生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。 ありがとうございました。
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ニホントビナナフシ雄幼虫
ニホントビナナフシ雄幼虫
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F11 SpeedlightX2 ISO400
  ニホントビナナフシ雄幼虫
ニホントビナナフシ雄幼虫
Nikon D7100 Nikkor45/2.8P Gyorome-8 F22 ISO1600 X1.3Mode
 
2013.4.30
シマグワの葉の上に、リュウキュウトビナナフシの雄がいました。
未だ翅が伸びていないので幼虫です。
つい習慣でリュウキュウトビナナフシと書きましたが、今ではニホントビナナフシの扱いです。
しかし、本土のニホントビナナフシは雌だけで繁殖しますから、この沖縄で見られる雄は希少な存在です。

虫の眼レンズ撮影のマスターレンズを、以前の45mmに戻してみました。
最近多用していた18-55mmのほうが中心部がシャープで、オートフォーカスもブレ防止機能も効きますが、像面湾曲の影響で背景の描写が不自然になるのです。
やはりこの45mmのほうが、背景の描写が自然に感じられます。
多くの要素とトレードオフなのが残念ですが。

もうひとつ機材の話です。
ニコンD7100はとても優れたカメラです。
しかし、やはり欠点はあります。センサーサイズに対して画素数が多いので、絞り過ぎるとシャープネスが低下してしまいます。
回折現象と言って、これはフィルム時代にも存在した問題ですが、フィルム撮影で実害が出たのは、F22やF32です。
一方、D7100では本来のシャープネスが保たれるのは、F11までと考えるのが無難です。
F16までが許容範囲で、F22以上はなるべく使いたくありません。というかD7100を使う意味が薄れてしまいます。
そこで、F11あるいはF16でまとまる構図やフォーカス位置を、シビアに詰めなければなりません。
左の画像はそのF11で撮影していますが、巧く計算どおりの被写界深度内に収まりました。
カメラが進化するに従って、多くの要素が自動化されましたが、ときにはこのような細かい要素も考えながらの撮影を心掛けないといけませんね。
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オキナワトゲオトンボ
オキナワトゲオトンボ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F5.6 SpeedlightX2 ISO800
  オキナワトゲオトンボ
オキナワトゲオトンボ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F5.6 SpeedlightX2 ISO400
 
2013.4.30
数年前、それまでリュウキュウトゲオトンボ1種として扱われていたのが、ヤンバルトゲオトンボとオキナワトゲオトンボの2種に分けられました。
識別ポイントは、オキナワトゲオトンボの翅の先端に見られる黒紋です。
この黒紋、これまではひと繋がりの紋だと思っていましたが、昨日撮影した画像をプレビューしていて、そうではないことに気づきました。

先端のやや薄い紋と、先端からやや内側に位置する濃い紋とが繋がって見えるのです。
背景による見え方や、個体差もあるのでしょう。これまで全く気づきませんでした。
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ナガマルコガネグモ雄亜成体
ナガマルコガネグモ雄亜成体
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F16 SpeedlightX2 ISO400
  ナガマルコガネグモ雄亜成体
ナガマルコガネグモ雄亜成体
Nikon D7100 Nikkor45/2.8P Gyorome-8 F22 Speedlight ISO800 X1.3mode
 
2013.4.29
クモの世界は、ノミの夫婦です。
それも本家を遥かに凌ぐ極端なサイズ差です。
雄が見つかっていない種もいますが、それは雄が極めて小さいことが原因でしょう。

ナガマルコガネグモも、雌の体長20~25mmに対して雄は4~5mmに過ぎません。
しかし、この大きさの違いは言葉で説明するのは簡単ですが、画像で表現するのは簡単でありません。
雄と雌を同一画面に収めれば分かり易いのですが、雄は未成熟なためまだ雌の網にいません。
もちろん、雄単独でクローズアップしてもその実サイズも、相対的サイズをイメージさせる対比にもなりません。
かと言って、虫の眼レンズで周囲の環境を写し込んでも、全く対比にはなりません。
虫の眼レンズによる描写は、主要被写体が25mmでも5mmでも、背景は大差ないのが原因です。
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オキナワリンゴカミキリ
オキナワリンゴカミキリ
Nikon D7100 Nikkor45/2.8P Gyorome-8 Speedlight F22 ISO800 X1.3Mode
  オキナワリンゴカミキリ
オキナワリンゴカミキリ
Nikon D7100 DX Nikkor18-55/3.5-5.6VR Gyorome-8 Speedlight F22 ISO800 X1.3Mode
 
