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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。
これからも、よろしくお願い致します。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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2005.10.31
昨日から今日にかけての天気予報はよく当たります。肝心のときにいつも外れる印象の強い天気予報ですが、朝方の雨を見て、昼からの晴れ間も怪しいなぁ?と思っていたら、昼前から急に晴れ間が広がりました。 するとそれまであまり目立たなかったサキシマフヨウのピンク色の花が、急に目に付くようになりました。青空にとても映える存在ですね。しかし、この写真を撮りながら、山原(やんばる=沖縄本島)にも、すっかり本格的な秋がやって来ていることに気付きました。
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サキシマフヨウ
Ricoh GR Digital
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ナミエガエル
Ricoh GR Digital Speedlight
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ナミエガエル
Ricoh GR Digital Speedlight
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2005.10.30
今日は夕方からTV番組の収録のため、久しぶりの山原(やんばる=沖縄本島北部)です。しかし、こういときに限って天気予報が当たり、雨が降り続いています。こんな夜は、やはりなかなかよい被写体に出遭えません。実は、最大の目的のヤンバルクイナには、出遭えたのですが、さすがにコンパクトデジカメでは、遠くの小さなヤンバルクイナは撮れません。 ヤンバルクイナ以外で出遭った動物と言えば、このナミエガエル。山原の固有種です。何処か、フォルクスワーゲンのニュービートル(ニッサンマーチか?)にマスクが似ているような気がして、結構好きなキャラクターなのです。とはいえ、アスファルトの上で、降り止まない雨の中、2枚だけシャッターを切って、宿に戻りました。しかし、パソコンに取り込んでモニターで再生してみて驚きました。ピントの合った眼のディテールまでが、しっかり解像されているのです。雨に濡れるのを気にしながらいい加減にシャッターを押したところがあるのですが、驚きました。下の写真は、眼の部分だけのピクセル等倍画像です。(今日の画像もレタッチなしのリサズのみです)
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イシガケチョウ
Ricoh GR Digital Speedlight
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2005.10.29
GR Digitalは、画質もさることながら、操作感も優れていて、何処か楽しい気分になれます。操作感というのは、撮影される映像に直接影響を与える要素ではありませんが、気持ちのよい操作感というのは、撮影のリズムに乗れるので、結果としてよい撮影結果が着いてくるものです。 中でも、シャッターを押したときの感触がいいですね。その直後に液晶モニターに一瞬浮かび上がる撮影された映像が、とても雰囲気があるのです。「お、いい絵が撮れた!」という気分にさせられて、次々とシャッターを切ってしまうようなところがあります。ただ、大型で詳細な液晶モニターなのですが、亜熱帯沖縄の陽射しの下で使うには、やや暗いかな?というのが唯一残念なポイントです。
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2005.10.28
GR Digitalで実際に撮影してみての第一印象は、やはりその画質のクオリティの高さです。とてもクリアでコントラストが高く感じられ、これがよく言われる「ヌケのよい」画像なのだと思います。これまで使用してきたGX8の画質にもかなり満足していたのですが、このGR Digitalの画像は、その上を行くクオリティであるのが明らかに感じられます。 また、内蔵ストロボはボディの隅にあり、しかもポップアップ式なので、レンズより最大限離れた位置にあります。そのため、GX8のように28mmで接写してもレンズの影になってケラレてしまうこともかなり軽減され実用的になりました。また、GX8ではスローシンクロすると、何故かブレてアンシャープになることが多かったのですが、このGR Digitalでは、かなりシャープに写るように感じます。
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キスジホソヘリカメムシ
Ricoh GR Digital Speedlight
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Ricoh GR Digital(手前)とRicoh Caplio GX8
Ricoh Caplio GX8
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Ricoh GR Digital(手前)とRicoh Caplio GX8
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.28
昨日届いたRicoh GR Digitalの使い始めです。これまで、28~85mmズームレンズ搭載のGX8をメインに毎日のように使用してきましたが、GR Digitalは、28mm相当の単焦点レンズを搭載しています。28mmで、それぞれレンズ先端から1cm、1.5cmの接写が可能です。CCDサイズも画素数は、ほぼ同じ。 大きな違いは、ズームレンズか単焦点レンズかの違いのようですが、開発コンセプトはかなり異なります。GX8は、これまでのリコーのコンパクトデジカメの進化の現在のトップに位置するような存在です。一方、GR Digitalもリコー社製コンパクトデジカメの頂点に立つ機種なのですが、GX8のように下から積み上げたきたトップというよりも、最初からトップに位置すべく開発された英才児なのです。 往年の銀塩コンパクトカメラのGR-1シリーズのデジタル版開発の発表がされたのが、昨年のドイツのフォトキナ。そして、ここに現実のものとなったGR Digitalは、薄くコンパクトだった本家のGR-1よりもさらに一回り小さくなっての登場です。一方で、専用ワイコン、外付けファインダーなどは大振りでフル装備ですと、GX8のセットよりもかなりボリュームが感じられます。さて、実際の操作感覚や画質はどのようなものでしょうか?
