生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。 ありがとうございました。
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オオゴマダラ幼虫
オオゴマダラ幼虫
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 X1.5Telecon F11 ISO800 SpeedlightX2
オオゴマダラ幼虫
オオゴマダラ幼虫
Ricoh CX5 540mm相当 ISO400 Speedlight
オオゴマダラ幼虫
オオゴマダラ幼虫
Ricoh CX5 600mm相当 ISO100 Speedlight
  2011.1.31
何度も繰り返しますが、本当に昆虫の少ない冬です。
昨日、オオゴマダラの幼虫を見つけました。
順調に成長すれば、間もなく成虫の姿も見られるはずです。

最初は、APS-C一眼レフの85mmレンズに1.5倍テレコンを装着して、190mm相当で撮影。
しかし、小さいですね。
見つけたのが、ちょっと近づけない場所だったので、リコーCX5の超解像ズームの540mm相当で撮影。
これならば、充分な大きさです。
さらに離れた場所に、もう1匹の幼虫を見つけました。
これも、超解像ズーム600mm相当で撮影。
しかし、設定を間違えてISO100のままだったので、シャッタースピードは1/133sec.でした。
それでも、ほぼブレずに実用的な画像を得られたのは、「超解像ズーム」に加えてブレ防止機能のお陰でしょう。
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2011.1.30
昨日に続いて、那覇市内にある公園に行ってきました。
今日も寒く、北風が収まりませんが、ときどき太陽が顔を覗かせてくれました。

今日も、昆虫の姿に出会うことが出来ました。
ヒラヤマメナガゾウムシ。新鮮な個体は、ピンク色の粉をまとっています。
昨日見つけたウルマクロハムシダマシと違って、周年、成虫が見られます。
しかし、この個体は全身にピンクの粉が見られることから、最近羽化したばかりなのでしょう。
一年中、どの季節にも羽化することが出来るのならば、もっと暖かい季節を選べばと思ってしまいます。
もっとも、2月生まれの人間の言うことではありませんが。

今日は、3種類のカメラを使い、いろいろな撮影の仕方を比べてみました。
新型カメラリコーCX5では、ISO1600に設定して、ストロボをスローシンクロで同調させ、「超解像」モードを「弱」。
リコーGXRには魚露目8号を装着して、ISO800で撮影。しかし、このシステムには余りに光量不足の条件でした。
ニコンD7000では、120mm相当の中望遠マクロレンズでデイライトシンクロ。感度はISO6400。
さて、どの撮影方法が、最も特徴を捉えているでしょうか。
 
ヒラヤマナガメゾウムシ
ヒラヤマナガメゾウムシ
Ricoh CX5 85mm相当 ISO1600 超解像「弱」
ヒラヤマナガメゾウムシ
ヒラヤマナガメゾウムシ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) Gyorome-8 F10 ISO800 Speedlight
ヒラヤマナガメゾウムシ
ヒラヤマナガメゾウムシ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F22 ISO6400 SpeedlightX2
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ラデンキンカメムシ
ラデンキンカメムシ
Ricoh GXR S10(5.1-5.3/2.5-4.4) 24mm相当 ISO400
  2011.1.30
昨日の公園で、ひとつ当てにしていた昆虫がいます。
5年程前に突然、沖縄本島で見られるようになったキンカメムシの一種。
個人的に、勝手にラデンキンカメムシと呼んでいるものです。

幼虫が発生するのは別の植物なのですが、何故か真冬にもソテツで見られるのを思い出したのです。
暫く探してみましたが、見つけられませんでした。
ところが、そのソテツのすぐ近くに置かれているゴミ籠の縁に、ラデンキンカメムシの死骸を見つけました。
残念な結果でしたが、まだこの場所に生息していることだけは確認出来ました。
また、改めて探しに来ることにしましょう。

※バラバラ死骸なので、ラデンキンカメムシの確証はありません。
しかも死亡後、体色の変化してしまうタイプです。
近縁のナナホシキンカメムシの可能性もあります。
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2011.1.29
20数年ぶりの寒い冬。
驚く程、昆虫の活動の見られない亜熱帯、沖縄です。
今日こそは、何とか昆虫の姿を見つけようと、那覇市内の公園に足を伸ばしてみました。
その甲斐あってか、この真っ黒な甲虫に遭遇しました。

