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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。
これからも、よろしくお願い致します。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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2007.2.28
このところ連日通っているオオゴマダラの撮影ポイントが、羽化ラッシュを迎えました。茂みのあちらこちらに羽化直後の個体が10前後数えられます。 羽化個体を探していると、毎日通ってもいても気が付かないところに気付きます。日本一大きな翅を持った蝶ですから、地味な色彩とは言え目立ちます。その羽化直後の個体を撮影するために茂みをかき分けていると、これまで気付いていなかった蛹が次々と見つかるのです。動物は、目撃する数の10倍近く生息していると言われますが、この状況を目の当たりにすると頷けます。 このように蛹もまだ残っていますから、ここ数日羽化ラッシュは続くことでしょう。
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オオゴマダラ羽化
Ricoh Caplio R5
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マダラバッタ
Ricoh Caplio R5
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2007.2.27
今日も初夏を思わせるような快晴の一日でした。これだけ暖かいというよりも暑い日が続けば、いろいろな昆虫が活動を始めそうなものです。汗ばむ程の快晴の空の下で、ほとんど昆虫の姿の見られないのも、何処か不気味なものです。久しぶりに寒さの厳しかった昨年の冬のほうが、遥かに被写体が多かったのですから。 と言っても、次第に今年初めて見る昆虫の種類が日に日に増えてきたようにも感じます。ところが、そういう種類は一瞬だけ姿を現しただけですぐに姿を眩ましてしまうのです。そして、今日もじっくりとレンズを向けられたのは、真冬にも活動しているマダラバッタでした。
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2007.2.26
今月22日に、ミシシッピーアカミミガメを悪者のように書きましたが、もちろん彼ら自身には何も罪はありません。異国の地から勝手に連れて来た人間が悪いのです。彼らにとってもいい迷惑に違いありません。 しかし、彼らがもし連れて来られた土地で、そこの在来種の生存に大きな影響を与える場合は問題になります。人間の身勝手ではありますけれど、在来種のために彼らを排除しなければなりません。連れてきてしまったのと同じ人間の責任として。確かに可哀想なことですが、この感情を優先し過ぎると、生物の世界で優先すべき事柄の本質を見失い勝ちです。
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ミシシッピーアカミミガメ
Ricoh Caplio R5
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カラシナ
Ricoh Caplio R5
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2007.2.26
昨日は久しぶりの雨の一日でした。そして、今日は再び快晴となりました。いつもの撮影ポイントの行き帰りの途中に、見事な菜の花畑があります。沖縄ではほとんどの場合、アブラナではなくカラシナなのですが。 今年は暖冬なのに昆虫が少ないことは繰り返し書いてきましたが、今年はモンシロチョウをほとんど見掛けない気がします。南国の沖縄では、モンシロチョウは夏には姿を消し、反対に真冬には盛んに活動しています。 あまり管理されていないキャベツ畑やカラシナ畑の花に群れる光景も珍しくないのですが、この畑の近くを通り掛かるときに、モンシロチョウの舞う姿を見た試しがありません。今日は、近くに車を停め、畑の中まで入ってみました。さすがに数頭のモンシロチョウの姿は確認出来ましたが、この花の数に比べて極端に少ないことは間違いありません。
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2007.2.24
今月初旬に、山原(やんばる=沖縄本島北部)の森で、ビロードボタンヅルの花を見つけました。約3週間ぶりにその場所に行ってみると、花はすっかり種になり、綿毛の塊のようになっていました。 わずかにまだ種にならず花の状態も見られますが、この「ビロード」という和名はどちらに付けられたものなのでしょうか。花の状態のときは白い部分に光沢があり、そのような雰囲気が感じられます。いや、ビロードという素材は最も反射の少ない性質があったとも記憶しているので、矛盾しているかもしれません。何れにしても、白いビロードは、余り見ないようにも思うので、やはりやや矛盾のある和名なのかもしれません。もっとも、実際にはなかなか見られないような名前だからこそ、夢があるのかもしれませんね。
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ビロードボタンヅル
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedlight
