生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。 これからも、よろしくお願い致します。
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被写界深度テスト
被写界深度テスト
Ricoh CX6 300mm相当 F5.6 ISO800
  被写界深度テスト
被写界深度テスト
Ricoh CX6 300mm相当 F15.4 ISO800
 
2011.11.30
被写界深度、ワイド端だけではなく、テレ端もテストしてみました。
当然のことながら、こちらも被写界深度が増しているのが確認できました。
そして、テレ端の周辺部に現れる像の流れも改善されています。

このテストは、光量の関係でISO800撮影です。
以前まで、1/2.3型のセンサーのISO800撮影は厳しいものがありましたが、CX6のISO800は実用域であると感じました。
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被写界深度テスト
被写界深度テスト
Ricoh CX6 31mm相当 F3.7 ISO100
  被写界深度テスト
被写界深度テスト
Ricoh CX6 31mm相当 F7.6 ISO100
 
2011.11.30
新型リコーCX6の実写テストを、土砂降りの雨に阻まれてしまいましたが、諦め切れずに室内テストをしました。
今回、最も気になっているのが、メカ絞りの復活です。
その被写界深度のコントロール具合を確かめてみました。

接写モードのワイド端31mm相当での撮影です。
左側が開放絞りのF3.7。右側が最小絞りのF7.6。
比較的撮影倍率が高いので、それ程劇的な変化は感じませんが、確実に被写界深度は増しています。
この点だけでも、これまで以上に使える機材に進化したことを感じます。
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夕焼け
夕焼け
Ricoh CX6
  夕焼け
夕焼け
Ricoh CX6
 
2011.11.30
今日は、昨日届いた新型カメラ、リコーCX6の実写テストを!と意気込んでいたのですが、生憎の朝からの土砂降り。
やっと天気が回復して陽が射したのが、夕暮れ間近。
その代わり、久しぶりに美しい夕焼けだったので、思わずレンズを向けました。
このような無限遠の被写体に解像感を覚えることは少ないのですが、今回はなかなかの高解像度に感じます。

いつもならば、より美しく見せるために、レタッチをするところですが、今回は新型機種のテストなので、リサイズのみのノーレタッチです。
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2011.11.30
借りている事務所の隣の敷地に、今年新しい建物が完成しました。
これまで気づかなかったのですが、その壁面にまるで壁画のような椰子の木が描かれているのを見つけました。

しかしよく見ると、その葉が風に揺れています。
どうやら、拙事務所側に植えられている椰子の木が駐車場の夜間照明によって、影絵のように写し出されているようなのです。
それにしても、実に巧い偶然ですね。
何故、今まで気づかなかったのでしょう。
  壁画
壁画
Ricoh GR-DIGITAL IV F1.9 ISO1600
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RICOH CX6(手前)とCX5
RICOH CX6(手前)とCX5
Ricoh GXR Mount A12 Micro Nikkor60mF2.8 F5.6 ISO400
RICOH CX6
RICOH CX6
Ricoh GXR Mount A12 Micro Nikkor60mF2.8 F5.6 ISO400
RICOH CX6
RICOH CX6
Ricoh GXR Mount A12 Micro Nikkor60mF2.8 F5.6 ISO400
  2011.11.29
12月3日発売予定のリコーCX6ブラックがやって来ました。
リコー製品は、かつてのRシリーズ、現CXシリーズはエントリー機の位置づけで、プログラムAEモードが基本でした。
それが今回、上面モードダイアルに「A/S」が加わり、絞り優先、シャッター優先モードが選択出来るようになりました。

CX1までは、テレ端が200mm相当止りだった代わりに、メカ絞りが組み込まれていて、ある程度の被写界深度の調節も可能でした。
それがCX2以降、テレ端が300mm相当に伸びた代わりに、メカ絞りが事実上省略されてしまい(テレ端側で1段分のみ有効)、被写界深度の調整が出来ませんでした。
今回、絞り優先モードは、開放絞りか最小絞りかの二者択一ながら復活しました。
シャッター優先モードは、より細かな設定が可能です。
CX2~5では、絞りコントロールとテレ端300mmのトレードオフになっていたのが、唯一残念な点でしたが、シャッター優先モードを連れて戻り、さらなる進化を遂げたことになります。

