生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。 これからも、よろしくお願い致します。
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2012.11.29
予定よりも1日遅れで、西表島から戻りました。
西表島には、東部の大原港と西部の上原港に石垣島から就航しています。
西部航路は、冬になると海が荒れて欠航が多くなります。
今日の帰りは、宿泊している西部から運良く船が出ました。
それ程、波も高くなく、ついウトウトとしてしまう帰途でした。
  西表島航路高速船
西表島航路高速船
RICOH CX6
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ナリヤラン
ナリヤラン
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 500mm F6.3 ISO6400
  2012.11.27
ある勘違いをしていたことに気付きました。
国内では西表島と石垣島にしか分布していないナリヤラン。
そのカトレヤを思わせる美しさから、採集により年々数が減っています。

その群落を4年前に見つけたのですが、すっかり場所を間違って覚えていました。
ほんの数100mの違いなのですが、先月訪れたときに「この場所でも消えてしまったか・・」と思ってしまいました。
しかし、昨夕かなり暗くなってから、その場所を再発見したのです。
ちょっとした斜面の茂みなので、もうその中に分け入って撮影する条件ではありません。
それでも諦め切れずに、遠くから1輪だけを狙ってみました。

あの明るさで、あれだけ腫れてていて、かつ暗いのに撮影できてしまう、デジタル技術の発達に驚いた瞬間でもありました。
さぁ、また沖縄本島の生活に戻ります。
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アコウ
アコウ
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 340mm ISO1600
  木道
木道
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 140mm ISO1600
 
2012.11.26
昨日に続いての字多良炭坑跡です。
木道が出来、自由なアングルで撮影できなくなったのも残念ですが、さらに心配なこともあります。
完成して2年程ですが、既に木道には、オオタニワタリなどの植物が着生しています。
使われている材が朽ちるのも時間の問題のようです。
高温多湿な環境ですから、当然と言えば当然です。

今後、メンテナンスが必要になったときに即応できるのでしょうか。
予算の手当がつくまで、通行止めなんてことでは困ります。
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字多良炭坑跡
字多良炭坑跡
Nikon D800 Nikkor24-85/3.5-4.5ED VR
  字多良炭坑跡
字多良炭坑跡
Nikon D800 Nikkor24-85/3.5-4.5ED VR
 
2012.11.25
今回の西表島で、久しぶりに訪れた場所のひとつに、この字多良炭坑跡があります。
近代産業遺産の指定に伴って、周囲が整備され、かなり雰囲気が変わったとは聞いていましたが、そうなってから訪れるのは初めてです。
かつてのトロッコ用の橋脚に絡んだアコウの気根は、アンコール・ワットの遺跡を思わせます。
数年前までこの脇を通り、さらに奥地まで入ることができたのですが、今ではこの周りに木道が巡らされ、それより先には進めません。
以前何度も通い慣れた場所に入れなくなるのは、寂しいものです。
ましてや、かつてこの地に暮らしたことのある人にとっては、どう映るでしょうか?
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2012.11.24
今日は、西表島の代表的な滝、カンピレーとマリユドゥを訪ねました。
もう、学生時代から数えると何回目になるでしょう。
しかし、今回初めて得た知識もあります。

今回、お手伝いをお願いした方に、木の幹に埋もれようとしている電線を張るための碍子の存在を教えて貰いました。
これは、かつて西表島の西部から東部に島を横断して通した電話線用の碍子なのだそうです。
交通の未発達な時代に、この電話線を開通させ、メンテナンスを行うことの苦難を想像し、ただただ驚くばかりでした。
  古い碍子
古い碍子
Nikon D800 Nikkor24-85/3.5-4.5ED VR 85mm相当
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サキシマスオウノキ
サキシマスオウノキ
Nikon D800 Nikkor24-85/3.5-4.5ED VR 24mm相当
  2012.11.23
このサキシマスオウノキ国内最巨木を訪れるのは、今年の7月以来になります。
もうかなり前に周囲に柵と木道が設置されましたが、以前はこの板根の間に入ることもできました。
今では完全に観光地されていますが、それでも目の前にすると、この存在感に圧倒されます。
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2012.11.22
先月に引き続いて、今日から西表島です。
一昨年、昨年と西表島を訪れる機会もなく、今年は3回目ですが、この場所を訪れるのは3年ぶりくらいでしょうか。
この場所とは、マングローブ林の中を流れる小さな流れに古い橋が架かっています。
野生植物に覆われて、ほとんど橋としては機能していないのですが。