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クチナシの実
Ricoh Caplio R5
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2007.2.23
このところ、毎日のように訪れている撮影ポイントには、さまざまの蝶の食草が植えられ、シーズンには多くの蝶の姿を楽しめます。昨日までは、オオゴマダラだけが成虫の姿を確認出来ましたが、今日はアオスジアゲハやウスキシロチョウの姿も見られました。やっと、蝶たちの活動も再開したようです。 そして、植え込みのクチナシの実のほとんどに、イワカワシジミの幼虫による食痕が見られました。もう少しすると、モスグリーンの翅の美しいイワカワシジミの姿が楽しめるようになるかもしれません。
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2007.2.22
このところ、連日訪れている撮影ポイントは、小さな池があります。いつも、突き出している小さな岩の上では、大きく成長したミシシッピーアカミミガメが、正に河原干しをしています。後肢を伸ばし、いつもユーモラスな姿勢でいます。恐らく、甲長は30cmを超えているでしょう。そんな立派なカメが4個体はいるようです。 ここまでは微笑ましい光景なのですが、このミシシッピーアカミミガメは、ペットショップや夜店などで売られているミドリガメの成長した姿です。沖縄本島では北部に行くとリュウキュウヤマガメという希少種が生息していますが、今のところ競争関係にはないようです。そのために顕著な弊害は認められませんが、見えないところで何か沖縄本来の生態系に影響を与えているのかもしれません。ちょっと気がかりな存在です。
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ミシシッピーアカミミガメ
Ricoh Caplio R5
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オオゴマダラ求愛
Ricoh Caplio R5
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2007.2.21
今日は天気予報が外れ、比較的よく晴れ間が広がりました。昨日は小雨の中で羽化している1頭のオオゴマダラを見つけましたが、今日は5、6頭のオオゴマダラが、盛んに訪花していました。そして、ときどき求愛行動も観察出来ました。 求愛行動中のオオゴマダラにもレンズを向けたのですが、その中の数カットに、求愛行動中の雄の尾端からヘアペンシルという器官が露出しているのが写っていました。この状態は狙ってもなかなか写らないものなので、ちょっと驚きでした。 このヘアペンシルからは性フェロモンが放出されていると言われています。但し、その性フェロモンは雌に交尾を促すというよりも、雌の行動を大人しくさせる効果が強いという研究結果が報告されています。
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ハラビロカマキリ幼虫
Ricoh Caplio R7
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2007.2.20
台風20号による風の影響は収まりましたが、生憎午後から、雨が降り始めました。夕方には上がりましたが、その後はどんよりと曇ったままです。それでも、探してみると、やはり強風の昨日よりも昆虫の姿は多く見られました。 ちょっと見逃しても不思議でないような場所にいたハラビロカマキリの幼虫です。今の季節にこのサイズでいるということは、来春成虫になるサイクルのようです。秋に成虫になるサイクルに比べると、冬に餌が少なくなるのと低温のために、このサイクルは死亡率が高いのです。果たして、この幼虫は、無事に成虫になることが出来るでしょうか。
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2007.2.20
ひと頃、春を思わせる好天が続いていましたが、このところ再び愚図ついた空模様に戻ってしまいました。今日は小雨の合間を縫って、オオゴマダラの観察ポイントを訪れてみました。 生憎の小雨模様でしたが、まるでその雨を避けるかのように物陰で1頭のオオゴマダラが羽化していました。2月10に見つけた個体は巧く羽化出来ませんでしたが、今日の個体は翅も奇麗に伸びていました。この美しい翅が亜熱帯の青空に舞うのが待ち遠しい限りです。
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オオゴマダラ
Ricoh Caplio R5
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カンヒザクラ
Ricoh Caplio R5
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2007.2.19
わずか数日、沖縄を離れていた間に、カンヒザクラが急激に葉を広げていました。株によっては、もうほとんど葉だけしか見られないものもあります。 あるいは、これまで全く開花せずに、今年は開花しないのではないかと思っていた株が、急にたくさんの花を着けたものも少なくありません。 今の季節は、わずか1日で様子が激変する場合もあり、生き物たちの活動が次第に盛んになってきたことを感じます。
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2007.2.18
