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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。
ありがとうございました。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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コスモス
Ricoh Caplio R3
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2006.2.28
今日は今年一番の気温だったと思います。野外で撮影をしていると汗ばむ程です。これで季節は、一気に春へと進むような気配が感じられます。 そんな陽気の中、いつもの散歩コースの琉球大学構内に、満開のコスモスの広がる一角があります。如何にも春らしい景色に思えてしまうのですが、コスモスは秋桜と書くように、本来秋の花なのですよね。ところが、沖縄ではこれが見慣れた風景なのです。 数年前の今頃、県外からの大学受験生がこの光景を見て「コスモスって秋の花じゃなかった?」と言った言葉を思い出しました。
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2006.2.28
早いもので、2月も今日で終わりですね。昨日、撮影に行った場所で奇妙な繭がぶら下がっているのを見つけました。普通だったら、「何だろう?」で終わってしまうのですが、新開孝さんの2月20日の日記に、ほぼこれと同じ写真が掲載されていたのを覚えていたのです。 その情報によれば、アメバチの仲間のようです。東京と沖縄では種が異なると思いますが、果たしてどのような姿のアメバチが羽化してくるか楽しみです。 それにしてもインターネットによる情報はすばらしいものです。誰でも個人で全世界に情報発信できますし、反対に情報収集も容易です。最近、製作に時間を割いている「虫の眼レンズ」にしても、インターネット上での情報交換がなければ、こんなに早く完成することもなかったでしょう。
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アメバチの一種の繭
NikonD200 Original Zoom Macro N281 SpeedlightX2
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オキナワクマバチ
Ricoh GR Digital Original-wicon Speedlight
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2006.2.27
最近組立てたビデオ用とデジタル一眼レフ用の新しい虫の眼レンズには、それぞれにいくつかバリエーションがあります。テスト撮影したいものが目白押しだったのですが、天気に恵まれずにいました。 そんな中、後回しになっていたレンズもあります。先月、ズームレンズの前玉を外して拡大専用レンズを製作しました。そのとき外して使い道がなくなっていた前玉を、コンパクトデジカメのワイコンに流用したものです。室内である程度の実用性は確認していたのですが、今日やっとそのフィールドテストが果たせました。 その結果は、周辺部にはやや流れがあるものの、かなりシャープで満足のいくものです。歪曲は大きくなりますが、フィールドでの使用では、まず問題ありません。そして、この組合わせによって得られる画角は35mmフルサイズ換算で17mm相当と、純正のワイコンの21mm相当よりもかなり広いものです。これならば、今シーズンの戦力に加わるのは間違いないでしょう。
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2006.2.27
今日の午前中、久しぶりに陽が射したので、慌ててカメラを手に外に飛び出しました。やっと、新型の虫の眼レンズの晴天のフィールドでのテスト撮影が出来ると。しかし、ものの30分もしないうちに雲が広がり始め、いつもの天気に逆戻りです。 それでも、満開のコスモスの花のひとつに、今年初のオキナワクマバチの姿を見つけました。いくら接近して撮影を続けても身動きひとつしませんから、晴れ間に活動を始めたものの、再び気温が下がり、動けなくなったのでしょう。しかし、至近距離でストロボを発光させていると、ときどき姿勢を変えるようになりました。やはり、至近距離でのストロボの発光熱は結構影響があるものなのですね。
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オキナワクマバチ
NikonD200 Insecteye-LensIVbc Speedlight
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ウスカワマイマイ
NikonD200 Insecteye-LensIVbc Speedlight
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2006.2.26
今日も雨が降り続いています。先日、東京で入手した新しい虫の眼レンズ用の魚眼レンズのフィールドテストをしたいのですが、天気に恵まれません。仕方なしに、先程小降りになった隙を突いて、無理矢理テスト撮影をしてきました。 さすがに魚眼レンズというだけあって、背景の広がりは格段ですし、ピントの合い方もよりよいように感じられます。 しかし、もちろん欠点はあります。これまでよりも画像が暗いのです。曇天の下、カメラの感度をISO800まで上げての撮影になりました。それでも、このシャープさがあるのですから、肝心の解像度はやはりなかなかのもののようです。
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2006.2.25
小型のアブラムシですから、体長1~2mm程度の大きさでしょうか。現在の虫の眼レンズでの最大の撮影倍率近くです。アングルによっては、もう少し、接近可能かもしれませんが、もうほとんど、レンズ先端が被写体に触れる寸前です。 それでも、何とか背景の環境が判る程度の被写界深度は保っています。さらに撮影倍率を上げて、アブラムシを大きく写すには、やや画角の狭いメインレンズに交換する必要があります。しかし、そうすると背景の写る範囲が狭くなるだけでなく、被写界深度も浅くなり、どのような環境か判りにくくなります。全く、あちらを立てればこちらが立たずの状態ですが、総合的にみて、この組合わせが最もバランスの取れたシステムのようにも感じます。
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ニセダイコンアブラムシ?