人間にとってはそうでも、イリオモテヤマネコにとっては違うようです。
以前からそうですが、ときどきこの橋の欄干に上がって糞をするのです。
「何で?わざわざこんな場所で?」と考えるのが人間ですが、ヤマネコにとっては重要な行動のひとつです。
このような目立つ場所に自らの痕跡を残すことで、自身の存在をアピールするのでしょう。

この橋を渡った奥で、初めてイリオモテヤマネコに出会い、撮影しました。
今から、7年前のことです。
この糞は少し時間の経過したものですが、今でも、この周囲に生息し続けていることを確認でき嬉しく感じました。
  イリオモテヤマネコ糞
イリオモテヤマネコ糞
Nikon D800 Nikkor45/2.8P X1.5Telecon Gyorome-8 F16 ISO3200
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ツワブキ
ツワブキ
RICOH GXR A12(33/2.5) 50mm相当 F3.5 ISO200
  2012.11.20
沖縄本島北部や東京では、既にツワブキの開花を見たり、撮影しています。
そして今日は、事務所裏のツワブキも咲き始めているのを見つけました。
今日の沖縄本島は快晴で、日中の温度表示は26℃にもなっていました。
思わず、カーエアコンをONにしてしまいました。
そんな夏を彷彿とさせる天気の下でのツワブキの開花は、ちょっと意外ですね。
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2012.11.19
2週間程前に、沖縄本島北部、本部半島で撮影したものです。
ツワブキとタイワンヒヨドリバナモドキが開花していました。
今年の台風を乗り越えて、例年どおりに開花したことに、ちょっと感動しました。
しかし、それにやって来ている昆虫の姿は、未だに寂しい限りでした。

来春は、どのような状態になっているでしょうか。
新緑の山並みも、多くの木々が倒れたり、枝が折れたりしていましたから、期待できないでしょう。
そして、昆虫の姿はどこまで回復するのでしょう。
例年、早春に一斉に出現する甲虫たちは、台風のシーズンは木の中や地中だったでしょうから、期待できるかもしれません。
今激減しているチョウたちはどうでしょう。
チョウ達は、地中や木の中で過ごす段階はありませんから、やはり心配です。
  ツワブキとタイワンヒヨドリバナモドキ
ツワブキとタイワンヒヨドリバナモドキ
RICOH CX6
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倒木で埋まった川原
倒木で埋まった川原
RICOH CX6
  倒木で埋まった川原
倒木で埋まった川原
RICOH CX6
 
2012.11.18
今月初めに山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影した画像です。
沖縄本島最北端に近いこの場所は、とてもよい環境でした。
川原にテントを張り、TV撮影の舞台に利用したこともあります。
周囲には、リュウキュウハグロトンボ、リュウキュウルリモントンボ、ヤンバルクイナなども多く見られました。

しかし、台風17号の被害で、渓流の対岸の斜面の樹木のほとんどが根こそぎ倒れ、川原を埋め尽くしてしまいました。
これだけの倒木が自然に朽ち果て、流されるまで、一体何年を要するでしょうか。
3年?5年?10年?
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モクマオウの枯木
モクマオウの枯木
RICOH CX6
  モクマオウの枯木
モクマオウの枯木
RICOH CX6
 
2012.11.17
先月、西表島を訪れたときに見た光景です。
海岸近くのモクマオウの木の根が、すっかり露出し枯れていました。
恐らく、波の浸食によるものなのでしょう。
しかし、この大きさに生長するまでは浸食を受けずに、最近になって浸食を受けた理由は何でしょう。
これも台風の影響なのでしょうか?
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2012.11.16
今年の連続した台風の上陸の影響ですが、昆虫の中でも特にチョウの仲間に強く感じます。
とりわけ、アゲハチョウのような大型種です。
シジミチョウやセセリチョウ、シロチョウなどは徐々に復活してきた印象です。

今日の散歩で、新鮮なイチモンジセセリに出会いました。
本土では、イチモンジセセリの移動集団が見られる季節でしょうか。

※明日17日(土)15時~
ジュンク堂那覇店1Fで、『沖縄やんばるフィールド図鑑』の発売を記念して、写真トークショー「やんばるの希少動物たち」を開催します。
事前申し込みなど不要です。
お待ちしています。
  イチモンジセセリ
イチモンジセセリ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当 F4.4 ISO100 Speedlight
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ホソヘリカメムシ
ホソヘリカメムシ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当 F4.4 ISO100 Speedlight
  2012.11.15
散歩の途中で、ホソヘリカメムシに出会いました。
全く傷のない状態から、台風後に羽化した個体なのでしょう。
ホソヘリカメムシとは別に、近縁のキスジホソヘリカメムシという種がいます。
しかし、この2種が混在している状況も、ときどき目にします。