これまで指に掛かり易く、気になっていたストロボ発光部が、撮影レンズ寄りに移動し、使い勝手が向上したようです。
背面では、動画録画ボタンが独立して設けられ、これも評価される点でしょう。

反対に、気になる点として、グリップや軍艦部(死語か?)上面が鏡面仕上げというかツルツルの感触になり、ホールディングの際の不安を感じます。
また、Powerスイッチがこれまでの円形から長方形に変更されたのですが、ズームレバーに隣接した位置になり、これまでよりもちょっと操作に戸惑う感があります。
恐らく、カメラバッグなどの中での誤動作を回避するための措置なのでしょう。これはきっと慣れの問題だと思います。

AFの高速化、高画質化など興味ある他の進化部分は、明日以降の実写で確認したいと思います。
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2011.11.28
ゴバンノアシは、その名のとおり、碁盤の脚にそっくりな実を着ける植物です。
巧いネーミングというか、全くそのものというか、よく出来ています。
初めて、その若い実を見ました。
さすがに、若い実は碁盤の脚には見えませんね。
から実へと、どのように生長していくのか不思議に思っていましたが、その一部が判りました。
  ゴバンノアシ若い実
ゴバンノアシ若い実
Ricoh CX5 DRモード
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エゴノキ花
エゴノキ花
Ricoh CX5 300mm相当 Speedlight
  ジャコウアゲハ蛹
ジャコウアゲハ蛹
Ricoh CX5
 
2011.11.27
わずか一輪ですが、エゴノキの花を見つけました。
亜熱帯、沖縄では、エゴノキは1~3月の冬を代表する花です。
それが、11月にもう開花しているとは、目の前に冬を突き付けられたような気持ちです。

その近くで、ジャコウアゲハの蛹も見つけました。
いつ頃、羽化するのでしょう。
来春と言いたいところですが、沖縄で最も早く羽化するチョウがジャコウアゲハです。
1月後半に開花するカンヒザクラに、羽化直後のジャコウアゲハが飛来する光景は、亜熱帯の新春を感じます。
秋の次に冬は来るのだし、その後には春も控えているのですから、冬も仕方ないですね。
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2011.11.26
盛大な食痕のあるクワズイモの葉を見ました。
しかも、3枚も隣り合っています。
恐らく、マダラコオロギによるものでしょう。
芸術の秋、いや食欲の秋ですね。
  クワズイモ葉
クワズイモ葉
Ricoh CX5
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「にほん風景遺産」感動大賞表彰式
「にほん風景遺産」感動大賞表彰式
Ricoh GR-DIGITAL IV F2.8 ISO400
  2011.11.25
今年、6月に放映されたBS朝日「にほん風景遺産~沖縄・やんばるの森を歩く」が、第2回「感動大賞・映像賞」を受賞しました。
番組では、ディレクター、出演、映像提供を務めました。
準グランプリのような位置づけの賞ですが、撮影に携わっている人間にとって、映像賞はグンランプリに劣らない名誉です。

急遽、東京での授賞式に出席するために、トンボ返りの上京となりました。
授賞式会場は、東郷神社脇のルアール東郷。
緑に囲まれた雰囲気のある会場です。
東郷平八郎元帥は、私の母方の大叔母の大叔父にあたります。
そのような所縁ある会場での表彰は、より感慨深いものでした。
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2011.11.25
沖縄にやってきてから数年は、ちょっとした高台などからエメラルド色の海が見えると、その度に「アっ!」と感激したものです。
その感覚も、いつの間にやら薄れてしまいました。
沖縄に住んでいることを話すと、「いいですね~!」「羨ましい!」「贅沢ですね~!」と返されることがほとんどです。

しかし、実際に住んでいるとそう思わなくなります。
ときどき沖縄を旅して、前述の「アっ!」という感動を味合うのが、本当の贅沢です。
旅とは日常からの逃避であって、非日常を求めての精神的な移動でもあるのです。
沖縄が日常になってしまっては、感動が得られません。