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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ナガマルコガネグモ?幼体
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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2006.2.25
今日は一日中、雨が降り続いています。とても、撮影の出来る状況ではないので、昨日撮影の写真を出してみました。 しばらく、テスト撮影のモデルになってもらってたナガマルコガネグモの幼体が消えてしまってから久しいのですが、そのすぐ近くに新しい幼体を見つけました。前のクモよりもさらに小さく、体長数mmといったところでしょう。まだ、ナガマルコガネグモと断定出来ないような大きさですが、そのポーズといい、薄らと見え始めた腹部の模様といい、恐らく間違いないでしょう。 これも虫の眼レンズによる撮影ですが、このように逃げない被写体のときは、ノーファインダーではなくしっかりとピントを合わせたいものです。しかし、当初よりも格段に明るくなった光学系ですが、まだまだ一般のレンズに比べれば、ファインダー像も暗く、なかなか厳密なピント合わせは難しいものがあります。
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2006.2.24
このキベリヒゲナガサシガメも、好きな被写体なのですが、これまではスチルの虫の眼レンズで撮影しようとすると、ピントの合う前に、シャッターを押す前に、飛び去られてしまうことがほとんどでした。 辛うじて、撮影出来たのはビデオによるノーファインダー撮影でした。ビデオカメラはスチルよりもCCDサイズが小さいので、より被写界深度が深く、ノーファインダー撮影が容易なのです。 そして最近、スチル用の虫の眼レンズも完成の域に達し、操作にも慣れてきたためにノーファインダー撮影が可能となったのです。あと足りないものは、青空と光量でしょうか?
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キベリヒゲナガサシガメ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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セセリチョウのなかま
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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2006.2.24
今日は一日、どんよりとした曇り空でした。夕方、ほんの30分程度だけ撮影に出ました。しかし短時間の割には、虫の眼レンズによる撮影成功率はかなり高いものでした。 この歩留まり向上の原因は、実はノーファインダー撮影を多用したためです。虫の眼レンズのピント調節は、実はほんの僅かな幅なのです。レンズ先端に触れるような位置から無限遠までレンズの移動は1mmあるかないか程度なのです。そのために、レンズのフォーカス位置を予めファインダーを見ながらセットしておけば、後はほんの僅かな微調整だけなのです。そのコツがかなり身に付いてきたように感じます。 これまでは、暗いファインダーで、しかも自動絞りではないのに、無理に正確なピント合わせをしようとして、シャッターを押す前に昆虫に逃げられることが多かったのですが、このノーファインダー撮影によって、それが減少したのです。
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2006.2.23
これも陽気のせいでしょうか、ランタナの花も急に目に付くようになってきました。 その新鮮な花の間には、トゲゴミグモの網が目立ちます。どの巣にも獲物の食べカスがありますから、恐らくこれまでも同じ場所で網を張っていたのでしょう。それが、これまでのほとんど葉だけの状態の中では、目立たなかっただけなのでしょうね。 花が増えれば、当然そこに飛来する昆虫も増えます。そうすれば、この網には、益々「ゴミ」が増えていくことでしょう。そのようなひとつひとつの出来事にレンズを向ける季節がそこまで来ているかと思うと、今から楽しみです。
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トゲゴミグモ
Ricoh Caplio R3 Speedlight
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アシビロヘリカメムシ
Ricoh Caplio R3 Speedlight
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2006.2.23
