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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。
これからも、よろしくお願い致します。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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2009.7.31
この写真を撮りながら、「これがセミではなくキリギリスだったらな~!?」と考えていました。 説明するまでもなく、有名なイソップ童話の「アリとキリギリス」を思い出しながらのことです。 同時に、「セミのほうがより短命で、ストーリー上は適役なんだけどなぁ。でもまぁ、ヨーロッパでのセミの分布は局所的だというから仕方ないか・・」などとも考えてました。 そして、この文章を書くにあたり検索してみると、原作は「アリとセミ」であることを知りました。ならば、この被写体選択は的を得ていたわけです。 さらに、「アリとセンチコガネ」という説も並んでいます。何れ、そんな場面にも遭遇するでしょうか?
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クマゼミの頭部とアシナガキアリ
Ricoh CX-1
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スズメ幼鳥
NikonD700 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED Speedlight
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イソヒヨドリ幼鳥
NikonD700 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED Speedlight
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2009.7.30
梅雨の頃に、ちょうど繁殖期を迎えていた野鳥たちの雛が巣立ち、単独での生活を始めたのでしょう。 今頃の季節は、まだ何処かに幼さを残した野鳥が目に付きます。 夏は、元気いっぱいに活動する昆虫たちに目が行き勝ちですが、初心者マーク付きの野鳥たちの季節でもあるのですね。 初心者マークと言えば、31年前の今日、沖縄では車の右側通行が左側通行に改められた日です。 その日までに運転免許を取得しようと、炎天下の中、教習所通いをしていた大学1年の夏休みを思い出しました。
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2009.7.29
かといって、こういう写真も、もう見飽きたでしょう。 それでも、亜熱帯の鋭い陽射しを受けて、青空に葉を拡げるパパイヤを見ると、ついレンズを向けてしまうのです。 ヒカゲヘゴも、やはりそのような存在ですが、だからといって、いつも違う写真が撮れるわけでもなく、困った被写体です。
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パパイヤ
Ricoh CX-1 Speedlight
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夏雲
NikonD700 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED PL-Filter
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2009.7.29
6日ぶりに沖縄に戻ってきました。沖縄は、快晴です。 いつも思うことですが、沖縄と東京の暑さは、何処か違います。どちらも、かなりの暑さですが。 気温と湿度だけでは表せない、何か他の要素があるに違いありません。 言葉で表すならば、東京は「もゎ~」とした暑さ。沖縄は「か~」とした暑さでしょうか。 偏光サングラスを掛けて車を走らせていると、何処も彼処も夏らしいフォトジェニックな景色に溢れています。 急に、偏光フィルターを使って、そんな風景を撮りたくなりました。偏光効果を確認するためには一眼レフ、しかもフルサイズが使いたくなりました。 事務所に近づくと、建物の間から真っ白な積乱雲が覗きました。何故か、とっても感動的な積乱雲に見えました。 事務所に着き、ベランダから積乱雲全体を見ると、どうもそれは平凡な雲にしか見えないのです。 そして、車を走らせながら、撮りたいと思った夏らしい景色もこれではないんですよね。
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新型カメラ発表会
Ricoh GX200
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発表会記念品
Ricoh GX200
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2009.7.27
今日は、新型デジタルカメラ、リコーGR-DIGITALIIIの発表会に行ってきました。 詳しいスペックは、メーカーサイトをご覧頂くとして、前機種と比べてそれ程大幅な変更はありませんでした。 というと、通常ならば「な~んだ・・」となりますが、このシリーズは、安易にコンセプトを変更しないことを大きな特徴としていますので、正当な進化と言えます。 一般的な変更点で目立ったのは、レンズのF値がこれまでの2.4から1.9に変更されたことです。 一方で、変更されずに目立った点は、画素数が前機種と同じ1,000万画素に据え置かれたことです。デジタルカメラの世界では、多画素化=スペックアップのような風潮がありますが、この流れに迎合しない設計は、英断と言えるでしょう。もちろん、前機種と同じ撮像素子を使っているわけではありません。画素は据え置いて、より高感度に強い新素子を採用したのです。地味なモデルチェンジと言えば、そのとおりですが、これほど今から実写テストが楽しみな新機種も珍しい気がします。 さて、このような新製品の発表会での、隠れた楽しみと言えば、記念品です。今回は、リコー製カメラを代表するGR-DIGITAL、オートハーフ、リコーフレックス3機種のピンズでした。今後、銀座のリングキューブでも発売されるようです。
