。
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2006.7.4
クマゼミも姿を現し始め、リュウキュウアブラゼミの数もかなり増えてきました。いよいよ夏本番といった雰囲気です。 先月の22日に今年初めてリュウキュウアブラゼミを撮影したときは、まだ数も少なく警戒心が強いようで、あまりアップで写せませんでした。ところが、不思議なもので数が増えてくると、警戒心が薄れるようです。今日は22mm相当の超広角レンズでここまで接近して写せました。 接近して細部まで描写された画像を見ていると、このリュウキュウアブラゼミ、翅や胴体にかなり蜘蛛の糸が絡んでいますし、翅の縁も破れています。羽化してからこれまで、結構危険な目にも遭ってきたようです。人間からすれば、その昆虫の出始めとか、そろそろ終わりの時期とか表現しますが、それぞれの虫にとってはそんなことは関係なく、いつでも危険と隣り合わせの時間を過ごしているのには変わりがないのですね。
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リュウキュウアブラゼミ
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversionLens
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クマゼミ
Ricoh CaplioR4 Speedlight
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2006.7.3
先月22日に、今年初めてのリュウキュウアブラゼミの撮影をしました。しかし、そのときはまだクマゼミの姿も鳴き声も確認出来ませんでした。それがここ数日で、少しずつ鳴き声が聞こえてくるようになりました。 今日になって、その姿をカメラに収めようと、ホルトノキを探してみました。まだ数は少ないですが、何匹かの姿を確認し、比較的低い幹にとまっているクマゼミを撮影出来ました。200mm相当の望遠レンズを内蔵したコンパクトデジカメを使用したのですが、高倍率ズームにもかかわらず、背景の木漏れ陽の素直なボケの描写に驚きました。
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2006.7.1
先月28日続いて、クロイワゼミを探しに沖縄本島北部にある本部(もとぶ)半島へ足を伸ばしました。しかし、現地に着いてみると、生憎の曇り空。前回のように撮影中にスコールに遭うのも嫌なので、見晴らしのよい場所で空模様を見てみることにしました。 すると、そこからは海より立ち上る虹が見えました。海面に掛かる虹を見たのは久しぶりのように思います。今日は、幸い撮影中に雨に降られることもありませんでした。撮影が終了し、車に戻った途端に降り出したので、助かりました。どうやら、幸運の虹だったようです。
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羽地内海に掛かる虹
Ricoh CaplioR4
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メスアカオオムシヒキ
Ricoh Caplio500Gwide Wide-Conversion Lens
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2006.7.1
他の昆虫を捕食するムシヒキアブの仲間の中で日本最大種のメスアカオオムシヒキ。体長は雌で最大40数mmにもなり、小型のセミを捕食しているのを何度か目撃したことがあります。 また、コガタスズメバチに捕食されているのも、反対に捕食しているのも見たことがあります。つまり、コガタスズメバチとは一勝一敗で、互いに食う食われる関係のようです。 ところで、和名の由来にもなっているように、雌は赤いというかオレンジ色の体色をしていて、黒い雄とは対照的です。これまで、雄と雌それぞれ別々に見たり、撮影したりしたことはありますが、このように同時に見ると、雌と雄の体色がこれ程異なることに、ちょっと不思議な気がします。
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