ほんの数日、沖縄を離れている間に、急に春めいてきた気がします。きっと、このところの陽気の影響もあるのでしょう。 久しぶりにアシビロヘリカメムシの越冬集団を見に行きました。この陽気で分散しているかもしれないと思っていたのですが、相変わらずオキナワスズメウリの蔓に留まっていました。しかし、吸汁するのに適した実がなくなったためか、ほとんどの個体が蔓に直接、針のような口吻を射して吸汁しています。 この状態を見ると、まだ分散や移動はしていませんが、やはりそろそろその時期が近いのかもしれませんね。
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2006.2.22
今日は、羽田空港に向かう直前に渋谷で放送関係の方と打ち合わせ。初対面だったので、モヤイ像の前での待ち合わせとなりました。渋谷の待ち合わせ場所と言えば、かつてハチ公前だったのですが、最近は人が多過ぎて待ち合わせには向かないのですよね。 約束の時間よりも早めに着いたので、モヤイ像の周りに咲き始めた菜の花に何か昆虫の姿がないか探したのですが、全く見当たりません。仕方なく、久しぶりにモヤイ像の説明プレートを読んでみました。伊豆の新島の「相互扶助」や「共同作業」のことを「モヤイ」と言うことは説明されていますが、この像の由来には触れられていません。中には、イースター島のモアイと勘違いしている人もいるようです。何れにしても、そのモヤイ像が何故渋谷にあるのでしょう?「モヤイ」の精神は、沖縄の「ユイマール」と同じことだな?と、渋谷、新島、沖縄、イースター島と、頭が混乱しているうちに、打ち合わせに突入していました。 ※早速、イースター島のモアイ像がモデルになっているとの情報を頂きました。
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菜の花とモヤイ像
Ricoh GR Digital Wide-conversion Lens
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新レンズテスト
NikonD200 Insecteye-Lensbc Speedlight
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2006.2.21
今日は、今回の東京滞在の最終日。午後は、秋葉原に虫の眼レンズのパーツの買い出しに行きました。ほとんんどが、これまで購入したパーツの予備だったのですが、ひとつだけ新しいレンズを仕入れてみました。 恐らく、虫の眼レンズのメインレンズには、まだ誰も試したことのない製品かもしれません。焦点距離1.24mm明るさF2.0、イメージサークル1/3 インチ対応という小型監視ビデオカメラ用の魚眼レンズです。特に41万画素対応の高解像度が気になっていたのです。 実際にカメラに装着してテスト撮影してみると、画面が大きくケラレています。これまでのレンズは、1/4インチ対応であったのにケラレませんでしたから、この1/3インチ対応というのは円周魚眼レンズとして使用した場合の値のようです。しかし、画角は極めて広く、180度を少し上回るようです。画面上部には、ストロボの発光部が写ってしまっています。さすがに解像度は高く、被写界深度も深く、可能性は感じられます。このイメージサークルからして、ビデオカメラに向いているのかもしれません。
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2006.2.20
これまで何度か紹介したことのある、東京の実家の庭にあるミモザの木です。春に満開を迎えるのですが、もう真冬からその蕾には、花の色が現れています。 今日も、朝雨戸を開けると、目にかなり鮮やかな黄色が飛び込んできたので、もう開花かと思ってよく見ると、まだまだ蕾なのです。このような調子ですと、本当の開花のピークを見極めるのが難しいかもしれません。
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ミモザ蕾
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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ツマグロオオヨコバイ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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2006.2.19
仕事の打ち合わせのため、急に短期間、東京に出てきました。1日早めに出てきて、今日は実家の庭仕事をしました。 こんな寒い季節の庭仕事は楽しいものではありませんが、ひとつ密かに期待していたものもあったのです。越冬中の昆虫に会えるかもしれないという目論みです。 その結果は、落ち葉の下からたくさんのツマグロオオヨコバイが出てきました。3、4時間の作業の間に30匹近く見たでしょうか。意外だったのは、その翅(はね)がどれも奇麗なことです。越冬した虫は、何処か汚れたり、傷があるのではないかと想像していたのですが、どれも奇麗な姿ばかりで驚きました。