「ブスは3日で慣れ、美人は3日で飽きる」というフレーズがあります。
しかし、後者は究極の贅沢とも言えます。
沖縄に住むということは、3日で美人に飽きるような究極の贅沢なのかもしれません。

沖縄に住んでいる個人的理由は、他の場所では遭えない亜熱帯の希少動物と身近に接するためです。
より具体的に言えば、撮影効率を上げるための選択です。
そのためには、沖縄の自然環境を、常に非日常の眼で見続けなけらばならないのですが。
  古宇利島
古宇利島
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED PL-Filter
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センダンやに
センダンやに
Ricoh CX5 31mm相当
  2011.11.24
松やにという言葉を、久しぶりに思い出しました。
幹から盛大に垂れていました。
樹皮は、一見マツのようですが、実はセンダンです。
ですから、松やにではありません。
かと言って、センダンやにといは言いませんね。
これが石化すると、琥珀になるのでしょうか?
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伊江島
伊江島
Ricoh CX5
  風力発電
風力発電
Ricoh CX5
 
2011.11.23
海洋博記念公園から、沖合の伊江島が美しく見えます。
シルエットが、海面に浮上した潜水艦に見えるために、米軍が沖縄本島への上陸作戦のときに、間違えて砲撃を加えた逸話の残る島です。
その海岸に、風力発電の風車が2基見えます。
国の方針での実験プラントかと思います。
最近では、山原(やんばる=沖縄本島北部)の海岸にも見られる施設です。
エネルギー政策のために重要な実験なのでしょうけど、周囲の景観や自然環境を考えて、設置場所を選定して欲しいものです。
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映像ホール
映像ホール
Ricoh CX5 28mm相当
  2011.11.22
海洋博記念公園のドリームセンター内に映像ホールがあります。
2000年サミットのときにリニューアルされ、展示企画に関わりました。
山原(やんばる=沖縄本島北部)の自然環境を解説するために、私の撮影した画像をパネル展示し、私がモデルのカメラマンの石膏像もあります。
しかし、2、3年前に訪れてみると、全く別の展示に変更されていました。
今回、再び訪れてみると、かつての展示が一部復活していました。
ですが、他の撮影者の画像が混在し、当初の展示コンセプトは理解されていないようです。
中途半端な展示に変容してしまったのが残念です。
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ツワブキ蕾
ツワブキ蕾
Ricoh GR-DIGITAL IV
  2011.11.20
昨日のサトウキビの花穂に続いて、ツワブキの蕾まで見てしまったら、もうそこまで来ている冬の存在を認めざるを得ません。
温帯では秋の花のツワブキは、沖縄では冬の花なんです。
タイミングを合わせたかのように、今日から北よりの風に変わりました。
気温は、昨日と大差ありませんが、体感温度では大きな違いです。
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2011.11.19
酒好きの友人から、酒が届きました。
西洋梨入りのブランデーです。
これまでにも、写真や店頭で見たことがあり、ちょっと気になっていました。

これ、洋梨の実の小さいうちにボトルを被せて栽培するのでしょうか?
すると、洋梨の木にいくつもボトルが結びつけてある風景が、何処かにあるわけです。
あるいは現代なら、大きく成長した実の周りにボトルを成形するのも可能でしょうか?
さらに、飲み終わった後、実の味見をしたい場合、どうすればよいのでしょう?