※7月26日午前4時台に、トップページのカウンターが300,000を超えました。誠にありがとうございます。
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ゴーヤー=ニガウリ=ツルレイシ
Ricoh GX200
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2009.7.25
10日程前に、東京の実家の庭に植えたニガウリの苗が、既に50cm程まで生長しました。 植えた頃には、15cm程の苗でしたから、驚異的な生長速度です。毎日、5cmずつ伸びている印象です。 ニガウリと書きましたが、今では沖縄方言の「ゴーヤー」が全国的に通用するようになりました。 戦前から九州では、「にがごり」と呼び普通に食べていたそうです。九州から東京に移り住んだ、親戚の庭でも昔から栽培していました。 そして、植物種としての標準和名は「ツルレイシ」ですが、今では、これが最もマイナーな名称と化しています。
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オープニングパーティ
Ricoh GX200 ISO400
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2009.7.23
今日は、東京での写真展のオープニングパーティのために、上京しました。 田中博さんと尾園暁さんによる二人展「トンボの世界」が、今日から29日までオリンパスギャラリー東京で開催されています。 何故か、私もパーティの発起人だったので、先週に引き続いての東京です。 右から、発起人代表の海野和男さん、田中博さん、尾園暁さん。
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2009.7.22
今日の話題は、なんて言ってもこれに尽きるでしょう。 全国的に天気には恵まれなかったようですが、事務所のある沖縄本島中部では、ときどき雲の間から覗く欠けた太陽を観ることが出来ました。 朝まで呑んでから観る、黄色い太陽は、、、格別でした。
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日蝕
NikonD90 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED X1.5Telecon ISO100 ND400Filter
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クワズイモ実
Ricoh CX-1
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2009.7.21
事務所裏に植えられているクワズイモ。数日前に、赤く実が熟しているなぁ、と思っていたら、早くも鳥たちに平らげられたようです。 クワズイモはサトイモ科の植物で、太い地下茎が発達しますが、大量の蓚酸を含んでいるために食用にはなりません。それに由来した和名です。 しかし、食べられないのはヒトだけのようです。葉は、スズメガの幼虫、モリバッタ、マダラコオロギなどが好んで食べます。独特の形の花には、開花と同時にショウジョウバエが群がります。そして、実はこのように野鳥たちの好物です。鳥や昆虫たちは、少なくとも「食わず」イモとは呼んでないでしょうね。 ※かがくナビの科学ムービーのコーナーで、本日から「オオゴマダラ」の公開が始まりました。
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2009.7.20
当初、「今年は少ない?」と思っていたセミが、これでもかと鳴き誇って(?)います。 では、やはり「今年は少ない!?」と感じているトンボはどうでしょうか?どうも、これは本当のようです。 最近、復活させた事務所近くの撮影散歩コースには小さな池があって、例年何種ものトンボを撮影します。しかし、今年は未だその池でトンボを見ていないのです。 今日は、やはり最近ご無沙汰していた、小さな池のある小さな公園に行ってみました。ここでは、辛うじてリュウキュウギンヤンマ、コシボソトンボ、アオモンイトトンボ、リュウキュウベニイトトンボが見られました。 「辛うじて」というのは、やはり個体数が少ないのです。コシボソトンボ以外は、1個体ずつの目撃でしたから。
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リュウキュウベニイトトンボ
Ricoh GX200
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写真をクリックすると動画を開始します
オオゴマダラ
Ricoh CX-1
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2009.7.19
今日は午後から、最近復活した事務所近くの撮影散歩コースを回ってみました。 主にセミのビデオ撮影だったのですが、最後に先週はまだ蕾だったタイワンウオクサギを見てきました。 地味な小さな花なのですが、チョウやハチなどにとても人気のある植物です。 ちょうど咲き始めの花には、さまざまな種類の昆虫が入れ替わり立ち替わり訪れていました。 特に、目を引いたのが羽化直後で傷ひとつないオオゴマダラ。花から花へと舞う姿をリコーCX-1のMプラス連写モードで撮影しました。 1秒間30コマの撮影ですが、これをQuickTimeムービーに変換してみました。さて、Web上では、どのように再生されるでしょうか?