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キシモフリクチブトカメムシ
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.27
今、デジタルカメラの世界で話題を呼んでいるRicoh GR Digital。昨年ドイツで開催されたフォトキナで、往年の銀塩コンパクトカメラの銘機Ricoh GR-1のデジタル版の開発発表があってから、ついにそれが実現したものです。昨日、発送の通知があり、今日はその到着を心待ちにしているのですが、夕方からはTVの出演があるので、それまで間に合うか否か落ち着かないのです。 到着までの時間を使って、これまでの愛用機GX8を持って事務所の裏庭に出てみました。すると、シャクガと思われる幼虫から吸汁しているキシモフリクチブトカメムシを見つけました。クチブトカメムシのなかまも、サシガメ同様に他の昆虫を捕らえて、体液を吸汁する性質を持っています。 ストロボなしの広角接写で、かなりコントラストの強い光線状態ですが、結構よい映像が得られました。さて、このシーンをGR Digitalで撮影するとどのような写りになるのでしょう?
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2005.10.26
沖縄本島に戻ってきました。実は、本日解禁でアップしようと準備していた写真がいくつかあったのですが、直前になって、解禁日が延期になってしまったのです。改めてその日が来ましたら、説明したいと思います。それと比較用に撮影した写真を載せておきます。 手前にいる小さな昆虫も大きく拡大し、背景の環境にもある程度ピントを合わせた映像は、ある意味人間の眼の感覚に近く、あるいは昆虫の世界に入り込んでしまったような錯覚も楽しめるという、なかなか魅惑的な世界です。その映像を得るための技法のいくつかは、ここでも紹介してきましたが、最も簡単な方法がコンパクトデジカメにワイドコンバーターを装着して撮影するものです。 銀塩時代のコンパクト機では接写も出来ませんでしたし、コンパクトデジカメの画質が劣っていた頃には仕事用としての実用性もありませんでしたが、最近のコンパクトデジカメの画質向上により、充分仕事にも使えるものとなってきたのです。さらに、より小さな被写体を拡大出来て、より被写界深度が深いとよいのですが。
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ムラマツカノコ
Ricoh Caplio GX8 Wide-conversion Lens
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ツマキカノコ
NikonD2X Tamron90/2.8 Speedlight
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2005.10.23
昨日に続いて、与那国島のカノコガです。ムラマツカノコに混ざって見られるツマキカノコは、数の上では少ないのですが、存在は以前から知られていたようです。どちらも、日中に活動して花で吸蜜する姿は、ハチに擬態して見えます。しかし、ツマキカノコは翅(はね)に透明な部分はなく、胴体と同じように黄色と黒の島模様が採用され、どこかルリモンホソバなどに似ているようにも思います。ですが、常に広げた状態の翅、先端が白く長い触角は、やはりハチそのもののように思います。 ムラマツマカノコのように未記録種ではありませんが、その国内分布は、今のところ、与那国島とトカラ列島の中之島だけという、これまた不思議なパターンなのです。
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2005.10.22
相変わらずの強風に加えて雨模様の中、与那国島の最高峰、宇良部岳に登ってみました。すると、道沿いのあちらこちらにこれまで見たことのない蛾がいます。本土でよく紹介されているカノコガによく似ています。 早速撮影し、麓ののアヤミハビル館(ヨナグニサンの博物館)の職員の村松稔さんに訊いたところ「ムラマツカノコ」だと教えてくださいました。昨年から急に与那国島で目撃されるようになったのだそうです。東南アジアからインドに分布する種で、近年台湾でも採集されたそうです。国内での発見者の村松さんの名が和名に冠されたというわけです。発見者に種名を教えて貰うとは、貴重な経験でした。
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ムラマツカノコ
NikonD2X Tamron90/2.8 Speedlight
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ヨナグニモリバッタ
NikonD2X Tamron90/2.8 X1.4Telecon Speedlight
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2005.10.21
