生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。 ありがとうございました。
※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。

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オオルリオビクチバ→サビモンルリオビクチバ
オオルリオビクチバ→サビモンルリオビクチバ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  ヤガの一種?
ヤガの一種?
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.9.30
日中は、すばらしい秋晴れなのですが、どうも昆虫たちの姿が疎らです。
夜になると、夜行性の蛾が結構目に付くのですが。

林床に落ちたイヌビワの熟果から吸汁するのは、オオルリオビクチバです。
暗闇でも、僅かな光に複眼が赤く光るので、容易に見つけられます。
前翅表面の色彩・斑紋に個体差が大きいのは知っていましたが、この個体は異様に小型でした。
通常のサイズの半分程度の印象でした。
初めは、見慣れたオオルリオビクチバなのに、それだと気づかない程でした。
体サイズの変異も大きいのでしょうか。

枝に着いたアカメイヌビワの熟果から吸汁するのは、ヤガの仲間でしょうか。
さすが、イチジクの仲間だけあって、割れた中から覗く果肉はイチジクそっくりです。
実に、美味しそうに見えます。

※その後、蛾を専門にする知人に問い合わせたところ、ヤガの仲間はアカキリバであることが判りました。
※※オオルリオビクチバとしたのは、サビモンルリオビクチバの間違いでした。それが異様に小型の原因でした。
但し、サビモンルリオビクチバの国内分布は、奄美大島と西表島ですので、沖縄本島での記録は初かもしれません。
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オキナワキノボリトカゲ雄
オキナワキノボリトカゲ雄
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO400
  オキナワキノボリトカゲ雄
オキナワキノボリトカゲ雄
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO400
 
2010.9.29
秋めいてきた山原(やんばる=沖縄本島北部)の森で、大合唱しているオオシマゼミたち。
これまでにも数多く撮影してきたのですが、超アップで撮影しようと、なるべく至近距離で鳴いている個体を探していました。
しかし近過ぎると、こちらを警戒して、すぐに幹の裏に回り込んでしまうんですね。

オオシマゼミの代わりに、至近距離の幹にいたのがオキナワキノボリトカゲ。
近くで観察すると、なかなか面白い表情や目付きを見せてくれます。
オキナワキノボリトカゲに初めて遇ったのは、今から32年前のことです。
沖縄にやって来たばかり、大学の生物学実験のときに、汚いプレハブ校舎の窓から外を見ると、茂みの枝に鮮やかなトカゲを見つけました。
初めて目にしたときは、カメレオンかと思いました。さすが亜熱帯、沖縄だと。
まぁ、その後の数え切れない遭遇を通して、カメレオンに負けないキャラクターの持ち主だと確信するようになりました。
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スダジイ実
スダジイ実
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  2010.9.28
夜、林道を歩いていると、スダジイの実が落ちていました。
さらに、その周りには、割れた殻も目に付きます。
どうも、その様子からケナガネズミの食痕のようです。
残念ながら、その場でケナガネズミは見られませんでしたが、その後、別の林道で2個体に遭遇することが出来ました。
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ヤエヤマムラサキ
ヤエヤマムラサキ
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO400
  リュウキュウムラサキ
リュウキュウムラサキ
Ricoh CX4 200mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.9.27
急にヤエヤマムラサキ、リュウキュウムラサキが目に付くようになりました。
かつて、沖縄の地名を和名に冠しながら、沖縄に定着していないチョウとして知られていました。
冬には姿を消してしまうのに、毎年、迷蝶として飛来し発生するのです。
しかし、その後八重山諸島では冬も見られ、定着したとも言われていました。
最近の温暖化は、さらにそれを助長するはずですが、どうなっているのでしょうか。
少なくとも、沖縄本島では、夏の終わりから秋に限って見かけるチョウのままです。
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シラホシトリバ?
シラホシトリバ?
Ricoh CX4 85mm相当 Speedlight ISO200
  シラホシトリバ?
シラホシトリバ?
Ricoh CX4 85mm相当 Speedlight ISO400
 
2010.9.26
タイワンウオクサギの花が、再び咲き始めています。
さまざまな昆虫のよく集まる樹です。
あまり目立った昆虫はいなかったのですが、近づくと薄茶色の昆虫が多数舞い上がります。
初め、蚊の仲間かと思ったのですが、葉にとまった個体を撮影して蛾の仲間らしいことに気づきました。