同定が間違いでなければ、ウルマクロハムシダマシに見えます。
沖縄本島の固有種ですが、中南部の郊外でも比較的多く見られます。
但し、成虫の出現時期は4・5月に限られています。

気候といい、昆虫の出現といい、例年との違いが際立つ今年の冬です。
しかし、今日のウルマクロハムシダマシは、どう説明すればよいのでしょう。
単なる偶然なのか、同定ミスなのか。
  ウルマクロハムシダマシ
ウルマクロハムシダマシ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F16 Speedlight ISO6400
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カンヒザクラ
カンヒザクラ
Ricoh CX5 31mm相当 +1.3補正 ISO1600 超解像「弱」
  2011.1.29
雨こそほとんど降りませんでしたが、今日もどんよりと曇り、北風の強い一日でした。
日中も、まるで夕暮れ間近のような薄暗さでした。
特に、今日は新型CX5の新機能のテストという訳ではないのですが、美しく開花したカンヒザクラにレンズを向けてみました。

マクロモードでのワイド端31mm相当で、曇り空を見上げるような構図でしたので、+1.3の露出補正をしています。
前述のとおり北風が強いので、シャッター速度を稼ごうと、感度をISO1600に設定しています。
花弁にかなりノイズの載りそうな撮影条件です。
しかし、さらに「超解像」設定を「弱」にしてみました。

その結果ですが、ピクセル等倍で見れば、確かにノイズは認められます。
しかし、充分に許容範囲内のノイズレベルに驚きました。
1枚1枚の花弁が、中心から周辺に向かって淡いグラデーションを描いているのが、忠実に描写されています。
かつて、リコー製品のノイズ低減処理は、左程評価の高くない時期がありました。
しかし、その後の着実な進化の結果、既に過去のことであるのを実感できた今日の画像です。
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2011.1.28
今日も冷たい雨が降り続いています。
どうみても撮影日和ではないのですが、もう痺れを切らし、無理に雨の中撮影に出ました。

テストしてみたかったのは、超解像ズーム。
昨日、紹介した「超解像」機能をデジタルズームに応用して、画質の低下を抑えたものです。
人間欲張りなもので、このシリーズのR3からCX1のテレ端200mm相当だったのが、CX2以降300mm相当に拡大されました。
その直後は「便利になったな~!」と感じてたのですが、やがてそれも当たり前の機能のひとつになってしまい、今ではテレ端での物足りなさを感じるのでした。
そのために、600mm相当には期待があります。

雨に打たれるカンヒザクラの花を被写体に、まずは300mm相当で撮影。
同じポジションから600mm相当でも撮影。
さらに、600mm相当撮影とほぼ同じ撮影倍率になるように、300mm相当の画角で被写体に接近して撮影。
この3カットを比較してみました。

まず、当たり前のことですが、300mmの画角と600mmの画角では、全く違いますね。別世界です。
これまでのデジタルズームX2.0よりも、シャープネスのレベルは、明らかに向上しています。
また、同じ撮影倍率でも、600mmで離れて撮影したほうが被写界深度が深く描写されています。
これは、絞りで被写界深度のコントロール出来ない機種では、重要なアドバンテージと言えます。
これならば、今までではデジタルズーム使用に躊躇していた状況でも、積極的に使うことが出来そうです。
但し、昨日のテストでも触れたように、超解像処理は、シャドー部にノイズが発生します。
今回の被写体でも、カンヒザクラ自体は美しく描写されていますが、目立たないレベルながら、背景のシャドー部にはノイズが発生しています。

実際の撮影において、ネイチャー分野では、近距離でのクローズアップ撮影では、威力を発揮すると予想されます。
一方、遠距離にいる野鳥撮影などでは、背景のノイズが目立つ場合もあるでしょう。
結論を言うと、被写体の条件さえ合えば、かなり有益な機能となることは間違いないでしょう。
 
カンヒザクラ
カンヒザクラ
Ricoh CX5 300mm相当 ISO400 Speedlight
カンヒザクラ
カンヒザクラ
Ricoh CX5 600mm相当 ISO400 Speedlight
カンヒザクラ
カンヒザクラ
Ricoh CX5 300mm相当 ISO400 Speedlight
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超解像「OFF」
超解像「OFF」
Ricoh CX5
超解像「弱」
超解像「弱」
Ricoh CX5
超解像「強」
超解像「強」
Ricoh CX5
  2011.1.27
さて、昨日リコーCX5が届いて、今日は実写テストと張り切っていたのですが、生憎の雨模様。
しかも、今日は隔週で巡って来るTVの生出演の日。
仕方なく、夜になってから、室内でのテスト撮影となりました。