西表島から2泊の予定で与那国島にやって来ました。いくつか目的がありますが、そのひとつがこのヨナグニモリバッタの撮影。モリバッタは、奄美大島から与那国島まで分布していますが、島毎に色彩などが異なり、それぞれ亜種に分けられています。 このような例は、かなり多くの昆虫で知られていますが、その違いは微妙なもので、モリバッタのように顕著なものはあまりありません。そして、モリバッタの場合、北(あるいは東)から南(同じく西)の地域に行くに従って、色が薄くなる傾向が認められます。この全亜種の比較は、スチル写真ではすべて撮影しているのですが、ビデオではまだ完璧とは言えず、今回八重山の3島の亜種を改めて撮影しようと思ったのです。しかし、生憎の強風で、なかなか葉の表面に出てこないのに困りました。それでもなんとか見つけることのできたモデルが、このモリバッタです。
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2005.10.20
今日は、ときどき陽が射すかと思うと、急に雨が落ちたりと、不安定な天気でした。そんな空模様の下、林道を歩いていると、前蛹になる準備をしているジャコウアゲハを見つけました。まだ、周囲の刺激に対して反応しますから、この場所に移動してきたばかりのようです。 何枚かシャッターを切って、近くを見ると、リュウキュウウマノスズクサを食べるもう1頭の終齢幼虫がいました。どうも、同時期に産み付けられた卵から成長した兄弟のようです。近くを探しましたが、他には幼虫も蛹も見つかりませんでした。あるいは産卵されたときは、もっと多くの兄弟がいたのかもしれませんね。
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ジャコウアゲ前蛹
Ricoh Caplio GX8
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ヤマヒヨドリバナで吸蜜するキチョウと?
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.19
林道脇には、ヤマヒヨドリバナの白い花の塊が目立ちます。その花には、夏枯れを過ぎ、秋の出現のピークを迎えたチョウたちが集まってきています。中でも特に多いのが、キチョウでしょうか。 そしてもう1種、小さいながら目立つのが、真っ赤な蛾のなかまです。実は、この蛾は以前から存在を知ってはいたのですが、なかなかちゃんと撮影出来なかったのです。一度は、高い木の葉裏にいるのを見つけ、木に登ってまで撮影したのですが、距離があり前翅長5mm程の大きさではロクな画像ではありません。次は、見つけたのにすぐ逃げられ、前回は川面に浮かぶ瀕死の状態でした。 それが、今日はヤマヒヨドリバナの花に、キチョウ程ではありませんが、あちこちに姿が見られるのです。しかも、熱心に吸蜜をしていて、近寄ってもほとんど逃げる気配も見せません。4度目の正直でやっとまともな撮影をすることが出来ました。しかし、肝心の種名は、手元の図鑑では判りません。沖縄本島に戻ってから調べたいと思います。ヒトリガ?メイガ?ヤガ? ※いつも参加している画像掲示板にも投稿したところ、マエベニコケガ(ヒトリガ科)との情報を提供していただきました。
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2005.10.18
昨日に続いてチャイロマルバネクワガタです。実は、滅多にやらないことなのですが、昨日見つけたチャイロマルバネクワガタは、ちゃんと撮影されていることが確かめられるまで、一時捕獲していたのです。そして、今日捕獲したのと同じ場所に放しにいったところ、枯枝の上を歩くもう1匹の雄を見つけました。 そこで急に思いついて、放す予定の雄を同じ枝の上に乗せてみたところ、しばらくして闘いを始めました。以前、沖縄本島産のオキナワマルバネクワガタで闘争させようとしても、なかなか闘わなかったことがあったので、マルバネクワガタのなかまは、あまり闘争本能がないものだと思っていたのです。そのために、あまり闘争の武器である大あごが発達していないのだと・・・。ところが、今日の雄間闘争を見て、決してそうではないのだと知ることが出来ました。
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チャイロマルバネクワガタ雄間闘争
NikonD2X Tamron90/2.8 Speedlight
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チャイロマルバネクワガタ雄
Ricoh Caplio GX8 Wide-conversion Lens
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2005.10.17