調べてみた限り、シラホシトリバのように思われます。
あるいは、近縁の似た種に惑わされている可能性もあります。
シラホシトリバで間違いないとすると、沖縄本島はこれまで分布に入っていません。
本州以南に分布していますが、琉球列島では奄美大島と西表島がこれまでの生息地です。
元々、本来の生息地以外でも偶産する性質が強い種のなのでしょうか。

最近、温暖化によって、分布域を北に拡げる昆虫が少なくありません。
今日のニュースでも、福島県内でナガサキアゲハが見つかったと報じられています。
クロマダラソテツシジミ、ツマグロヒョウモンなどもその例でしょう。
しかし、シラホシトリバの場合、沖縄本島の北にも南にも従来から分布していますから、温暖化とは無関係でしょう。

トリバとは、漢字で「鳥羽」と記します。
拡大画像を見たとき、何故か始祖鳥を思い浮かべたのですが、強ち的外れでもなかったようです。

※これまで、タイワンウオクサギをタイワンオオクサギだと勘違いしていました。
過去に遡って、すべて訂正しました。
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タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO100
  タイリクショウジョウトンボ
タイリクショウジョウトンボ
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.9.25
夕方、撮影に出ましたが、ひと頃よりも日が短くなってきました。
17時過ぎの撮影ですが、盛夏の頃よりも2時間近く早い感覚です。
日没の時刻だけでなく、夕暮れの光線に優しさを感じるようになりました。
これが8月であれば、強烈な西日にしか感じられなかったでしょう。
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ゴンズイ実
ゴンズイ実
Nikon D90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter 300mm相当
ゴンズイ実
ゴンズイ実
Nikon D90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED PL-Filter 295mm相当
ゴンズイ実
ゴンズイ実
Ricoh CX4 Speedlight 255mm相当
  2010.9.24
かがくナビの自然だよりで紹介しているゴンズイの実。
先日、余りにまとまって実を着けているので、じっくり撮影しました。
そのときに、機材面でちょっと気になったことを。

まず、18-200mm常用ズームレンズ装着の一眼レフで撮影しました。
偏光フィルターを装着して、背景のグリーンとのコントラストをより強調しています。
テレ端の300mm相当で撮影しても、実の塊は充分なサイズになりません。

そこで、レンズを70-300mmを換え、295mm相当で撮影したのが2枚目。
ここでは、充分なサイズに写っています。

3枚目は、コンパクトカメラによる撮影。
ここでは偏光フィルターの代わりにストロボを発光させて、被写体と背景の明度差を補っています。
焦点距離は255mm相当ですが、腕を伸ばしてカメラを差し出している分、撮影距離が一眼レフよりも稼げています。

どれも、ほぼ300mm近い画角で撮影していますが、余りにも被写体のサイズが違いますね。
インナーフォーカスを採用した光学系では、最短撮影距離付近で実焦点距離が短くなることは知識として知っています。
しかし、実際に自分自身で使っている機材でこれ程の違いが出ると、戸惑います。
特に、最短撮影距離での使用が多いジャンルでは、機材の組み合わせを考え直さなければとも思います。
決して、18-200mmのレンズを持っていても、APS-C300mm相当画角で撮影距離50cmの画像サイズにはならないことを、改めて認識しておかなければ。
これでは、Exifデータに焦点距離情報があっても、あまり意味がないですね。
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イイギリ
イイギリ
Ricoh CX4
  2010.9.23
昨日は中秋、今日は秋分。
日中の暑さには、まだまだ閉口するものの、やはり忍び寄る秋の気配は否定のしようがありません。
冬には深紅に色づくイイギリの実も、色づき始めました。
もっとも、緑葉の陰に隠れて、まだ目立たない存在です。

このような光線状態の画像を見て、何を感じるでしょうか。
あるいは、初夏の清々しさに映るかもしれません。
実際は、汗を拭き拭き撮影していますが、その陽射しには何処か優しさを感じられるようになってきました。
少し前までの陽射しには、無意識のうちに体内に受けいることに拒絶反応を示していました。
しかし、今のやや衰え始めた陽射しには、体内への侵入を許してもよいかなという気の弛みを感じます。
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クロイワトカゲモドキ
クロイワトカゲモドキ
NikonD90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
  クロイワトカゲモドキ
クロイワトカゲモドキ
NikonD90 Sigma180/3.5Macro Speedlight
 