2013.4.28
ちょうど1ヵ月前に撮影した画像です。
撮影直後、リンゴカミキリの仲間に違いないけれど、沖縄本島のリンゴカミキリって何だったかな?と放置しておいたのです。
今日になって、知人のブログにミヤコリンゴカミキリがアップされているのを見て、このカットを思い出したのです。
調べてみると、1992年にオキナワリンゴカミキリとして記載されています。
それ以前はアマミリンゴカミキリだとか、ちょっと不確定なニュアンスがあったので、撮影直後は調べるのが面倒だったのです。

このときはニコンD7100の購入から間もなく、魚露目8号レンズをX1.3クロップモードで撮影して、テレコンを使わないと格段にシャープネスが向上するのに気付いた頃です。
そのために、同じ被写体に2種類のマスターレンズを使い分けてテストしています。
未だライティングシステムが未完成で、影が目立っています。

このオキナワリンゴカミキリですが、他のサイトにアップされた画像を見ると上翅がもっと金属光沢を放ったものがあります。
この個体は、白い粉を噴いたようで、光沢が感じられません。
活動するに従って、白い粉が脱落して金属光沢を放つようになるのかもしれません。
そのような状態を想像すると、やはりこの時期に多数出現するカミキリモドキの姿に似ているように思います。
カミキリモドキ類はカンタリジンという毒を持った種ですから、擬態している可能性もありますね。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 510mm相当 F8 Speedlight ISO800
  ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 510mm相当 F8 Speedlight ISO800
 
2013.4.27
一昨日のヤンバルクイナの5個体目は、すっかり本降りの濃霧の中でした。
機材が濡れるのを嫌い、急いで6カットだけ撮影して引き上げました。
撮影した画像をプレビューすると、霧の影響でかなりコントラストの低い状態です。
リアルな臨場感が伝わってきますが、ちょっといいポーズをしているので惜しい気持ちも残ります。

そこで、コントラストが調整できないかと、Photoshopで自動トーン補正を掛けてみました。
すると、まるで霧が掛かっていたなんて嘘のようなクリアな画像に変身しました。
JPEG画像に対するボタンひとつの操作で、ここまで完璧に補正されるとは思ってもみませんでした。
補正技術の進化に驚くと同時に、「これでいいのか?」という疑心にも駆られました。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 500mm F6.3 Speedlight ISO400
ヤンバルクイナ(ピクセル等倍)
ヤンバルクイナ(ピクセル等倍)
Nikon D800 SIGMA50-500/4.5-6.3 500mm F6.3 Speedlight ISO400
ヤンバルクイナ(ピクセル等倍)
ヤンバルクイナ(ピクセル等倍)
NikonD7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 510mm相当 F8 Sppedlight ISO400
  2013.4.26
昨日紹介したヤンバルクイナですが、1個体目をニコンD800とD7100で撮り比べてみました。
通常、2機種を比較する場合、同じ被写体を同じサイズで撮影することが多いのですが、実際の撮影現場ではそうとは限りません。
ヤンバルクイナのように神経質で逃げられる可能性の高い被写体では、手持ちレンズのテレ端付近で撮影することがほとんどです。
D800では、テレ端の500mmで撮影。
D7100は、340mmでフルサイズ換算510mm相当での撮影。
それぞれ、頭部を中心にピクセル等倍で切り出したところ、ほぼ同じサイズになりました。

その2機種の画像を比べてみると、実に僅差です。
羽毛の並びを見ると、僅かにD7100のほうがシャープネスが高く感じられます。
この2機種は、センサーサイズで約2倍(半分)、画素数で1.5倍(3分の2)の差があります。
しかし、センサーサイズでも画素数でも劣るD7100のうほが、シャープネスの面では僅かに勝っているというのは驚くべきことです。
それは、ローパスフィルターを使われていないことが最大の理由でしょう。
デジタルカメラが普及し始めた頃から当たり前のように使われてきたローパスフィルターですが、画質にこれだけの影響を与えていたとは想像以上の結果です。

※ピクセル等倍画像は、画像をクリックし拡大表示された時点で、ピクセル等倍となります。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 F8 Speedlight ISO400
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 F8 Speedlight ISO400
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 F8 Speedlight ISO400
  2013.4.25
昨夜は、一晩で5個体のヤンバルクイナに出会うことができました。
昨秋の大型台風通過後は数える程の姿しか見ていませんでしたから、ほっとしました。
それが台風の影響なのか、繁殖期に早めに入った影響のか、4月に入っても夜間の気温が低いことの影響なのか解りませんでした。

昨夜の条件でこれまでと異なるのは気温です。
前回の山原(やんばる=沖縄本島北部)では、明け方の気温が10℃近くまで下がっていましたが、昨日は19℃もありました。
まぁ、昨日一日だけの結果で結論づけるのは早計ですが、少なくとも台風による壊滅的な状況ではなかったようです。
一方、5個体のうち2個体は先端が折れた幹にとまっていました。
やはり、ヤンバルクイナの生息環境にも台風の影響は残っているようです。

