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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。
ありがとうございました。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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イワカワシジミ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.8.30
イワカワシジミの新鮮個体を目撃しました。イワカワシジミは、翅の裏側が薄緑色をした、ちょっと他のシジミチョウとは異なった色彩で、なかなか渋い存在です。 イワカワシジミは、レッドデータブックの準絶滅危惧種に指定されています。しかし、クチナシを食樹としているため、それ程目撃の難しい種類でもありません。かと言って、いつでも確実に見られるわけでもなく、その発生にはムラがあるようです。さて、今日目撃したイワカワシジミは、今秋の発生の予兆となるのでしょうか。
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2006.8.30
今日の天気予報は晴れだったのですが、実際は昼前から厚い雷雲に覆われ、まるで夕方のような暗さが続きました。激しい雷雨にも断続的に襲われ、とても撮影に出られるような状況ではありませんでした。 夕方になってやっと太陽が顔を覗かせました。充分な湿り気に恵まれたためか、ウスカワマイマイやアフリカマイマイが盛んに活動しています。そんなウスカワマイマイの2匹が細い枯枝の上で鉢合わせしました。しばらくどちらも道を譲らず、やりやっていたのですが、最終的にどうなったのでしょうね。
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ウスカワマイマイ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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ヤマトアシナガバチ?
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.8.29
1匹のアシナガバチが、枯枝にとまって盛んに何かしています。最初は、何か獲物を仕留めて肉団子を作っているのかと思ったのですが、どうもそうではないようです。どうやら、大あごで枯枝の表面を削り取っているようです。そして、これを持ち帰って巣の補修に使うのでしょう。 沖縄でも厳しい残暑が続いていますが、やはり陽射しは少しずつ和らいできたようにも感じます。これから徐々に夏枯れから脱して、秋の昆虫の活動の活発な季節へと向かうのでしょう。
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2006.8.28
夕暮れ時、DIYショップに買い物に出かけました。買い物を終えて、駐車場の車内で電話をしていると、目の前の空に茜色に染まった入道雲が現れました。電話をしながら、片手で撮ったのがこの写真です。 確かに美しいのですが、何処か寂しさを含んでいるようにも感じます。それは、この雲が夏の終わりを伝えているからなのでしょうか。
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夕焼け雲
Ricoh Caplio R4
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タグの山
Ricoh Caplio R4
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2006.8.27
与那国島空港から石垣島空港経由で那覇空港まで戻ってくると、合計60kgの荷物にこれだけのタグがオマケに付いてきます。 通常の手荷物のタグは、今では粘着テープタイプになっているので、その場で外して貰うようにしています。しかし、未だに与那国島空港での搭乗券は磁気タイプではなく、座席シールを「ペッタン」と手作業で貼付ける方式なのです。その他、機材を取扱注意かつ手渡し(ターンテーブル返却ではなく)で預けると、手荷物1個に付き2枚のタグが増えます。さらに、乗り継ぎ便に付き1枚(CONEX)。また、あるステータス以上のカードを持っていると手荷物優先返却してくれる扱いでさらに1枚(DOORSIDE)。荷物のひとつがかなり重かった(23kg)ので"HEAVY"のタグが1枚追加。最後に、業務用ビデオを機内に持ち込むためのタグ1枚・・・・・今の世の中、1枚の磁気タグですべての情報を機械管理できないのでしょうかねぇ?
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2006.8.26
結局、昨夜は7時間探し回ったのに、ヨナグニサンの成虫を見つけることは出来ませんでした。卵と若齢幼虫はいましたから、例年よりもかなり時期がズレてしまっているのかもしれません。この季節に与那国島でヨナグニサンの成虫が見られなかったことなど初めてです。 原因はいくつか考えられますが、やはり一昨年の2度の大型台風による被害の影響でしょう。そして昨年もそれから元に戻る前に再び台風による被害を被っています。 ちょうど与那国島では、至る処でカラスザンショウの花が見られますが、訪花するチョウも疎らです。3年前の今頃、カラスザンショウの花にオオゴマダラが信じられない程群れていたが嘘のようです。
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カラズザンショウ花
Ricoh Caplio R4
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オカヤドカリ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.8.25
オカヤドカリが高さ1.5m程の幹に登っているのを見つけました。オカヤドカリは、険しい岩を上り下りしますし、低い植物に登ることはよくあります。しかし、このような高さの足場のない幹に器用に登っているのを見るのは初めてです。 オカヤドカリの仲間のヤシガニは木登りが得意で、驚く程高い枝に登っていることがあります。そのヤシガニもまだ小さな段階では、オカヤドリと同じように貝殻の宿を借りて生活していると聞いたことがあります。もしかして、このオカヤドカリがそのような状況であったりするのでしょうか?