実家の紅梅の蕾がかなり膨らみ、間もなく綻びそうな気配です。例年は、白梅、紅梅の順に開花しますが、今年の白梅はまだまだのようです。これも暖冬の影響なのでしょうか? 今回の東京は、瞬く間に時間が過ぎ、今日沖縄に戻ります。東京も暖かでしたが、沖縄はきっと暑く感じるのでしょうね。
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紅 梅
Ricoh Caplio R5
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新開さん壮行会
Ricoh GR-Digital Wide-conversion Lens Speedlight
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2007.2.17
今晩は、昆虫写真家の新開孝さん(左)が長年の東京での生活から新天地に旅立たれる壮行会がありました。 新開さんは、私と同い年。只でさえ、少ない昆虫写真を生業とする者の中では珍しいことです。 この世界を代表する先輩の海野和男さん(中央右)、藤丸篤夫さん(右)も出席頂き、久しぶりに楽しいひと時となりました。新開さんの新天地での、新たなる活躍が楽しみです。
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2007.2.16
打ち合せと壮行会のために、急遽上京しました。実家の庭に植えられているミモザの木が、今年は早くも開花し始めました。恐らく、例年よりも1ヵ月近く早い開花だと思います。これも暖冬の影響なのでしょうね。 それにしても、ミモザの黄色い花は、青空に合います。補色関係なのですから、当然と言えばそれまでですが、何かそれ以上のものを感じます。きっと、それは春の到来の喜びを伴ったものだからでしょう。
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ミモザ開花
Ricoh Caplio R5
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ルリハコベ
Ricoh Caplio R5
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2007.2.15
昨日は、久しぶりの強い風と雨に見舞われました。東京では既に春一番が吹いたそうです。 世界的な暖冬と言われる中、昆虫はすっかり発生が狂ってしまったようですが、植物は全般に開花が早まっている種が多いように感じます。 例年早春から花の見られるルリハコベも、既にあちらこちらで小さな花を目にします。小さな、でもよく観ると、なかなか美しい花にオオイヌノフグリ、コメツブウマゴヤシなどという意外な命名がされることも少なくありませんが、このルリハコベはそのようなこともなく、幸せですね。
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2007.2.13
今、トウワタの株の多くの茎は、キョウチクトウアブラムシに覆われています。アブラムシというと、あのゴキブリに間違われたり、園芸害虫として敵視されたりと、決して良い印象の存在ではないでしょう。 そのような存在のアブラムシの中にあって、このキョウチクトウアブラムシは鮮やかなオレンジ色のためにちょっと印象は異なります。沖縄で身近な種では、鮮赤色のタイワンヒゲナガアブラムシと共にアブラムシの中の美麗種です。 とは言え、虫たちのシーズン真只中であれば、なかなかレンズを向けようとはしない被写体かもしれませんね。他の虫たちが出現し、キョウチクトウアブラムシへの関心が薄らぐ日が待ち遠しいのですが・・
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キョウチクトウアブラムシ
Ricoh Caplio R5 Speedlight
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カンヒザクラ
Ricoh Caplio R5 Speedlight
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2007.2.12
今日もまた快晴と青空がセットで戻って来ました。しかし、カンヒザクラの花はそろそろピークを過ぎようとしています。ちょっと元気のない花に代わって、若葉が目立つようになってきました。やがて、葉桜の季節になっていくのでしょう。 花はピークを過ぎようとしているのに、まだこれと言ったミツバチの飛翔シーンが撮れていません。それ程、ミツバチに固執しているわけではないのですが、それ以外の昆虫が全くやって来ないのです。これだけ、桜の花にレンズを向けているのに、今シーズンはまだ一度もジャコウアゲハが飛来したのを見ていません。
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2007.2.11
やや風の強いものの、今日も穏やかな陽射しに恵まれました。芝生の隙間からリュウキュウコスミレが伸び、たくさんの花を着けています。陽気も光景も、春そのものです。 ところが、この場に足りないものがあります。花にやって来る昆虫です。スミレの花ならば、ツマグロヒョウモンの食草ですから、雌のチョウが産卵しに来てもよさそうなものです。 このところ、何度も同じことを書きますが、暖冬なのに何故このように昆虫が少ないのでしょうか?不思議です・・・
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リュウキュウコスミレ
Ricoh Caplio R5