今回の新機能の中で、最も気になる「超解像」を比較してみました。
同一条件で、「超解像」機能を「OFF」「弱」「強」にして、その画面の一部をトリミングして並べてみました。
その結果、明らかに「OFF」よりも「弱」、「弱」よりも「強」のほうが、シャープに見えます。
しかし、良いこと尽くめではありません。当たり前のことですが。
「弱」「強」になるに連れて、ピクセル等倍では、シャドー部にノイズが載ってきます。
もし、デメリットがないのなら、常時「強」にしておけばよいだけのことですから、当然の話です。
これを撮影意図によって選択出来るのですから、ありがたい機能です。
個人的には、中間の「弱」がシャープネスとノイズのバランスがとれていて好感が持てます。


とても魅力的な機能ですが、「メニュー」の「画像設定」の「シャープネス」を調節した場合とどう異なるのか判りません。
また改めて、両者の比較をしてみようと思います。
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RICOH CX5
RICOH CX5
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 72mm相当 ISO400
  RICOH CX5
RICOH CX5
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 72mm相当 ISO400
 
2011.1.26
本日発表、来月10日発売予定のリコーCX5です。
多くのメーカーで、半年毎に新機種を発売するパターンが定着しています。
そんな短期間で、新機能を企画開発し続けることが可能なのかと、他人事ながら心配になってしまいます。

そんな心配を他所に、今回のCX5は、なかなか意欲的です。
通常のコントラストAFに加えて、パッシブAFを組み合わせた「ハブリッドAFシステム」によって、合焦時間がこれまでのほぼ半分に。
「超解像技術」による画像処理による解像度の向上。
さらに「超解像ズーム」によって、テレ端600mm相当のデジタルズーム撮影でも、画質の劣化が最小限に抑えられる。
ノイズのさらなる低減などなど。

しかし、いつものことながら、配達されるのが、夕方なんですね。
今回も、実写テストは、明日のお楽しみということです。
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2011.1.25
今の季節、東京ではナツミカンのオレンジ色が目に付きます。
深く晴れ上がった青空に、よく映える実の色です。
しかし、何故冬にこれだけ色づき、立派な実を着けているのに、ナツミカンなのでしょう。
調べてみると、秋に色づくものの酸味が強く、春以降でないと食用に向かないとのこと。
昔は、夏に味わえる数少ない柑橘類だったそうです。

そう言えば、昨年の春先、近くのあるお宅で、玄関先にたくさんのナツミカンの入ったダンボール箱が置かれていました。
そして、「ご自由にお持ちください」の張り紙が。
ひとつだけ頂いて、味見したところ、なかなかの美味。
翌日、欲を出してそこを再び通ってみると、既にもう箱もありませんでした。
  ナツミカン
ナツミカン
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
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霞ヶ関ビル35階から
霞ヶ関ビル35階から
Ricoh GXR A12(33/2.5Macro) F2.5 ISO1600
  2011.1.24
父の講演に同行しました。
会場は、霞ヶ関ビル35階。
今では、新宿副都心の超高層ビル群が有名ですが、かつて日本の高層ビルの代名詞と言えば、この霞ヶ関ビルの36階建てでした。
調べてみると、1968年竣工。既に40年以上も経つんですね。
中に入るのは初めてのことです。
国内の高層ビルのランキングでも、もう何位なのか判りませんが、35階からの夜景はなかなかのものでした。
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2011.1.23
東京です。
ちょっと用事があり、姉とお茶の水で待ち合わせをしました。
杉並区にある東京の家からだと、渋谷経由で山手線をほぼ半周する位置にあるので、1時間強は見ないといけない場所です。
しかし、次から次へと延びる地下鉄を利用したところ、1時間も掛からずに着いてしまいました。
20程時間を持て余したので、地上に出て、聖橋からの眺めを撮影しました。