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2009.7.18
沖縄本島中部にある、拙事務所の裏で、ときどきナナホシキンカメムシを見かけます。 それ程の頻度ではありませんし、いつも単独です。一方、沖縄本島北部の森の中では、大きな集団を見ることがあります。 カンコノキ類で繁殖するので、それ程、繁殖条件は難しくないようです。沖縄本島中部の林でも、中規模の集団を見ることもあります。 とは言え、カメムシのことですから、大して飛翔力はないでしょう。事務所裏でときどき出逢うナナホシキンカメムシは、何処で繁殖しているのでしょう。
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ナナホシキンカメムシ
Ricoh CX-1 Speedlight
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2009.7.16
相変わらず、暑い陽射しの下、クマゼミやリュウキュウアブラゼミが鳴いています。 このセミたち、特にクマゼミが集まるのがホルトノキです。大きな木になると、1本に数百匹がとまっている計算です。 つい、その圧倒的な数と鳴き声に目と耳を奪われてしまうのですが、そのホルトノキは今頃、花が咲いているのですね。ちょっと意外でした。 しかし、例年もこの時期が開花期だったのか、よく思い出せません。
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ホルトノキ花
Ricoh CX-1
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パパイヤ実と花
Ricoh CX-1
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2009.7.14
7月8日に、ヒョウタンのようになっているパパイヤの実を紹介しました。 その左端の実のすぐ上に、新たに花が咲いているのを見つけました。これまた、不思議な雰囲気です。 これらの答えになるのか否か分かりませんが、次のようなことが関連しているのでしょうか? パパイヤは通常、雌株と雄株があって異株なのですが、沖縄はものは例外で、同じ株の中に雄花と雌花が着くのだそうです。さて、これ以上のことは解りません・・・
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2009.7.13
昨日に続いて、今日はリュウキュウアブラゼミです。 こちらも、例年生息密度の高い環境では、結構な個体数が鳴いていました。 個体数が多いところでは、いろいろな行動も観察出来ます。左の雄が、鳴きながら少しずつ右の雌に近づいていきます。 何度か、雄の体が雌に触れる状態まで接近したのですが、雌は受け入れることなく飛び去ってしまいました。 昨日、事務所周辺ではセミが少ないと書いたところ、今朝、今年初めてクマゼミの鳴き声で目が覚めました。クマゼミもこの南島漂流記を読んでくれているのでしょうか?
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リュウキュウアブラゼミ求愛
Ricoh CX-1 Speedlight
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クマゼミ成虫
NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedlight
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クマゼミ羽化殻
Ricoh CX-1 Speedlight
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2009.7.12
どうも、今年はセミの数が少ないと感じていました。 これは先日、久しぶりに山原(やんばる=沖縄本島北部)を訪れたときに、 リュウキュウハグロトンボが例年よりも少なく、チョウやセミにも同じようなことを感じたので、余計にその想いが強いのかもしれません。 そこで今日は、事務所の近くで、例年たくさんのクマゼミの見られるポイントを訪れてみました。 すると、まだ最盛期とは言えないものの、例年に比べても遜色ない数の成虫や羽化殻を目にして、ほっとしました。 ということは、事務所の周りだけがクマゼミの発生が少ないのでしょうか。
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鬼太郎ビール
Ricoh GX200
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2009.7.11
大阪の知人から珍しいビールが届きました。 その名も「鬼太郎ビール」。作者の水木しげるさんの出身地、鳥取県の地ビールです。 検索してみると、流通量が少なく、入手し難い製品のようです。 ラベルの色によって、「ペールエール」「ヴァイツェン」「スタウト」の種類があり、本格的です。 実際に味わってみると、元のビールをしっかり造っているのでしょう、なかなか高いレベルの中味でした。 非熱処理の生ビールのため賞味期限が1ヵ月半というのも、呑む口実のためにはいいですね。