なんてことは、今の時代、ネット検索すれば簡単に判ると思っていました。
それが意外と難しいんですね。
最大の敵は、「ブランデーワイン」。
洋梨の一品種なんですけど、そればっかり。

酒ネタをもうひとつ。
一昨日、先日の震度4の地震で倒れた置物を直そうとして、本棚の上を片付けていたところ、洋酒の箱を見つけました。
「バランタイン30年」すっかり忘れていました(高価です)。
20年程前、仕事のお礼に頂いたものです。
その頃、あまり飲まない生活だったので、それ程興味もなく置いておいたのでしょう。
既に、50年ものに近づいていますね。
いや、ボトル詰めされてからは熟成しないので、そういう計算にならないでしょうけど。
少なくとも、長年立てて置いたので、コルク栓が乾燥してボロボロかもしれません。
取り敢えず、天地を逆さまにして置き直してみました。
  洋梨入りブランデー
洋梨入りブランデー
Ricoh CX5
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サトウキビ花穂
サトウキビ花穂
Ricoh CX5
  2011.11.19
サトウキビの穂は、大好きな被写体のひとつです。
半逆光に照らされて、銀色に輝き波打つ様子は、見てて飽きません。
しかし毎年、この穂を初めて見たときは、ちょっとしたショックなんです。
それは、大嫌いな冬の到来の兆しだからです。
ですから、毎年、サトウキビの花穂を初めて撮るときの心境って、複雑なんです。
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2011.11.18
リコーGRデジタルIVの発売から、間もなく1ヵ月が過ぎようとしています。
一見地味な改良の積み重ねですが、とても使い易く進化しています。
接写に強いとは言え、28mm相当単焦点レンズでの昆虫撮影は、決して万能ではありません。
それなのに、使い出すとなかなか他の機種に移行し難い、不思議な魅力を持ったカメラです。

かつて、銀塩一眼レフに90mmマクロレンズを装着し、7~8割をその組み合せで撮影していた時代がありました。
もうその画角が頭というか全身に染込んでいて、ファインダーを覗く前に予想した画角と実際のファインダー像に大きな差はなかったものです。
この28mm相当固定のGRデジタルを使っていると、それに近い感覚が蘇ってきます。
それが、決して昆虫撮影に万能ではない機材なのに、必ずしも撮影歩留まりの悪くない理由のひとつでしょう。
いつも同じ例えですが、スイスアーミーナイフよりも、1ブレードのフォールディングナイフのほうが、よりよい仕事が出来るシーンは少なくないのです。

さて、4代目になるGRデジタルシリーズですが、今後どのような方向に進化していくのでしょうか。
ニューモデル発表の度に予想するのは、「21mm相当モデル」「大型センサー採用」です。
しかし、前者は21mm相当になる極めて優秀な専用コンバージョンレンズが存在します。
後者は、もしそうなれば面白い展開ですが、現行ボディサイズやレンズ性能など、GRクオリティを維持したまま実現可能でしょうか。

個人的には、21-35mm高級ズームモデルはどうかと考えます。
かつて高級銀塩コンパクトのコンタックスTシリーズに、ズームレンズ採用のモデルが登場したようなイメージです。
ただ、これで接写性能が犠牲になると困りますが。
あと、せっかく接写に強いのですから、ストロボもそれに対応して欲しいですね。
  ウスカワマイマイ
ウスカワマイマイ
Ricoh GR-DIGITAL IV F5.6 ISO100
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イワカワシジミ
イワカワシジミ
Ricoh GR-DIGITAL IV
  2011.11.17
今年の秋は、イワカワシジミが多いようです。
大発生とは言えないものの、そこそこ目にします。
元々が、多いチョウではないので、続けざまに遭遇すると、そのような印象を持つのかもしれません。

翅の裏側が、淡い緑色をしているのが特徴ですが、ちょっと他に見られない色使いです。
色使いもそうですが、大きさといい、何処となく気品の感じられる存在です。
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クワズイモ葉
クワズイモ葉
Ricoh GR-DIGITAL IV
  オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
Ricoh GR-DIGITAL IV
 
2011.11.16
クワズイモは、亜熱帯らしさを感じさせてくれる植物のひとつです。
大きなサトイモのような葉から、巨大な可食部分を想像するかもしれませんが、和名のとおり食べられません。
その理由は、蓚酸が多量に含まれるためで、皮膚の弱い人は、汁に触れるだけで被れてしまいます。

しかし、そのようなことを言って、このような和名を付けているのはヒトです。
クワズイモを主食にしている動物は、少なくありません。
モリバッタ、マダラコオロギ、ミドリスズメ幼虫、シタベニスズメ幼虫などの他、赤い実は野鳥たちに人気です。
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コガネグモ
コガネグモ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO200 F5.0
  コガネグモ
コガネグモ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F3.5
 
