生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。 これからも、よろしくお願い致します。
※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。

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リュウキュウアサギマダラ
リュウキュウアサギマダラ
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F11 ISO800 Speedlight
  アオスジアゲハ
アオスジアゲハ
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F16 ISO800 Speedlight
 
2013.9.30
9月も今日まで。
今日は、トンボからチョウに被写体を変えてみました。
足元の水を気にしなくてよい代わりに、背景の煩雑さが気になります。
次第に陽射しも夏から秋に変わり、フォトジェニックな光線になってきました。
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リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F16 ISO800 Speedlight
  リュウキュウハグロトンボ・交尾ペア
リュウキュウハグロトンボ・交尾ペア
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F11 ISO800 Speedlight
 
2013.9.29
今日も、日中は渓流でリュウキュウハグロトンボの撮影でした。
昨日よりも天気がよく、昨日よりも1段余計に絞れるので、パンフォーカスに近付きました。
使用機材は28mm相当画角、専用ワイコン装着で21mm相当画角固定で光学ズームはなし。
これで神経質な被写体に肉薄しての撮影は、歩留まりが高くありません。
たそがれ清兵衛が、あらゆる敵に小太刀だけで立ち向かうようなもんでしょうか?

おまけに、こんなときに限って、目の前で雄の縄張り争いや、求愛、交尾が繰り広げられるのです。
さすがに、こういうときはもう少し長い焦点距離が欲しくなります。
しかし、21mm相当画角で逃げられては追い、逃げられては追いを繰り返し、交尾シーンを撮影することが出来ました。
さぁ、この撮影も明日が締め切り。もう1日粘ってみます。
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リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F11 ISO800 Speedlight
  リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F9 ISO800 Speedlight
 
2013.9.28
今月末締め切りの撮影のために、山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影を続けています。
今日は、渓流環境を入れたリュウキュウハグロトンボが被写体。
天気予報は曇りだったのですが、ときどき晴れ間が覗き、思っていたよりも撮影が捗り、280カット余り。
しかし、ちょうど晴れ間が拡がったときに、ハグロトンボに接近し、思ったような環境を背景に撮影するのは、容易ではありません。
ましてや、ハグロトンボが翅を開いた瞬間となると、尚更です。
また、明日も晴れることを祈ります。
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ヤンバルクイナ・ペア
ヤンバルクイナ・ペア
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 174mm相当 F8 Speedlight ISO800
  ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 750mm相当 F8 Speedlight ISO800
 
2013.9.27
BS朝日・琉球朝日放送QAB共同制作「にほん風景遺産」の最終回「与那国島~最西端の大自然と暮らし」
BSでの放映も終了し、やっと一息。
この「業務日誌=南島漂流記」もかなりサボってしまいましたm(_._)m

サボったと言えば、メインフィールドの山原(やんばる=沖縄本島北部)も、3ヵ月ぶりです。
夜になって到着し、ダム公園の灯火に飛来する昆虫を探したのですが、ほとんど何もいません。
そこで、ヤンバルクイナ探しに切り替えたのですが、これもまた姿が見えません。
間もなく、見覚えのある対向車とすれ違いました。
同業の先輩でした。
何と、この方も1ヵ月ぶりの山原とかで、実に偶然の遭遇でした。
これから向おうとしているルートでヤンバルクイナを見たか訊ねたところ、「昨夜はいたけど、今夜は見ていない」とのこと。

そこで、ちょっとルートを変えてみたところ、いきなり1羽。
しかし、アングルが悪かったので、これはスルー。
数100m進んだところで、写真のペアに遭遇。
車から降りて、数10カットをスチル撮影。
これはムービーでも撮らなければと思い、車に引き返して機材をセットしたところ、記録媒体のディスクが入っていない・・
予備のディスクも忘れていることに気付き、暫し呆然。
やはり3ヵ月のブランクですね。

ここで先程遭遇した先輩に電話をしてみました。
幸い、機材も全く同じ機種を使用しているのです。
しかし生憎、圏外のアナウンス。
けれど諦め切れずに、先程遭遇した地点を目指してUターン。
すると、思ったよりも近くで再会でき、ディスクを1枚貸してもらいました。