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2006.8.25
ナナフシと言えば、枝に擬態していることで有名な昆虫ですが、このコブナナフシの姿は、ちょっと違うようです。岩の上や枯葉の上にいると、より目立たないような姿です。もちろん、枯枝でも、かなりの効果があると思いますが。 そう言えば、このコブナナフシは、分類の上ではコノハムシに比較的近い種なのだそうです。沖縄の森に、もっと奇抜なツノゼミやコノハムシが生息していれば、さらに亜熱帯らしさが濃厚になるのにと、いつも思ってしまいます。
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コブナナフシ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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サキシマキノボリトカゲ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.8.25
夜の森で遭遇する動物の中で、スジグロカバマダラに負けていないのがこのサキシマキノボリトカゲです。「何でこんなに多いの?!」というくらいに見掛けます。 不思議なのは、スジグロカバマダラは日中も度々見掛ける種類なのですが、キノボリトカゲのほうはそうでもないのです。沖縄本島でもオキナワキノボリトカゲの寝姿はときどき目撃しますが、やはりこれ程の頻度ではありません。何とも不思議なことです。
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2006.8.25
夜の森を歩いていて最もよく目にする昆虫と言えば、このスジグロカバマダラです。至る処の枝や葉にとまって休んでいます。その頻度と言ったら、昼間目撃するのに負けないでしょう。 とは言っても、一カ所に集団で寝ている状況には、まだ遭遇したことがないのですが、今日は2頭が隣り合っているのを見つけました。よく見ると、雄と雌です。どうやら、夕暮れ時に交尾して、その後そのままの場所で夜を迎えたようです。
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スジグロカバマダラ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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メジロ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.8.25
夜の森でヨナグニサン探しをしていると、さまざまな生き物に出逢います。それは、夜行性の種類の元気な姿であることも、あるいは日中活動していた種類の寝姿であることもあります。 今晩出逢った動物の中で印象深かったのが、このメジロのペアです。沖縄本島でも、ヤンバルクイナ探しをしながらいろいろな生物に出逢いますが、まだ夜のメジロに出逢ったことはありませんでした。これが同じ向きにとまっているペアだったら言うことはないのですが…。
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2006.8.25
結局、昨夜もヨナグニサンの成虫の姿は見られませんでした。どうしたことでしょう。明日の便で沖縄本島に戻るので、今晩が今回のラストチャンスです。今日は徹底的に探してみるつもりです。 この時期に与那国島に渡る理由は、なんと言ってもヨナグニサンの一年で最も数の多い季節であるためです。しかし、8月の中・下旬という時期は、他の島も同様ですが、夏枯れの状態なのです。ですから、ヨナグニサン以外の昆虫は、それ程芳しい状況ではないのが残念です。 そんな季節の与那国島でも、よく見掛けるのがこのミヤコキンカメムシ。沖縄本島などに分布するナナホシキンカメムシとよく似た姿から、近縁種であることを想像するのは難しくありません。しかし、体長はナナホシキンカメムシの半分以下というミニチュアサイズです。さらに2種の異なる点は、ミヤコキンカメはしばしば交尾ペアで見られるのですが、ナナホシキンカメの交尾は未だかつて目撃したことがありません。
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ミヤコキンカメムシ
Ricoh Caplio R4
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サキシマヌマガエル
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.8.24
昨夜は断続的な激しい雷雨の中、ヨナグニサンを探し歩いたのですが、出逢うことは出来ませんでした。そんな中、路上や草むらでたくさん見掛けたのが、このサキシマヌマガエル。 和名のとおり先島諸島(宮古諸島+八重山諸島)に分布しているのですが、元々は与那国島にはいなかった種類なのです。正確に言えば、与那国島はカエルの生息しない島だったのです。そのために、昔ある先生が子供達の教材として他の島から持ち込んだのが、定着してしまったそうです。 沖縄本島や奄美大島のマングースも同じようにかつて人為的に導入された動物ですが、現在ではアマミノクロウサギやヤンバルクイナなどの在来の希少動物の生存を脅かす存在となっています。小さいながらも固有種の多い与那国島でも、このようなことに結びつかなければよいのですが…。サキシマヌマガエルと同時にサキシママダラという蛇も数多く目撃しました。この2種の生物の個体数の間に何らかの関係があるとしたら、恐ろしいことですね。