2011.11.15
クモの雌が成熟するのは、秋の風物詩のひとつでしょうか。
山原の森では、ジョロウグモが目立ち、オオジョロウグモは既に姿を消したようです。
沖縄では、ナガマルコガネグモが多く、コガネグモはそうお目に掛かる種ではありません。
沖縄諸島が分布の南限に当たるんですね。
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イシガケチョウ
イシガケチョウ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO400 F4.5
  イシガケチョウ(ピクセル等倍)
イシガケチョウ(ピクセル等倍)
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO400 F4.5
 
2011.11.14
デジカメWachで、「インタビュー:リコーに聞く「GR DIGITAL IV」の進化(前編)」を掲載しています。
先月から使い始めたリコーGRデジタルIVですが、その解像度に驚き、度々紹介しました。

その解像度向上の原因として、ローパスフィルターを弱い物にしたのではないかと予想しましたが、そのとおりだったようです。
やはり、解像度の向上とトレードオフで増加する偽色とモアレは、画像処理エンジンの改良によって補っているいるとのこと。
そして、驚くべきことと言うか、やはりと言うか、残念と言うか、ローパスフィルターのない試作機もあったそうです。
この辺り、ローパスフィルターの搭載されていない、GXR マウントA12の開発時に蓄積されたノウハウなのでしょうね。

※2枚目の画像は、画像をクリックして拡大表示された状態で、ピクセル等倍表示になります。
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ソメイヨシノ
ソメイヨシノ
Ricoh CX5
  オシロイバナ
オシロイバナ
Ricoh CX5
 
2011.11.13
1週間、東京に滞在していました。
この季節にしては気温が高く、汗ばむ日も少なくありませんでした。
そのような陽気の中、あちらこちらでソメイヨシノの紅葉が目に付きました。

一方で、オシロイバナの花も、まだ咲いているのをあちこちで見ました。
元々、オシロイバナは、夏の花のイメージです。
寒くなっても、花が見られるのは沖縄だけかと思っていました。
温暖化の影響でしょうか。あるいは品種改良の成果でしょうか。
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マツダコスモスポーツ
マツダコスモスポーツ
Ricoh CX5
  2011.11.12
マツダコスモスポーツ(後期型)が走行しているのを見ました。
ロータリーエンジンを搭載した、世界初の量産車です。
発売は、1967年。
同じ年に発売された国産スポーツカーに、あのトヨタ2000GTがあります。

ちょっとこの2車種を比べてみると。
製造台数は、コスモスポーツ1200台弱に対して2000GTは300台強。
発売時価格は、148万円と238万円。
現在の中古価格は、200~500万円対1500~3000万円。

格が違うと言えばそれまでですが、デザインに関して断然コスモスポーツだと感じます。
今でも、決して古くささを感じさせないものがあります。
その点、2000GTは結構古くさい。
世界初の量産型ロータリーエンジン搭載モデルという点を考えれば、コスモスポーツはもっと評価されてよいはずです。

この2車種を比べていると、 ハンザキヤノンとニコンI型を思い出します。
前者は、1935年発売の日本初の35mm距離計連動カメラで推定製造台数1000台前後。
後者は、1948年発売で製造台数738台。
しかしハンザキヤノンは、大戦を挟んでいるために、現存確認台数は140台程。
ところが中古市場では、ハンザキヤノンが最高値で200万円程。ニコンI型は1000万円を超えることも。
この2機種においても、ハンザキヤノンがより評価されてよいと常々感じています。
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ムナビロカマキリ
ムナビロカマキリ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F3.5
  ムナビロカマキリ
ムナビロカマキリ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F3.5
 
2011.11.11
もう30年近くも前、琉球大学大学院生だった頃。
修士論文のテーマで、カマキリを扱いました。
まずは、身近に生息しているカマキリを捕獲して飼育してみました。
ハラビロカマキリとオオカマキリとチョウセンカマキリ。
だと思って飼育を始めたのですが、オオカマキリとチョウセンカマキリが、どうも図鑑どおりに区別できない。
さらに累代飼育をしてみると、驚くべきことが。

