生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。 これからも、よろしくお願い致します。
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2009.1.19
今月もイリオモテヤマネコに逢いに、西表島にやってきました。今シーズンは、どうしても活動の痕跡を見つけられずにいたのですが、ついにこのマングローブ林内の砂地で、真新しい足跡を見つけました。
 奥地の深い森の中を歩くヤマネコも、もちろん絵になりますが、マングローブ林内のヤマネコも、島の固有動物らしい映像になるに違いありません。今回の8日間の撮影期間で、どのようなチャンスが訪れるでしょうか?
  マングローブ林内
マングローブ林内
Ricoh GX200
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2009.1.18
昨日、久しぶりに訪れてみた場所です。確か、小さな池というか沼があった記憶を頼りに、何年ぶりのことでしょうか。埋もれてなくなっている可能性も心配しながら覗いてみると、思っていた以上の状態でした。
 以前にも感じたのですが、そのときよりもさらにヤンバルクイナが出没しそうな雰囲気が濃厚です。そして、この場所に現れたならば、結構、絵になりそうですね。もう少し暖かくなったら、狙ってみようかという気にさせてくれます。ただひとつ、重い機材を担いで2km程歩かねばならないのが、難点と言えば難点ですが。
  小さな沼
小さな沼
Nikon D90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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カンヒザクラ
カンヒザクラ
Nikon D700 Sigma24-120//3.5-5.6ED Speedlight
  2009.1.17
月曜日の朝までに、結構なボリュームの作業をこなさなければならないのですが、同時にどうしても山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影しなければならないシーンもあって、日帰りで行ってきました。
 好天にも恵まれ、早く目的を果たして戻りたいのですが、綻び始めたカンヒザクラの誘惑だけには勝てませんでした。車を停め、数十分間の撮影時間をとりました。ロスと言えばロスですが、忙しい中の楽しいひと時となりました。
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パトリック・マッグーハン
パトリック・マッグーハン
Nikon D700 Sigma12-24/4.5-5.6
  2009.1.15
小学校4年のときに出逢って以来、愛して止まない映像作品『プリズナーNO.6』の主演、脚本、監督、製作をこなしたパトリック・マッグーハンが13日に亡くなっていたとの記事を見ました。
 いつかこのような記事を目にする日がくるとは思っていましたが、無念以外の何ものでもありません。インタビューの中で劇場映画版『プリズナーNO.6』の制作を仄めかしていましたが、その可能性も完全に潰えたわけです。
 『刑事コロンボ』シリーズにも数多く出演し、監督、脚本、制作なども手掛けています。コロンボ役のピーター・フォークとはとても心を通じ合わせていたようです。そのピーター・フォークが重いアルツハイマー症を患っているという昨年12月のニュース、今年に入ってからNHK BShiでの『刑事コロンボ』シリーズの再放送開始は、偶然のタイミングではなかったようにも思われます。
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2009.1.15
今日は、今年初回のテレビ担当の日なので、慌ただしく東京を後にしました。いつもは乗らない時間帯の機上からは、くっきりと富士山が見えました。
 いつもはほとんど気に留めない機内アナウンスですが、今日は思わずカメラを取り出して、数カットシャッターを切りました。これも、冬の澄んだ空気の恩恵なのでしょう。ところが、これも冬の気象の恩恵(?)か、、ジェット気流が非常に強く、那覇空港到着が遅れ、スタジオ入りがギリギリになり焦りました。
  富士山
富士山
Nikon D700 VR Nikkor24-120/3.5-5.6ED
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海野和男さんと「蝶の道」写真展
海野和男さんと「蝶の道」写真展
NikonD700 Sigma12-24/4.5-5.6
  2009.1.14
いくつか用事があって、2泊で東京に出てきました。今日は、銀座ニコンサロンで開催されている海野和男さんの「蝶の道」写真展に行ってきました。
 このサンダンカに訪花するモンキアゲハを初め、懐かしい写真と最近作の組み合わせは、とても新鮮な印象を受けました。真冬の銀座に舞う、南国の蝶たちという取り合わせも、なかなかのものでした。
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2009.1.10
滞在中の西表島に、昨年末より特別天然記念物のコウノトリが飛来しているとの話を聞いていました。しかし、最初に確認された島の西部からは姿を消し、それが反対側の東部で確認されたとの情報を得ました。そこで、今朝は夜明け前に起き、目撃地点まで車を飛ばしました。最初は、なかなか見つけられなかったのですが、やっと小さな田圃に、その姿を認めました。
 ツルの仲間の見られない沖縄では、全長100cmを越えるサイズは、なかなかの迫力です。しかし、大きさとは裏腹に、かなり神経質で、ブラインド無しでは、100m程度まで近づいては、飛び去られることの繰り返しでした
  コウノトリ
コウノトリ
Nikon D90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED TeleconX1.4
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2009.1.6
西表島取材の残り日数も少なくなってきました。良い撮影ポイントはないかと、海岸を歩いていると、黒い四角柱状の物体を見つけました。一見して、これがゴバンノアシの実であると解る形状です。
 これまで、その不思議な和名こそ記憶にありましたが、それ程関心のある対象ではありませんでした。それが、昨年11月30日に、サガリバナによく似ている花を温室で見て以来、急に関心が高まっていました。
 初めて実物を目にして驚いたのは、その碁盤の脚に似ている形状よりも、この巨大さです。この実が、ヤシの実のように熱帯地方から流れ着いたのだと思うと、感慨深いものがあります。
 ところで、今日の写真は、携帯電話内蔵のカメラによるものです。500万画素による画像は、もう携帯カメラとは馬鹿に出来ないレベルになっていることに驚きました。
  ゴバンノアシ実
ゴバンノアシ実
F01-A
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青空とマングローブ林
青空とマングローブ林
Ricoh GX200
  2009.1.4
ほぼ1週間ぶりに、西表島に青空が戻ってきました。やはり、亜熱帯の島には、青空と陽射しが似合います。
 今年の4月で、亜熱帯沖縄の自然に憧れて、東京から移り住んで32年目を迎えます。32年目の今年は、どのような亜熱帯と出逢うことになるのでしょうか。
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