さらに多くのヤンバルクイナに出会える可能性もありましたが、明け方前から本降りになり諦めました。
最後に出会った個体は、羽毛に雨滴が付きキラキラ輝く姿が霧の中に浮かび上がっていました。
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アサギマダラ(トリミング)
アサギマダラ(トリミング)
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F9 SpeedlightX2 ISO400 X1.3Mode
  アサギマダラ(左右反転トリミング)
アサギマダラ(左右反転トリミング)
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F9 SpeedlightX2 ISO400 X1.3Mode
 
2013.4.24
山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ています。
前回同様、たくさんのアサギマダラが迎えてくれました。
その中にマーキング個体を見つけ、採集の代わりに撮影しました。
後翅は「ON951」と読めます。
前翅にも何か書かれていますが、よく見えません。
翅を開いた瞬間にシャッターを押し、左右反転し拡大すると「4/19沖」と読めました。
4月19日に沖縄(本島?)でマーキングされたようです。
大移動はこれからですね。
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イワサキクサゼミ
イワサキクサゼミ
RICOH CX6 31mm相当 F7.6 ISO100
  イワサキクサゼミ
イワサキクサゼミ
RICOH CX6 105mm相当 Speedlight ISO100
 
2013.4.23
昨日の朝、事務所から歩いて鈑金屋さんに車を受け取りに行くときのこと。
ショートカットのために琉球大学の構内を歩いていると、「ジ~~~」と何処かで聞いた鳴き声がします。
近くを探すと、植え込みの葉の上で1頭のイワサキクサゼミが鳴いていました。

かつて、日本最小のイワサキクサゼミの分布は先島諸島と沖縄本島南部でした。
他の島では全島中にいるのに、何故か沖縄本島では南部だけに限られていました。
それが近年、徐々に分布の北限が北上して、北部でも見られるようになってきたのです。
昨年もより北のポイントで撮影しているので不思議はないのですが、こんな身近な場所で出会うと、分布拡大を再認識させられます。

それにしても、沖縄本島では長い年月南部だけに押し留まっていたのに、何が理由で北上を始めたのでしょうか?
これも温暖化の影響なのでしょうか?
あるいは、人為的な要因が絡んでいるのでしょうか?
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2013.4.22
実は半月程前、林道で車を立ち木に擦ってしまい、上京中に修理に出していました。
それと同時に、これまで15年程愛用してきたイタリア製車載テント「マジョリーナ」を廃棄処分にして貰いました。
通常はやや大きめのルーフコンテナのように見えますが、側面の穴にクランクを入れて回すと、1m程立ち上がりテントとなります。
内部はセミダブルベッド仕様で、購入当時25万円前後だったと記憶しています。

車内でシートを倒して寝るのに比べて、完全にフラットなマットレスですから快適そのもの。
側面4箇所に防虫ネットも設置され、炎天下でない限りは夏でも快適空間です。
また、通常のテントよりも設営・撤収が楽ですし、平坦であれば設営場所を選びません。
しかし、徐々に使わなくなってしまいました。
居眠り運転寸前まで撮影を続け、もう1秒でも早く寝たいときに、簡単とはいえ設営は面倒です。
結局、レバーひとつで倒せるカーシートのほうを選んでしまいます。
また設営は数分ですが、撤収は10分以上掛かり、それがちょっと面倒なのです。

購入から15年程が経過し、各所のパーツの劣化・腐食が進行してきました。
以前は交換パーツも入手可能だったのですが、輸入代理店が廃業してしまったそうです。
まぁ、最近のメリットと言えば、大型駐車場で簡単に自分の車を見つけられる目印機能くらいでしょうか。
15年も見慣れた物がなくなると寂しいのも確かですが、50kgもの重量があります。
成人ひとりの体重に相当しますから、今後の燃費向上に期待しましょう。
恐らく、空力抵抗値も改善されますから、単純な重量減よりもさらに期待できるかもしれません。

このテントで何泊したでしょうか?
100泊程度でしょうか?
10年以上前に、フェリーで渡った久米島で1週間程寝泊まりしたことがあります。
夜間撮影もほぼ毎晩ですから、一般的な宿泊施設って無駄なことも多いですし、経費の節約にもなります。
しかし、そのときは帰る前日に台風に急襲されフェリーが欠航し、結局ホテルに3泊もするはめになったのを思い出します。
25万円で100泊。単純計算で一泊2500円計算ですから、まぁ高くはないかもしれません。
シングルだけではなくダブル使用もあったから、もっと安い計算になるかも?
 