本土産オオカマキリの卵曩にそっくりな卵曩から生まれ、成長した成虫が、どちらかというとチョウセンカマキリの特徴に似ています。
反対に、チョウセンカマキリの卵曩にそっくりな卵曩から、生まれ育った成虫は、オオカマキリに似ているのです。
結局、専門家に判断を委ねたところ、本土産とは別種という結論でした。
そして、それぞれムナビロカマキリとオキナワオオカマキリという仮称が与えられました。
前脚の付け根の間に、オレンジ色の紋が見えるのがムナビロカマキリのほうです。
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タイワンクツワムシ
タイワンクツワムシ
NikonD7000 Nikkor45mmF2.8P Gyorome-8 X1.5Telecon F16 Speedlight ISO6400
タイワンクツワムシ
タイワンクツワムシ
NikonD7000 Nikkor45mmF2.8P Gyorome-8 X1.5Telecon F16 Speedlight ISO6400
タイワンクツワムシ
タイワンクツワムシ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO400 F4
  2011.11.10
虫の眼レンズは、ハマるとなかなか面白い描写をします。
しかし、中途半端に使うと、これ程意味のないレンズもないという裏の顔も持ち合わせています。
とにかく被写体に近づいて、というより肉薄して撮らなければ詰まりません。
離れて撮るならば、市販の魚眼レンズのほうが、余程よい画質が得られます。
この辺りがよく解らずに、他の人の撮った虫の眼レンズ作品を真似して、魚眼レズ代わりの万能レンズと錯覚している人もいるようです。

広い画角を持ち、歪曲収差が大きく残っているのは、魚眼レンズと同じです。
この場合の収差とは、決して悪い意味ではなく、特徴のひとつと言えます。
被写体に近づいて、画面の周辺部まで占めると、その部分が歪むので、非日常的な描写となります。
この特性に依存した、虫の眼レンズ作品も少なくありません。

作例のタイワンクツワムシの後脚も、近づけば近づく程、反り返って見えます。
平凡な被写体に、ちょっとインパクトを与える効果は大きいですね。
通常の28mm相当レンズで撮影場合、この後脚もほぼ直線に写ります。

虫の眼レンズで被写体に肉薄して撮れば、日常から掛け離れたインパクトのある画像になります。
しかし、それだけはすぐに飽きてしまいます。
深い被写界深度を活かした、背景描写も含めた魅力的な虫の眼レンズ作品は、そう簡単ではありません。
簡単に日常から離れたインパクトのある描写が得られるからと言って、すぐによい作品が得られるわけではないのです。
却って、一般レンズよりも難しいとも言えます。
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マダラコオロギ
マダラコオロギ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
  2011.11.9
昨日は、急に増えてきたセスジツユムシを紹介しました。
タイワンクツワムシも、その前から大豊作です。
そして、このマダラコオロギも9月から成虫の姿を見ていたのですが、このところ集団でいるのをよく目にします。
どうも、イメージとしては、近づくとすぐに逃げるので、コソコソという感じの存在です。
ところが、正面からアップで見ると、これが結構ワイルドな印象なんですね。
かなりのワルだな。いや、オサヨコバイには、ちょっと負けるか。
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セスジツユムシ雄
セスジツユムシ雄
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
  セスジツユムシ雌
セスジツユムシ雌
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
 
2011.11.8
今年は、タイワンクツワムシが大豊作だと感じていました。
沖縄の秋の鳴く虫というと、セスジツユムシが最も多い印象があるのですが、これまでほとんど見かけない状況でした。
それがこのところ、急に成虫の姿が目に付くようになってきました。
やはり、沖縄の鳴く虫の王座は譲れないと、ラストスパートを掛けた結果でしょうか?

