生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。 ありがとうございました。
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ホウオウボク
ホウオウボク
Ricoh Caplio R4
  2006.5.31
このところ連日の梅雨空です。特に今日は朝から激しい雨と風で、まるで台風の強風域にいるようでした。
 1週間程前から、事務所近くのホウオウボクが見事な花を着けているのですが、なかなか天候に恵まれません。夕方、雨の弱くなったのを狙って外出したとき、数枚シャッターを切りました。揺れている枝が多く、やはり台風のときのようです。この見事な花を青空バックで撮影出来るのは、いつのことでしょうか?
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2006.5.29
今日も梅雨空が続いています。少し小降りになったときに、茂みを覗いてみると、何頭かのヤマトシジミが雨宿りをしていました。と言っても、蝶の鱗粉は雨滴を弾くので、水滴をまとった姿は見られないのが残念です。
 雨宿りする小さなシジミチョウを見て、ふと思いました。アゲハチョウなど比較的大きな蝶は、多少の雨ならば、飛び回る姿を見ます。それに対してシジミチョウのような小型の蝶はあまりそのような姿は見ないように思います。やはり、翅の面積が小さいと、同じ雨滴でも飛翔能力への影響が大きいのかもしれませんね。
 このヤマトシジミ、ただ静止しているだけかと思ったのですが、よく見ると細長い口吻を葉の表面に伸ばしていますね。雨の雫を吸っているのかもしれません。
  ヤマトシジミ
ヤマトシジミ
Ricoh Caplio R4
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キオビエダシャク幼虫
キオビエダシャク幼虫
Ricoh Caplio R4
  2006.5.27
こちらは今月17日に紹介したキオビエダシャクの幼虫です。最近、至る所で大発生しているようで成虫も頻繁に目にしますし、幼虫も食樹のイヌマキの木を探せば、かなりの確立で見られるでしょう。
 ユウマダラエダシャクほどではありませんが、このキオビエダシャクの幼虫でもちょっとした失敗がありました。ときどき大発生をしますから、幼虫の写真は当然撮影していると思っていたのです。ところが、いざ使おうと思って探してみると、実はまだ撮影したことがなかったのです。
 という訳で、今日はこれまで撮影したつもりでいたエダシャクの幼虫2種類を、間違いなくカメラに収めることが出来ました。
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2006.5.27
今年2月12日に成虫を紹介したユウマダラエダシャクの幼虫です。実は、この幼虫に関して永年勘違いをしていました。
 この幼虫は、オキナワシキミとハリツルマサキを食べるのですが、以前ハリツルマサキにユウマダラエダシャクの成虫と同時に蛾の幼虫がたくさん発生しているのを目撃しました。その状況から、その幼虫と成虫が同種であろうと思い込んでしまったのです。
 当時は、ユウマダラエダシャクの幼虫の載っている図鑑が手許になかったのも失敗の原因でした。今は、ネット検索で簡単に確認することが出来ますから、便利になったものです。しかし、同時にこの私自身の情報が他の方に検索されることもある訳ですから、以前犯したような間違いは禁物です。
  ユウマダラエダシャク幼虫
ユウマダラエダシャク幼虫
Ricoh Caplio R4
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アフリカマイマイ
アフリカマイマイ
Ricoh Caplio R4
  2006.5.26
昨夜から今未明にかけて激しい雨が断続的に降りました。今日も曇り時々雨の予報だったのですが、昼前になって薄日が射し始めました。そこで、カメラ片手に外に出てみると、あちらこちらでアフリカマイマイの交尾ペアが見られます。ちょうど、そのような季節なのでしょうか?
 あるペアを観察していたら、さらにもう1匹が近づこうとしています。しかも、このアフリカマイマイも恋矢を出しています。つまり、既に成立しているペアに割って入ろうとしているようです。とは言っても、カタツムリは雌雄同体ですから、どのような三角関係になるのでしょうねぇ?