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2006.2.18
今日は、中古カメラ店で、虫の眼レンズ用のパーツを探してみました。写真業界も急にデジタル化が進み、機械式のアクセサリー類で製造中止になるものが続出しています。電子式のパーツというのは、汎用性に乏しく、自作の道具には余り利用出来ないのです。そのために、ときどき中古パーツ探しに出掛けたりします。 今回は、あまりめぼしい物はありませんでしたが、実用的なものだけを購入しました。右上がコシナ20mmF3.8。リバースして虫の眼レンズの拡大系に使うと、ニッコールの20mmF2.8よりもシャープなのです。その左が、ニコンの厚み27.5mmの中間リング。さらに左がニコン製の 62-->52mmのスッテプダウンリング。その下は2枚で525円だったニコン製の52mmフィルター。ガラス部分は外して、枠だけを光路長の調整に使います。その右は、ニッコールレンズをオリンパスペンFマウントに装着するアダプター。これは何に使えるかまだ判りません。締めて14,175円の買い物ですが、これが高いものになるか安いものになるかは、これからの活用の仕方次第です。
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中古カメラパーツ
Ricoh Caplio R3
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最新型業務用ビデオ版正像虫の眼レンズ
Ricoh Caplio R3
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2006.2.17
今日は、また冬の天気に逆戻り。こんな日は、特に昆虫の活動が芳しくありません。 そこで今日は、昨日組立てた、新型の虫の眼レンズの最大の欠点、レンズの偏芯を補正する装置を造りました。と言っても実に簡単なもので、こうして見ると、見栄えもよくないですね。 しかし、これによって実用上の問題はほぼ解決されました。あとは、被写体を追い求めるだけです。今シーズンの標準レンズになるかもしれません。
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2006.2.16
今日は発注してから10日も待たされたレンズがやっと届きました。それは、一眼レフ用ではなくレンジファインダー用21mmレンズです。これまで、超小型監視ビデオカメラ用レンズの映像を一眼レフ用20mmレンズで拡大し、さらにそれをビデオカメラ用レンズで受けていたのですが、この方式ですと、レンズの全長が60cm、重量2.7kgにもなっていたのです。 今回は、この一眼レフ用20mmレンズをレンジファインダー用21mmに、ビデオカメラレンズを35mm一眼レフ用60mmマクロレンズに置き換えることによって、一気にコンパクト化しようという試みです。細かい説明は省きますが、その結果、全長で半分の30cm、重量で約1/3の900gとすることに何とか成功しました。 まだ完成ではなく、基本的に使えることを確認した段階です。これからまだいくつもの細かい調整が残っていますが、これで実用的なサイズに収められる目処が立ちました。
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最新型業務用ビデオ版正像虫の眼レンズ
Ricoh Caplio R3
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タイワンハネナガイナゴ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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2006.2.15
今日、撮影に充てられたのは夕暮れ間近の時間帯。このところ連日のように通っていたのとは別の場所だったので、被写体探しの勝手も違います。昆虫のやって来る花も少なく、いつも相手にしているような昆虫の姿もありません。 ところが、そこはとてもバッタの多い環境であることに間もなく気付きました。早速、虫の眼レンズでバッタの顔間近まで近寄りシャッターを切りました。その多くは、地上にいた個体です。そのためにカメラも地上に置いた状態で撮影しています。その結果、バッタの目線よりもより低いところから見上げたような映像を得ることができました。また、手持ち撮影とは違い、ブレが軽減されたために、結構シャープです。やはり、いつもの勝手知ったるフィールドばかりでなく、ときには異なった環境を訪れてみるのも大切なことなのを再確認しました。
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2006.2.15
ときどき立ち寄る公園の片隅に、ヨウテイボクの花が固まって咲いているのに気付きました。どれも新鮮な状態で、これから咲こうとする蕾もたくさん見られました。ここ数日の陽気で、一気に開花したのでしょうか? 気温も上昇し、何処か縮こまっていた体の緊張も解けたような開放感があります。いよいよ昆虫の活動シーズンがそこまでやってきた喜びに浸っていると、もっと現実的な感覚に気付きました。カメラを持つ手には数匹の蚊がとまっています。しばらく忘れていた感覚です。そうです、こんな昆虫もいたのでした。