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オオゴマダラ
Ricoh Caplio R5
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2007.2.10
昨年末から今年の初めにかけて、オオゴマダラの幼虫を数多く確認していた場所に行ってきました。そろそろ蛹になっている頃ではないかと思ってのことです。 まだ幼虫もいましたが、思ったとおりそここに黄金の蛹が見られました。さらに、蛹だけではなく、ちょうど羽化しているオオゴマダラまで見つけました。さすが暖冬だと関心しながら、撮影を始めたのですが、どうも様子が変です。 羽化途中だと思ったのは、羽化に失敗してこれ以上翅(はね)の伸びない個体でした。偶然の羽化失敗かと思ったのですが、たくさんの蛹の中にも既に死んでいるものが目に付きます。凡そ、3分の1程度の蛹が何らかの損傷を受けて死んでいるのです。何か病気でも発生したのでしょうか?それとも驚異的な天敵が存在するのでしょうか。ちょっと気がかりな状況です。
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2007.2.9
今朝も好天でした。薄いシャツ1枚で外出しても、ちょうどよい気候です。きっと4月くらいの陽気なんでしょうね。 さぁ、今日もカンヒザクラとミツバチ相手の撮影かな?と思っていたところ、午後から急に雲が広がり、やがて強い雨が降り始めました。風も強まり、とても撮影どころではありません。 夕方になって雨脚が弱まったときに撮影したカンヒザクラです。強い風に枝が揺れ、なかなか思うように画面に収まりません。これがソメイヨシノだったらば、すぐに散ってしまうところでしょう。当然のことながら、ミツバチも他の昆虫の姿も見られないのですが、これが沖縄の冬に咲く本来のカンヒザクラらしいのかもしれないとも思うのでした。
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雨のカンヒザクラ
Ricoh Caplio R5 Speedlight
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今日も残念・・
Ricoh Caplio R5(ISO400) Speedlight
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2007.2.8
今日も好天。そしてカンヒザクラとセイヨウミツバチ相手に失敗作の量産をしました。狙い方は同じならば、失敗の仕方も同じようなものです。 一番上は、背景が青空ではなく、建物の壁になってしまいましたし、あまりピントもよくありません。中央のカットは、結構よい感じなのですが、ミツバチの顔だけが花の影になって照明が当たらず暗くなってしまいました。一番下のカットは、やはり真下からというのはミツバチらしく見えないんですねぇ。 脚立に上って、カメラを高く掲げながらの撮影は、結構首が凝ります。それでも、会心の1カットが撮れれば、そんなものは吹き飛んでしまうはずです。さて、いつになればそのような幸運が訪れるのでしょうか?
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2007.2.7
このところ、セイヨウミツバチの飛翔シーンを狙っています。一眼レフで広角系レンズを使ってならば、ある程度の確立で撮影出来るのですが、コンパクトデジカメの200mm相当望遠端での撮影はなかなか儘なりません。 オートフォーカスを解除して置きピンにし、感度を実用上の上限のISO400まで上げて、なるべく早いシャッターが切れるようにします。そしてより早い動きを止めてくれるストロボが常に発光するように、強制発光モードにしています。このようにしてなるべく撮影の成功率を上げる努力をしているのですが、失敗作の量産状態です。 一番上のカットは、この大きさで見るとまぁ見られるのですが、少し大きくするとピントの甘さとブレが目立ってしまいます。2番目のカットは、ピントとブレは申し分ないのですが、ご覧のとおり画面中央から外れ、脚の先端が切れています。3番目のカットは、2匹のミツバチのうちの花に顔が埋もれているほうにピントが合っていて、肝心の飛んでいるミツバチのほうは甘いのです。一番下のカットは、ピントとブレはまぁまぁなのですが、真下から見ると何処かミツバチらしくないのですね・・・ ここ数日、沖縄の冬にしては珍しく好天に恵まれています。暖冬の影響か、例年より遅れ気味のカンヒザクラの花は、間もなく満開のようです。ピークを過ぎないうちに、文句無しの1カットを決めたいのですが。
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今日の残念・・
Ricoh Caplio R5(ISO400) Speedlight
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ハイイロテントウ羽化
Ricoh Caplio R5
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2007.2.6
今日は日中の気温が22℃まで上がり、思わずカーエアコンをONにしてしまうような陽気でした。確かに、今年は暖冬に違いありません。ところが、それにしては昆虫の姿が少な過ぎます。久しぶりに寒かった昨年の冬のほうが、多かったように思います。 午後、カメラ片手に散歩していると、1匹のハイイロテントウの羽化に出逢いました。テントウムシなのに、赤や黄色ではなく、灰色という珍しい体色です。しかし、羽化直後はクリーム色で、黒紋も薄らとしているのですね。
