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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。
ありがとうございました。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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オオシマオオトラフコガネ褐色型
SONY DSR-570WS Canon YJ19X9B IRS Close-up Lense
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オオシマオオトラフコガネ黒色型
SONY DSR-570WS Canon YJ19X9B IRS Close-up Lense
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2003.3.30
山原(やんばる=沖縄本島)の森では、スダジイが至る所で花を着け、春の昆虫たちも活動のピークを迎えています。 その春に出現する昆虫たちの中で、私の最も好きなのが、このオオシマオオトラフコガネだという話は昨年の4月4日にも、ここで触れました。そして、数100匹に1匹程の割合で、褐色の部分が黒色に置き換わってしまう変異個体が出現する話も。 その黒色型のオオシマオオトラフコガネに7年ぶりくらいで出会いました。それも、今年出会ったオオシマオオトラフコガネの中で2番目という幸運です。ビデオ撮影中に出会ったため、まずビデオ映像に収めました。次にスチルカメラで撮影しようと思い、100m程離れた所に停めてあった車まで往復している間に、もう姿を消していました。 それでも、初めてビデオでの撮影にも成功しましたし、本当に久しぶりに黒色型に出会うことが出来たのですから、今年のフィールドワークはなかなか幸先のよいスタートと言えそうです。
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2003.3.26
当初今年の12月開業予定だった沖縄都市モノレール、愛称「ゆいレール」が8月からの開業となり、連日試運転走行が繰り返されています。 この種の事業は遅れることが常ですから、これ程大幅な早期前倒し開業は異例と言えるでしょう。このように紹介すると、将来的に明るい話題のようですが、このモノレールの取り巻く環境は、決してそのようなものとは感じられません。 まず、これまで長年に渡る大工事に伴う交通渋滞による損失は、計り知れないものがあるに違いありません。そしてこれから先の問題として、まっ先に思い浮かぶのが採算性です。 完全な車社会である沖縄で、「駅まで歩く」「駅から歩く」習慣はほとんどありません。そして、街並も決して駅を中心に発達している訳ではないので、そのような習慣が簡単に定着するとも思えません。開業当初は、物珍しさで何度かは乗るでしょう。しかし、余程自宅も職場も駅から近い人でない限り、恒常的な交通手段としての利用は考え難いように思います。最も利用しそうなのは、本土からの観光客の皆さんでしょうか?しかし、終点の首里駅もその最大の観光スポットの首里城公園からは結構離れたところにあります。しかも、その間の街並が歴史散歩コースのようであればまだしも、それは余り望めない環境です。そしてまた、観光もレンタカーの時代です。 このゆいレールの採算モデルは、あの東京羽田空港に乗り入れている東京モノレールだそうです。しかし、あれ程利用客の多い路線でも、ほぼ同じ距離を走る私営一般鉄道と比べると、2~2.5倍もの料金です。そのため、羽田空港に一般鉄道の京急線が乗り入れてからは、すっかり客足が奪われた状態です。まだ正式な運賃の発表はないようですが、路線バス並みの運賃を目指しているようです。果たして黒字に転換する日は訪れるのでしょうか?
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沖縄都市モノレール「ゆいレール」試運転
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED
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新緑のやんばる、ヘリで空撮
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED
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2003.3.22
5年ぶりに、新緑の山原(やんばる=沖縄本島北部)で、ヘリコプターによる空撮をしました。 ここしばらく曇天や雨模様の日が続いていたのですが、今日は薄らと陽も射し、豊かなグラデーションに覆われる新緑の山並を撮影するのには、最適な光線状態と言えます。余り雲の少ない快晴状態だと、コントラストが強くなり過ぎてしまいますから。 しかし、今日の気象条件はよいことばかりではありませんでした。まず、霞がかかっていて、遠景がクリアに見通せません。手前の近景の山並はいいのですが、離れた背景の山並や海の色はイマイチでした。さらに風が非常に強く、ドアを開けての撮影はなかなか苦労させられました。 今日は天候以外でも気になったことがあります。山原の森は何処も美しい新緑に覆われているのですが、場所によっては、斜面がまだら状に赤茶けているのです。どうもこれは、昨秋の台風16号の潮風に因るもののようです。既に半年を経過した今でも、その爪痕を残している、昨秋の台風の威力を改めて感じた大空からの眺めでした。
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2003.3.21
確定申告やら、なかなか治らない風邪やらで、すっかり南島漂流記の更新も滞ってしまいました。それにしても、今年の風邪はしぶといですねぇ。やっと治ったかと思うと、また復活する繰り返し… 何となく穏やかな気候のイメージのある春分の日ですが、今年の沖縄は朝から土砂降りの空模様です。昼からは晴れるとの予想も裏腹に午後2時を回っても、まだ暗い雲が空を覆っています。 昨年は秋の訪れが早く感じられた代わりに、今年は春の訪れが早いと喜んでいました。ところが、その後の暦の進行は行ったり来たり、正に三寒四温。今日もやや肌寒さを感じる亜熱帯の春分の日となりました…
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土砂降りの春分
NikonD1X VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED Speedlight
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SONY DSR-570WS+Canon YJ19X9B IRS
Nikon D1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED
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2003.3.1
ここ数年程悩んでいたビデオ機材に対する解答が左の写真です。「本が売れない時代」と言われるようになって久しいですが、その傾向は年々増していくようです。私の仕事の内容も、スチル写真(通常の静止画像写真)の比率が下がり、その分、ビデオ・テレビ関連の仕事の割合が増えてきています。 売上ベースで言えば、全体の3分の1程も占めるようになっているのですが、未だにアマチュア用機材で賄っていました。それは、1995年に発売になった DVカメラの規格が優れているからこそ可能にだったのですが、やはりレンズ交換も出来ない機種では、撮影出来る条件も限られてしまいます。 そこでプロ用の機材の導入を考えたのですが、どうもタイミング的に中途半端に感じられます。現在、放送業界は、NHKの看板番組で使用されているハイビジョンカメラへの移行が時代の流れです。しかし、このシステムの導入は個人にとって、余りに荷が重すぎます。となると、現在の民放を含めた放送業界のスタンダードであるベーターカムのシステムが常識的な選択となるのですが、その行く末は決して明るいものではありません。しかも、予算的にはこれまたハイビジョンに近い世界です。 そこで第3の選択肢となったのが、今回購入した機材という訳です。このDVカムというシステムは、扱う映像信号はアマチュア用DVカメラと基本的に同じですが、レンズや撮影用CCDはベーターカムと共通で、画像の鮮鋭度も同等なのです。比較的カメラ本体も小型軽量ですから、工夫すれば個人での撮影も可能です。それに、特別なオプションなしに、現在使用しているパソコンによる編集システム(DTV)もそのまま利用出来ます。現在の私の撮影スタイルに打ってつけと言えるでしょう。年々状況の悪化しつつある琉球列島の自然環境を、少しでも早くよりよい状態で鮮明に記録したいという理由も、購入の後押しとなりました。
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