エスクード
エスクード
RICOH GXR A12(18/2.5) 28mm相当 ISO200
車載テント・マジョリーナ
車載テント・マジョリーナ
RICOH GXR A12(18/2.5) 28mm相当 ISO200
車載テント・マジョリーナ
車載テント・マジョリーナ
RICOH GXR A12(18/2.5) 28mm相当 ISO200
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GR発表イベント
GR発表イベント
RICOH GXR A12(18/2.5) 28mm相当 F2.5 ISO200
  2013.4.21
沖縄に戻りました。
今回東京では、リコーGRの発表イベントがありました。
やや時間を置いて冷静に振り返ると、このチャートが気になります。
1年余りのブランクを経て、リコーブランドの新製品GRの登場。
では今後、他のリコーブランドの存続、新開発はどうなるのか?
ユーザーとして、当然の関心事です。

そこで、改めてこのチャートを見ると、CXシリーズは載っていませんが、GXRシリーズは載っています。
素直に考えれば、GXRシリーズ存続と新製品の開発が期待されます。
一方、詳細未定のために取り敢えず載せておきましたという可能性もあるでしょう。
結局、大人しく待つしかないのです。
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ツツジ
ツツジ
Nikon D7100 VR Nikkor18-105/3.5-5.6 ED F11 ISO100
  菜の花
菜の花
Nikon D7100 VR Nikkor18-105/3.5-5.6 ED F11 ISO100
 
2013.4.20
今回の東京も最終日。
今日は、所属している写真団体 「日本自然科学写真協会(SSP)」の理事会と評議委員会でした。

東京での移動は、ほとんどが電車です。
実家の最寄り駅には、井の頭線が走っています。
それ程、都心ではない緑の多い沿線風景です。
その車窓から流れる季節の花々をいつかしら撮影するようになりました。
今の季節は、ツツジと菜の花が主役です。
沖縄の菜の花というとカラシナですが、これはアブラナなのでしょうか?
そう言えば、ソメイヨシノの最盛期には、まだ撮影していないことに気付きました。
来年ですね。
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イチモンジカメノコハムシ幼虫
イチモンジカメノコハムシ幼虫
Nikon D7100 VR Nikkor18-55/3.5-5.6 Gyorome-8 F22 Speedlight ISO1600 X1.3mode
  2013.4.19
これもまた、山原(やんばる=沖縄本島北部)で久しぶりに出会った幼虫。
恐らく、イチモンジカメノコハムシの幼虫でしょう。
クリーム色の刺だらけの部分が胴体。その上の暗褐色の部分は脱皮殻です。
いつもは、この脱皮殻を胴体にピッタリと伏せていて、驚くと持ち上げる。
すると、一瞬にして体のサイズが大きく見え、胴体にある1対の目玉模様が出現する。
こうして、天敵を威嚇するのでしょう。

しかし残念なことに、このときは10匹程の幼虫がいたにも関わらず、この典型的な行動を見せてくれる個体はいませんでした。
何故でしょう?
最近は、イチモンジカメノコハムシ業界で、この行動は流行っておらず、時代遅れなのでしょうか?
そんなバカなことはないでしょうから、何らかの条件が整っていなかったからなのでしょう。
その条件が何なのか、気になります。
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カワムラトガリバ幼虫
カワムラトガリバ幼虫
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F16 SpeedlightX2 ISO800
  カワムラトガリバ幼虫
カワムラトガリバ幼虫
Nikon D7100 VR Nikkor18-55/3.5-5.6 Gyorome-8 F22Speedlight ISO1600 X1.3mode
 
2013.4.18
先日の山原(やんばる)で、見覚えのある幼虫に出会いました。
恐らくカワムラトガリバの幼虫でしょう。
この幼虫、立派な頭部があるのですが、静止時にはその頭部を隠して、突起のある偽の頭部のような物を見せています。
なかなか幼虫と成虫が一致しなかったのですが、一昨年やっと判りました。

亜熱帯では珍しく、成虫の出現期が早春の一時期だけに限られています。
その直後に繁殖を開始したとして、1ヵ月程で幼虫がもうこのサイズまで成長しているのが意外です。
また、図鑑などではアマミアラカシ、スダジイ、イスノキで飼育可能との情報がありますが、今回、食痕の多数残されたホウロクイチゴの葉の上で見つけました。
かつては、カクチョウランやオキナワウラジロガシの葉の上で見つけていますが、どうも寄主植物のようには見えませんでした。
カクチョウランは偶然としても、バラ科とブナ科とでは掛け離れていますが、食性が広いのでしょうか。
あるいは、近縁の別種の可能性も?
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リコーGR発表会
リコーGR発表会
RICOH GXR A12(18/2.5) 28mm相当 F2.5 ISO200
リコーGR
リコーGR
RICOH GXR A12(18/2.5) 28mm相当 F4.5 ISO200
リコーGR
リコーGR
RICOH GXR A12(18/2.5) 28mm相当 F2.5 ISO200
  2013.4.17
リコーGRの発表会に行ってきました。
新製品以前に、ペンタックスとの統合から1年余り、リコーブランドの新製品が途絶えていましたから嬉しい限りです。
名称は変わりましたが、GRデジタルの5代目です。
これまでは地味なというか地道で着実な進化を遂げてきましたが、今回は大きく変わりました。
センサーが、1/1.7型からAPS-Cに変更に大型化しました。
しかしボディサイズは、これまでより横幅が1cm増しただけで、銘機銀塩GRと同サイズです。
そして、28m相当の18.3mmF2.8の新レンズは、これまでで最強のGRレンズと言われます。