ヤンバルクイナのポイントまで引き返して撮影を始めたのですが、急に雨が落ち始めました。
しばらくは、機材が濡れるのを気にしながら撮影していたのですが、雨脚は強くなるばかりで、レインカバーを掛けて暫し休息としました。
小降りになって撮影再開しようとファインダーを覗くと、ヤンバルクイナの羽毛が雨滴でキラキラ輝いているではありませんか!
諦めずに撮影してよかった!!
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与那国島・立神岩
与那国島・立神岩
Nikon D7100 Nikkor18-200/3.5-5.6ED ISO100 PL-Filter
  与那国島・西崎からの眺望
与那国島・西崎からの眺望
Nikon D7100 Nikkor18-200/3.5-5.6ED ISO100
 
2013.9.24
この3ヵ月、ほぼ専念したきた「にほん風景遺産~与那国島・最西端の大自然と暮らし」のBSでの放映が無事終了しました。
ご覧頂いた皆さん、ありがとうございます。

ちょっと残念だったのが、放送開始直後に、インド・パキスタン地域の大地震の情報が流されたこと。
より本質的な部分では、7月上旬に島を直撃した台風7号の影響で、ヨナグニサンの最盛期である8月にほとんど成虫が見られなかったことが最大の心残りです。
是非、加藤千洋さんに野生状態のヨナグニサンを目の前に「大きいですね~!」とコメント頂きたかったのですが・・
実は、一度チャンスはあったのです。
ロケ期間中、毎晩私はヨナグニサン探しに出ていました。
ある晩、ちょっと翅の破れたヨナグニサンを見つけ、他のスタッフに連絡を入れました。
約20分後に撮影開始となったのですが、もうそのヨナグニサンの姿は消えていました。
これが、その晩に羽化した個体だったならば、その場から移動することなどなかったのですが、残念の一言です。
今夏、4回与那国島を訪れましたが、野生のヨナグニサンに遭遇したのは、その一度だけでした。

さらに、与那国島を好天の下で空撮したかったのですが、これまた台風7号の影響で延期。
延期された日も、生憎の雨天で、エメラルド色の海に浮かぶ孤島のイメージでの撮影は叶いませんでした。
どう頑張っても自然には勝てないということは、常々感じる仕事ですが、これ程強く思ったこともありません。
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にほん風景遺産・与那国島〜最西端の大自然と暮らし
にほん風景遺産・与那国島〜最西端の大自然と暮らし
Nikon D7100 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
  2013.9.20
7月からほぼ3ヵ月、この仕事中心に回ってきました。
これで私自身制作3本目になる「にほん風景遺産」BS朝日・琉球朝日放送(QAB)共同制作。
第74作目は「与那国島・最西端の大自然と暮らし」。
4年間に渡り放送されてきましたが、これで最終回を迎えます。
最終回は、日本の最西端での物語です。
ディレクター、出演、希少生物他の撮影を担当しています。
是非、ご覧ください。
BS朝日:9月24日(火)21:00~(全国放映)
QAB:10月12日(土)13:00~(沖縄ローカル)
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RICOH CX6 135mm相当 ISO800
  ウスキシロチョウ
ウスキシロチョウ
RICOH CX6 300mm相当 ISO800 Speedlight
 
2013.9.16
台風18号の影響でしょう、昨日は沖縄本島も風が強い1日でした。
東海地方に上陸予想なのに、勢力の割に大型で沖縄にも影響を及ぼしているようです。

その強風のためでしょうか?
チョウたちも飛ぶのが難しいようで、とまっているチョウも少なくありませんでした。
このウスキシロチョウもそのような状況でしたが、巧く目立たない環境にいました。
これに気づいたのならすごいのですが、ちょうど目の前でとまる瞬間を見たから判ったのです。
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シロオビアゲハ
シロオビアゲハ
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F2.8 ISO400 JPG
  シロオビアゲハ
シロオビアゲハ
RICOH GR 18.3/2.8+GW3(21mm相当) F2.8 ISO400 JPG
 