2010.9.22
台風7号による山原(やんばる=沖縄本島北部)の被害も、幹線の林道では片付けが終っています。
しかし、小さな林道では、まだ手つかずのままのところもあります。
クロイワトカゲモドキによく出会える未舗装の林道は、まだ倒木に被われていました。
歩くのも侭ならず、クロイワトカゲモドキを見つけるのもひと苦労といった状況です。
何とか、数個体を見つけたのですが、倒木や折れた枝や葉が多く、まともに全身を捉えることが出来ませんでした。
撮影のために、片付けますかね。
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オオハシリグモ
オオハシリグモ
Ricoh CX4 Speedlight ISO100
  オオハシリグモ
オオハシリグモ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.9.21
夜の森で、地上に静止するハシリグモに出会いました。
恐らく、オオハシリグモでしょう。
ハシリグモの仲間は、通常、渓流の水面でよく見かけます。
脚の先端を水面に付け、水面に落ちた昆虫などを振動で感知して捕食するのです。
こんな地上に静止していて、一体、捕食は出来るのでしょうか?

※当初、オキナワハシリグモと紹介していましたが、知人の指摘でオオハシリグモの間違いに気づき訂正しました。
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辺戸岬
辺戸岬
Nikon D90 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
  2010.9.20
今日から再び、沖縄の生活です。
上京中にも、台風9号が接近しましたが、今回は沖縄本島への影響はほとんどなかったようです。
前回の7号の山原(やんばる=沖縄本島北部)への影響は、かなりものでした。
しかし、本来年に数個の台風が接近することを前提とした、森の存在ですので、たまにはやって来ないと、森の状況も変わります。
一番の変化が、樹々が茂り過ぎて、眺望が悪くなることです。
この場所からの沖縄本島最北端・辺戸岬も、久しぶりにクリアに見渡せた気がします。
しかし、こうして見ると、却って人工物が目に付きますね。
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2010.9.19
東京の実家の庭に植えたゴーヤが、収穫の時期を迎えました。
東京の庭でニガウリを栽培するのは、もう30年以上前からの習慣です。
両親共、若い頃は九州で過ごし、ニガウリを食べる習慣があったためです。
最近は、毎年播種する時期が遅れ、沖縄産の苗を植えるようになりました。
それでも、時期的に遅れ気味なので、今頃になってやっと食べごろを迎えています。
ちょっと油断すると、実の一部が黄変してしまって、シャキシャキ感を逃してしまいます。
残りは一気に収穫して、食べたほうがよさそうですね。
ちなみにツルレイシが、標準和名です。
  ゴーヤ=ニガウリ=ツルレイシ
ゴーヤ=ニガウリ=ツルレイシ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
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ヤエザクラ
ヤエザクラ
Ricoh CX4
伐採
伐採
Ricoh CX4
切り株
切り株
Ricoh CX4
  2010.9.18
今回の上京中の最大の用事は、実家の庭のヤエザクラの伐採です。
40年余前に、この地に引っ越してきたときから既に立派な木でしたから、60~70年の樹齢だったのではないでしょか。
ソメイヨシノやヤエザクラの寿命はこれに近いと聞きますから、仕方ありません。
花の色が濃く、枝の周りに、奇麗な球形の花をたくさん着ける株だったので、本当に見応えのある存在でした。
以前は、花の時期になると、近くの園芸店から「是非切り花に」と頼まれたものです。
また、親戚が集まっての花見の宴も、毎年の楽しみでした。

ここ数年、樹勢が弱ってきて、専門家による治療も受けたのですが、ついに今年は芽吹きませんでした。
春には、枝先に小さな蕾が認められたのですが。
まぁ、残念と言えばそのとおりなのですが、40年以上にも渡って充分に楽しませて貰いました。
切り倒した材は、姉の家の暖炉で燃やすことになりました。
何処か知らない所で処分されてしまうよりも、相応しい行き先です。
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シロテンハナムグリ
シロテンハナムグリ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  アオドウガネ?
アオドウガネ?
Ricoh CX4
 