5月下旬発売予定ですが、GRistのひとりとしては一日も早く実写してみたいカメラです。
一方、昆虫写真家としては、1cm接写や深い被写界深度とコンパクト性を兼ね備えていた、これまでのGR-Dとは別世界に進化したことに戸惑いを覚えるのも確かです。
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ヒカゲヘゴ
ヒカゲヘゴ
Nikon D800 SIGMA180/2.8 F5.6 ISO400 PL-Filter
  新緑山並み
新緑山並み
Nikon D800 Nikkor24-85/3.5-4.5ED VR F8 ISO100 PL-Filter
 
2013.4.17
山原(やんばる=沖縄本島北部)は、夜は真冬並みの冷え込みの日も少なくありませんが、日中は初夏のような陽気の日もあります。
台風通過直後の半年前には、幹だけが残され1枚の葉もなくなっていたヒカゲヘゴですが、本来の姿に戻ってきました。
未だ倒木に埋もれた渓流もあるというのに、植物というものは意外に逞しいものだと再認識させられます。
また、例年よりも2~3週間早く始まった印象の強い新緑ですが、まだまだ見頃が続いています。

このところ、ニコンD7100を使う機会が増えていますが、今回の撮影はD800によるものです。
今後、どのような状況で使い分けていくかが大きな課題ですが、少なくともかつて4X5や6X9判で撮影していた風景的な画は、画素数に勝るD800が適しているはずです。
さらに細かい使い分けは、これからじっくりと詰めていいくことになるでしょう。
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オキナワアオジョウカイ
オキナワアオジョウカイ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F8 SpeedlightX2 ISO1600
オキナワアオジョウカイ
オキナワアオジョウカイ
Nikon D7100 VR Nikkor18-55/3.5-5.6 Gyorome-8 F14 Speedlight ISO3200 X1.3mode
オキナワアオジョウカイ
オキナワアオジョウカイ
Nikon D7100 VR Nikkor18-55/3.5-5.6 Gyorome-8 F14 Speedlight ISO3200 X1.3mode
  2013.4.16
一昨日は、ある林道の奥地に咲くカクチョウランの様子を見に行きました。
その林道は、昨年の台風で数カ所の土砂崩れが起き、現在復旧工事の最中です。
前日の土曜日に様子を見に行ったのですが、とても作業中には入れない状態でした。
そこで、工事の休みとなる一昨日に入ったのですが、生憎の天気。
その日の午前中までは晴れる予報だったのですが、朝から既に雨がパラパラ。

気温も低く、そのポイントまでの往復6kmの林道での出会いを期待していた昆虫の姿も疎ら。
めぼしいものは、このオキナワアオジョウカイくらいでした。
寒さのためか、ほとんど動かず、最初はマクロレンズで、その後は虫の眼レンズによる撮影。
一昨日アップしたオキナワヘリグロツユムシ同様、像面湾曲の影響で背景の中央のボケが目立ちます。
やや撮影倍率を落とせば改善されますが、体長15mm強の被写体では、迫力不足となります。
ニコンD7100の出現によって、新たな魚露目8号による虫の眼撮影技術に進展があったのですが、この現象に悩まされています。
解像度、オートフォーカス、ブレ防止機能で勝る18-55mmマスターレンズですが、やはり以前の45mmF2.8に戻るべきなのかもしれません。

虫の眼撮影をしていて、もうひとつ気付いたこと。
主要被写体の虫のバランスを考えてフレーミングをすると、背景がかなり傾いてしまっていることです。
このように静止する昆虫は、重力に対してもっと安定したポーズをとってる印象が強かったのですが、そうでうもないのですね。

この後、雨が本降りとなり、カクチョウランは確認だけで撮影は断念しました。
本降りの中を歩く復路の3kmの遠かったこと。
普段の撮影で、如何に車に頼っているかを再認識しました。
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2013.4.15
今回の山原(やんばる=沖縄本島北部)では、アサギマダラがよく目に付きました。
昨秋の大型台風通過以降、同じ種のチョウをこれ程まとまって見たのは初めてのことです。
恐らく、台風通過後に本土から飛来し、その後沖縄で繁殖した個体が一斉に羽化してきたのでしょう。
裏を返せば、沖縄県内で繁殖し続けている種は、やはり台風の大きな影響を受けているということになります。
  アサギマダラ
アサギマダラ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F5.6 SpeedlightX2 ISO800
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 写真をクリックすると動画を開始します