かつて、さだまさしが「檸檬」の中で歌った快速電車の赤い色も各駅停車のレモン色も、車体の一部に使われたストライプだけになってしまいました。
用事の後、やはり「檸檬」の主な舞台でもある湯島聖堂にも足を運んだのですが、平日は扉が閉ざされたままの参拝で、どこか味気ない雰囲気でした。
新しい地下鉄のお陰で時間は短縮されましたが、それと同時に何か失われたものもあるようです。
  聖橋から
聖橋から
Ricoh GXR S10(5.1-15.3mm)
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法面工事とヤンバルクイナ標識
法面工事とヤンバルクイナ標識
Ricoh CX4
  2011.1.22
山原(やんばる=沖縄本島北部)を走るある林道が、土砂崩れを起こしていたのですが、その復旧工事が完了したようです。
どのような工法かというと、法面の樹木を伐採して、金属製ネットで覆うというもの。
ということは、山原の法面が崩落する度に同一工法を採用すると、やがてほとんどの法面がネットで覆われてしまうのでしょうか?
どこか、考え方が違うように思うのですが。

工事以前から、この場所には、ヤンバルクイナ飛び出し注意の標識が立っています。
果たして、このネットに覆われた新しい法面は、ヤンバルクイナにとってはどうなのでしょう。
脚掛かりがよく上り下りし易いのか、あるいは、爪が引っかかって歩きにくいのか、クイナ語が出来るのならば、訊いてみたいものです。

※ 本日、22時台にトップページが360,000アクセスを超えました。ありがとうございます。
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2011.1.21
本日公開のかがくナビ「自然だより」でも紹介しているビロードボタンヅルですが、かつて実(種子)を花と紹介してしまいました。
それも、個人のweb日記だけならまだしも、「自然だより」やTVでも、同じ間違いをしていたのです。
私のサイトをご覧頂いている方から、ご指摘を受け、昨年はビデオ映像から探し出したトリミング画像を掲載し、お茶を濁しました。
今年は忘れずに花を撮影して、ちゃんとした画像を掲載しようと思っていました。
それが、今日の画像です。

真冬の森を飾るシャンデリアのような実(種子)ですが、花は対照的に地味な印象です。
ひっそりと下向きに開く花ですが、和名の由来でもあるビロードのような質感など、花もまた別の魅力に包まれた存在です。
  ビロードボタンヅル花
ビロードボタンヅル花
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5
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ツワブキ
ツワブキ
Ricoh CX4
  ツワブキ
ツワブキ
Ricoh CX4
 
2011.1.20
沖縄の冬の花で、忘れてならないのが、このツワブキ。
既に、今年の冬も何度か登場しています。
ひと株の見頃は、そう長くありませんが、入れ替わり立ち替わり、あちらこちらで咲くので、長い期間楽しめます。
ただ、長い茎の先端に花がつくので、北風の強い冬にはよく揺れるのが難点ですね。
昨日のツルソバとは、正反対です。
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ツルソバ
ツルソバ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5
  2011.1.19
ツルソバの花は、沖縄であれば何処でも見ることの出来る植物です。
開花期もほぼ周年ですが、年に何回かピークがあります。
そのひとつが、今の季節、真冬なのです。
こんな寒い時期に開花して、受粉を助けてくれる昆虫も疎らでしょう。
などと思いつつ、冬場にこれだけまとまって花を着ける姿は健気ですね。
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カンヒザクラ
カンヒザクラ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 Speedlight
  カンヒザクラ
カンヒザクラ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5
 
2011.1.18
カンヒザクラは、漢字では寒緋桜と書くように、寒い季節に咲く花です。
何も、亜熱帯沖縄の気候だからといって、真冬にソメイヨシノが咲いている訳ではないのです。
開花前線も、北の寒い地域から順に南に向かって進みます。

しかし、20数年ぶりの寒い冬の今年、カンヒザクラの開花は遅いようです。
先週末に既に本部町の桜祭りが始まりましたが、今年の開花状況はどうなのでしょう。
人混みと渋滞を避けて、そのようなイベントとは無縁な生活ですが、今年は少し気掛かりです。
この花は、沖縄本島最北端に近い国道沿いで撮影したものです。
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2011.1.17
今年、初めてのヤンバルクイナに遭遇した晩、路上を歩くケナガネズミも目撃しました。
思えば、かつて山原(やんばる=沖縄本島北部)で一、二を争う希少動物だったのに、急に増え始めたのが2008年。
その頃私が、久しぶりにケナガネズミに遭遇した場所の近くで見つけた、この樹洞の開口部のある木。
巣に使うのに、相応しそうな木です。