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ヨウテイボク
Ricoh Caplio R3 Speedlight
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セイヨウミツバチ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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2006.2.14
今日は朝から快晴です。早速、昨日の復活戦へと出掛けました。春そのもののような陽気に、ミツバチの姿も昨日の数倍います。これは、数打ちゃ当たる戦法には、実に好ましい状況です。 花にとまったミツバチを見つけては、レンズ先端1cmくらいまで肉薄して、飛び立つ瞬間を狙います。しかし、昨日よりは数段よいとはいえ、プレビュー画面の中のミツバチは小さすぎるか、ピントが外れています。 そろそろ諦めようとしたときに、目の前を飛ぶ1匹のミツバチをレンズで追い、ほとんど反射的にシャッターを切っていました。すると、これまでで最も大きくシャープに写っているではありませんか!ダメもとで撮った1カットのほうが、出来がよいとは何とも皮肉な結果です。オマケに背景に金網が写っているのも運が足りなかったようです。でも、これで虫の眼レンズによる飛翔撮影の可能性が確かめられました。次回は、もっと完璧な背景になることを祈りましょう。
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2006.2.13
今日も薄日が射したり、陰ったりのはっきりしない一日でした。しかし寒さも和らぎ、いくらか虫の姿も目にとまる状況だったので、虫の眼レンズによるミツバチの飛翔カットを撮影してみました。 しかし、その結果は惨憺たるもの。虫の眼レンズは、極めて遠近感が強いため、レンズから少しでも被写体が離れると、急に小さくなってしまうのです。ですから、レンズの目の前で飛んで貰わないとならないのですが、そのときの被写界深度は、これまたかなり浅いのです。 ところが、失敗したカットの山を見ながら、あることに気付きました。白い部分にハレーションが目立ち、部分的に変な色カブリが見られるのです。調べてみると、レンズの前玉にベッタリと指紋が付いていました。もし、今日の撮影結果が上々であったら、この指紋の影響をどれだけか嘆いたことでしょう。指紋の影響に気付いてからは、今日の失敗作例の山も仕方ないかと納得してしまったのが不思議です。
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アカタテハ
NikonD200 Insecteye-Lens IVba Speedlight
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ユウマダラエダシャク
Ricoh GR Digital
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2006.2.12
久しぶりの好天に、カメラ片手にフィールドに飛び出したのですが、どうも気持ちばかりが空回りして、それ程昆虫の姿は多くありません。低温の期間が長く続いた後の晴れ間だからと言って、急に虫の姿が多くなるものでもないでしょうから、まぁ仕方ないと言えば仕方ないですね。 そろそろ引き上げようかと思ったときに出逢ったのがこのユウマダラエダシャク。奇麗な鱗粉の並びは、羽化直後であることを物語っています。シーズンになれば、度々目にする姿なので、改めてレンズを向ける事はあまりありませんが、虫の姿の少ないこの時期、羽化したてのことも手伝って、とても新鮮なものに映りました。
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2006.2.12
今日は久しぶりに晴れ間が覗き、寒さも和らぎました。もちろん、待ちに待った好天ですから、狙いは昆虫の姿です。しかし、今日最も印象的だったのが、意外にもこのオキナワサルトリイバラの花なのです。 これまでも何度となく、新春の山の中でオキナワサルトリイバラの花を見てきたのですが、それらはどうも花の盛りをやや過ぎていたようです。今日見たものこそが、ちょうど旬の状態のようです。出来れば、青空バックで撮影したかったのですが、残念ながら快晴とまではいかなかったところに、もどかしさを感じました。
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オキナワサルトリイバラ
Ricoh GR Digital
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ウスカワマイマイ
NikonD200 Insecteye-Lens IVba Speedlight