2010.9.16
少しの間、東京です。
数日前は涼しい日もあったようですが、まだまだ暑い東京です。
温暖化の影響でしょうか、30年以上前に東京に暮らしてた頃には見かけなかった昆虫が、最近多いように思います。
最近では、ツマグロヒョウモンやアカホシゴマダラなどが話題になっていますが、甲虫の仲間も増えた気がします。
中学・高校時代に、実家の庭で毎日のように写真を撮っていた頃に、今のような状況だったらば、もっと楽しかったかもしれませんね。
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ナンバンギセル
ナンバンギセル
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 35mm相当 Speedlight ISO100
  ナンバンギセル
ナンバンギセル
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当 Speedlight ISO200
 
2010.9.15
リコーCX4で撮影したのと同じ被写体を、GXRでも撮影してみました。
但し、同じ光学系のP10ユニットではなく、24~72mm相当のS10ユニットでの撮影です。
センサーサイズも異なりますから、比較しても余り意味はありませんが、結構発色が違いますね。

このような差は、どちらが優れている劣っているというレベルではありません。
それぞれの特徴というべきでしょう。
CX4は、いつでもポケットから取り出して気軽に撮影の出来る機種。
そのサイズにおいては、充分な機能が搭載されています。
GXRは、ポケットには収まらないサイズですが、一眼レフ並みの凝ったマニュアル操作も可能な機種。
最大の悩みは、どのシーンでどちらを使うかということですね。
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ナンバンギセル
ナンバンギセル
Ricoh CX4 42mm相当 Speedlight ISO400
  ナンバンギセル
ナンバンギセル
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO400
 
2010.9.14
山原(やんばる=沖縄本島北部)では、あちらこちらでナンバンギセルの花を見かけるようになってきました。
やはり、確実に秋は近づきつつあります。

リコーCX4も、発売から10日余りが経過しました。
当初の予想どおり、大きな改良点のない今回、なかなか安定した性能を発揮してくれています。
1カ月近く試用してみて、これといった問題点も見出せません。
個人的に特に気に入っているのが、スローシンクロモードでの調光性能です。
ストロボを使用していることをほとんど感じさせない、自然な雰囲気の画像が簡単に得られます。
フィルム時代に、接写で奇麗にデイライトシンクロさせるのは、結構高度なテクニックだったのですが。
それが今や、コンパクトカメラのオート任せで出来てしまうのですからねぇ。
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秋空
秋空
Ricoh CX4
  2010.9.13
まだまだ暑い毎日ですが、このような雲を見つけると、秋も遠くないのだと感じます。
手前の樹はアカメガシワですが、例年必ず5~6月にこの実を餌に繁殖するアカギカメムシの姿が、今年は全く見られませんでした。
その後、3年ぶりとなる台風が直撃しましたが、今頃、何処でどうやって過ごしているのでしょうか。
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オキナワハゴロモモドキ?
オキナワハゴロモモドキ?
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  オキナワハゴロモモドキ?
オキナワハゴロモモドキ?
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.9.12
先月8日に、ウルトラマンスケバに似た種を見かけた話をしました。
しかし、車のフロントグラスにとまっていた腹面しか撮れずに、逃げられてしまいました。
昨日再び、似たような状況に遭遇しました。腹面側の形態は、これもまたよく似ています。
今回は、背面側も撮影でき、オキナワハゴロモモドキらしいことが確認出来ました。
前回の種との大きな違いは、翅が半透明ではないことです。
ここらのグループは、どれも似たような顔つきのようです。
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アカメイヌビワ実
アカメイヌビワ実
Ricoh CX4 Speedlight ISO100
  2010.9.11
8月14日に、まとまった撮影に成功したケナガネズミ。
しかしその後、同じハゼノキを何度となく訪れたのですが、全く出会えません。
台風の接近もあって、実もほとんど残っていません。
その根元にあるアカメイヌビワにも、実がたくさん着いているので、次にこの木に現れてくれないか期待しているのですが、まだちょっと若いようです。
ここに現れれば、低い木ですし、かなりよい条件で撮影出来るはずです。
アカメイヌビワの実を摂食する姿は、何度か観察しているので、可能性はあると思います。
早くお出で!