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2006.5.24
やはり夕暮れ時に見つけたオキナワテングスケバ。こちらも今年初めて出逢った姿です。ヨツメオサゾウムシと同じように、最広角端でストロボを発光させずに撮影したのですが、シャープネスは申し分ないと思います。しかし、頭部の付け根にあるオレンジ色とエメラルド色の縞模様は、光量不足のためでしょうか、ほとんど再現されていないのが残念です。
  オキナワテングスケバ
オキナワテングスケバ
Ricoh Caplio R4
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ヨツメオサゾウムシ
ヨツメオサゾウムシ
Ricoh Caplio R4
  2006.5.24
今日は、再び初夏を思わせるような一日となりました。夕暮れ近くになって、カメラを片手にいつもの散歩コースを回ってみました。
 やや薄暗い茂みの中でヨツメオサゾウムシを見つけました。恐らく今年初めて見るのではないでしょうか。何とか、この姿をクリアに写し止めたかったのですが、ちょっと光量が足りません。ズームレンズを望遠側にしたり広角側にしたり、ストロボをONにしたりOFFにしたりと、いろりろ試みたのですが、結果的に最もシャープだったのが、最広角側でストロボOFFにした状態でした。でももう少しシャープさが欲しかったですね。
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2006.5.21
山原(やんばる=沖縄本島北部)の森では、梅雨の季節を代表するイジュやコンロンカ、ノボタンなどの花が咲き誇っています。
 薄紅色のノボタンの花の上にはときどきオキナワモリバッタの姿が見られます。そしてよく観察すると、雄しべを無心の食べているのです。モリバッタの餌と言えば、クワズイモの葉がまず思い浮かびますが、モリバッタは意外にこだわりの強いグルメなのかもしれません。
  オキナワモリバッタ幼虫
オキナワモリバッタ幼虫
Ricoh Caplio R4
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ニホンカジカガエル
ニホンカジカガエル
Ricoh Caplio R4 Speedlight
  2006.5.21
夜、林道を走っていると「フィリリリ・・」というよく響く鳴き声が聞こえてきます。その鳴き声の主は小さなニホンカジカガエルです。とてもこの小さな体から、こんなよく響く声が発せられるとは信じられません。
 小さいながらも、堂々をしたポーズをとり、結構絵になるのですが、何しろ小さいので、かなり近づかなければ大きく写せません。さらに意外と神経質なので、慎重に近づかなければなりません。しかし、カエルにばかり集中していると、危険なこともあります。カジカガエルを狙っているのは、撮影者だけではなく蛇も多いのです。
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2006.5.20
今の季節、野鳥たちは繁殖期を迎えています。ヤンバルクイナも例外ではありません。梅雨の山原(やんばる=沖縄本島北部)の森で雛を連れて移動する姿が観察出来る時期に当たります。
 地上で活動するヤンバルクイナの姿を見るためには、コツがあります。林道上に糞が集中してある場所を探すのです。そして、早朝にそのポイント近くの茂みから出て来るところを狙うのです。
 今日の夕方に、そのようなポイントをいくつか見つけました。その中でも、そのすぐ近くの木で番いを撮影したことのある場所を選びました。しかも、そこには本当に真新しい糞もあったのです。きっと私が車で近づくまで林道上に出て来ていたのでしょう。明日の早朝は、ここで撮影を試みるつもりです。
※夜明けとともに、この場所でしばらくヤンバルクイナの出現を待ってみたのですが、残念ながら空振りでした。まぁ、野生動物相手の撮影とは、こんなことの繰り返しです。
  ヤンバルクイナの糞
ヤンバルクイナの糞
Ricoh Caplio R4
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ゲットウの花
