生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。 ありがとうございました。
※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。

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ケナガネズミ
ケナガネズミ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
  2010.8.31
2週間余り前に、まとまった撮影に成功した、ハゼノキの実を食べるケナガネズミ。
その直後に1週間、東京で用事があったため、再挑戦出来ずにいました。
その後、1晩だけ機会があったのですが、その晩は姿を見せず仕舞いでした。
それからは、山原(やんばる=沖縄本島北部)へ出掛けるタイミングを計る毎日だったのですが、天候条件に恵まれませんでした。
高い樹上に現れるため、雨天ではレンズを上に向けられないのです。

そうこうしているうちに、台風がやって来てしまいました。
久しぶりに沖縄本島を通過した台風7号です。
午前中から風雨が強まりましたが、960hpという中心気圧にしては、余り大したことはありませんでした。
恐らく、暴風圏が小さいのと、中心が東側を通過したのが原因でしょう。
しかし、ケナガネズミの生息する山原は、台風の中心よりも東側に位置する上に、かなり近くを通過しました。
この影響で、残っているハゼノキの実が、落果してしまわなければよいのですが。
8月も今日も終わりですね。
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モンキアゲハ
モンキアゲハ
NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
  モンキアゲハ
モンキアゲハ
NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
 
2010.8.30
今、山原(やんばる=沖縄本島北部)では、ショウロウクサギが満開です。
そこに必ずと言って良い程、姿を現すのがモンキアゲハです。
このときも、1頭の雌に3~4頭の雄が追尾する状態が、数10分に渡って見られました。
このような状況は、飛翔シーンを撮影する格好の機会です。
欲を言えば、もう少し空が青く、背後から陽が射していれば絶好の条件になったのですが。

台風6号に続いて、7号も沖縄本島近海で発生し、本島直撃のコースを辿っています。
久しぶりの沖縄本島に接近する台風です。
しかし、今年の台風は不思議です。突然、沖縄近海で発生するパターンです。
ここ数年は、猛烈に発達した大型台風が八重山諸島を襲うというパターンが多かったのですが、今年はその傾向が崩れたようです。
何れにしても、熱帯海域で発生し、発達しながら沖縄近海に接近するという従来の台風から掛け離れた印象です。

その後、22時55分時点で、さらに台風8号が発生して、沖縄近海に台風が同時3個も存在するという信じられない状況になりました。
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リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) Gyorome-8 ISO400 F10 Speedlight
  リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) Gyorome-8 ISO400 F10 Speedlight
 
2010.8.29
いつになったら、天気が回復するのでしょうか。
台湾の西方海上では台風6号も発生し、これからの進路が気になるところです。

このところ、間もなく発売を迎える新機種リコーCX4による作例が多かったのですが、今日はGXRでの撮影です。
昨日、紹介したガラスヒバァに遭遇する直前に撮影していた、リュウキュウハグロトンボです。
薄暗い渓流の小さな滝壺の周辺に、たくさんの個体が見られたので、何とかその環境も含めて撮影しようと思い、魚露目8号を使用しています。

これまで魚露目を使用した場合は、外付けストロボを装着していたのですが、そうすると電子ビューファインダーが使えなくなります。
そこで、デュフェーザーを改良して、内蔵ストロボで照明出来るようにしてみました。
被写体の状況によっては、まだ完璧とは言えないのですが、ほとんどの場合で撮影が可能になりました。
電子ビューファインダーによるウエストレベルでの撮影が可能になったのも嬉しいですが、ストロボがオートで制御されるようになったのも進化です。
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落とし物?
落とし物?
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO400
メタボ?
メタボ?
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO400
頭隠して
頭隠して
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO400
  2010.8.28
近海にあった熱帯低気圧は、台風に発達することもなく遠離ろうとしています。
しかし、未だに天候は回復せずに、撮影には出られない状況です。
そのため、先日、山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影した画像です。

ある渓流環境の支流でトンボの撮影をしていると、岩の上に紐が落ちているのに気づきました。
撮影用に持ち歩いているものよりちょっと地味な気もしましたが、知らないうちに落としたのでしょう。
拾おうとして、紐の先を辿っていくと急に太くなりました。
こ、これは紐ではありませんねぇ。蛇です。
それにしても、急激に一部分だけ太くなっています。かなり大物の獲物を飲み込んだのでしょう。
蛇の種を確認しようと、頭部を探すのですが、なかなか見えません。
岩の反対側に回って、茂みを覗き込むと、やっと頭部が見えました。
これは渓流に多いガラスヒバァです。
ほとんど動かずに落着いていますが、これは完璧な「頭隠して尻隠さず」状態ですね。