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2006.8.24
与那国島のシンボルと言えば、この立神岩です。紺碧の海から聳え立つ姿は、何度見ても飽きることがありません。 しかし、ポスターやポストカード、写真集や雑誌記事など何度となく取り上げられているためか、どの写真も同じような印象です。 少しでもオリジナリティの感じられる写真をと思うのですが、いつもその迫力に圧倒されて、代り映えのしない映像を量産してしまうのです。
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立神岩
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
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ヒメ(コモン)アサギマダラ
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedllight
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2006.8.24
台湾や東南アジアに近い与那国島は、迷蝶や偶産蝶の多いことでも知られています。現在は、ヒメ(コモン)アサギマダラが至る処で普通に見られます。 一見リュウキュウアサギマダラに似ていますが、やや小さく、翅の模様もより細かく分かれていて、明るく感じます。 一方で、沖縄本島や西表島にほぼ定着しているツマムラサキマダラが全く見られないのが不思議に感じます。
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2006.8.23
ヨナグニサンは夜行性のために、陽が暮れると共に行動開始です。かつてヨナグニサンを目撃した頻度の高いポイントを順に回ります。 夜の与那国島で驚くのは、至るところでヤシガニが活動していることです。他の島でも見られますが、ほとんどが海岸に近い環境です。ところが、与那国島ではかなりの内陸部でも遭遇します。この写真は、与那国島で最も高い宇良部岳の山頂で撮影したものです。もっとも、周囲約29km最高峰でも231mの小さな島でのことなのですが、それでもやはり不思議な気がします。
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ヤシガニ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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与那国島西崎
Ricoh Caplio R4
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2006.8.23
今日から4日間、与那国島取材です。第一の目的は世界最大の蛾とも言われるヨナグニサンです。事前の情報では、あまり芳しい発生状況ではないようですが、年間で最も多くの成虫が見られるこの時期ならば、何とかなるでしょう。 ちょうどお昼に到着した与那国島の天気は不安定で、晴れ上がったかと思うと急に雨が落ちたりといった状況です。さて、この4日間、どのような取材になりますでしょうか?
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2006.8.20
2 週間程前に、オオゴマダラが一斉に蛹化していた場所を訪れてみました。羽化までにはもう少し時間を要するようで、どれもまだ美しい金色を放っていました。この純金のような輝きは、蛹化直後には見られず、そしてまた羽化が近づくと消えてしまうのです。本当に美しい金属光沢の状態は2週間程度でしょうか。 それにしても、これだけの黄金の蛹がまとまって見られるのは、自然状態ではそうあることではないでしょう。まるでお伽話の中の出来事のようです。
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オオゴマダラ蛹
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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新旧防水携帯電話
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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2006.8.17
全く夏休みの絵日記と同じように、業務日誌をサボってしまいました。幾つになっても変わらない悪い癖です。 さて、3年余り使ってきた携帯電話を新しい機種に交換しました。最優先の機能は防水性なのですが、これまで同機能を持つ後継機種が存在しなかったのです。永年使っているので、その防水機能の信頼性に不安があったのと、キーの文字が消えてきたのとで、そろそろ交換したかったのですが。 そこにやっと新機種登場したと聞き、迷わず交換したのですが、予想外の不都合にも惑わされています。これまでよりも大幅に小型化されていてるのですが、それに伴って表示される文字とキーが小さく、老眼気味の眼にはちょっと辛いものがあります。また、これまでとは異なる周波数帯を使用した機種は、バッテリーの持ちがかなり悪いのです。まぁ、どちらも慣れるしかないのですが。