ヤンバルクイナ
Nikon D7100 SIGMA50-500/4.5-6.3 750mm相当 F8 Speedlight ISO400
  2013.4.15
今年2個体目のヤンバルクイナです。
昨年の今頃は、一晩に数個体に出会っていましたが、今年は少ないですねぇ。
夜の気温が真冬並みなのが影響しているのか、昨秋の台風の影響なのか、今年は繁殖期の入りが早いのか?
何れ気温が上がるか、繁殖期が終わるかすれば、判ることです。

APS-C機のニコンD7100で撮影するのに適度な距離の個体だったので、動画撮影もしてみました。
近くで盛んに他個体が鳴いていたので、このヤンバルクイナも鳴くのでは?と思ったのですが、結局鳴きませんでした。
D7100撮影動画の特徴として、被写体の動きが自然に感じられます。
動画機能に力を入れているキヤノンに、やっと追い付いたのかもしれません。

あ、書き忘れるとこでした。
前回、今年初のヤンバルクイナの撮影のときは、足元にヒメハブがいて落ち着いて撮影できませんでした。
そして、今回はすぐ近くで、アカマタが交尾していました。
今年は巳年で大当たりなのでしょうか?
酉年は未だ先のことですねぇ。
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ハエの一種
ハエの一種
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F11 SpeedlightX2 ISO400
  ハエの一種(ピクセル等倍)
ハエの一種(ピクセル等倍)
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F11 SpeedlightX2 ISO400
 
2013.4.14
ニコンD7100を使用する上で、ひとつ気になるのがローパスフィルターを省略したことによる、モアレ縞の出現です。
人工物では、同じパターンの繰り返し模様などを撮影すると見られる縞模様です。
自然界ではそのようなことは少ないのですが、昆虫の複眼をアップで撮影すると出易いことが知られています。

体長1cm程のハエの仲間を見つけたので撮影したところ、6コマ中1コマにモアレ縞が確認できました。
まぁ、この程度の出現率ですし、それ程気になるレベルでもありません。
今後も、この点は気にすることなく使用できそうです。
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オキナワヘリグロツユムシ幼虫
オキナワヘリグロツユムシ幼虫
Nikon D7100 VR Nikkor18-55/3.5-5.6 Gyorome-8 F22 Speedlight ISO1600 X1.3mode
  オキナワヘリグロツユムシ幼虫
オキナワヘリグロツユムシ幼虫
Nikon D7100 VR Nikkor18-55/3.5-5.6 Gyorome-8 F22 Speedlight ISO1600 X1.3mode
 
2013.4.13
やっと天候も回復したので、山原(やんばる=沖縄本島北部)にやって来ました。
これも、なかなか果たせないでいたニュータイプの魚露目システムの野外実写も実現できました。
18-55mmズームは、中心部のシャープネスは高いですが、やはり像面湾曲で背景の中央部がボケてしまう傾向が顕著ですね。
同様に45mmもテストしてみればよかったのですが、この撮影直後に陽が陰ってしまい比較は出来ませんでした。
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リュウキュウハグロトンボ雌
リュウキュウハグロトンボ雌
Nikon D7100 SIGMA180/2.8 APO MACRO 1/320sec. SpeedlightX2 ISO100 X1.3Mode
  リュウキュウハグロトンボ雌
リュウキュウハグロトンボ雌
Nikon D7100 SIGMA180/2.8 APO MACRO F5.6 SpeedlightX2 ISO200 X1.3Mode
 
2013.4.11
なかなか天気が回復せず、昨日に続きリュウキュウハグロトンボの画像です。
リュウキュウハグロトンボは、とても魅力的な被写体ですが、そのメタリックな色彩の再現が難しいのものです。
胸部と腹部もそうですが、翅の色もさまざまに写ります。
個体による色彩変異も大きいのですが、同一個体でも光線状態によってかなり異なって見えることもあります。

個人的には、翅を開いた瞬間が最も美しく見えるのですが、一瞬の行動なので、そう簡単には撮影できません。
絵になる開き加減に写ることは、そう多くありません。
一般に、雌よりも雄のほうがより鮮やかな体色をしていますが、翅に先端にある白班は雌だけのもので、これも捨て難いポイントですね。
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リュウキュウハグロトンボ雄(トリミング)
リュウキュウハグロトンボ雄(トリミング)
Nikon D7100 SIGMA180/2.8 APO MACRO 1/320sec. SpeedlightX2 ISO100 X1.3Mode
  リュウキュウハグロトンボ雌
リュウキュウハグロトンボ雌
Nikon D7100 SIGMA180/2.8 APO MACRO 1/320sec. SpeedlightX2 ISO100
 