高感度ノイズ低減と手ブレ補正の強化された新機種、リコーCX4。
このような薄暗い渓流環境の撮影では、心強い改良点です。
それでも、105mm相当での接写で1/15~1/20sec.のシャッタースピードでは、100%の歩留まりとはいきません。
ISO400と800では、ノイズレベルは大きく変化しませんから、感度をISO800に上げるという選択もありだったかもしれません。
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オオトモエ
オオトモエ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  オオトモエ
オオトモエ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.8.27
昨夜から、山原(やんばる=沖縄本島北部)に撮影に出る予定だったのですが、雨がやまないため様子を見ていました。
ところが、近海にある熱帯低気圧が間もなく台風に発達するとの予報が出て、この週末は無理な状況になってきました。
今月14日に撮影に成功したケナガネズミを、もう一度狙ってみようと思っていたのですが。

そのため、一昨日に撮影した画像です。
オオバイヌビワの熟果で吸汁するオオトモエです。
元々、この蛾の翅の模様には、とても関心があります。
前翅・後翅の後縁が、まるでギザギザに千切れたようなだまし絵になっているのです。
それは陰影まで付き、実に完成度の高い作品で、驚かされます。

オオトモエは、日中に活動していることもありますが、ほとんどは林床の落葉の上などに静止しています。
そのような状況では、自身のサイズを実際よりも小さく見せる効果があるのでしょう。
一方、翅の裏側を見る機会は多くありませんが、こちらは何の特徴もない、ごく有り触れた模様に映ります。
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虹

NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
  虹

NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
 
2010.8.26
今日は、隔週で担当しているTVの日。
朝からその準備などでバタバタしていて、これは一昨日の山原(やんばる=沖縄本島北部)での撮影。
夕方、開花し始めたカラスザンショウの木を見つけ、そこに訪花するチョウをビデオ撮影していると、いつの間にか背後の空に虹が出ていました。
往々にして、虹は見つけた時点から次第に薄くなっていくもの。写真に撮っても、肉眼程奇麗でないものです。
ところが、このときは次第に鮮やかになっていく上に、撮影した画像をプレビューすると、かなりクッキリと写っています。
ときには、こんな気のきいた虹もあるんですね。
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リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO400
  リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh CX4 31mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.8.25
間もなく8月も終ろうとしていますが、渓流沿いでは、まだまだ夏が続いています。
渓流の宝石、リュウキュウハグロトンボも、今が個体数のピークではないかと思う程です。
何度レンズを向けても、何回シャッターを切っても、魅力の薄れない被写体です。

9月3日発売予定のリコーCX4による撮影です。
105mm相当でデイライトシンクロしたカットは、これまでに既に書いているように自然光とストロボ光のバランスが絶妙で、ストロボ使用を感じさせない自然な雰囲気です。
ISO400撮影ですが、ノイズはISO100と大差ないレベルに感じます。
接写モードでのワイド端31mm相当での撮影も、この撮影距離ならば、ケラレなくストロボ照明されています。
105mm相当同様、ストロボ光と自然光のバランスも言うことありません。
強いていえば、ワイド接写では、もう少し背景をクリアに描写したいので、被写界深度のコントロールが可能であれば理想的です。
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アダン実
アダン実
NikonD90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
  アダン実
アダン実
NikonD700 VR Nikkor24-120/3.5-5.6ED PL-Filter
 
2010.8.24
アダンは、亜熱帯らしさを演出してくれる植物のひとつです。
海岸線に群落をつくり、密に茂ります。
そのために、すっきりとした絵柄になりにくいのです。
それが、理想的な枝振りのアダンに出会いました。
適度な枝と実の隙間から、夏の青空が覗いています。
恐らく、これまで撮影したアダンの画像の中で、最もアダンらしいものでしょう。
但し、このアダンは山の中のダム公園に植栽されていたものです。
ですから、理想的な枝振りなのですが、エメラルド色の亜熱帯の海を背景には出来ないのです。
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夜景マルチショットモード
夜景マルチショットモード
Ricoh CX4 28mm相当 ISO100
  ポートレイトモード
ポートレイトモード
Ricoh CX4 28mm相当 ISO100
 