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2009.7.10
沖縄で見られる「みの虫」は、オオミノガ1種類です。 数年前、ほとんど生息が確認出来なくなり、絶滅の心配がされました。それが、3年前から復活を遂げ、今ではまた普通に見られる昆虫になりました。 昨年、そのオオミノガの「みの虫」が鈴なりになっている木を見つけました。そのときは、その木は見覚えがあるものの、種名を思い出せずにいました。 今日、この写真を撮りながら、その木がサガリバナであることに気づきました。2年越しの神経衰弱ゲームを達成した気分です。
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オオミノガ繭
Ricoh CX-1 Speedlight
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2009.7.9
本日の講演を終えて、懇親会場へ。 首里城下の金城町の石畳脇にある、創作琉球料理店。店舗の他に、民族資料館と泡盛資料館を併設しています。 次回、時間のあるときに是非見学を果たしたいと思います。
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琉球料理店
Ricoh GX200 ISO400
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パパイヤ実
Ricoh CX-1
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2009.7.8
事務所裏のパパイヤの実が、目立つようにようなってきました。 いつも見慣れた光景のはずですが、何故か不思議に思い、レンズを向けました。パパイヤの実は、幹に接するように、ビッシリと着いているイメージがあるのですが、これは果柄が長く伸びています。何処か、ヒョウタンのような雰囲気です。 沖縄では、庭先にも、荒れ地にも普通に見られる植物ですので、改めて生長過程を意識したことはないのですが、これが普通の状態なのでしょうか。これから、さらに果実が大きくなるに連れて、果柄は短くなっていくのでしょうか?今年の夏休みの観察にしますか。
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2009.7.7
明後日、依頼されている講演の会場の下見に行ってきました。 打ち合せが終了して、外に出ると、壁の飾り穴から、ネコの後半分が見えていました。 盛んに、長い尾をリズミカルに揺らしています。それも、結構な時間です、何しろ近づいて写真が数カット撮れたくらいですから。 壁の向こう側の出来事は見えないので、ちょっと楽しげな尾の動きを見ながら、いろいろ想像してみました。 きっと、可愛い雌(雄か?)が近くを通りかかったので、愛想を振りまいているのかもしれません。今日は七夕ですから、粋な逢瀬があってもいいかな?などと思っていました。 すると、急に穴の向こうに飛び出して、何やら大きな音がしました。壁の向こう側を覗いてみると、何とそこには小鳥を仕留めて得意げなネコの顔がありました。 「なんだ、色気より食い気かよ・・・」と思ったのですが、考えてみればイヌじゃないんだから、嬉しくて、あんな尾を振るわけないか・・・
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ネコ
Ricoh CX-1
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夏空
Ricoh CX-1 DRmode
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2009.7.6
今月の1日に、リコーCX-1のデュアルレンジモードで撮影すると、何故か空のブルーが鮮やかに強調されると書きましたが、それはとんでもない勘違いでした・・・ 実は、ホワイトバランスが蛍光灯に設定されていたのです。スイッチオフにする前の設定を記憶しておいてくれる有難い機能を忘れていた結果です。 まぁ、今後も青空を鮮やかに描写したいときは、ホワイトバランスを蛍光灯に設定すればよいと学習したわけです。
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2009.7.5
今日、奄美地方の梅雨明け宣言がありました。沖縄と同時の梅雨明けかと思っていたので、ちょっと意外です。 それよりも、ここ数日、沖縄は戻り梅雨のような空模様なので、なおさら意外なタイミングです。 それでも、ときおり雲の間から覗く陽射しは、夏そのものです。その陽射しに照らされて、パパイヤの柔らかそうな新芽が浮かび上がりました。 青空をバックに大きな葉を拡げている印象の強いパパイヤですが、最初はこんな小さな葉なのですね。 中心にいく程小さく、またどこまでも小さな葉が連続しているのが、何故か可笑しく感じます。ブロッコリーの中心にある、小さな房を思い出しました。
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パパイヤ新芽
Ricoh CX-1