※当初、オオバイヌビワと紹介していましたが、アカメイヌビワの間違いでした。
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ヤママユ
ヤママユ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  ヤママユ
ヤママユ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.9.10
山原(やんばる=沖縄本島北部)では、相変わらず、日中の昆虫の姿の疎らな状態が続いています。
しかし、夜間の照明の周りには結構な数の蛾が見られ、昼間とは別世界の感があります。
中でも、目に付くのが大型のヤママユ。
体色の個体変異の多い種ですが、目立つのは明るい黄色のタイプです。
反対に、最も地味なのが暗褐色のタイプ。
たまたま、明るくなってから、裏返しにとまるこのタイプを見つけましたが、枯葉や地表に溶け込み目立ちません。
もしこの状態で、黄色タイプがとまっていたら、やはり目立つでしょうね。
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アフリカマイマイ
アフリカマイマイ
Ricoh CX4
  2010.9.9
通りかかったホテルの駐車場の植え込みで、アフリカマイマイのペアを見つけました。
恐らく求愛行動なのでしょう。
この後、恋矢が現れるのだと思いますが、時間がなくそこまで観察することは出来ませんでした。
ところで、雌雄同体の種では、どちらの個体から積極的に求愛を始めるのでしょうか。
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夕焼け
夕焼け
Ricoh CX4 28mm相当 ISO100
  夕焼け
夕焼け
Ricoh CX4 105mm相当 ISO100
 
2010.9.8
天気は今ひとつでも、夕焼けは奇麗ですね。
夕陽、夕焼け、朝焼けは、何処か人の心を揺さぶるものがあります。
従って、年に何回もレンズを向けるのですが、実際に残される画像には、それ程心を揺さぶられるものは多くありません。
まぁ、露出の設定の問題もありますが、感動した被写体に冷静な気持ちで、客観的に向き合うことの難しさの典型かとも思います。
今年も残すところ3分の1を切りましたが、まだ何度も夕焼けや朝焼けにレンズを向けるのでしょうね。
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クワズイモ葉
クワズイモ葉
Ricoh CX4
  2010.9.7
自然界の生物でも、ときどき人工物ではないかと思えるものに出会うことがあります。
久しぶりに、このクワズイモの葉の表面の模様に反応しました。
どうしたら、このような模様を描くことができるのでしょう。
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シンジュサン
シンジュサン
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
  ヤママユ
ヤママユ
Ricoh CX4 105mm相当 Speedlight ISO100
 
2010.9.6
3年ぶりに台風の通過した山原(やんばる=沖縄本島北部)です。
林道を走ると、予想以上の影響を感じます。
日中の森も昆虫の姿が少なく、既に秋の雰囲気です。

しかし、夜間の照明の周りには結構な数の昆虫が見られます。
中でも、大型の蛾の姿が目に付きます。
シンジュサン、ヤママユ、ブドウスズメなどです。
どれも比較的新鮮で、傷が目立ちませんから、台風通過直後に羽化したものでしょう。
山原の森は夏枯れを脱して、そろそろ秋に移り変わろうとしています。
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リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメ
NikonD90 DX Nikkor10.5/2.8 X1.4Telecon ISO800
リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメ
NikonD90 DX Nikkor10.5/2.8 X1.4Telecon ISO800
リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメ
NikonD90 DX Nikkor10.5/2.8 X1.4Telecon ISO800
  2010.9.5
今回の台風9は、前回の7号に比べると勢力も弱く暴風圏もありません。
ほとんど台風らしい影響もなく、沖縄本島から遠離ろうとしています。
但し、強風域が広く、今日一日はまだ断続的に強い雨に見舞われそうです。

そこで、一昨日撮影したリュウキュウヤマガメの続きです。
出会った個体は、気性の荒い雄で、大きな段差があろうがお構いなしに前進し続けます。
そんな大きな段差のひとつを越えたというか、落ちたときに、仰向けにひっくり返って着地しました。
カメは、この後の行動が面白いのです。
首を思いっきり伸ばして支点にして、反動を付けて起き上がろうとします。
何度か試て起き上がった後は、休憩のつもりなのか、しばらく大人しくなり、このときが撮影のチャンスなのです。
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リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメ
NikonD90 DX Nikkor10.5/2.8 X1.4Telecon ISO800
  リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメ
NikonD90 DX Nikkor10.5/2.8 X1.4Telecon ISO800
 
2010.9.4
台風通過直後の山原(やんばる=沖縄本島北部)は、さすがに動物の姿が疎らに映ります。
ところが不思議なことに、この数年、深い渓流環境にでも入らないと目撃しなくなっていたリュウキュウヤマガメが、林道を歩いているのに2度も遭遇しました。
久しぶりに、明るい環境で撮影出来たリュウキュウヤマガメです。