「キスジ」とは、体側に黄色のラインが見られるのですが、これが変異に富んでいます。
あるものは連続した明瞭な黄色のラインですが、ときには褐色の不連続した紋であったりします。
あるいは、ホソヘリカメムシとキスジホソヘリカメムシは同種で、種内変異に過ぎないのでは?などと妄想しています。
いつか、ホソヘリカメムシとキスジホソヘリカメムシの交尾シーンに出会ったりしないでしょうか?
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アオムネスジタマムシ
アオムネスジタマムシ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当 F4.4 ISO100
  オキナワキボシカミキリ
オキナワキボシカミキリ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 24mm相当 F3.6 ISO100
 
2012.11.14
台風17号通過以降、すっかり昆虫の姿の激減してしまった沖縄本島です。
しかし、それから1月半程が経過して、やっと昆虫の姿もポツリ、ポツリと復活してきた気配も感じます。
今日も、小一時間の散歩で、タマムシとカミキリに出会いました。
さらに、復活傾向が進むよいのですが、間もなく12月ですからねぇ。
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サガリバナ
サガリバナ
RICOH CX6 105mm相当 ISO100 Speedlight
  サガリバナ
サガリバナ
RICOH CX6 105mm相当 ISO100 Speedlight
 
2012.11.13
7~9月に開花のピークを迎えるサガリバナ。
温暖化のためか、11月に入ってもたくさんの蕾が見られます。
しかし、この蕾がすべて完全に開花するかというと、そうではないようです。
気温の下がった夜には、巧く開かないようです。
一方、気温の高めの夜には、このようにほぼ最盛期に近い状態の開花となります。
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オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当 F7.1 ISO100 Speedlight
  オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
RICOH CX6 600mm相当 Speedlight ISO100
 
2012.11.12
台風の被害で、昆虫の姿の疎らな沖縄本島ですが、モリバッタだけは例外のようです。
台風通過直後は、余り見掛けませんでしたが、その後次第に数を増してきた印象です。
チョウなどに比べれば、風雨に強いと思いますが、あの暴風雨をどうやって乗り越えたのでしょう。
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アサギマダラ
アサギマダラ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 F8 SpeedlightX2 ISO400
  アサギマダラ(トリミング)
アサギマダラ(トリミング)
Nikon D800 SIGMA180/2.8 F8 SpeedlightX2 ISO400
 
2012.11.11
1週間前に、アサギマダラを撮影していたときのことです。
台風の影響で昆虫の姿の疎らな中、タイワンヒヨドリバナモドキで吸蜜するアサギマダラを見つけました。
と言っても、数は多くなく、周囲に3~4頭程度でしょうか?

撮影しようとして近付き過ぎると、当然逃げてしまいますが、その飛去った先まで追い掛けてみると、、
つる性植物の、赤い葉にとまりました。
これが、思い掛けなく目立たないんです。
最初から、この場所にとまって動かないでいたら、恐らく気付かないでしょう。
そう、気付かなかったのです。
同じ場所に、もう1頭とまっていたのです。

アサギマダラは、この場所にとまれば目立たないことを知っての行動なのでしょうか?
あるいは、この植物にとまる意味は視覚的カムフラージュ以外の意味があるのでしょうか?
沖縄におけるアサギマダラの食草はサクラランなので、この植物は明らかに違うのは判ります。
ということは、アサギマダラは、こんな場所にとまれば自らの存在が目立たなくなることを認識しているのでしょうか?
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リュウキュウヤマタニシ?
リュウキュウヤマタニシ?
Nikon D800 SIGMA180/2.8 Speedlightx2 F16 ISO800
  アオミオカタニシ
アオミオカタニシ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当
 
2012.11.10
昨日に続いて、カタツムリの話題です。
と言った時点で、クレームが付きそうです。
殻の口に蓋があって、眼が触角の先端ではなく付け根にあるヤマタニシ(オカタニシ)類は、カタツムリとは呼ばないという意見があるからです。
まぁ、しかし、カタツムリという名称自体が明確な定義のあるグループではないので、個人的にはカタツムリと呼んでもいいと思っています。
カタツムリのイメージを一言で表すならば、陸上に生息する巻貝なのですから。