ゲットウの花
Ricoh Caplio R4
  2006.5.19
ゲットウ(サンニン)の花が開くと、このような姿になります。黄色と朱色の原色どうしの組合わせは、とても南国らしい配色ですが、それまでの蕾の大人しい配色とは実に対照的に感じられます。
 やがて花の終わった後の黄緑色の実もまたとてもしっとりとした色なのですが、その後には真っ赤に色づいた種が爆ぜます。何度も姿を変えて、私たちの目を楽しませてくれる植物ですね。
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2006.5.19
沖縄の梅雨の季節を代表するゲットウが、あちらこちらで蕾や花を着けています。方言名でサンニンと呼ばれますが、実に梅雨の季節の雰囲気に合った植物です。
 個人的には、花が開いてしまってからよりも、まだ開く前に蕾の状態の方が好みです。アイボリーの膨らみの先端だけが紅色で彩られた配色は何とも言えません。この蕾と水滴は実によい取り合わせに感じられます。
  ゲットウの蕾
ゲットウの蕾
Ricoh Caplio R4
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クダモノトケイソウ
クダモノトケイソウ
Ricoh Caplio R4
  2006.5.18
たくさんのクダモノトケイソウの花が咲いていました。パッションフルーツですね。雌しべの先端の形が、時計の針のようなのが和名の由来のようですが、この花の面白さはそれだけではないように感じます。細部を眺めていても飽きる気がしません。さらに、果実が食用になるのですから、二度楽しめるわけですね。
 沖縄は梅雨に入り、さらに台風1号の接近の影響で、はっきりしない天気です。それでも諦めずに外に出てみると、いろいろな出遭いが待っていますね。
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2006.5.18
台風1号の影響でしょうか、風が強く曇りがちの一日でした。そんな気象条件でしたが、午後に事務所から少し離れた所に撮影に出てみました。
 すると、思いがけない被写体に遭遇しました。カラオビハエトリです。ハエトリグモの仲間としては派手な色彩なのが特徴なのですが、数が極めて少ないのです。これまで28年間で3個体だけですから、平均して9年余で1個体の計算になります。前回の目撃は4年前ですから、今回は意外な早さ(?)と言えるかもしれませんね。
 このクモの捕食シーンは初めて観察しましたが、その餌がアリ(アシナガキアリ)というのも珍しいことのように思います。
  カラオビハエトリ
カラオビハエトリ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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キオビエダシャク
キオビエダシャク
Ricoh Caplio R4 Speedlight
  2006.5.17
このところ、キオビエダシャクがかなりの数、発生していて乱舞する状況を目にします。成虫は金属光沢を伴ったコバルト色とオレンジ色から構成されて、結構派手な色彩をしています。
 是非、この鮮やかな姿を撮影したいと思っていたのですが、飛んでいる状態にはいくらでも出逢うのですが、じっと静止している状況にはなかなか出逢えません。今日の夕方、やっとシマグワの葉裏にとまるキオビエダシャクを見つけました。しかも交尾中で、かなり長時間このままでいたため、やっと撮影することが叶いました。ですが、なかなか止まない風と、夕暮れ時の光量不足に泣かされました。
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2006.5.13
調査した現場の岩場には、野生のテッポウユリの花が所々に見られました。現在では、テッポウユリはあらゆる場所で栽培され、大型の花の咲き誇る光景は壮観そのものです。
 一方で、このような場所で数株がひっそりと咲いているのもなかなか趣のあるものです。「やはり野におけ蓮華草」とは誰の句だったでしょうか?