2013.4.10
先月ニコンD7100を購入して、目下の機材的関心はD800とどちらがシャープネスが高いか?というものです。
D800は、35mmフルサイズの36万画素。
D7100は、APS-Cサイズの24万画素。
D7100はD800に比べて、サンサーサイズで約半分、画素数で3分の2です。
単純に考えれば、圧倒的にD800有利です。
しかし、D7100にはシャープネスを減じる副作用のあるローパスフィルターが搭載されていません。

一方で、センサーサイズと画素数の異なる機種の解像度の比較は容易ではありません。
まず、センサーサイズが異なるという時点で、同じ光学系という条件統一が出来ません。
まぁ結局、日常の撮影を通しての判断に委ねざるを得ないのが実際です。

そこで、今回のリュウキュウハグロトンボですが、昨年もD800に同じ180mmF2.8マクロレンズを装着し撮影しています。
その結果というか、印象ですが、どうもD7100のほうがシャープネスが高く感じられます。
単なるシャープネスというよりも、画が自然でヌケが良いとでも言うのでしょうか。
これは、前述のローパスフィルターを介さない画像というのが大きいのかもしれません。
D800などは、ローパスフィルターによって損なわれたシャープネスを補うために、アンシャープフィルターを適用するのと同じような画像処理をしているのだと推測できます。
そうすると、細部にそのための滲みというか不自然な部分が生じますが、それが見当たらないというか、自然な感じがします。
そのために、画像全体がとてもヌケのよい印象を与えるのかもしれません。

D800Eという機種は、D800に搭載されたローパスフィルターの向きを変えて効果を殺していると言われます。
そして、D800よりも定価で5万円も高いのです。
その本末転倒な価格設定に購入を躊躇いD800を愛用していますが、D7100を使ってみて、改めて気になる存在となっています。
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リュウキュウハグロトンボ雌
リュウキュウハグロトンボ雌
Nikon D7100 SIGMA180/2.8 APO MACRO 1/320sec. SpeedlightX2 ISO100
  リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Nikon D7100 SIGMA180/2.8 APO MACRO 1/320sec. SpeedlightX2 ISO100
 
2013.4.9
倒木に埋もれた渓流に入って、久しぶりのリュウキュウハグロトンボに出会いました。
悲惨な景色に比べて、たくさんのトンボに迎えて貰えて、ほっとしました。
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倒木に埋もれた渓流
倒木に埋もれた渓流
RICOH CX6 28mm相当 ISO100
  倒木に埋もれた渓流
倒木に埋もれた渓流
RICOH CX6 28mm相当 ISO100
 
2013.4.8
昨年の台風以降入っていないかった渓流に降りてみました。
もう倒木だらけで、目的地に辿り着くまで、かつての3倍以上の時間が掛かりました。
この倒木が朽ちて、以前の状態に戻るには何年を要するでしょうか。
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クモヘリカメムシ
クモヘリカメムシ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F16 SpeedlightX2 ISO800
  ガガンボの一種
ガガンボの一種
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F11 SpeedlightX2 ISO200
 
2013.4.7
自然界には、細長い脚を持つ節足動物がいます。
ここには掲載していないザトウムシ類なども典型的ですね。
これは、単なる機能優先のデザインの結果なのでしょうか?

クモヘリカメムシは隠蔽的な色彩ですが、カメムシですから異臭を放つのでしょうか?
ガガンボの仲間は、飛翔能力に長けているとは言えませんし、この長い脚は簡単にもげてしまいます。
細長い脚というのは、あるいは隠蔽的な効果があるのではないでしょうか?
具体的な説明はできないのですが、何か意味がありそうだと感じます。
例えば、捕食者が獲物を探すときの情報のひとつの「影」が出難いとか?
何れ、もっと説得力のある理由を見出したいと思っています。
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アサギマダラ
アサギマダラ
Nikon D7100 SIGMA180/2.8 APO MACRO 1/320sec. SpeedlightX2 ISO400
  ウルマオドリバエ
ウルマオドリバエ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F16 SpeedlightX2 ISO800
 
2013.4.5
天気が悪いですねぇ。
今日から山原(やんばる=沖縄本島北部)に撮影に出る予定でしたが、延期しました。
少し前に撮影した画像です。

アサギマダラはノートリミングですが、このサイズでしかもアンシャープフィルターを掛けたからシャープに見えるレベルです。
昨秋本土から渡って来て、その後、沖縄で繁殖した個体だと思われます。
やがて、気温が上昇すると、再び温帯に旅立つ渡り蝶です。