一応、ビデオでもスチル機材でも、ケナガネズミを撮影できた現在、この巣の樹洞から顔を見せるようなシーンを撮ることが出来ればと思っています。
ケナガネズミは、日本最大のネズミとして知られていますが、なかなか愛嬌のあるキャラクターです。
特に、黒い大きな眼が印象的なので、穴から顔を覗かせたところなんて、絵になると思うんですけどね。
  樹洞
樹洞
NikonD7000 Tamron SP10-24mmF3.5-4.5
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight ISO800
  2011.1.16
冬は、ヤンバルクイナが樹上に登らなくなる。
これは、顕著な傾向です。
しかし、全く樹上のヤンバルクイナが見られなくなるわけではなく、根気づよく探せば見つかることもあります。
どちらかというと、ケナガネズミにウェイトを置きながら、夜間の林道探索をしていると、このヤンバルクイナに出会いました。
崖の上に斜めに伸びた幹の上です。
こんな吹き晒しに、よく登ったものです。
これが、今年初のヤンバルクイナになります。
この一年、いったい何個体に、そしてどのような場面に出会えるでしょうか。楽しみです。
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冬の山並み
冬の山並み
Ricoh CX4
  ハゼノキ紅葉
ハゼノキ紅葉
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED PL-Filter
 
2011.1.15
暖冬、暖冬と聞き飽きた感がありましたが、今年は数十年ぶりの寒い冬だと思います。
寒いというのはマイナスイメージに聞こえますが、よいこともあります。
いついなく、紅葉が奇麗に感じられます。

亜熱帯、山原(やんばる=沖縄本島北部)の森で紅葉する樹種は多くありません。
文字通り、紅く紅葉するのは、ハゼノキです。
今年は、林道沿いの至る所に、紅く色づいたハゼノキが見られます。
アカメガシワは黄葉し、間もなく葉を落とし、和名の由来でもある紅い芽吹きを見せてくれるでしょう。
暫く、久しぶりの寒い冬を楽しむことにしましょう。
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普久川ダム
普久川ダム
Ricoh CX4
  イシカワガエル
イシカワガエル
Ricoh CX4
 
2011.1.14
年末年始の前後にいろいろ用事が重なり、山原(やんばる=沖縄本島北部)は、かなりのご無沙汰になってしまいました。
このところ、雨は適度に降っていた印象だったのですが、渓流の水量が少ないのが気になりました。
夜、林道を走っていても、全くカエルの鳴き声が聞こえてきません。
例年、この時期ならば、イシカワガエルの甲高い声が響き渡っているはずなのですが。

早朝の林道で、イシカワガエルに出会いました。
全く、身動きしません。
明るくなってから、イシカワガエルに遭遇するのは珍しいことです。
今年は例年になく低温の沖縄ですが、鳴き声が聞かれないのは気温のためなのでしょうか、あるいは渓流の水量不足のためなのでしょうか。
気になります。
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ススキ
ススキ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
チガヤ
チガヤ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
サトウキビ
サトウキビ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 )
  2011.1.13
今日は、何日ぶりかの好天に恵まれ、日中の気温も20℃を上回りました。
しかし、こんなときに限って、用事が立て込んでいて、撮影の時間がないのです。
移動の合間に撮影したのが、逆光に映える植物の穂、各4カットずつ。
撮影時間にして、合計5分もあったでしょうか。

見た目には印象的に思えたのですが、もうちょっと斜光のほうが、奇麗に見えるのでしょうね。
流石に、真冬でも、もう少し遅い時間帯を選ぶべきでした。
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ユウマダラエダシャク
ユウマダラエダシャク
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 24mm相当 ISO400
  ユウマダラエダシャク
ユウマダラエダシャク
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F9.5 ISO1600 SpeedlightX2
 
2011.1.12
気温も低く、天気も悪い毎日で、昆虫は何処に隠れているのでしょう。
そんな中でも、ユウマダラエダシャクだけは、次々に新成虫が誕生しているようです。
前日も、1頭を見かけたクワズイモの上で、2頭に増えているのを見つけました。