恐らく、数ではタイワンクツワムシに負けないレベルになったでしょう。
しかし、いくら頑張ったところで、鳴き声の音量にはとても敵いません。
もっとも、秋の鳴く虫の評価は、音量ではなく、音色だと思います。
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2011.11.7
昨日は、諸々の事情でなかなか会うことの叶わなかった知人の来沖に合わせて、琉球料理のランチをご一緒しました。
首里城近くの古民家を改築したお店で、庭を眺めながら食す日曜日の早めのランチは、何処か優雅な雰囲気でした。
  琉球ランチ
琉球ランチ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F3.5
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ジョロウグモとベニモンアゲハ
ジョロウグモとベニモンアゲハ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
  2011.11.6
ベニモンアゲハが、ジョロウグモの巣に掛かっていました。
巣から切り離して落とす様子もなく、糸を掛けていましたから、獲物として認識しているようです。
ベニモンアゲハは、シロオビアゲハの一部の I I 型雌が擬態する有毒モデルです。
それが捕食されてしまうということは、その説に矛盾しているように映ります。

一方、このような毒は、クモなど無脊椎動物には効果がなく、鳥類など脊椎動物に対する戦略だとも言われます。
それだけ、昆虫にとって、クモよりも鳥類による捕食のほうが圧倒的に脅威なのでしょう。
実際には、もっと複雑な世界なのでしょうけど。
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タイワンクツワムシ
タイワンクツワムシ
NikonD7000 Nikkor45mmF2.8P Gyorome-8 X1.5Telecon F16 Speedlight ISO6400
  オサヨコバイ
オサヨコバイ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
 
2011.11.5
昨日は訳あって、日帰りで山原(やんばる=沖縄本島北部)に行ってきました。
曇りがちの空模様でしたが、結構、昆虫の姿は多く、楽しむことが出来ました。

今の季節、タイワンクツワムシの姿が多いですね。
資料によると、本土に分布するクツワムシに比べると、緑色型の出現頻度が褐色型に対して少ない。
夜行性だが、日中も葉の上で休んでいることが多いとあります。
なる程、実際のフィールドでも、そのような印象があります。

確かに緑色型は多くありませんが、日中、葉の上で目撃する個体は緑色型が少なくない印象受けます。
やはり、緑色型、褐色型、それぞれ保護色が有効となるような行動を身につけているのかもしれません。

オサヨコバイは、季節の旬の昆虫というよりも、夏の生残りのイメージです。
体長11mm前後と小さいので、老眼の進みつつある眼には辛い大きさですが、オサヨコバイの眼はなかなかのキャラです。
何とも、目付きの悪いワイルドなイメージ。
もっとも対天敵戦略で、ウィークポントである複眼の存在を隠すためのデザインなのでしょけど。
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アマミナナフシ
アマミナナフシ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F5.6
  アマミナナフシ
アマミナナフシ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F1.9
 
2011.11.4
アマミナナフシの雌は、日本最大のナナフシで間違いないでしょう。
最大サイズの個体では、前脚をまっすぐ前方に伸ばしている状態で、全長が30cm近くにもなります。
しかし、日中はあまり活動的ではなく、枝になりきっていることがほとんどです。
夜になると活動的になり、バンジロウ(グヮバ)などの葉を摂食するのが日常です。
ところが、このとき出会ったアマミナナフシは、陽の高いうちからノカラムシの葉を齧っていました。

左側の画像は、リコーGRデジタルIVで絞りF5.6での撮影。右側は、同じくF1.9開放での撮影。
フォーカスは、頭部に合わせていますが、どちらもしっかり合焦しています。
前III型からの進化したポイントに、合焦速度と精度の向上がアナウンスされています。
これまでは、このような状況だと、背景にピントが抜けてしまうこともありましたから、フォーカス精度の向上が実感できます。
是非、この成果をリコーGXRにも反映させて欲しいものです。
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イヌビワ
イヌビワ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F2.5
  2011.11.3
まだまだ暑い日が続いています。
今、明け方の04:12ですが、事務所のエアコンは「冷房モード」でONになっています。
しかし、山原(やんばる=沖縄本島北部)の森でも、日中の陽射しが心地良く感じることがあります。
三寒四温ならぬ三温四寒を繰り返しながら、次第に冬に近づいていくのでしょう。
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ダイトウクダマキモドキ
ダイトウクダマキモドキ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F2.8
  ダイトウクダマキモドキ
ダイトウクダマキモドキ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO200 F3.5
 