オドリバエのほうは体長が10mm以下で飛び回っているので、ピントを合わせるのが大変ですが、1枚だけシャッターを切ったら偶然に写っていたもの。
かなりトリミングをして、レタッチをしています。
絞り優先で撮影したところ、シャッタースピードは1/13sec.の低速で、しかも先幕シンクロなので不自然な残像まで写っています。
それでも紹介したかったのは、このグループ独特の求愛給餌をしているペアだからです。
まぁ、食事に誘ってプロポーズして成功したってことですね。
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ニジュウヤホシテントウ
ニジュウヤホシテントウ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F14 SpeedlightX2 ISO800
  ハイイロテントウ
ハイイロテントウ
Nikon D800 TAMRON90/2.8VC X1.4Telecon F22 SpeedlightX2 ISO800
 
2013.4.4
今日は、TVの担当日。
午前中は陽も射していたのですが、色々と準備もあり撮影には出られませんでした。
そのため、ちょっと前の画像です。

テントウムシは、実に不思議なグループです。
ほとんどの種は、有毒で目立つ色彩が警告色として機能しています。
しかも、グループ全体でそのことを効率よく天敵にアピールするミューラー型擬態の典型例です。
しかし、そのグループの中には昆虫食もいれば、食植性もいれば、菌類を餌にするものまでバラエティに富んでいます。
また、中には不思議なことに、有毒でありながら、鮮やかな警告色を放棄している種もいます。
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オキナワモリバッタ幼虫
オキナワモリバッタ幼虫
Nikon D7100 VR Nikkor18-55/3.5-5.6Gyorome-8 F22 Speedlight ISO400 X1.3mode
  魚露目ライティングシステム
魚露目ライティングシステム
RICOH GXR A12(33/2.5) 50mm相当 F8 ISO800
 
2013.4.3
18-55mmレンズと組み合わせた魚露目撮影ですが、いくつかの問題があります。
ひとつは、像面湾曲。
しかし、このような構図というか撮影倍率では、ほとんど気になりません。
撮影倍率を上げたときは、構図に要注意です。

もうひとつは、ストロボライティングの問題。
このモリバッタは、クリップオンストロボにディフューザーを装着して撮影していますが、被写体の周囲にはっきりとした影が出ています。
そこで、右の写真のようなライティングシステムを作ってみましたが、ここ数日天気が悪く本格的な実写テストができずにいます。
早く天候が回復することを祈ります。
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オキナワマルウンカ
オキナワマルウンカ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F16 SpeedlightX2 ISO1600 X1.3Mode
  オキナワマルウンカ(ピクセル等倍)
オキナワマルウンカ(ピクセル等倍)
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F16 SpeedlightX2 ISO1600 X1.3Mode
 
2013.4.2
ニコンD7100を使い始めて半月。
発表当初、購入予定はなかったのですが、新製品レビューを見ていて思わず衝動買いをしてしまいました。
その結果、予想以上の画質にすっかりハマっています。

まず、解像度もニコンD800とよい勝負です。
センサーサイズで約半分、画素数で約3分の2ですが、ローパスフィルターレスの恩恵なのでしょう。
あるいは、画像処理技術の進化もあるのでしょうか。
昨年D800を使い始めて、もうこのカメラで決まりだと思ったのですが・・
動画は未だあまり撮っていませんが、これにも進化を感じます。
動きが滑らかで自然ですし、高感度での画質も良好です。
同じようなことを海野和男さんも書かれています。

※2枚目の画像は、クリックして拡大表示した状態でピクセル等倍になります。
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クロモンカギバ
クロモンカギバ
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F5.6 ISO400
  落葉
落葉
Nikon D7100 VR Micro Nikkor85/3.5ED F11 SpeedlightX2 ISO400
 
2013.4.1
以前から気になっているクロモンカギバという蛾。
幼虫はリアルな、糞の姿をしています。
これだけ精巧な擬態をしている幼虫に対して、成虫はというとまるでスマイルフェースです。
まるで正反対のイメージです。

しかしここ数年、この成虫の姿にも意味があるのではないかと思い始めています。
これは、落葉への擬態なのではないかと。
中央を走る褐色のラインは、葉の主脈。
中心から外れているのは、反り返った葉を演出しているのではないでしょうか。
そして、前翅の尖った部分は、葉柄。
1対の黒紋は、虫食い穴のつもりでしょうか?

こう考えると、よく出来ている落葉に思えてきます。
しかし悲しいかな、生物はシンメトリーなデザインしか採用できないのです。
そこが大きな弱点ですが、反り返ったように見せているのが、せめてもの抵抗でしょうか。

という訳で、擬態=自然界の嘘という4月1日ネタでした。
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