講演と自然観察会も終わり、石垣島から西表島に移動しました。この時期の八重山諸島での撮影の楽しみにマルバネクワガタがあります。 沖縄本島に生息するオキナワマルバネクワガタに近縁のヤエヤママルバネクワガタ、ヨナグニマルバネクワガタ、そして、チャイロマルバネクワガタです。このチャイロマルバネクワガタは、体長25mm前後と小型ですが、昼間盛んに活動するちょっと変わった習性があります。 先日、テスト撮影を行った虫の眼レンズを初めいくつかのレンズで撮影したのですが、結局最も生息環境のよく判るのは、愛用のコンパクトデジカメにワイコンの組合わせによるものでした。
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2005.10.15
午前中の講演会に続いて、午後は石垣市郊外のバンナ公園で、自然観察会がありました。生憎、台風の余波で風が強く、ときおり雨も落ちてくるなど、恵まれた条件ではなく、果たして昆虫たちが姿を見せてくれるか心配しながらのスタートでした。 しかし、2時間程の散策の間に、信じられない程の昆虫を観察することが出来、嬉しい誤算となりました。中には、午前中の講演の中で紹介した昆虫にも出遭えましたし、ヤエヤマイチモンジの美しい金色の蛹も初めて見ることが出来ました。午前中の講演会よりも少ない参加者でしたが、やはり多くの目で探すと、いろいろな発見があり、講師の私のほうが勉強をさせて貰ったような気分になりました。
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ヤエヤマイチモンジの蛹
Ricoh Caplio GX8
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石垣島での講演会(後藤岳二さん撮影)
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.15
今日は、石垣島で講演会がありました。9月22日に沖縄本島南部の南風原町で行われた、おきなわ県民カレッジ主催講座の八重山編です。 これまで講演というと「山原の自然」のテーマで行うことが多かったのですが、今回初めて「八重山の自然」をテーマにしました。今年から集中的に通い続けている八重山諸島の取材の成果の第一段階でのまとめのようなものです。 直前まで、使用する写真のレタッチ、並べる順番などの作業をしていて、本番でスムースに話すことが出来るか、一抹の不安はあったのですが、いつもと大差なく講演を終えることが出来、ほっとしました。休日の朝からの講演でしたが、熱心な参加者の皆さんと充実した時間を持つことが出来ました。
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2005.10.15
パプアニューギニア、レイ市にお住まいの |
パプアニューギニアでの合同写真展(及川義明さん撮影)
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マイレージカード
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.13
今年に入り、頻繁な八重山諸島通いを繰り返していたら、今日、このようなカードが航空会社から届きました。 いろいろなサービス特典が受けられるのですが、この種のカードで最低ランクなので、大した内容ではなく、マイルが5割増しで溜まるとか、空席待ちが優先されるの2点くらいしか実用になりそうもありません。 4段階のうち、この上のランクからが本格的なサービスという印象です。その条件をクリアするために、より搭乗頻度に拍車をかけ、さらにこれから先もその特典を失いたくないと思わせる、ある意味巧い商売なのかもしれませんね。
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2005.10.12
一昨日のニトベカズラの花の写真を、皆さんはどのように眺められたのでしょうか?「鮮やかで奇麗!」と思った方もいれば、「いくら何でも派手過ぎ!」と感じられた方もいたことでしょう。 これは、それぞれお使いのパソコンの環境によってかなり違うものです。モニターの品質や調整具合、経年変化の劣化具合などなど。MacとWinの違いもあるでしょう。さらに意外なことに、インターネット閲覧ソフトでも異なるのです。最も多く使われているのは、InternetExplorerだと思いますが、これは結構地味だったりします。MacOSX標準のSafariだと結構派手なんです。 ホームページに載せる写真は、まずPhotoshopで加工します。このときにちょうどよいと思われる色調に調整するのですが、次の段階のweb用に保存という操作をすると、jpeg圧縮されかなり地味になり、ガッカリしたりします。これをホームページ製作ソフトのGoLiveで開く段階では、それ程イメージは変わりません。そして、データをアップしてインターネット経由で、見るとまた印象が違ってきます。web用に保存の段階で地味になってしまった写真が、Safariで見ると、Photoshop段階の派手さを取り戻し、ほっとしたりするのですが、一昨日のニトベカズラは、ちょっと派手に見え過ぎて、InternetExplorerでちょうどよいくらいでした。さて、今日のアップで捉えたニトベカズラの花はどのように見えているでしょうか?