2010.8.23
今回発表されたリコーCX4の新機能で、「被写体追尾AF」に次いで興味のあるのが「夜景マルチショット」。
本来は、4枚の連写画像を合成して、高感度ノイズを低減させるというもの。
他サイトで、明るい条件でも低感度で撮影したところ、コントラストが上昇して、より鮮やかに見える画像サンプルがあったため、疑似PLフィルター効果として使えないかという発想です。

実際に撮影してみると、低感度でも身を潜めているノイズを除去してくれるために、クリアな印象の画像を得られます。
そして、日陰のシアン被りも補正されるために、全体にコントラストも上昇して見えるように感じます。
青空に浮かぶ雲は、色被りが除去されて純白に近づくためか、青空と雲のコントラストは強調された印象を受けます。
一方で、青空ののシアンが除去される部分があるようで、必ずしもPLフィルターの効果と共通した補正とはなりません。
このような傾向を理解した上で、明るい条件でもこのモードを利用する状況はあると思います。
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アブラゼミ
アブラゼミ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  アブラゼミ
アブラゼミ
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.8.22
今日もリコーCX4の「被写体追尾AF」をテストしてみました。
まず、マクロモードでのワイド端31mm相当の自然光撮影。
見てのとおり、セミの頭部は逆光状態にあります。
それでも、被写体追尾AF機能は、頭部にロックオンしたフォカース位置を追い続けていました。

一方、300mm相当のテレ端でのデーライトシンクロ条件。
ストロボを発光させない状態では、セミ全体がシルエットに見える状況です。
さすがにこの条件では、頭部にロックオンして被写体追尾AFでフォーカスすることは厳しいようで、通常のAFターゲット移動で、頭部に合焦させました。
もっとも、AFターゲット移動でも、スムースに合焦するわけではありません。
デーライトシンクロさせているので、被写体も背景もちょうどよい配光になっていますが、撮影前の液晶ファインダーでは、被写体はほとんどシルエット状態ですから、合焦歩留まりがよくないのは当然のことです。
むしろ、合焦できたことのほうが驚きと言えます。
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アブラゼミ
アブラゼミ
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO100
  ツマグロオオヨコバイ幼虫
ツマグロオオヨコバイ幼虫
Ricoh CX4 70mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.8.21
昨日は、今回発表されたリコーCX4に大きな変更点はないと表現しました。
しかし、それはセンサーやレンズなど基本的なパーツが前機種と共通ということであって、もちろんいくつもの新機能が採用されています。
中でも、「被写体追尾AF」「夜景マルチショット」は興味ある機能です。

「夜景マルチショット」は4枚の画像を重ねて、高感度ノイズを低減させるモードですが、日中であっても使用出来ます。
その場合、疑似PLフィルター効果のように、色彩コントラストが上がるように感じます。
もっとも、4枚の画像を撮影するので、動く被写体には使えません。風景や環境撮影限定でしょう。

「被写体追尾AF」は、シャッター反押しで、中央部のフォーカスエリアに捉えた被写体に、フォーカスを合わせ続ける機能です。
これまでは、画面中央部以外にフォーカスを合わせるには、AFターゲットを表示して、十字キーで任意の位置に移動させる操作が必要でした。
これに代わる機能として関心があります。
実際に、幹にとまるアブラゼミでテストしてみました。
当然、複眼にフォーカスをロックオンするのですが、それ程のピンポイントでフォーカス位置をホールドしてくれる訳ではないようです。
最初にロックオンしたのと同じフォーカス面にある他の場所に、フォーカス表示位置が移動してしまうこともあります。
ところが、撮影した画像をプレビューしてみると、しっかりとセミの複眼にフォーカスがきています。
最初に感じたよりも、実際は正確なフォーカス追尾をしているようです。
もし問題があるとすれば、ファインダー上での表示なのかもしれません。
今後、従来のAFターゲットの移動方式と比較して悩むことになりそうです。
恐らく、状況に応じての使い分けになることでしょう。