  テッポウユリ
テッポウユリ
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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不思議な岩の調査
不思議な岩の調査
Ricoh Caplio R4
  2006.5.13
昨年6月24日に紹介した、西表島の海岸にある不思議な岩。鉱物学が専門の85歳になる父が、是非その現場を調査し、サンプルを採集したいと言うので、現地まで足を伸ばしました。
 但し、この現場は普段はなかなか歩いては行けない海岸にあります。そこで、大潮の干潮を狙って日程を決めました。例年であれば既に梅雨入りをしている沖縄ですが、初夏を思わせる陽射しの下を歩き、現場に到着しました。最も奇麗な状態の岩からサンプリングするのは躊躇われるので、近くの小さな同じ状態の岩からサンプルを採集しました。
 父も大変満足だったようで、現地まで遠征した甲斐がありました。今後の分析により、この不思議な岩の詳しい生成過程が解明されるのが楽しみです。
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2006.5.11
昨日は、コフキヒメイトトンボの未成熟雄を紹介しましたが、今日は未成熟な雌のほうです。これで、未成熟の雌雄と成熟雄を紹介したことになります。誰が見ても、未成熟雌が一番鮮やかなことは間違いないと思います。次いで鮮やかなのも、恐らく未成熟雄でしょう。そして最も地味なのが成熟雄。
 普通の感覚で考えるとこの逆だと思うのですが?コフキヒメイトトンボの雌って、若いときはとても派手好みで、大人になると渋い趣味に到達するのでしょうかねぇ?この仮説(?)を証明するには、あとひとつ残る成熟雌の姿を紹介しないとダメですね。
  コフキヒメイトトンボ未成熟雌
コフキヒメイトトンボ未成熟雌
Ricoh Caplio R4
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コフキヒメイトトンボ未成熟雄
コフキヒメイトトンボ未成熟雄
Sony HDR-HC1 Minsector HDVIVab
  2006.5.10
小型ハイビジョンカメラ用に組み上げた虫の眼レンズは結構コンパクトにまとめることが出来、しかもオートフォーカスでも使えるので、これから活躍しそうに思います。
 一方で困った面もあります。コンパクト性を追求したため逆像なのです。そこで、撮影時にカメラを逆さまにして使うことにしたのですが、この場合、撮影した映像は正像になっても、撮影時のファインダー像はそのままなのですね・・・
 さらに、軽いということはブレ易いのです。これまでの機種は適度な重さによって、却って安定していたことが改めて確認出来ました。
 とても便利な機能もあります。ハイビジョンカメラは静止画もシャープだとは聞いていましたが、この機種は撮影済みの画像を再生しながら、そこから静止画を切り出せるのです。これは、このようなWeb用途にはかなり重宝しそうです。
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2006.5.9
ハイビジョン環境の構築を進める毎日ですが、ひとつ悩んでいたのが、サブカメラの選択です。条件の悪い撮影では、必ずしも本体だけでも8kg前後、装備全体で30kg近くもあるメインカメラを使えるとは限りません。そのような状況では、もっと小型軽量な機種を使うことになりますが、その決定版という存在が見当たりませんでした。
 これまでは、DCR-VX2000あるいはDSR-PD170という機種を使ってきて、その後継機種に相当するものはあるのですが、これまでよりも大型化してしまい、メインカメラとの併用はちょっと辛いサイズになってしまったのです。その下の機種となると、かなり小型であるのはよいのですが、機能的にやや物足りない内容なのです。
 しかし、現実に入手可能な範囲でシステムを組まないことには仕事が出来ません。そこで、サブカメラには機能よりも小型軽量性を重視した機種を選んでみました。しかし、600g強の重さでハイビジョン規格の映像が撮れてしまうのですから、凄い時代になったものです。早速、この機種用の虫の眼レンズも組み上げて装着してみました。
  SONY HDR-HC1+MinsectorHDVIVab
SONY HDR-HC1+MinsectorHDVIVab
Ricoh Caplio R4
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アメリカフウロ
アメリカフウロ
Ricoh Caplio R4
  2006.5.8
4月18日に紹介したアメリカフウロの種子がたくさん爆ぜていました。こうして見ると、やはりゲンノショウコにそっくりですね。
 近くにはたくさんの株が繁茂し、植込みのかなりの部分に広がっていました。種子の段階でよく見るとなかなか面白い姿なのですが、花は小さな白い地味な存在です。と言うことは、きっと雑草扱いされるのでしょうね。
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2006.5.7
4月27日に成熟雄の姿を紹介しましたが、今日は成熟雄の姿は見当たりませんでした。ちょうど発生のサイクルの時期的なものなのでしょう。今日は、未成熟虫ばかりでした。