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ニトベカズラ花
Ricoh Caplio GX8
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虫の眼レンズテスト撮影
NikonD2X Original Insecteye-Lens Speedlight
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2005.10.11
一昨日、手持ちのパーツで組立ててみた「虫の眼レンズ」の拡大用レンズを別の物に取り替えてみました。前回は、ボディとレンズの相性が悪く、絞り機能が働いていなかったので、シャープ感に乏しかったのですが、今回はその問題も解消され、かなりシャープな映像が得られました。 先に購入した市販の「虫の眼レンズ」と比べると、セット全体のボリュームは大差ありませんが、その半分を占めているのは、いつも持ち歩いている望遠マクロレンズなのです。と言うことは、あと残りのパーツを持ち歩けば、これまでのセットよりも、機材全体ではコンパクトで軽量化出来ます。 まだ実用化には、いくつかの問題が残されていますが、もう少し厳密な画質の比較などをし、実際のフィールドでの使用の適否を判断することにしましょう。
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2005.10.10
今年は、八重山通いが続いていて、メインフィールドの山原(やんばる=沖縄本島北部)に行く機会が激減しています。今日は、久しぶりにTVの特番収録のために山原を訪れました。オオシマゼミやクロイワツクツクの大合唱の中、秋の使者サシバの姿も今年初めて見ました。 そんな秋の深まる山原で眼を引きつけられたのは、意外にも集落に植えられた栽培植物たちの花々です。夏の陽射しの中でちょっと元気を失っていた植物たちも、秋の訪れとともに元気を取り戻したかのようです。 特に、紅色の花をふんだんに着けたニトベカズラ(アサヒカズラ)が秋の青空に映えます。これまでにもここで何度か紹介したと思いますが、何度見ても、この紅色と黄緑色の葉と青空の組合わせは、飽きることがありません。
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ニトベカズラ
Ricoh Caplio GX8
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虫の眼レンズテスト撮影
NikonD2X Original Insecteye-Lens Speedlight
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2005.10.9
7月に購入した「虫の眼レンズ」ですが、性能はともかく、決して操作性のよい機材ではありません。私も参加しているある掲示板でも、いろいろなレンズを組合わせ、試行錯誤でオリジナルの虫の眼レンズを造られている方が何人もいらっしゃいます。 そのひとつの方法に、監視ビデオカメラ用のレンズの空中像を写真用のレンズで拡大するという方法があります。私の購入した虫の眼レンズも、このビデオカメラ用の空中像を顕微鏡の対物レンズで拡大するという方法を採っています。90mmのマクロレンズに専用クローズアップレンズと2倍のテレコンバーターを組合わせ、合計5倍の撮影倍率で、ビデオカメラレンズの空中像を捉えています。 まだ、完全にレンズを固定していないので、レンズを振り回すことも出来ず、昆虫のフィギュアでテスト撮影をしてみました。その結果は、ピントの深さは申し分ないのですが、全体にフレアがかかったような、やや甘い画像が得られました。しかし、それ程悪い画質でもありません。その後、マクロレンズの絞り機能が作動していないことが判り、2段程絞り込むとかなりフレアが軽減され画像がシャープになることが確認出来ました。この問題を解決すれば、より高性能になるでしょう。さて、購入した虫の眼レンズと比較した場合、操作性は悪くないのですが、太く重くなっています。さて、どちらの方式が実用的なのか、これからしっかり見極めたいと思います。
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2005.10.8
フラットベッドスキャナーを買い換えました。これまでの機種の最高解像度は3200dpi、新機種は4800dpi。現在使用しているフィルム専用スキャナーの最高解像度は4000dpiですから、数値の上では超えたことになります。 これまでも、フィルム専用スキャナーでは対応していなかった4X5版のスキャニングは、フラットベッド機で行っていましたが、35mm版となると、やはりフィルム専用機に一日の長がありました。しかし、徐々にその性能を向上させてきたフラットベッド機の実力を、今後じっくりと見ていきたいと思います。 純粋な性能以前に、フィルム専用スキャナーのハイエンド機の8分の1程度の価格で買えてしまうコストパフォーマンスにおいて、既に圧倒的な存在なのですから、興味は尽きません。
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EPSON GTX-800
Ricoh Caplio GX8
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虹
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.7
夕方、車を走らせていると、何となく虹の出そうな光線状態だなぁと感じました。すると、進行方向の右手の視界を遮っていた斜面が切れた途端、本当に虹が眼に飛び込んできました。 慌てて、車を路肩に寄せ、数枚のシャッターを切りました。こういうときは、躊躇せずに思いきって邪魔にならないところに車を停める決断が必要です。何処かいい場所はないかと、迷いながら車を走らせていると、結局タイミングとロケーションを逃して、撮影しないで終わってしまうことが多いのです。 カメラをしまい、車を発進させながら、1カ月程前、この写真を撮影したのとあまり離れていない高速道路上で、珍しい彩雲を眼にしたのですが、駐停車禁止故に、撮り逃がしてしまったことを思い出しました。