搭載レンズは、前機種と同じ28~300mm相当の10.7倍ズームです。
高倍率ズームながら、ボケ味が美しいのと、焦点距離全域でマクロ撮影に強いのは変わりありません。
70~105mm相当画角での高解像度も、もちろん引き継がれています。
ツマグロオオヨコバイの複眼の偽瞳孔がしっかりと解像されているのには、驚きました。
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ツマグロオオヨコバイ幼虫
ツマグロオオヨコバイ幼虫
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
アブラゼミ交尾ペア
アブラゼミ交尾ペア
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO800 1/68sec.
イチモンジセセリ
イチモンジセセリ
Ricoh CX4 31mm相当 ISO100 1/32sec.
  2010.8.20
今日も引き続き、昨日発表されたリコーCX4のテスト撮影です。
昆虫を撮影する場合、ストロボをデイライトシンクロさせることが多いのですが、今回は自然光とストロボ光のバランスがとても絶妙で、自然な雰囲気が得られます。
当たり前のことですが、ストロボ光が強過ぎたり、不足したり、オートのままで自然な雰囲気が得られるのは、貴重なことなのです。

ISO800での撮影でも、急激に高感度ノイズが増加するということもなく、充分に実用域の画質です。
アブラゼミの交尾は、不安定な足場で両腕を目一杯伸ばしての撮影でしたが、より強化されたブレ防止機能の恩恵で、歩留まりは悪くありません。

被写体が昆虫の場合、105mm相当でストロボを使用するのに次いで、31mm相当での自然光撮影が多いのですが、この場合も軽快な操作感触です。
Rシリーズ、CXシリーズでは、大きな変更点のない機種のほうが、細かい問題点が丁寧に修正されていて、その結果、安定した銘機と位置付けられる印象が強いのですが、どうも昨日、今日のテスト撮影から、CX4もそれに該当する印象を感じ始めました。
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RICOH CX4
RICOH CX4
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 72mm相当
イチモンジセセリ
イチモンジセセリ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO200
ミンミンゼミ
ミンミンゼミ
Ricoh CX4 Speedlight ISO400 300mm相当 1/17sec.
  2010.8.19
本日発表され、来月3日発売予定のリコーCX4がやって来ました。
今回の主な新機能は、さらなる高感度ノイズ低減、ブレ防止機能の向上(3.7段分)などが挙げられます。

早速、これらの効果を検証すべく、テレ端300mm相当のISO400で1/17秒の手持ち撮影をしてみましたが、充分に実用レベルだと感じられました。
今日は、充分な撮影時間をとることができませんでしたが、第一印象はよい手応えを感じました。
明日からの、より細かいテスト撮影が楽しみです。
動く被写体にピントを合わせ続ける「被写体追尾AF」機能が、昆虫接写にどの程度有効かなど、早くテストしてみたいですね。
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2010.8.17
昨日は、今年の異常気象の影響と思われる植物の話題でした。
今日の話題も、例年とは違う印象を受けた出来事です。
朝起きると、水平線に伊平屋島がクッキリと浮かんでいました。
島の自然環境と町並みの違いのディテールまで、よく判ります。
このように大気がクリアなのは、梅雨明け直後に多く、次第に雲の多い遠景の霞むような条件が多くなるが通例です。
まぁ、こんな例年と異なる出来事ならば、歓迎してもよいのですが。
  伊平屋島遠景
伊平屋島遠景
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED PL-Filter
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ハクサンボク花
ハクサンボク花
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED
  アカメガシワ実
アカメガシワ実
Ricoh CX3 31mm相当
 
2010.8.16
もう聞き飽きたフレーズかもしれませんけど、「異常気象」を度々感じます。
それは、直接の気象というよりも、生物の世界の出来事においてです。
数年前からイジュの花が、一年を通してポツポツと開花しています。
本来は、5、6月の梅雨の時期に開花する種だったのですが。

1、2月の最低温期に開花するハクサンボクが、盛夏に開花しているのは、どう見ても異様な光景でしょう。
さらに、沖縄本島でのアカメガシワの開花・結実は5、6月に見られます。
それに合わせて、アカギカメムシが繁殖をします。
ところが今年は、全くアカギカメムシの姿が見られませんでした。
加えて、今頃の季節になって開花・結実を見せている株もあります。
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ルリモンホソバ
ルリモンホソバ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) Gyorome-8 Speedlight
  ルリモンホソバ
ルリモンホソバ
Ricoh CX3 105mm相当 Speedlight ISO200
 
2010.8.15
こんなことがあるんですね。2日続きで。
約1月前の日中、ルリモンホソバに久しぶりに出会いました。
元々、個体数が少ないうえに、ほとんどが夜間、灯火に飛来したものでした。
それが、2度目の昼間の姿に出会えました。
ところが運悪く、3枚シャッターを切っただけで、風が吹いた途端、飛び去ってしまったのです。