2011.11.2
タイワンクツワムシの活動が、最盛期を迎えています。
クツワムシの別名が、クダマキ。
そして、このダイトウクダマキモドキ。
ちょっと迫力に欠けますが、まぁ、似てくなくはありません。
タイワンクツワムシは、そこらじゅうで姿を目にしますが、ダイトウクダマキモドキは、そう多くはありません。
このときは、同じシマグワの木で2個体を見つけました。
珍しいことです。
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ムラサキホコリ
ムラサキホコリ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO200 F5.0
  イヌセンボンタケ
イヌセンボンタケ
Ricoh GR-DIGITAL IV ISO100 F4.5
 
2011.11.1
山原(やんばる=沖縄本島北部)の森でも、キノコが目に付くようになってきました。
やはり、これも秋の表れのひとつなのでしょうか。
実際は、より気温の高い季節のほうが多いのかもしれません。
動物たちの活動も一段落して、このような地味な存在に目がいく余裕が出てきた結果と考えることもできます。
それに、沖縄では野生のキノコを食べる習慣がほとんどないのも、関心の薄いことに繋がっているのでしょうか。

どちらのキノコも、これまでにも見た記憶があります。
しかし、種名を調べてみたのは初めてではないでしょうか。
1枚目は、変形菌(粘菌)の仲間だという認識はあったのですが、このような名称とは知りませんでした。
ソテツの芽の部分が枯れたしまったら、こんな感じになるのでしょうか。
あるいは、チョコレート味の鶏卵素麺とか。
この仲間にはオオムラサキホコリなどもあり、種レベルまでは分かりません。
ムラサキホコリの名称は、この属全体にも使われるので、表記としては間違いではないでしょう。

2枚目は、度々見かけるキノコですが、やはり種名は知りませんでした。
1本だけで見たら素通りしてしまうかもしれませんが、まとまった数で見ると、ちょっと気を引かれます。
「センボン」の名称ですが、ときには万本クラスになることもあるそうです。
「イヌ」とは、犬も見向きもしない存在という意味だそうで、食べても害はないけれど、食べるメリットもない味のようです。
でも何処か、童話に登場しそうな雰囲気も感じられる姿です。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
本日で、拙「デジタル南島通信」サイト、オープン10周年を迎えました。
2011年11月1日00:00時点の、トップページのアクセスカウンターの値は386,765でした。
1日平均にして106アクセス程ですが、途中トラブルがあったのを修正せずにきた経緯があるので、実際はこれよりも多いと思います。
また、トップページを素通りして、当「南島漂流記」ページにアクセスしてくださる方が多く、公開はしていませんが、トップページの2~3倍のアクセスがあります。

「南島漂流記」の記事を初めてアップしたのは、11月9日の日付になっています。
満開のニトベカズラに訪花するアオスジアゲハの画像ですが、撮影機材はCanon PowerShot G2です。
それ以前にはリコー製品を3機種程使っていたのですが、この頃、メーカーからの依頼で、カタログの作例撮影をしたために、しばらくキヤノン製品を使っていた時代です。
このシリーズも既にG12(G4とG8は欠番)まで進化しています。
この後間もなく、自身初のデジタル一眼レフNikon D1Xも使い始めています。
コンパクト機種で昆虫の接写に使える機種RIOCH CAPLIO GXが発売されたのは、2004年5月で、それ以降はほとんどリコー製品を愛用しています。

10年間で3653日あるわけですが、実際に日記記事をアップしたのは、2758回になります。
平均して4日に1回、サボっている計算になりますね。
まぁ、それは当初から予想できたことで、このページのトップに、10年前に既に言い訳が書かれています。
近く、サイトの改装も予定しています。
11年目以降も、「デジタル南島通信」をよろしくお願いします。
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