 雌の未成熟虫は鮮やか赤色、雄は尾端だけオレンジ色で胸部にはまだうっすらとしか白い粉を吹いていません。雌雄どちらも、未成熟段階のほうが鮮やかで美しく感じるのですが、成熟に伴って地味になるのは、やはり不思議な気がします。
  コフキヒメイトトンボ未成熟雄
コフキヒメイトトンボ未成熟雄
Ricoh Caplio R4
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サラグモの一種
サラグモの一種
Ricoh Caplio R4
  2006.5.5
一昨日までいた山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影したものです。撮影したときはそれ程の被写体にも思えず、3カットシャッターを押しただけでした。その場で画像も確認したのですが、やはりそれ以上のものには見えなかったのです。
 ところが、事務所に戻ってPowerBookに取り込んでモニタで確認すると、意外に奇麗な水滴の並びと網の底にいるクモまでしかっりと写っているのに驚きました。そこで今になってアップしてみた次第です。
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2006.5.3
今年の春は昆虫の出現が遅い遅いと思っていたのですが、何時の間にか、いつもの季節と同じ顔ぶれが揃ってきました。
 このリュウキュウハグロトンボもいつものように、渓流沿いの林道でその美しい体色を輝かせています。このレンズを向けた1匹の雌の翅には白い汚れがいくつも付いています。私にとっては今年出始めのリュウキュウハグロトンボですが、1匹1匹のトンボにとってみれば、早い遅いにかかわらず厳しい自然界での生活は既に始まっているのですね。
  リュウキュウハグロトンボ雌
リュウキュウハグロトンボ雌
Ricoh Caplio R4
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ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ
NikonD200 MinsectorIVca Speedlight
  2006.5.3
今日はやっと山原の空に晴れ間が戻ってきました。とはいっても、何処か霞が掛かっていて、カラっとした青空ではないのですが。
 そんな久しぶりに晴れ間の戻った山原の林道を車を走らせていると、アカメガシワの葉の上にキラっと光る2匹の昆虫が見えました。車を停めて見ると、それは求愛行動をするナナホシキンカメムシのペアでした。
 盛んに雌を追い掛けては触角で触れて求愛する雄は、ときどき頭を葉に擦り付けて、尾端を空中に高く上げる行動を見せます。まるで一生懸命雌に「お願いします」と言っているかのようです。ナナホシキンカメムシは、これまでにも度々レンズを向けてきた昆虫ですが、このように面白い行動は初めて見ました。
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2006.5.2
まだときどき雨の落ちる夜の林道を走っていると、路上に小型の1匹の蛇が見えました。この季節になれば、蛇は決して珍しい存在ではありませんが、何となく予感がして引き返してみると、それはコブラの仲間のハイでした。とても鮮やかな体色をした、神経毒を持った毒蛇です。
 個体数はとても少なく数年に一度出逢うか否かの希少種です。ところが、この数時間後再び、別のハイに出逢ったのです。もちろんこのような出来事は長い山原通いの中でも初めてのことです。
 しかし残念ながら、そのチャンスは最大限活かすことは出来ませんでした。すぐにハイは落ち葉の中に潜ってしまい、なかなか頭を見せてくれないのです。代わりに最も鮮やかな尾端を撮影してみました。
  ハ  イ
ハ  イ
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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夕焼け
夕焼け
Ricoh caplio R4
  2006.5.2
今日も一日、雨が降ったりやんだり。それでも、雨の合間を縫って撮影をしたのですが、その映像はもう梅雨の季節に入ったもののようです。
 今回のゴールデンウィークの狭間の山原行は、無駄足かと思ったのですが、夕暮れ間近になって水平線近くに茜色が広がりました。やっと天気が回復に向かい始めたようです。明日からは、ゴールデンウィーク後半に突入ですが、もう一日だけ撮影を続けようかと思います。
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2006.5.1
ゴールデンウィークの谷間を狙って、久しぶりの山原(やんばる=沖縄本島北部)にやって来ました。しかし、天気予報に裏切られ、雨が降り続いています。もうこのまま梅雨入り宣言があっても不思議でないような空模様です。
 山原の梅雨を代表する花、イジュの蕾も膨らんできていました。やはり、沖縄の梅雨はそこまでやって来ているようです。
  イジュの蕾
イジュの蕾
Ricoh Caplio R4
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