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2007.2.5
また、オキナワクワゾウムシを見つけました。今回は体色も全体に白っぽく奇麗な状態です。あるいは、最近新たに羽化してきた個体かとも思ったのですが、腹部の盛り上がった部分はやはり擦れて白い粉が脱落していますね。 1日に見つけた個体よりも、大人しく生活してしていたのか、あるいは後から羽化してきた結果かもしれませんね。オオゾウムシは何年も生きるそうですが、オキナワクワゾウムシはどの程度の寿命なのでしょうか。
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オキナワクワゾウムシ
Ricoh Caplio R5 Speedlight
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アコウハマキモドキ
Ricoh Caplio R5 Speedlight
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2007.2.4
溢れるような陽の光の中で、1頭の新鮮なアコウハマキモドキを見つけました。図鑑によれば12~3月には成虫の姿が見られないはずですから、随分と早い出現です。 前翅長5~6mmで、神経質なために巧く撮影することの難しい種類です。ところが、今日は運良くカメラに収めることが出来ました。こんな小さな神経質な被写体を、コンパクトカメラで接写が出来るようになるとは、銀塩時代には想像も出来なかったことです。
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2007.2.4
昨夜、山原(やんばる=沖縄本島北部)から戻りましたが、皮肉なことに今日は好天の一日となりました。デスクワークも溜っているので、ちょっとだけ撮影と思っても、いろいろな被写体に心奪われ、なかなかデスクに戻れません。 そんな多くの被写体の中で、特に印象に残ったのがこのパパイヤの花でした。1本の雄株が満開だったのですが、その根元から見上げた、むせ返るような花のシャワーに、ちょっと夏のような錯覚を覚えるのでした。これに昆虫がやって来れば、言うこと無いのですが。
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パパイヤ雄花
Ricoh Caplio R5 Speedlight
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オキナワサルトリイバラ花
Ricoh Caplio R5
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2007.2.3
今日も意外な花の続きです。オキナワサルトリイバラの花です。もっともこちらは、2004年1月22日にも紹介しているので、初めてではありません。それにしても今年は、一斉に開花したのかあちらこちらでまとて見掛けます。今年は当たり年なのでしょうか?あるいは、暖冬がちょうど開花によい気象条件なのでしょうか? いくつもの花が集合して球形に咲く様子は、ちょっと打ち上げ花火のようです。それが蔓にそっていくつも見られるのですから、何処か豪勢な印象です。ひとつひとつの花は小さく、地味な存在なんですけどね。
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2007.2.2
今日は意外な花を見ました。イスノキの花です。イスノキは山原(やんばる=沖縄本島北部)にも盛んに植林されているので、よく見掛ける樹種なのですが、花は初めて見ました。これまで気付かなかったのも無理ありません、とても小さな花なのです。色こそ赤く鮮やかですが、冬でもたくさんの緑に覆われた隙間に、隠れるように咲いています。 イスノキに驚かされたのは、これが初めてではありません。よく褐色の大振りな実が着いていると思うと、それは虫こぶなのです。それ以外は、実に地味な木なのですけどね。
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イスノキ花
Ricoh Caplio R5
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オキナワクワゾウムシ
Ricoh Caplio R5 Speedlight
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2007.2.1
昨年の11月7日に、オキナワクワゾウムシの成虫は周年見られるそうなので、今冬は探してみようと書きました。その真冬の成虫に、初めて出逢うことが出来ました。シマグワの高い枝の葉の間に姿を見つけ、枝をたぐり寄せて撮影しました。 しかし、羽化から時間の経過したオキナワクワゾウムシは、腹部表面の粉が剥がれ落ち、かなり黒っぽい姿となっていました。触角もやや短く感じられます。 この様子を見て、昔の思い出が蘇りました。ほとんど真っ黒で触角のないゾウムシを見つけたのです。図鑑にも該当する種が見当たりません。知人に見せたところ、暫く悩んだ結果、体表の粉が脱落して触角の折れたオキナワクワゾウムシという解答をくれました。そのとき、このような中間段階を知っていれば、そのような珍虫に悩まされることもなかったでしょう。
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