沖縄で見るヤマタニシの仲間と言えば、アオミオカタニシが最も印象的です。
カタツムリでありながら、このような色彩の種は、国内には他に見当たりませんから。
これは保護色なのでしょうけど、一度見つけると、あちらこちらにいるのに気付くようになります。
それだけ美しい存在です。
もう1種は、リュウキュウヤマタニシでしょうか?
何しろこれだけ殻が泥だらけだと、よく判りません。
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ヤンバルマイマイ
ヤンバルマイマイ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 Speedlightx3 F16 ISO800
  アフリカマイマイ
アフリカマイマイ
Nikon D7000 BORG45EDII X1.4Telecon 1/250sec. SpeedlightX2 ISO1600
 
2012.11.9
ギネスブックが表すように、人間は「一番」が好きなようです。
あるいは、ランキングが好きなのでしょうか?
などと批判めいた言い方ですが、私もしばしば「日本最大の」というフレーズを使います。
その日本最大のジャンルで、「カタツムリ」ちょっと専門的には「陸産貝類」では、2種候補がいます。

1種は、「アフリカマイマイ」
もっとも、「日本国内で見られる」という但し書き付きです。
というのも、かつて食用に国外から移入したものが、逃げ出し野生化しているからです。
サイズはというと、殻径が70~80mmもあります。
現在では、作物害虫、広東住血線虫の宿主、要注意外来生物、世界の侵略的外来種ワースト100などのありがたくないレッテルばかりです。
本人の意志ではなく、勝手に人間に連れてこられたのに、散々な扱いです。

もう1種は、「ヤンバルマイマイ」
こちらは、在来種ではという条件付きです。
サイズは、殻径約35mmですから、アフリカマイマイの約半分です。
まぁ、日本を代表するカタツムリのミスジマイマイをちょっと大きくしたイメージです。

どちらを「日本最大」とするか、これが僅差なら在来種のヤンバルマイマイで決まりなんですが、倍も違うとやはり但し書き付きでアフリカマイマイも出したくなるというのが人情と言うものでしょうか。
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サキシマフヨウ
サキシマフヨウ
Nikon D7000 BORG45EDII 487mm相当 ISO800 PL-Filter
  サキシマフヨウ
サキシマフヨウ
Nikon D7000 BORG45EDII 487mm相当 ISO800 PL-Filter
 
2012.11.8
ここ数日、好天に恵まれています。
11月には短期間ですが、このような時期があります。
寒くもなく、暑くもなく、ちょうど過ごし易い気候です。

しかし、タイミングが悪いですねぇ。
ちょっとまとまった原稿の締め切りがあって、フィールドに出る時間がありません。
しかも、その中で使用機材の撮影もしなければなりません。
ですが、そのような撮影には晴天は向かないんですよね。
贅沢な悩みです。でも皮肉です。

先日、撮影したサキシマフヨウです。
このような淡い色彩の花も、晴天は向かないんですよね。
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 写真をクリックすると動画を開始します

ススキ
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 500mm F16 PL-Filter ISO100
  2012.11.7
台風で壊滅的な被害を受けた山原(やんばる=沖縄本島北部)ですが、このような場所もありました。
沖縄本島最北端に近い場所ですが、例年どおりの一面のススキの花穂が出揃っていました。
どこかほっとしました。
ススキは風に強い植物なのでしょうか?ちょっと意外です。

ニコンD800で、動画も撮影してみました。
やはり、レンズのAF駆動音を拾ってしまう。被写体の揺れによって、フォーカスが外れるという弱点が顕著です。
本当に、スチル機材の動画機能は必要なのでしょうか?
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リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 F7.1 1/250sec. Speedlight ISO800
  リュウキュウコノハズク
リュウキュウコノハズク
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 F7.1 1/250sec. Speedlight ISO800
 
2012.11.6
一昨日、ヤンバルクイナを探していて、リュウキュウコノハズクに出会いました。
車を停め、助手席に置いたカメラを手に取り、窓から身を乗り出すまでに十中八九逃げられてしまうのですが、このときは運良く10カット程撮影出来ました。
見つけてからカメラを構えるまで10秒足らずだと思いますが、その間「どうせ駄目だろうなぁ・・」という思いが毎回、頭をよぎります。
ときには最初から諦めて、飛び立つまで眺めているだけのこともあります。
しかし、何度も諦めずにチャレンジするから、ときには撮影出来るのです。
この後、リュウキュウオオコノハズクにも遭遇しましたが、こちらは撮影前に逃げられてしまいました。
やっぱりねぇ・・
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 写真をクリックすると動画を開始します