2013.9.15
今日も、スチル撮影のリハビリです。
ちょっと、感が戻りつつあるかもしれません。
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シロオビアゲハII型雌
シロオビアゲハII型雌
RICOH GR 18.3/2.8(28mm相当) F2.8 ISO400 JPG
  シロオビアゲハII型雌
シロオビアゲハII型雌
RICOH GR 18.3/2.8(28mm相当) F2.8 ISO400 JPG
 
2013.9.14
昨日に続いて、今日もスチル撮影のために、近くのフィールドへ。
夕方の斜光に照らされながら、吸蜜するシロオビアゲハのII型雌を見ました。
28mm相当で撮影しましたが、なかなか近づけません。
ちょっとリハビリが必要ですね。
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オオジョロウグモ雌
オオジョロウグモ雌
RICOH GR 18.3/2.8(28mm相当)F16 ISO200 Speedlight
  2013.9.13
BS1時間番組の編集作業も、やっとゴールが見えてきました。
ちょうどこのタイミングで、スチル写真の仕事が入ってきました。
久しぶりに時間を見つけ、近くのフィールドに出掛けました。

いつの間にか、オオジョロウグモの雌が大きく成長していました。
フィールドも秋の気配ですね。
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夏空
夏空
Ricoh GXR P10(4.9 -52.5/3.5-5.6) ISO100
  夏空
夏空
Ricoh GXR P10(4.9 -52.5/3.5-5.6) ISO100
 
2013.9.12
猛暑、猛暑と騒がれた本土の夏も落ち着き、秋めいてきたというニュースを耳にします。
確かに沖縄も、ピークに比べるとやや陽射しが和らいできた印象があります。
しかし、日中の遠景を眺めると、まだまだ夏なんですねぇ。
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オリイオオコウモリ
オリイオオコウモリ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 Speedlight ISO800
  オリイオオコウモリ
オリイオオコウモリ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 Speedlight ISO800
 
2013.9.9
前回、サガリバナのポイントを訪ねたときに出会ったのがオリイオオコウモリ。
今回もやはりフクギの実を食べながら、騒々しくしていました。
今晩は、前回撮り損ねた飛翔の瞬間を狙ったのですが、まだ70点のレベルですねぇ。
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サガリバナ
サガリバナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 Speedlight ISO800
  サガリバナ
サガリバナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 Speedlight ISO800
 
2013.9.8
今月24日放送のTV番組の編集作業も最終段階。
そのため、このところ、この業務日誌の更新も滞り勝ちです。

今日は、編集作業も一段落。
事務所近くのサガリバナのポイントを訪ねてみました。
相変わらず、少しずつ開花が継続しているようです。
今晩も、白とピンク色の花が見られました。
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オリイオオコウモリ
オリイオオコウモリ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 Speedlight ISO800
  オリイオオコウモリ
オリイオオコウモリ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 Speedlight ISO800
 
2013.9.2
昨日の日中訪れたフクギの実のなるポイントに、今朝早く行ってみました。
午前3過ぎのことで、少し遅過ぎたかと思いましたが、車を降りた途端、そうではなかったことが判りました。
樹上から複数の「ギャーギャー」という鳴き声が聞こえてきます。
オリイオオコウモリの餌を巡っての争いの声です。

そうなんです。人間にとっては悪臭源のフクギの実なのですが、オリイオオコウモリにとっては魅力的なご馳走のようです。
夜通し、多くのオオコウモリが飛来して、争うように実を貪っています。
余って地上に落ちる程の実があるのに、何故このように争わないとならないのか不思議です。
その鳴き声と、ときどき聞こえてくる「バサッ、バサッ」という羽音からすると、20~30頭は集まっていそうです。
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フクギ実
フクギ実
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当
  フクギ実
フクギ実
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当
 
2013.9.1
最近、あちらこちらでフクギの実を目にします。
いや、鼻にもします。

見た目は、小ぶりな柿の実のようですが、臭いはというと悪臭の類いでしょう。
それは、都市ガスやプロパンガスにそっくりです。
初めて、この臭いに遭遇したとき、フクギの実が源だとは気づかず、ガス漏れ事故かと思いました。
本当に、ガス会社か警察に通報しようかと思った程でした。

という訳で、人間にはちょっと迷惑な実ですが、この実を好物として集まってくる動物がいるのです。
夜行性なので、今晩もう一度訪ねてみようと思います。
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