それが、同じ年のうちに再度チャンスが訪れるとは思ってもみませんでした。
今回は、充分な撮影時間にも恵まれ、虫の眼レンズによる撮影も出来ました。
さらに、いつもじっとしている姿しか知りませんでしたが、葉の表面の水滴を盛んに吸う、行動的な姿も初めて見ることが出来ました。

今回の幸運は、単に運が良かっただけではないようです。
昨夜は、灯火に飛来したルリモンホソバを3頭目撃しました。
どうも、今年はルリモンホソバの当り年のようです。
そんな状況も見方してくれた結果なのでしょう。
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ケナガネズミ
ケナガネズミ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
ケナガネズミ
ケナガネズミ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
ケナガネズミ
ケナガネズミ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
  2010.8.14
こんなことがあるんですね。だから、この仕事を続けているようなものです。
一昨年の秋頃から、もうこのまま絶滅するのかと思われていたケナガネズミの目撃頻度が、急に増え始めました。
何が原因か判りませんが、驚くべき出来事です。
それまでの20数年間で、目撃したケナガネズミは、4回5個体に過ぎませんでした。
それが、昨年1年間だけで、その数倍に遭遇しました。

しかし、未だ決定的な出会いには恵まれていませんでした。
つまり、ビデオもスチルも充分に撮影出来ていなかったのです。
それは、照明を当てると同時に逃げ出そうとする神経質な性質のためです。
何度かは短時間の撮影の機会がありましたが、とても満足のいく内容ではありませんでした。

それが今回、延々と2時間以上、ハゼノキの実を食べ続けていました。
そして、照明も全く気にせずに自然な行動の様子を、惜しげなく見せてくれました。
本当にこんなことがあるんですねぇ。
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イシガケチョウ
イシガケチョウ
NikonD90 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED
  アオスジアゲハ
アオスジアゲハ
NikonD90 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED
 
2010.8.13
今の季節、チョウの集まる花というと、ショウロウクサギ、タイワンウオクサギ、カラスザンショウ、タラノキなどが挙げられます。
また、このヤブガラシも、かなりの種、個体数を集めています。
しかし、蔓性で他の植物に絡まって開花するため、どうも視覚的にヌケがよくありません。
確かに集まっているのですが、背景と奇麗に分離して、多くのチョウが見える構図になかなかなりません。
どこか、もったいない気分になってしまいます。
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ヤンバルマイマイ
ヤンバルマイマイ
NikonD90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
  オカヤドカリ
オカヤドカリ
Nikon D90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
 
2010.8.12
移入種のアフリカマイマイを除いて、日本在来種で最大のカタツムリというと、このヤンバルマイマイになります。
殻の直径が、最大で50mm前後になります。
このサイズ故、オカヤドカリが宿を借りる程です。

和名のとおり、生息地は山原(やんばる=沖縄本島北部)ですが、同じ沖縄本島の中南部には、別亜種のシュリマイマイが分布しています。
シュリマイマイの殻の直径は、30mm前後です。
沖縄本島内で、どの地域が境界線に当たるのかは判りませんが、同じ島内での亜種分化は珍しい例でしょう。
中南部でよりも北部で、亜種分化する程大型になる環境要因とは、一体何なのでしょうか、興味深いところです。
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アオミオカタニシ
アオミオカタニシ
NikonD90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
オキナワオカタニシ
オキナワオカタニシ
NikonD700 Sigma180/3.5Macro SpeedlightX2
クロコウガイビル
クロコウガイビル
Ricoh CX3 TungstenLight
  2010.8.11
夜の森では、いろいろな生き物に出会います。
アオミオカタニシは、美しいカタツムリの仲間として知られています。
触角が1対のみで、眼がその先端ではなく付け根にある、殻の蓋があるなど、水中生活をするタニシの特徴を残しています。
そのために、カタツムリの仲間ではない、タニシの仲間だと表現する場合も少なくありません。
しかし、「カタツムリ」という呼称自体、厳密な定義はなく、概念的なものです。
最も大雑把には、陸生貝類を指しますから、オカタニシもカタツムリの仲間と表現して誤りではありません。