ヤンバルクイナ
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3
  2012.11.5
ニコンD800で、初めてヤンバルクイナの動画を撮影しました。
D800の動画は、フルサイズとAPS-Cサイズが選択できますが、今回はフルサイズでの撮影です。
もっとも、記録時にHDフルサイズの1920x1080ピクセルになってしまいますが、やはり解像度はフルサイズによる撮影は違います。

しかし、レンズのオートフォーカスの駆動音を拾うことや、コントラストAFのフォーカスが被写体のちょっとした動きで一瞬外れるなど、問題点は少なくありません。
確かに、業務用ビデオよりもはるかに大型センサーで撮影した動画は魅力ありますが、果たしてスチル機材の動画機能は必要なのでしょうか?
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アサギマダラ
アサギマダラ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 F5.6 ISO400
  アサギマダラ
アサギマダラ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 F4.5 ISO100
 
2012.11.4
アゲハチョウ類の夜、休息しているところを狙って山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ています。
しかし、大型のチョウ類は全く見掛けません。
やっと出会ったのが、秋になって沖縄に戻ってきたアサギマダラ2匹。
台風の影響は予想以上に大きく、まだ当分続くようです。
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タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 270mm相当 F5.6 ISO1600
  タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 F5.6 ISO1600
 
2012.11.3
下の写真で、後翅に不規則な斑紋が見えるのが気になりました。
拡大して見ると昆虫でしたが、どのカットも全く動いていません。
何をしているのでしょう?
下の写真をそれぞれ、トリミングしてみました。
このような状態だと、APS-Cもフルサイズもあまり差を感じません。
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タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 270mm相当 F5.6 ISO1600
  タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 F5.6 ISO1600
 
2012.11.3
夕方、タイリクショウジョウトンボの成熟雄がとまっていました。
同じカメラとレンズの組み合わせで、APS-Cフォーマットと35mmフルサイズフォーマットとで撮り比べてみました。

ニコンD800は、36.3万画素フルサイズで撮影しているからシャープなのだと当初は思っていました。
しかし、APS-Cフォーマットでクロップ撮影しても、充分シャープです。
画像処理エンジンの賜物なのでしょうか。
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アオメアブ
アオメアブ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 270mm相当 F5.6 ISO1600
  2012.11.2
今夏は、夏枯れで昆虫の数が少なくなっていた状態に、3個も大型台風が連続して通過しました。
例年10月になれば、夏枯れ状態から脱して、秋の昆虫の出現のピークを迎えているはずでした。
しかし回復しないまま、既に11月。
それでも、やっと昆虫の姿を目にするようになってきました。

昨日、遭遇したアオメアブ。
その複眼の輝きや、脚の色彩のコントラストを見ていて、久しぶりに昆虫の美しさに触れたような気がしました。
来月は、亜熱帯にも冬が訪れる季節です。
11月のうちに、何処まで昆虫たちの活動は回復するでしょうか?

※本日16~17時に、トップページが420,000アクセスを迎えました。サイト開設11年+1日目のことです。
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オキナワクワゾウムシ
オキナワクワゾウムシ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当 F4.4 ISO100 Speedlight
  オキナワクワゾウムシ
オキナワクワゾウムシ
RICOH GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) Gyorome-8 ISO400 Speedlight
 
2012.11.2
昨日辺りから、やっと昆虫の姿を見掛けるようになってきました。
恐らく、どれも新鮮個体に見えますから、台風通過後に羽化したのでしょう。
このオキナワクワゾウムシは、このまま成虫で越冬するのでしょうか?
背後の空は、すっかり秋ですね。
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ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモン
RICOH CX6 31mm相当
  ツマグロヒョウモンとクロボシセセリ
ツマグロヒョウモンとクロボシセセリ
RICOH CX6 31mm相当
 
2012.11.1
夕方になって、ときどき陽が顔を覗かせるようになったので、撮影に出ました。
台風17号通過後、倒木で侵入を阻まれていた撮影ポイントです。
未だに、台風の影響の残る植物が目に付くのですが、何種かの昆虫に出会うことができました。

恐らく台風で破れたと思われるクワズイモの葉裏に、ツマグロヒョウモンがとまっていました。
背後から射す斜光に照らされた輪郭が浮かび上がっています。
早々と、今夜の塒を定めたのでしょうか。

最初は、距離を保って撮影していたのですが、余り警戒心が感じられません。
そこで近付いてみると、クワズイモの葉の奥のほうに、クロボシセセリも休んでいるのを見つけました。
単なる偶然なのか、ここは蝶たちの人気スポットなのか、ちょっと不思議な光景でした。

※拙サイトオープン11年目を迎えました。
これからもよろしくお願いします。
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