しかし、至近距離で並んでいるのならよいのですが、この状況を写真で見せるのは、中途半端な距離関係ですねぇ。
マクロレンズで上から撮ったのでは、余りに説明的過ぎますし、1頭のサイズが小さくディテールが見えません。
そこで、24mm相当の画角でワイド接写を試みたのですが、まぁ、こちらのほうがまだ見られます。
ワイド接写は、手前の被写体は充分にアップになり、ユウマダラエダシャクのディテールも見えます。
しかし、ワイドレンズの特徴で、遠近感が強調されますから、ちょっと離れているだけの被写体が急に小さくなってしまうのです。
やはり、この微妙な距離の2頭のユウマダラエダシャクを同時に見せようというのが、無理なのかもしれません。
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ハラビロカマキリ幼虫
ハラビロカマキリ幼虫
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
  2011.1.11
今日も、典型的な沖縄の冬でした。
ボロボロのクワズイモの葉陰で、ハラビロカマキリの幼虫が北風を避けるように隠れていました。
腹部が、かなり扁平です。
春に成虫になるハラビロカマキリたちにとって、今の季節が試練なのです。

かつて修士論文のテーマで、ハラビロカマキリを取り上げました。
そのときに、まだ判っていなかった沖縄本島でのハラビロカマキリの生活史を調べたのです。
マークリキャプチャ法といって、カマキリの幼虫を捕獲して、ナンバーや記号を付け、また同じ場所に放ちます。
そして、週に2回どこまで移動したか調査するのです。
すると1、2月の低温期に、餌が採れずに腹部が扁平になった幼虫が、バタバタと死んでいくのです。
この時期になんとか餌を確保するか、これ以前に充分栄養を蓄えておいた個体だけが、春を迎えられます。
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2011.1.10
今日も、寒い一日です。
画像は、数日前に撮影したやはり寒い日のもの。
ホソヒラタアブが、センダングサの花で全く身動きもせずとまっていました。
至近距離でストロボを発光させると、その熱で逃げるか動くかするかと思ったのですが、微動だにしませんでした。

ホソヒラタアブの下の花弁には、アブラムシの有翅虫も見えていますね。
このセンダングサの花の下に、ニセダイコンアブラムシと思われるコロニーがあったので、そこから移動してきたのでしょう。
しかし、ホソヒラタアブ同様、寒さで動けなくなったのでしょうね。
人間だって、出来れば動きたくないですから、気持ちは解ります。
  ホソヒラタアブ
ホソヒラタアブ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F22 ISO1600 SpeedlightX2
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アコウハマキモドキ
アコウハマキモドキ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F22 ISO1600 Speedlight
  2011.1.9
好天は、一日限り。今日はまた、雨と北風に逆戻り。
画像は、昨日撮影のアコウハマキモドキ。
小型種ですから、肉眼ではディテールは確認出来ませんが、画像を拡大してみると新鮮個体のようです。
昆虫がいない、いないと毎日繰り返していますが、このように真冬に羽化してくる種もいるのですね。
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ムラサキヒゲシバ
ムラサキヒゲシバ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F3.5 ISO100
  トウワタ種子
トウワタ種子
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F4 ISO100
 
2011.1.8
今日は、好天に恵まれました。
風も弱く、穏やかな暖かい一日でした。
しかし、やはり昆虫の活動する姿は、ほとんど見かけないですね。

穏やかな陽気に誘われて、カメラ片手に出掛けたのですが、レンズを向けるのは植物ばかり。
それでも、冬の斜光に照らされて浮かび上がる植物たちは、文句抜きに心地良さそうです。
このまま春になれば、いつものように昆虫たちは姿を現すのでしょうか。
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ゲットウ実
ゲットウ実
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F3.8 ISO400
  ゲットウ実
ゲットウ実
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F3.8 ISO400
 
2011.1.7
全国的に寒波に包まれているようですが、沖縄も例外ではありません。
日中の気温が14℃です。
それでも、雨は落ちていないので撮影に出ましたが、さすがに動いている昆虫は見当たりません。

レンズを向けたのは、ゲットウの実。
もっとも、既に爆ぜて種子はこぼれているので、生物としての存在価値はもうありません。
しかし、まだこうやって人間の目を楽しませてくれています。
まぁ、今よりも若い頃は、こういう被写体には目を止めなかったでしょうね。

それにしても、ゲットウは長い季節、楽しむことが出来ます。
4月下旬の梅雨の走りの頃の、もなかなか味わい深い色彩です。
そして、梅雨の最盛期に満開になるは、意外と派手な存在です。
初夏の頃には、明るく鮮やかな緑色の実を着けます。
やがて色づき始め、次第に色濃くなっていきます。
秋深まる頃には、爆ぜて種子がこぼれます。
そして、年を越した今もこうやって楽しませてくれます。
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2011.1.6
ついに、好天運も尽きたようです。
今日は、朝からどんより曇り、午後からは雨も本降りになりました。
そこで、昨日撮影の画像です。