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2006.2.11
被写体に相応しい昆虫がなかなか見当たらないと、撮影対象は次第に小さなものになっていきます。すると、撮影倍率が上がり、解像度は落ち、被写界深度は浅くなり、ワーキングディスタンスは短くなり、ライティングも難しくなります。要するに、せっかく造り上げた虫の眼レンズの性能も、最大限発揮出来ない状況なのです。 今日もそろそろ諦めて帰ろうかと思ったときに、この比較的大型なウスカワマイマイを見つけました。数枚シャッターを押してプレビューしてみると、光はよく回っていますし、なかなかシャープなんですね。やはりある程度以上の大きさの被写体になると、結果も上々です。大きな昆虫がたくさん出現してくる春が待ち遠しい限りです。
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2006.2.11
今日も暑くたれ込めた雲からときどき雨が落ちてくるような天気でした。相変わらず、被写体探しには苦労させられます。 薄暗くなった夕暮れ時にレンズを向けたのが、このチブサトゲグモ。体色と模様に変異の激しいのが特徴ですが、この個体は暗闇に浮かぶドクロのように見えました。クモのなかまには、ゲホウグモという種類がいますが、このゲホウというのは妖術で使われるドクロのことなのだそうです。このチブサトゲグモはゲホウグモに擬態したかったのでしょうか?そんなことはありえませんよね・・・
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チブサトゲグモ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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アシジロヒラフシアリ
Ricoh Caplio R3 Speedlight
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2006.2.10
昆虫の姿になかなか出逢えない中、沢山のアリの群がっている植物がありました。アブラムシの排出した甘露を舐めにきているアリの姿です。 ところが、最初見つけたときは、それがアリには見えませんでした。明るい黄緑色の葉の上に、点々と散らばる胡麻粒のようで、ほとんど動かないのです。普通、アリのイメージと言えば忙しなく動き回っているものですから、ちょっと不思議な光景でした。 これは、寒さのために動きが鈍っているのか、あるいは一心不乱に餌を舐めているからなのか判断が付き兼ねます。前者の理由ならば、わざわざ巣外で活動することもないだろうにと考えてしまいます。しかし、ストロボを至近距離で発光させながら撮影を続けるうちに、次第に動きが活発になってきましたから、確かに低温による影響もあったのでしょう。
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2006.2.10
今日も寒い曇りの一日でした。こういう日は、寒い中で虫の姿を探し回っても、目的を達することがなかなか出来ません。そんな空しい想いとは裏腹に、この季節、鮮やかに存在感を主張しているのは、カエンカズラのオレンジ色です。 例年ですと、時を同じくしてカンヒザクラの紅色と競演しているのですが、今年のカンヒザクラは2週間も早い開花で、既に葉桜へと姿を変えつつあります。それに対してこのカエンカズラは例年どおりの開花で、まだまだ新鮮な蕾がたくさん着いています。今年は、冬の晴れ間に楽しめる、オレンジ色と紅色と青色のコントラストのバランスがちょっと物足りないまま終わろうとしています。
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カエンカズラ
Ricoh Caplio R3
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ダンダラテントウ
Ricoh GR Digital
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2006.2.9
今日は、曇り空の寒い一日に逆戻りでした。こういう日には、南島漂流記の被写体探しにも困ります。いろいろな画像掲示板を見ていると、温帯の冬のほうが昆虫の姿は多いのではないかと思う程、見当たりません。南国の虫は、寒がりなのかもしれませんね。 4日前にダンダラテントウのバリエーションを撮影した場所を訪ねてみました。あれだけたくさんの姿を見たのですから、1匹くらいはいるかもしれないという目論みです。しかし、動けない蛹は目に付くものの、成虫の姿は皆無です。一体何処に隠れているのでしょう。 同じ場所を何度行ったり来たりしたでしょう。やっと1匹のダンダラテントウがコバノランタナの花影の隙間に潜っているのを見つけました。しかし、頭部だけ隠したまま身動きひとつしません。正しく、頭隠して尻隠さずの状態ですが、こんな姿勢で何か意味はあるのでしょうか?