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アオムネスジタマムシ
Ricoh GX200
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2009.7.4
事務所の階段に、アオムネスジタマムシが落ちていました。死んでいるかと思い、拾い上げると動きます。 しかし、脚は1本しかありません。どうやら、鳥の仕業のようです。 事務所の階段はオープンな空間なので、セミなど他の昆虫の死骸もよく目にします。生物の世界では、昆虫の最大の天敵は鳥類と言われ、私自身もそのような前提の文章を度々書きます。また、もし鳥がいなければ、世の中は昆虫に溢れかえるのではないかとも言われます。 ところが、実際の野鳥による昆虫の捕食現場は、それ程目にする機会がありません。 事務所の階段は、間接的とはいえ、実際の昆虫と鳥の関係を教えてくれるような気がします。
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2009.7.3
山原(やんばる=沖縄本島北部)から戻りましたが、梅雨前線の南下で、今日は雨の一日でした。 これは、昨日、山原で撮影したヒカゲヘゴ。ヒカゲヘゴは、最大で樹高10m前後にもなる、木生のシダです。亜熱帯の森らしさを最も感じさせてくれる植物だと思っています。 しかし、ヒカゲヘゴはなかなか思ったように撮影出来ません。枯れた茶色い葉が垂れ下がっていたり、周囲の他の樹木に隠れていたりと。 このときも、半逆光に美しく映える葉にレンズを向けたのですが、出来れば青空が背景であれば、より亜熱帯の梅雨明けらしい映像になったでしょう。さらに、特徴的な模様の並ぶ幹も、他の樹木に隠れていました。植物は、動物のように逃げはしませんが、反対にその場から動かせない難しを感じます。
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ヒカゲヘゴ
NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
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2009.7.2
昨日から、ハイビジョンカメラのデモ機のテストのため山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ています。 このところ、西表島通いが続いていたために、久しぶりの山原です。 この季節の山原らしい動物を手早く撮影して戻らなければなりません。編集作業も含めて3日間しか時間がないためです。 昨夜から今朝にかけて、運よく3羽のヤンバルクイナに出逢えたのですが、リュウキュウハグロトンボ、コノハチョウは個体数が少なく焦りました。 まぁ、何とかどちらも撮影することが出来たのですが、最盛期のはずのこの時期にあまりにも個体数が少ないのは気掛かりです。 今日の写真は、CX-1の最小絞り固定モードをONにしています。基本的に、プログラムモードだけの機種なのですが、この機能のお陰で、被写界深度を稼ぐことが出来ます。このような環境では、背景の渓流環境が強調され、広角接写の雰囲気をより際立たせてくれます。
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リュウキュウハグロトンボ
Ricoh CX-1 Speedlight
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夏空
Ricoh CX-1 DRmode
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2009.7.1
梅雨明けした 6月28日は、あまりすっきりした青空ではありませんでした。 しかし今日は、文句なく「夏空」そのものです。 ところで、6月28日も今日も、リコーCX-1というカメラのDRモードで撮影しています。これは、デュアルレンジモードといって、高速連写した露出の異なる2枚の画像を合成し、ハイライトの白トビとシャドー部の潰れを補い合い、階調再現域を拡大するというものです。 このモードに設定すると、最低感度のISO80、最小絞りに自動的に固定されます。しかし、このモードの特徴として2枚の画像を合成しているので、ブレに対してとてもシビアに対処する必要があります。そうであれば、シャッタースピードの低下に繋がる上記の設定は、ちょっと「?」です。さらに、通常撮影と比較すると、ハイライト部を基調とした露出レベルに設定されているので、全体に明るい画面となってしまいます。出来れば、もう少しシャドー部にもウェイトを置いたレベルだと嬉しいのですが。 これまでいろいろな条件で、このモードのテストをしてみました。通常の撮影では感じないのですが、このような被写体の場合、通常モードの撮影に比べて、かなりブルーが鮮やかに描写されます。このモードに対して、ちょっと批判めいたことを書いてしまいましたが、これは思い掛けない恩恵です。何故こうなるのか、理由は解りませんが・・・ ※その後、この原因が解りました。2009年7月6日をご覧下さい。
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