昨日の撮影には、もうひとつ目的がありました。
大晦日に東京で購入した、APS-C用超広角ズームレンズのテスト撮影です。
これも、ツワブキかカンヒザクラに飛来するチョウを目当てにしていたのですが、完璧にフラれました。
そのため、ツワブキと城壁が被写体となりました。

このレンズの購入は、昨年10月末にニコンD7000を購入したことによります。
このボディのすばらしさに、今後、APS-C機をメインにしようと決めたのです。
望遠系レンズは、APS-Cフォーマットにとっては有利に働くのですが、広角系はその逆でデメリットが生じます。
そこで、APS-C用超広角レンズの購入に至ったわけです。
比較検討したレンズにほぼ同じスペックのニッコール純正レンズ、シグマの10-20mmF3.5がありました。
最終的に、サイズと重量、そして実売価格をも考慮してタムロンSP 10-24mmF3.5-4.5DiIIを最終候補としました。
せっかく小型軽量のD7000ボディに、大きな重いレンズでは釣り合いがとれません。
特に、離島取材などでは、小型軽量性が何よりも重要な要素にもなります。

製品レビューなどでは、描写性能では、ニッコールやシグマを評価する書き込みもありました。
しかし、これの前の製品で昨年製造中止になった、タムロン11-18mmF4.5-5.6を愛用していたこともあり、タムロンの描写性能には信頼を置いていました。
カリカリとシャープさを追求するシグマ製品に対して、タムロンは一見アンシャープに見えるのです。
しかし、ディテールを見ると、ちゃんと解像しているのです。豊かな諧調性の中にシャープネスが隠れているという印象でしょうか。
実際に購入してのテスト撮影でも、満足のいくものでした。
広角端でも望遠端でも、周辺部まで含めて優れた描写をしています。
ただ、昨日はF5.6からF11に絞った撮影ばかりで、絞り開放付近でのテストを行いませんでした。
明日以降、この部分も確認していきたいと思います。

年末に、その年に導入した新しい機材をリストアップしてみるのですが、昨年は大晦日にこのレンズを購入したりして、まだしていませんでした。
遅ればせながら、ここでリストアップしてみましょう。
コンパクト系では、リコーCX3と同CX4。
ネオ一眼というか、高倍率オールインワン機では、ニコンクールピックスP100。
一眼レフボディでは、ニコンD7000。
交換レンズでは、リコーGXR用カメラユニットのP10(28-300mm相当)とA12(28mm相当)。
DX Nikkor18-55/3.5-5.6 IIは、父がニコンD3100を購入する際に、ボディ単体在庫がなかったので、キットレンズと購入し引き取ったもの。
AF-S マイクロニッコール85mF3.5Gと、そしてタムロンSP 10-24mmF3.5-4.5。

コンパクト機も含めてボディ4機種、交換レンズが5本。決して多くはないですね。
この中で、最もインパクトの強かったボディは、ニコンD7000。
その反対は、同じニコン製品のクールピックスP100。スペックに惹かれて購入しましたが、いつの間にか使わなくなっています。
交換レンズの中で、最も気に入ったのはリコーGXR用ユニットのA12(28mm相当)。
リコー製品にしては珍しく、接写には強くないのですが、その描写性能が気に入りました。
さて、今年はどのような新製品が登場して、導入するでしょうか。楽しみです。
 
ツワブキA
ツワブキA
NikonD7000 Tamron SP10-24/3.5-4.5 15mm相当 F11 ISO400
ツワブキB
ツワブキB
NikonD7000 Tamron SP10-24/3.5-4.5 28.5mm相当 F11 ISO400
ツワブキC
ツワブキC
NikonD7000 Tamron SP10-24/3.5-4.5 36mm相当 F8 ISO400
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満開のツワブキ
満開のツワブキ
NikonD7000 Tamron SP10-24/3.5-4.5 15mm相当 ISO400
セイヨウミツバチ訪花
セイヨウミツバチ訪花
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) Speedlight
カンヒザクラ
カンヒザクラ
Ricoh GXR P10(4.9-52.5/3.5-5.6 ) 300mm相当 Speedlight
  2011.1.5
昨夜、沖縄に戻りましたが、このところ好天が付いて回っているようです。
29日までの沖縄、30日から新年4日までの東京、そして今日の沖縄と快晴続きです。
不在の間の沖縄は寒く、曇りと雨ばかりだったようです。