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2006.8.11
数あるハイビスカスの品種の中でも、一番好きなのがこのフウリンブッソウゲです。この花にアゲハチョウなどがやって来ていると本当に絵になります。 そんな夢のような光景が目の前に展開されていました。数10個のフウリンブッソウゲに入れ替わり立ち替わりシロオビアゲハが吸蜜に訪れています。そこで、カメラを片手に近づくと、いつの間にか姿が見えなくなってしまうのです。近づくと同時に蜘蛛の子散らすようにならば解るのですが、数枚のシャッターを切るうちに、気付いたらいなくなっているという感じです。最初は偶然のタイミングかと思ったのですが、何度繰り返しても同じことです。と言う訳で、花だけの写真となってしまいました・・・
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フウリンブッソウゲ
Ricoh Caplio R4
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リュウキュウルリモントンボ
Ricoh Caplio R4
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2006.8.10
午前中のコノハチョウに続いて、午後は渓流沿いの林道でトンボ探しに時間を充てました。山原(やんばる=沖縄本島北部)での渓流性のトンボの代表種と言えば、リュウキュウハグロトンボ、リュウキュウトゲオトンボ、そしてこのリュウキュウルリモントンボの3種でしょう。 このうちリュウキュウトゲオトンボは、7月まででほとんど姿を消してしまいます。リュウキュウハグロトンボは、相変わらずたくさん姿を見掛けるのですが、今年はリュウキュウルリモントンボとの相性があまりよくありません。 今日もたくさんのリュウキュウハグロトンボと季節外れのリュウキュウトゲオトンボには出逢えましたが、リュウキュウルリモントンボは縁がないようです。ところが、季節外れのリュウキュウトゲオトンボを撮影していると、何処からともなくやっと1匹が姿を現しました。撮影することは叶いましたが、こうまで苦労するのは、単なる運だけの問題でしょうか?あるいは、生息環境の悪化の影響でなければよいのですが。
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2006.8.10
昨日から山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ています。昨日は、台風8号の影響があったのですが、運良くヤンバルクイナにも出逢えました。そして今日の午前中は、久しぶりにコノハチョウを探してみました。 道路沿いのシークワーサー(ミカン)の木に何頭かのコノハチョウが見られましたが、そのうち1頭は今朝羽化したばかり思われるような新鮮な個体でした。 この新鮮なコノハチョウの姿をカメラに収めながら、ふと一昨年のことを思い出しました。コノハチョウの代表的な食草のセイタカスズムシソウが8~10年周期ですべて枯れてしまうのです。翌年にコノハチョウの本の出版を控えていたのですが、結局1カットも新しい写真を撮影することが出来なかったのです。昨年はその影響が残り、コノハチョウの少ない状況が続いていましたが、今年になってやっとそこから抜け出せたようです。
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コノハチョウ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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赤瓦屋根裏
Ricoh Caplio R4
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2006.8.9
昼食に古い民家を改装した店に立ち寄りました。沖縄特有の赤瓦屋なのですが、屋根裏から見る機会はあまりありません。天井板がなく、瓦の裏側が直接見えるのが不思議な感じです。 度々強い台風が襲来する沖縄で、このような構造で雨漏りもせずに、瓦も吹き飛ばされないのが信じられないような造りです。しかし、これが永年の生活の知恵の結晶なのでしょう。それぞれの環境に置かれた生物が、それに適応進化するのと同じように、南国の厳しい陽射しと台風に対する適応の形態なのでしょう。
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2006.8.7
翅(はね)のないクマゼミと言えば、このような状況を見ました。左右とも長い前翅がなく、短い後翅だけなのです。最初は生きているかと思いましたが、この姿で死んだまま幹に静止していました。 いろいろと想像を巡らせてみましたが、どのような状況でこのような状態になったのか、全く解りません。鳥などの捕食者に因るものでしょうか?あるいは、羽化の失敗などが原因でしょうか?不思議なことです。
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クマゼミ
Ricoh Caplio R4
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クマゼミ
Ricoh Caplio R4