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2006.2.8
いつもの撮影散歩コースの琉球大学のデイゴの木の根元では、2羽のイソヒヨドリの雄が、じっと何かを待っている様子でした。すぐ近くの歩道を盛んに人が行き来するのですが、ほとんど気にする素振りもありません。 餌を狙っているにしては、余りに動きません。あるいは、そろそろ恋の季節で、雌の姿を追い求めていたのかもしれません。今日も冷たい北風が吹き荒れていましたが、少しずつ春が近づいているのかもしれませんね。
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イソヒヨドリ雄
Ricoh Caplio R3
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ナガマルコガネグモの網
Ricoh GR Digital
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2006.2.7
昨日、鳥に捕食されたと思っていたナガマルコガネグモの幼体を、再び確認出来たことを報告しました。しかし、今日訪れてみると、またいないのです。今回は、網もすっかり見当たりません。 今回は、この状況からして、どうやら網を畳んで他の場所に移動したようです。一昨日の不在は、新居の下見だったのでしょうか?成長とともに、網を張る空間が手狭になり、新たな空間を求めて移動したのならよいのですが。そうではなく、連日の至近距離まで接近しての撮影を嫌ってのものだったら・・・ (写真は、一昨日写した網だけの状態)
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2006.2.6
今日は、虫の眼レンズの解像度にちょっとした向上が感じられました。と言っても、何も機材には手を加えていません。実は、このところレンズ自体が当初よりもかなり軽量コンパクト化出来たために、安易に手持ち撮影していたのです。まぁ、それが出来るだけ機材が進化したとも言えますが。 それが、今日の午前中は久しぶりの快晴。いつもより2段分早いシャッターが切れました。その結果、いつもより明らかにシャープネスが向上しています。つまり、これまではブレによって、解像度が低下していたのですね。実に基本的な部分の見落としでした。しかし、今日も風の影響はあったので、まだまだこれがこの光学系の実力ではないと思います。
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アシビロヘリカメムシ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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ナガマルコガネグモ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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2006.2.6
このところ、虫の眼レンズやズーム改造マクロレンズなど、冬場は撮影よりも機材改造に時間を割く毎日です。しかし、改造機材のテスト撮影となれば、それに相応しい被写体も欲しいものです。とは言え、一般的な昆虫たちは、気温や風次第で姿を隠してしまいます。そのようなとき、いつもテスト撮影に付き合ってくれたのが、このナガマルコガネグモの幼体です。雨の日も強風の日も、同じ場所に網を張り、待っていてくれました。 ところが、昨日こつ然と姿を消してしまったのです。網だけを残して。きっと鳥に食べられてしまったのだろうと、主のいない網だけを撮影して帰ってきました。そのことを報告しようと思っていたのですが、今日再び訪れてみると、網の中央に懐かしい姿が見られ、ほっとしました。天気にも恵まれた今日の姿はなかなか頼もしく映りました。それは、最初に見つけたときの体長は5mm程だったのが、その倍近くに成長したこともあるのでしょう。
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2006.2.5
今日は曇り空ながら北風は弱く、それ程寒くはありませんでした。虫達も姿は見せるものの、あまり活動的ではないといった様子でした。 そこで、沖縄で最もポピュラーなテントウムシ、ダンダラテントウを撮影してみました。同じ種類でありながら、これだけの変異が見られます。テントウムシの個体変異というと、本土のナミテントウが有名で、各タイプ出現の遺伝的仕組みも解明されています。しかし、このダンダラテントウの場合、地色のオレンジ色と黒の帯の部分の広さの連続的な変異のように見えます。 生態学的な、あるいは進化論的な解説は可能でしょうが、何故これだけの変異個体が同じ場所に出現する必要があるのか、不思議に思います。私たちの目を楽しませてくれるためでしょうか?
