生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。 これからも、よろしくお願い致します。
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グリコのおまけ「ニコンF」フィギュア
グリコのおまけ「ニコンF」フィギュア
NikonD1X Sigma 105/2.8 Macro
  2002.12.30
昨年辺りから、世の中ではフィギュアブームが巻き起こっているのは知っていました。その代表的なチョコエッグの中に入っている動物シリーズには、幸いにも感染することもなく、わずかに仕事で関わっただけでした。そして、今年小学館から創刊された『週刊・日本の天然記念物』も企画そのものに参加させて頂いたため、自分自身でまとめ買いするようなこともありませんでした。
 ところが、今になっておまけ付き菓子の元祖グリコキャラメルの「タイムスリップグリコ・なつかしの20世紀」シリーズにハマってしまいました。と言ってもすべてのフィギュアが欲しいのではなく、その中の「ニコンF」だけが目当てなのです。ニコンFは、私の生まれた1959年発売で、それまでドイツの模倣に明け暮れていた日本製カメラが、初めてドイツ製品を追い抜いた歴史的銘機なのです。そのために、このカメラには思い入れが深く、是非手に入れたいと思った訳です。
 「なつかしの20世紀」シリ-ズは全部で15種類。単純計算では、15個買えばひとつは入っているはずです。最初に買った7個はすべて外れ。次の8個でやっと念願のニコンFをゲット!15個買って、ダブったフィギュアは2種類だけですから、なかなかの効率と言えるでしょう。
 フィギュアの出来はかなりのもので、レンズやファインダーまで脱着可能、さらにフラッシュユニットとブロアブラシまで付属している懲りようです。情報では、ブッラクボディと500ミリ反射望遠レンズのセットもあるようですが、これ以上深入りするのはどうも自分らしくない気もするので、ここまでにしようかと思います。本物のニコンFもブラックボディの精悍さに憧れながらも、クロームボディだけしか所有していないのですから。
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2002.12.23
今日の沖縄本島地方は、よく晴れ渡り、特に正午前後までは夏を思わせるような陽気に包まれました。気温も、午後5時を過ぎても20℃を超えたままです。東京などではかなり寒い一日だったようですが、対照的な気象条件となりました。
 県内各地に広がるサトウキビ畑も、冬の風物詩の銀色に輝く花穂が12月に入り、かなり出揃いました。一方で、背景の青空には夏を彷佛させる雲が沸き上がり、季節外れの組み合わせのようにも感じられました。
 7日にも触れましたが、今年は秋の訪れが早く感じられ、本格的な冬の到来を覚悟したのですが、12月に入り、近年の暖冬ペースに戻ったようです。明日も最高気温22℃の予想で、クリスマスイブらしからぬ陽気になりそうです。
  サトウキビの花穂と積乱雲?
サトウキビの花穂と積乱雲?
NikonD1X Sigma8/4 Fisheye X1.5Telecon
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琉球大学構内にてテスト撮影
琉球大学構内にてテスト撮影
NikonD1X Sigma8/4 Fisheye X1.5Telecon Speedlight
  琉球大学構内にてテスト撮影
琉球大学構内にてテスト撮影
NikonD1X Sigma8/4 Fisheye X1.5Telecon Speedlight
 
2002.12.18
今回、東京で新しく購入したレンズが、シグマの円形魚眼レンズ8mmF4。国内メーカーで実用的な円形魚眼レンズでは、唯一の現行製品です。
 このような特殊レンズを購入した理由はと言うと、通常のフィルムカメラボディにそのまま装着すれば、直径24mm弱の円形画像しか得られず、これでは特殊すぎてほとんど使えません。そこで、2倍テレコンバーターを組み合わせるか、APSサイズCCDのデジタルボディに1.5倍テレコンバーターを組み合わせることによって、通常の矩形画像の対角魚眼レンズのように使用出来るようになります。
 では何故、最初から対角魚眼レンズを使用しないかと言えば、同じ焦点距離でもテレコンバーターを用いた合成焦点距離のほうが被写界深度(ピントの合う範囲)が深いという特性があるためです。さらに、フルサイズでないCCDを用いたデジカメの場合、フィルムカメラと比較してレンズの画角が狭まってしまい、あまり広角感を得られないのです。そのために、15mmF2.8の対角魚眼よりも8mmF4を1.5倍テレコンバーターで12mmF5.6レンズとして使ったほうがメリットがあるわけです。しかし、デメリットも当然あります。最短撮影距離が20cmと、単体15mmの対角魚眼レンズの15cmより長く、小さな被写体には向きません。また、被写界深度が深く開放F値が暗くなるため、ピント合わせには苦労します。
 このような撮影方法をアドバイスして下さったのは、魚眼や超広角レンズによる昆虫の撮影でよく知られている写真家の海野和男さんです。同じく写真家の栗林慧さんが使われている「虫の目レンズ」に近い映像を、市販の機材の組み合わせだけで得られるのは、なかなか貴重なことだと思います。
 今日の沖縄地方は曇天で風が強く、テスト撮影には不向きな天候で、季節的にも手頃な被写体に恵まれませんでした。それでも、ファインダーを覗いていると、この撮影法で、これからどのような写真を撮ろうかと構想は次々に広がっていきます。
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六千二百五十円
六千二百五十円
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED Speedlight
  2002.12.11
毎年のこの季節恒例の忘年会のはしごのため、東京に1週間います。その皮切りに、所属している(社)日本写真家協会(JPS)の忘年会に出席しました。正式には、この一年間の会員同士の出版や写真展開催などの活動を相互に祝賀するのが主旨の会です。
 ビンゴ大会に続き、これも恒例のアトラクション「百円ジャンケン大会」に参加しました。出席者それぞれが百円を出し合い、近くの者同士でペアを組み、ジャンケンに勝った者が負けた相手の百円を没収していくというお馴染みのゲームです。そして、最後に勝った者が、参加者全員の百円を貰えるというものです。
 今年の出席は計246名でしたので、計算では、勝者は2万4千6百円を受け取ることが出来ます。そして、私は一回戦で負けたのですが、その後の参加料5 百円を払うことによる3回戦からの敗者復活戦から最後まで勝ち続け、最終的な勝者となりました。ところが、、、受け取った賞金は、計6千2百5十円…。途中で会場を後にされた方、話に夢中で参加されなかった方、百円玉の持ち合わせがなかった方などが多かった結果のようです。さらに、5十円の端数も、5十円玉で参加された方がいらっしゃったのでしょう。これも、不況の表れの一端なのでしょうか?何れにせよ、この幸運を来年に繋げたいものです。
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2002.12.7
今年は秋の訪れが早く、久しぶりに本格的な寒さの冬の到来かと覚悟していましたが、やはり亜熱帯沖縄の冬はそれほどストレートにはやって来ないようです。今日午後2時の那覇市の気温が26.2度でこのところ4日続けての夏日を迎えています。昨日の与那国島の最高気温は27.9度で、12月の島内最高気温の記録を更新したそうです。
 暦の上では、今日は二十四節気の「大雪」だと言うのに、まるで対照的な陽気です。事務所のある沖縄本島中部の西原町の岡の上から、南部の知念半島方向を眺めると、積乱雲とは言わないまでも、夏を思わせるような雲と空と海が広がっていました。この光景だけを観ていると、今が12月であることを忘れてしまいそうですが、一方では、沖縄の冬の風物詩サトウキビの花穂が出始めてもいますから、確実に冬に向かっていることは間違いないようです。
  西原町から知念半島方面を望む
西原町から知念半島方面を望む
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED PL Filter
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