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2006.8.7
虫の眼レンズを装着した業務用大型ハイビジョンカメラを抱えて、クマゼミの撮影を試みました。午前中は騒々しく鳴いているクマゼミも、午後になるとホルトノキやセンダンに集まって一心に吸汁しています。 かと言って警戒心がない訳ではなく、もうあと一歩のところで逃げられることの連続です。しかも質が悪いのは、1匹が逃げると周りのセミまで連動して飛び立ってしまうことです。 それでも、中には全く我関せずといったふうに、一心に吸汁を続けている個体もいます。もうレンズ先端が触れるのではないかと思うくらいに広角側で正面から接近して撮影したのクマゼミです。翅(はね)がほとんど見えずにセミらしくないかもしれませんね。
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2006.8.5
炎天下のアスファルトの上を大型のカタツムリが移動していました。直前にスコールでもあったのなら解りますますが、なんでこんな条件の下で活動しているのでしょか?乾涸びないかちょっと心配です。 生き物相手の撮影をする上で、それぞれの種の生態を知り、それを撮影の参考にすることは重要ですが、ときにこのような予想もしない状況に遭遇することもあります。このような気まぐれな個体が、撮影の妨げになることもあれば、逆に役立ってくれることもあります。このようなことが、生き物を相手にして面白い部分でもあるのです。
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シュリマイマイ?
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
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?
Ricoh Caplio R4
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2006.8.4
クワズイモの葉の上でキリギリス科の幼虫を見つけました。サイズは結構な大きさがあります。直感的にタイワンクツワムシを思い浮かべたのですが、似ている部分とそうでない部分があるのです。 顔の造りや長い後脚はタイワンクツワムシのように思われますが、どうも胴体の感じが違います。模様というか質感に違和感があります。さらに、このサイズの幼虫であれば、既に小さな翅が見えてくるはずなのに、それも見当たりません。さて、タイワンクツワムシなのでしょうか?あるいは、別の昆虫なのでしょうか?
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2006.8.2
昼寝をして夜に備えた甲斐あって、一晩に3羽のヤンバルクイナに遇えました。生息数の減ってしまった最近では、一晩中探しまわっても、1羽にも出会えないことも少なくありませんから、久しぶりの出来事です。 さらに、リュウキュウアカショウビン、カワセミ、リュウキュウオオコノハズクなどの夜の姿にも遭遇出来ました。ほとんどが昼行性の鳥なので、なかなか興味深い状況が見られました。 3羽のヤンバルクイナのうち、2羽は成鳥、残り1羽は今年生まれたと思われる若鳥でした。このうちの成鳥はどちらも近い枝にとまっていたので、コンパクトデジカメでも、このようにアップで撮影することが出来ました。ただ、風の強い晩だったので、脚を縮めてあまりよいポーズでなかったのが残念でした。
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ヤンバルクイナ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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ハネビロトンボ
Ricoh Caplio R4
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2006.8.2
最初は、神経質で近づこうとするとすぐに逃げてしまうハネビロトンボでしたが、次第に慣れてきたのか、接近を許してくれるようになりました。 そこで撮影してみたのが、真下からのアングル。尾端と翅(はね)の両端が切れてしまいました。これ以上、カメラ位置を下げるのには枝が邪魔していたので、もっと広い画角の得られる機種を使うべきだったでしょうね。それでも、日常的なアングルから得られる映像と比べると、新鮮に思われます。これを虫の眼レンズで撮るとどんな印象の映像になったでしょうか。
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2006.8.2
今日は、早朝からTV番組の収録で、山原(やんばる=沖縄本島)にやって来ました。収録自体は午前中で終了したので、準備でほとんど寝ていないこともあり、暑い日中は山の中で昼寝に充てまることにしました。 夕方に目が覚め、近くを散歩しながら夜の撮影のウォーミングアップをしました。そこには、数匹のハネビロトンボが占有行動をしていました。夕方の逆光気味の斜光に浮かび上がったその姿は、グリーンをバックにいつもより美しく感じられました。
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ハネビロトンボ
Ricoh Caplio R4
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