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ダンダラテントウ
NikonD200 OriginalZoomMacroLensN281 Speedlight
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ホシスジオニグモ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
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ホシスジオニグモ
NikonD200 OriginalZoomMacroLensN281 Speedlight
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2006.2.5
このところ、すっかり虫の眼レンズの製作、改良、テストにハマっていますが、決して、この虫の眼レンズで撮影すること自体が最終目的ではないのです。飽くまでも、これも1本の交換レンズであり、表現方法のひとつの選択肢でしかないのです。 最終的なライフワークのテーマになるか否かは未だ判りませんが、今抱いている最も大きなテーマは、「熱帯でも温帯でもない亜熱帯のオリジナリティを映像で表現する」ことです。その亜熱帯のフィールドを歩けば、ありとあらゆる、ときには予測し得ない被写体に出遭います。そして、そのときどきで、その被写体である生物の特徴を最も際立たせた映像を如何に得るかをくふうします。 ときには、その生物の生息環境までも判るように虫の眼レンズで撮影してみたり、あるいはその生物の姿の面白さだけを強調するために、クロースアップにより背景を単純化してみたりと。さて、今日の場合はどちらが正解なのでしょうか?
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トガリシロスジグモ
NikonD200 Insecteye-LensIVbaa Speedlight
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2006.2.4
立春の沖縄は、晴れ間が覗くかと思えば、本降りに近い雨が落ちてきたりと、不安定な天候でした。 今日の虫の眼レンズは、メンレンズと拡大レンズの間にフィールドレンズという凸レンズを1枚挟んでみました。その結果は、色収差が増したようで、さらに焦点移動も感じられ、今ひとつのようです。以前の今より大型のメインレンズを使っていたときは、結構よい結果が得られたので試してみたのですが、レンズの組合わせの相性はなかなか複雑な世界です。
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2006.2.3
昼頃までは晴れ間が広がっていたのですが、午後から曇り、夕方には雨になってしまいました。最近は、虫の眼レンズの改造に精を出していますが、どちらかというと、外の天気が悪いほうが作業には集中出来ます。しかし、ひとつのモデルが完成すると、今度はよい天気の下でテスト撮影をしたくなります。しかし、なかなか巧くいかないもので、希望とは逆の条件になることも度々です。 業務用ビデオ版正像虫の眼レンズの実力を試したいのですが、時間的にどうもタイミングが合いません。今日も雨が本格化してから、やっとスチル用の虫の眼レンズを外に外に持ち出した始末です。雨に加えて薄暗い条件では、なかなか被写体も見つかりません。雨脚が強くなってきたので、そろそろ諦めて引き返そうかと思ったところ、アスファルトの上を歩く1匹のカタツムリに出遭いました。天気の悪いことを嘆いている人間とは違って、彼らは、散歩日和だとばかりに楽しんでいるのかもしれませんね。
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夕暮れの散歩
NikonD200 Insecteye LensIVba Speedlight
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2/3インチビデオ用正像虫の眼レンズ
Ricoh Caplio R3
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2006.2.2
先日、一応完成した1/3インチビデオ用正像虫の眼レンズを、2/3インチ業務用ビデオ用に組立ててみました。 取りあえず手許にあったパーツで像を結ぶようにしたため、まだ無駄なパーツが多く、元々ビデオに装着してあるレンズも含めて、全長60cm重量3kgにもなってしまいました。 重量はワイコンやテレコンを装着したときと大差ないのですが、この長さはビューファインダーを覗きながらのピント合わせにちょっと苦労を伴うサイズです。 重量に関しては、現在発注しているパーツが納品されれば、500g程度軽量化出来る見込みですが、全長は新たなる試みが巧くいくか否かに掛かっています。
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2006.2.1
今日は雨こそ上がりましたが北風が吹き荒れる一日でした。ここ数日集中して取り組んでいたビデオの編集作業が終わったので、発送を済ませた後、タイカレーを食べに行きました。これまで気付かなかったのですが、店内の片隅に大理石で出来たタージ・マハルのレプリカが置いてあるのに目が留まりました。 これを目にした瞬間、とても懐かしい思い出が蘇りました。私自身はインドに行ったことはありません。私が小学校低学年のときに父が初めて海外旅行に行った先がインドで、お土産にこれとそっくりの置物を貰ったのです。もっとも、大きさはこれの4分の1くらいで一辺が15cm程だったと思います。これもまた同じように、中に豆電球を入れて照明していました。 しばし、子どもの頃の記憶を辿っていたのですが、ふと「何でタイカレーの店にインドの置物なんだ?」と思った途端、現実の世界に引き戻されました。
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タージ・マハル
Ricoh GR Digital
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