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2005.10.6
今日は、「全国公平委員会連合会九州支部」の総会で講演を担当しました。公平委員会というのはあまり聞き慣れませんが、市町村職員対象の人事院のような機関なのだそうです。九州各地からお集りになった200名程の委員の皆さんに、沖縄・山原(やんばる=沖縄本島北部)の自然を知って貰おうと、100枚の写真を使って1時間余りの講演となりました。 その後の懇親会までの時間に、私のDVDビデオ「奇跡の森」の上映と販売も行って頂き、なかなか有意義な時間を持つことが出来ました。
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「奇跡の森」上映
Ricoh Caplio GX8
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ミズヒキ
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.5
東京を発つ今日、生憎の雨降りとなりました。ちょっと肌寒い、それでいてまだ外に出ると蚊の襲来を受ける、そんな気候です。 雨と蚊に悩まされながらシャッターを切ったのが、ミズヒキの花。雨滴が付き、なかなか魅力的な被写体なのですが、蚊と雨に加えて、光量も少なく、思うような絵には巧く出来ません。やはり南国の光線の下で撮影をする方が、性に合っているのかもしれません。一方で、温帯の季節感にも憧れるのですけれどね。
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2005.10.3
一昨日の赤トンボもそうですが、中学高校時代に実家の庭で昆虫写真を撮影していたときとは、身近に見られる昆虫の種類が違うように思えます。 その当時、ツマグロヒョウモンは見た記憶がありません。それが、今日の出がけに雌を1頭、帰りに雄を2頭と、偶然ではない数に出遭いました。これも、何処か温暖化の影響なのでしょうか? また、ツマグロヒョウモンの雌成虫は、カバマダラなどの毒蝶に擬態していると言われていますが、沖縄などとは違い、東京では、その擬態のモデルが存在しないのも不思議なことです。
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ツマグロヒョウモン雄
Ricoh Caplio GX8 Wide-conversionLens
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イチモンジセセリ
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.3
昼前に、実家の近くを散歩していみると、サルビアの花に、顔を埋めるようにしてとまっているイチモンジセセリに出遭いました。 最初は、遠くからそっと、その後少しずつ近づきながら撮影し続け、最後は、レンズに触れるくらいまで接近しました。それでも、全く警戒する素振りも逃げる気配もありません。 もしかして、クモにでも捕食されているのかと心配になり、指先でちょっと突いてみると、やっと面倒くさそうに、花から顔を抜き、隣の葉に移動しました。それでも、遠くに移動するのも面倒なのか、そのまましばらくじっとしていました。昆虫の世界でも、食欲の秋なのでしょうかね?
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2005.10.2
今日の夕方、出かけようとして空を見上げると、そこにはちょっと魅力的な夕焼け空が広がっていました。東京で見る夕焼けもなかなかのものだと、待ち合わせ時間を気にしながら、数枚のシャッターを切りました。 沖縄生活の長い身には、これが夏らしい夕焼けなのか秋らしい夕焼けなのか、ちょっと判断に迷います。しかし、今日の東京の気温は確実に夏でした。日中だけならまだしも、夜になっても気温が下がらず、あまり沖縄と変わらないような気がします。 一方、沖縄ではまたひとつ台風が通過しました。秋の台風は、過ぎ去る毎に秋らしさが深まっていくものですが、その生活に戻る日が近づいてきました。
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夕焼け空
Ricoh Caplio GX8
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アキアカネ?
Ricoh Caplio GX8
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2005.10.1
打ち合わせのため、数日間東京にいます。まだ、ツクツクボウシの鳴き声が秋風に乗って聞こえてきたり、秋と夏の名残が同居しているような季節です。 南島漂流記の東京編の題材探しに実家の近くを歩いてみると、1匹の赤トンボに出遭いました。さて、何という種でしょうか?中学、高校時代に実家の庭で昆虫の写真を撮っていたときにも、そう言えばアカトンボの類いには一度もレンズを向けた記憶がなく、さっぱり種名が判りません。 沖縄にも、ショウジョウトンボ、ベニトンボ、オオハラビロトンボなど、成熟雄がかなり見事な赤色に変身する種がいます。しかし、トンボに五月蝿い人に言わせると、赤トンボとはアカネのなかまを指すため、沖縄には赤トンボはいないのだと言います。そんな屁理屈を振り回すよりも、奇麗な赤色を楽しむほうが大切なのじゃないかと思ったりもします。
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