アオミオカタニシと同じオカタニシの仲間に、オキナワオカタニシがいます。
ちょっと地味な厚い殻が特徴ですが、触角や眼、殻の蓋などはアオミオカタニシと同じです。
このような希少なカタツムリの減少の原因のひとつに、コウガイビルによる捕食が挙げられます。
この環境でも、クロコウガイビルが目撃されます。
しかし、そのほとんどが、オーバーハングした物陰で丸まっています。
休息中なのでしょうか、それとも捕食中なのでしょうか?
コウガイビル類は、カタツムリ、ナメクジ、カタツムリを餌にし、外部消化による捕食を行うそうです。
体全体を相手に巻付け、口から出した消化液で溶かしながら、少しずつ食べると言われます。
その光景はとてもグロテクスだと聞きますが、是非、一度観察してみたいと思っています。
もし、この丸まった状態が捕食の最中だとしたら、その詳細を見ることは、かなり難しそうですねぇ。
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オキナワヒラタクワガタ
オキナワヒラタクワガタ
NikonD700 Sigma180/3.5Macro SpeedlightX2
  オキナワヒラタクワガタ
オキナワヒラタクワガタ
NikonD700 Sigma180/3.5Macro SpeedlightX2
 
2010.8.10
夏休みも、ちょうど半ばでしょうか。
そして、夏休みの楽しみと言えば、昆虫採集でしょう。
中でも、カブトムシやクワガタムシが人気ですね。

しかし、そういうイメージは、温帯のものです。
梅雨明けから2ヵ月余りが経過した森は、乾燥が進み、日中の昆虫の活動は低調です。
クヌギの樹液に集まる様々な昆虫たちという光景は、亜熱帯では見られません。
オキナワカブトムシは数が少なく、しかも出現期を過ぎてしまいました。

アカメガシワやシークワーサーの樹液に、クワガタムシが見られる程度でしょうか。
リュウキュウノコギリクワガタは、暑い時期限定ですが、オキナワヒラタクワガタは、かなり寒い季節にも見られます。
残念ながら、亜熱帯の夏の森は、温帯の森の華やかさの延長上にはないのです。
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モンキアゲハ
モンキアゲハ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED
  モンキアゲハ
モンキアゲハ
Nikon D90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED
 
2010.8.9
山原(やんばる=沖縄本島北部)では、ショウロクサギの花が咲き始めました。
この花が咲くということは、猛暑続きでもあっても、そろそろ秋が近づきつつあるということです。
立秋を迎えたのは、必ずしも旧暦の上のことだけではないようです。

ショウロクサギの花は、チョウたち、特にアゲハチョウに人気があります。
中でも、モンキアゲハは常連です。
その中の1頭の雄が、延々と1匹の雌に追いすがって離れませんでした。

シャッターは、1/500sec.前後で切っていますが、ストップモーション効果は完璧ではありませんね。
オオゴマダラの飛翔を撮影していても、1/2000sec.前後でないと満足がいかないように思います。
かつてフィルム時代には、カラーポジではISO400が高感度側の上限でしたから、チョウの飛翔撮影といえば1/500sec.が定番でした。
それで何とか打写し止めていました。
デジタル時代になって、どうもストロボ光撮影がフィルムに比べて奇麗に感じられなくなりました。
容易に高感度を得られることもあって、デジタルは自然光撮影に分があるように思います。
また、偏光フィルターの利きも、デジタル時代になってフィルムよりも劣る気がします。
まさか、高速シャッターのストップモーション効果も、弱くなったなんてことはないですよね。
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2010.8.8
私のお気に入りの昆虫、通称ウルトラマンスケバ
未だ正式な種名はなく、グンバイウンカの一種というのが正確な表し方です。
残念ながら八重山諸島に分布し、沖縄本島では見られません。

林道を車で走っていると、フロントガラスに体長1cm程の昆虫がとまっています。
見たところ、頭部の色こそ地味ですが、あのウルトラマンスケバによく似た姿をしています。
あの奇抜な頭部は、どのような要因による進化の結果なのでしょう。
西表島や石垣島と沖縄本島の環境が、こうまで違ってくる程、差があるようには思えないのですが。
教科書で学んだ進化と、実際の自然界で起きている進化の間にギャップを感じる瞬間です。
  グンバイウンカの一種?
グンバイウンカの一種?
Ricoh CX3
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アマミアズチグモ
アマミアズチグモ
NikonD700 Sigma180/3.5Macro SpeedlightX3
  2010.8.8
夜の林道で、アマミアズチグモの捕食シーンに遭遇しました。
白~黄色の体色を利用して、通常は似た色の花に潜んでいることが多いので、ちょっと珍しいシーンです。
葉の上で捕食しているのももちろんですが、ササキリの仲間でしょうか、花に来ない昆虫を餌にしているのも見慣れない光景です。