そこで、今日はいつもの撮影コースの一角にある中城(なかぐすく)城趾公園に行ってみました。
この周辺では度々撮影しているのですが、有料の公園には年に数回入るだけです。
このところ、余りに昆虫、特にチョウの姿が少ないので、公園の中にはいるのではないかと妄想が膨らんでいたこともあります。
また、公園内には1月になると満開になるカンヒザクラが植栽されているので、ちょっと早めですが、それも期待してのことです。

ほぼ一年ぶりの園内で迎えてくれたのは、これでもかという程の満開のツワブキでした。
ツワブキは、沖縄では真冬に開花し、多くのチョウが訪れる貴重な花です。
しかし、2時間程の間に目撃したチョウは、ボロボロのイシガケチョウが2頭だけ。
花で見られるのは、これまたこれでもかという程のセイヨウミツバチだけでした。
昨秋からのチョウの少なさは、ちょっと異常な気さえします。
いつもの沖縄の冬であれば、リュウキュウアサギマダラ、アサギマダラ、オオゴマダラ、ツマムラサキマダラ、アカタテハ、イシガケチョウ、オキナワビロードセセリなどがツワブキに群れているのですが。

カンヒザクラのほうも、やはり早過ぎました。
ポツポツと数える程の花が、綻び始めたばかりでした。
この花にも、羽化直後のジャコウアゲハが訪花するのが季節の風物詩ですが、こちらのほうはどうなるでしょう。
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塗り椀
塗り椀
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
金箔入り清酒
金箔入り清酒
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4)
屠蘇器
屠蘇器
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4)
  2011.1.3
三ヶ日の最終日、いろいろと片付けなければならないことがあります。

まず、我が家では元旦は、北九州の下級武士であった父方伝来のお雑煮です。
昆布出汁のすまし汁に、丸餅の煮餅、鶏肉、なると、青味だけの質素なものです。
器は瀬戸物。
2日は、父の誕生日を尊重して、やはり元旦と同じもの。
そして、3日目に母のささやかな抵抗があります。
青味が三つ葉に代わる以外は、内容は同じですが、器が漆塗りの椀になります。
このお椀、明治時代の物のようですが、細工が細かいのです。
タンポポとチョウがモチーフなのですが、蓋の裏にまで細工が施されています。

三ヶ日の御神酒は、金箔入りの清酒と相場は決まっています。
まぁ、金箔入りの清酒は、見かけ倒しの製品が多いのですが、今年は、味も伴った極上品でした。
3日の晩には呑み尽くすのですが、その頃になると瓶の底に溜った金箔が豪勢に注がれるんですね。

さて、正月の欠かせないセレモニーのひとつにお屠蘇があります。
一般的に、三段の屠蘇器が使われますが、実際に使われるは、一番上の最も小さな器。
2番目と3番目は、飾りのようなものです。
それが、3日の晩ともなると、屠蘇器を片付けるために飲み干さなければなりません。
そのときぞとばかりに、無礼講で2番目と3番目のいつもより大きな器も使ってみるのです。
これが意外に酔うんですね。

さぁ、明日からまた沖縄の生活です。
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2011.1.2
年末から、東京で過ごしています。
高齢の母に代わって、主婦業の毎日です。
今日は、父の満90歳の誕生日。
母の送り迎えの途中、季節のさまざまな植物を眺める楽しみがあります。
大晦日、三ヶ日と好天に恵まれそうで、ほっとしています。
高い空に筆で掃いたような雲は、温帯の冬らしい眺めです。
  クロガネモチ
クロガネモチ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
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2011年の年賀状
2011年の年賀状
Nikon D90 Fisheye Nikkor10.5/2.8G X1.4Telecon
  2011.1.1
今年の年賀状のデザインです。
もちろん、アマミノクロウサギの画像を使うことも考えたのですが、これといったものもないので、ちょっと捻ってみました。
リュウキュウヤマガメの首の向きのように、ゆっくりであっても、上昇する一年にしたいものですね。
今年も、よろしくお願いします。
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