海野和男さんがよく使う、対角魚眼レンズにテレコンバーターを組み合わせる撮影法。
初めて使ってみましたが、対角魚眼臭い周辺部の歪曲がカットされ、適度なボケも加わり、なかなかよい雰囲気です。
35mm換算で22mm相当の画角になるはずですが、単なる22mmワイドレンズの描写とも異なります。
周辺部の歪曲はカットされていますが、中央部の遠近感がノーマルレンズよりも誇張される印象です。
この特性を活かしてヤマガメをを撮ると、頭部の大きさが強調され、甲羅が小さく写り、ちょっとユーモラスな画像になります。
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台風7号被害
台風7号被害
Ricoh CX4
台風7号被害
台風7号被害
Ricoh CX4
台風7号被害
台風7号被害
Ricoh CX4
  2010.9.3
台風7号も通過し、天候が回復したので、やっと山原(やんばる=沖縄本島北部)にやって来ました。
台風の中心よりも西側にある事務所では、「えっ、これだけ?」という、久しぶりにしては、風雨ともに拍子抜けの台風でした。
しかし、台風の中心よりも東側に位置する山原では、そうではなかったようです。

林道の至る所に倒木や土砂崩れ、落石が見られます。
また、風の吹きだまりでは、路面を完全に覆うように、暴風雨で落ちた枝葉が積もっています。
さらに、大きな葉を四方に広げていたヒカゲヘゴも幹を残すだけの無惨な姿を晒してします。
ここ3年程は、沖縄本島を直撃する台風もなく、その間に蓄積した弱い部分がまとまって精算された印象です。

こんな台風7号による被害を見て回っているうちに、台風9号が発生したニュースが流れてきました。
7号とほぼ同じコースを辿るとの予報です。やれやれ。
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2010.9.2
ヤンバルクイナの撮影の話の続きです。
ヤンバルクイナを見つけることは、慣れないうちは、そう簡単ではありません。
やっと見つけたとしても、必ずしも大人の鳥、成鳥とは限りません。

まだ、白と黒の縞模様が不鮮明で、眼の横に見られる「過眼線」という白いラインが1本に繋がっていないなどの幼鳥かもしれません。
嘴や脚がくすんだ赤色で、鮮やかでないのも幼鳥の特徴です。
より成長した段階でも、嘴の先が白ではなく黒っぽいのは、まだ完全に成熟していない亜成鳥の証拠です。

単独のヤンバルクイナに対して、番いに遭遇する確率は、10分の1あるいはそれ以下でしょう。
しかし、これらの特徴をよく観察してみると、それは必ずしも番いでないこともあります。
成長した子と親の組み合わせや、成長した子どうし、兄弟ということもあるのです。

リコーの新型デジタルカメラCX4が、いよいよ明日発売日を迎えます。
今日のうちに手にする購入者もいることでしょう。
このヤンバルクイナは、ISO1600での撮影ですが、それ程ノイズは認められません。
高感度ノイズの低減に関しても、明らかに進化していると感じます。
  ヤンバルクイナ亜成鳥
ヤンバルクイナ亜成鳥
Ricoh CX4 300mm相当 Speedlight ISO1600
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Speedlight
  2010.9.1
台風7号も、大した被害を残さず通過しました。
これでやっと、山原(やんばる=沖縄本島北部)に撮影に出られそうそうです。

ヤンバルクイナの発見以降、山原での時間の使い方が変わりました。
かつて、撮影は日中が中心で、夜間はそれ程重要な時間でもありませんでした。
しかし、ヤンバルクイナの発見からは、夜間も日中に劣らない重要な撮影時間帯となりました。
従って、夜間の撮影は、ヤンバルクイナの探索がメインとなります。
そのオマケのように、他の夜行性動物にも遭遇出来て、撮影にも結びつくというパターンです。
言わば、夜の主役のヤンバルクイナですが、ひとつ厄介な癖があります。

まぁ、ヤンバルクイナに限った問題ではないのですが、かなりの頻度で「瞬膜」を動かすのです。
寝るときには瞼を閉じますが、ヒトの瞬きに相当する動きは、瞼ではなく瞬膜の開閉によります。
これが、たまにならばよいのですが、結構頻繁にするのです。
撮影したカットの3分の1から4分の1は、瞬膜が眼球に被さって、不自然な目付きに見えてしまうのです。
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