アズチグモ類の保護色あるいは隠蔽擬態は、所謂攻撃擬態と言われ、自らの存在が天敵に見つかり難い効果があるばかりでなく、餌となる昆虫にも見つかり難い効果も併せ持っています。
しかし、夜間は天敵の危険性が低くなるために、花を離れて捕食行動に専念するのでしょうか。

このシーンを見ていて、ふっと思い出しました。
ほぼ同じ場所でオキナワアズチグモの亜成体が、昼間なのに、葉の上で捕食姿勢をとっていたのです。
そのときは、単に亜成体故の未熟さに依る不可解な行動と捉えたのですが、あれは時間帯を間違えたのかもしれませんね。
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クワズイモ葉
クワズイモ葉
Ricoh CX3
  マダラコオロギとオキナワモリバッタ幼虫?
マダラコオロギとオキナワモリバッタ幼虫?
Ricoh CX3
 
2010.8.7
見事なスケルトン作品を見つけました。
作品の材料は、クワズイモの葉です。
作者はと探すと、作品の上にはマダラコオロギとオキナワモリバッタと思われる幼虫がいました。
どうも合作のようです。
猛暑続きですが、こうやって秋の主役たちが、既に主役交代のために準備進行中なのですね。
クワズイモと命名して、食わず嫌いなのはヒトだけなのかもしれません。
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オオムカデの一種
オオムカデの一種
NikonD90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
リュウキュウアマビコヤスデ
リュウキュウアマビコヤスデ
Nikon D90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
オオゲジ
オオゲジ
NikonD700 Sigma180/3.5Macro SpeedlightX2
  2010.8.6
数日前、夜の林道探索を宝探しと表現しましたが、人によってはグロテクスな生き物ばかりと感じるかもしれませんね。
まるで他人事にように書いていますが、元々、私自身がそのようなタイプでした。
特に、ヘビに対する生理的嫌悪感は、一生克服出来ないものと思っていました。
しかし今では、夜の林道歩きを楽しみと感じる程ですから、フィールドワークにはほとんど支障ないレベルになりました。
もっとも、ペットにしたいとか、今日はどんなヘビに会えるか楽しみなレベルではありませんけど。

考えてみると、ヒトの他の生物に対する生理的嫌悪感というのは、脚に起因している事例が多いのではないでしょうか?
ムカデ、ヤスデ、ゲジなどが嫌いなタイプは、あの沢山の脚が波打つように動くのが気持ち悪いのでしょう。
これは、何となく解るような気もします。
一方、クモ嫌いのタイプは、何処がポイントなのでしょうか?
あの8本の長い脚でしょうか?
祖父がクモ嫌いだったと聞きますが、その理由を訊いたことはありませんでした。
私の姉は、ポロリっともげてしまうガガンボの長い脚が苦手と言っています。
このタイプの人にとって、オオゲジのように、長くてたくさんある脚は最悪なのかもしれませんね。

そして、私は一応過去形ですが、ヘビが大嫌いでした。
何故嫌いなのか自己分析してみると、脚のない細長い胴体がポイントだと思います。
ヘビでも、眼をみていると、それ程の嫌悪感は覚えませんから。
スズメガの幼虫などイモムシの胴体も、通じる要素が感じられます。
そう言えば、父もヘビ嫌いです。
ヘビもムカデもイモムシもほとんどの生き物が大丈夫な母ですが、ガだけが苦手と言います。
これは他のガ嫌いな人の話だったと思いますが、太い胴体を見ていると幼虫を思い出すという話を聞いたことがあります。
まぁ、人それぞれですね。
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タイワンハムシ交尾ペア
タイワンハムシ交尾ペア
Ricoh CX3 Speedlight
  2010.8.5
6月28日29日に、沖縄本島でタイワンハムシが大発生をしていることを紹介しました。
最近は、林道に車を停めていても、短時間で、成虫、幼虫、糞、落葉などで汚されることもありません。
これでやっと終息するのだろうか?と思っていましたが、再度芽吹いたタイワンハンノキで活動している成虫を目撃しました。
しかも、複数の交尾ペアも見られましたから、まだまだ終息ではないようです。

恐らく、餌となるタイワンハンノキの葉が枯渇し、ハムシの数も一時的に減少したのでしょう。
それが、タイワンハンノキの葉の供給が復活し始めた結果、再びハムシの増える可能性もありあそうです。
まぁ、それは予想出来ることだったのですが、丸坊主になったタイワンハンノキのしぶとさには驚かされます。
今回のタイワンハムシ騒動で、もしメリットがあるとすれば、山原(やんばる=沖縄本島北部)で勢力を拡大する移入種タイワンハンノキの減少だったのですが、どうも望み薄のようです。
春に葉を食い尽くされた後、猛暑の季節に再度芽吹きをして復活傾向にあるタイワンハンノキの旺盛な生長力に、ただ唖然とするばかりです。
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2010.8.4
チョウがよく集まるがあります。
沖縄でその筆頭ではないかと思われるのが、タイワンウオクサギです。
個体数だけでなく、種数もかなりのものです。

市街地でも山奥でも見られる樹種ですが、いつも狙っているポイントがあります。
沖縄本島最北端に近い場所なのですが、背景がエメラルド色に輝く海なのです。
夏の快晴の日に、このタイワンウオクサギの花に乱舞するチョウたちの姿は、亜熱帯の楽園そのものです。

しかし、そのタイミングが難しいのです。
6月下旬に訪れたときには、まだ蕾の状態でチョウの姿は見られませんでした。
2週間前、東京から戻った時点で見に行こうと思ったのですが、激しい雨が続き諦めました。
そして先週末、やっとその場を訪れると、既にほとんどの花が実になり、チョウの姿は疎らでした。
また、タイミングを逃してしまったようです。
タイワンウオクサギの開花は、年に数回あるようですが、次の開花期に、背景の美しい海はまだ見られるでしょうか。
  タイワンウオクサギ
タイワンウオクサギ
Ricoh CX3
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サカモトサワガニ?
サカモトサワガニ?
NikonD90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
  2010.8.3
夜の林道探索は、宝探しの気分です。
一体、何と出会えるのか、ワクワクします。
夜の林道では、サワガニも常連です。
しかし、緑の新鮮な葉を抱えてムシャムシャやっているサワガニは初めて見ました。

カニの世界でもベジタリアンが増えているのかと思いましたが、そうではありませんでした。
その葉の裏に、ビッシリと昆虫の卵が付いていたのです。
カメムシの卵でしょうか?ガの卵でしょうか?
何れにしても、サワガニもよく見つけたものです。
地上を歩き回るサワガニに届くような、低い位置に産卵されていたのでしょうか?
ちょっと不思議な光景でした。
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ナミエガエル
ナミエガエル
NikonD90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
  ナミエガエル
ナミエガエル
Nikon D90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
 
2010.8.2
クロイワトカゲモドキを探していて、最も多く見かけるのはヤンバルマイマイ、そしてハナサキガエルでしょうか。
クロイワトカゲモドキと同じか、やや少ない程度の頻度で遭遇するのが、このナミエガエルです。
山原に生息するカエルで、沖縄県指定天然記念物が3種。
その中で、イシカワガエル、ホルストガエルよりも個体数の多いのがナミエガエルです。

そんなナミエガエルを撮影していたら、口の左側から何やら白い涎のような物が見えます。
正面から見ると、口の右側には、やはり白い、まるで魚の尾びれのような物が見えます。
こんな水たまりに魚がいるとは考えられませんから、一体何を食べたのでしょう。
う~ん、ちょっと思い付きません。
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クロイワトカゲモドキ
クロイワトカゲモドキ
Ricoh CX3 LED-Light
  クロイワトカゲモドキ
クロイワトカゲモドキ
Ricoh CX3 LED-Light
 
2010.8.1
今回の山原(やんばる=沖縄本島北部)での最大の目的は、クロイワトカゲモドキ。
原始的な形態を残していて、ヤモリの仲間なのに、高い所が苦手という変わり者です。
見た目もユニークなのですが、元々爬虫類嫌いだった私に、爬虫類の魅力を教えてくれた恩人でもあるのです。

ところが残念なことに、最近、数が減っています。
かつて、暑い時期になると、わずか数10mの範囲に数10個体が簡単に見られたポイントがあります。
しかし、最近は本当に数える程なのです。
今回、2晩3時間ずつ探した結果、初日6個体、2日目8個体の計14個体に出会えました。
予想していたよりも好結果だったのですが、撮影の成果のほうは、まだまだですねぇ。
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