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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。
ありがとうございました。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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2009.11.28
山原(やんばる=沖縄本島北部)の森も、いよいよ秋色が濃くなってきました。 常緑の亜熱帯林では、紅(黄)葉する木は少数派ですが、ないわけではありません。 紅葉するのはハゼノキでなどわずかですが、黄葉する木は、それに比べれば少なくもありません。 このアカメガシワもそのひとつです。 もっとも、このような状態は一瞬のことで、間もなく和名の由来でもある「赤芽」の芽吹きを迎えますから、印象に薄いのも当然です。
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アカメガシワ黄葉
Ricoh CX2
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2009.11.26
連休から取りかかっていた、年末特番の編集作業を仕上げて、午後放送局に届けてきました。 久しぶりにビールでも呑んで、ゆっくり寝ようと、事務所に向かっていると、チガヤの群落が斜光に照らされて、輝いていました。 一時、ビールと昼寝の誘惑は忘れて、車を停めました。 その場所に近づき、シャッターを切ってみましたが、どうも先程見た光景とは違います。 撮影しながら気づいたのですが、チガヤの穂が風に揺られながら、ときどき綿毛が飛んでいきます。 既に、穂の綿毛が風に飛ばされて、痩せてしまっていたようです。もう何日か早ければ、イメージどおりの光景だったのかもしれません。 ともかく、今日も快晴に恵まれた一日です。
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チガヤ
Ricoh CX2
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夕闇
Ricoh CX2
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2009.11.25
もうこのまま、沖縄の冬に入ってしまうのかと思う天気が続いていましたが、今日は久しぶりの快晴、、だったようです。 しかし、年末特別TV番組の編集作業をしているために、フィールドには出られません。 ここ数日、事務所に籠りっきりの生活をしています。事務所は、パソコンのモニタを正しい色で見るために、外光はほとんど入らないようにしています。 そのために、窓を開けたり、外に出ない限り、詳しい天気は判りません。 夕方になって、訪問者があるため玄関を開けたところ、夕焼けの余韻を味会うことが出来ました。 明日には、編集作業も仕上がりそうです。
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2009.11.23
ゲットウは長い期間に渡って、さまざまなステージを楽しめる植物です。 梅雨の頃に見られる蕾と花は、それぞれに味わいがあります。 そして、初夏の頃に見られる黄緑色の実も、新鮮な鮮やかさが印象的です。 さらに、秋に見られる深紅の実は、亜熱帯の秋には珍しい季節感溢れる存在と言えます。 その深紅の実が爆ぜて、中から灰色の実が散らばるのが、今の季節です。 その後は、空っぽになってしまった籠のようなものだけが残ります。
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ゲットウ実
Ricoh CX2 Speedight
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ツワブキ蕾
Ricoh CX2
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2009.11.22
今月5日に、早くも開花し始めた山原(やんばる=沖縄本島北部)のツワブキを紹介しました。 それがとうとう、事務所の裏のツワブキにも、たわわな蕾が着いているのを見つけました。 これはもう、冬の到来を認めないわけにはいかないといった心境です。 「たわわ」という表現は、実以外に使うのは間違いなのかもしれませんが、この見事な密集ぶりは「たわわ」という表現が最適に思われました。
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2009.11.21
コノハチョウの成虫の出現期は、梅雨明け直後の6月後半から7月前半がピークになります。 しかし、真冬にもまだかなり奇麗な個体が見られるなど、成虫でも越冬します。 もっとも、真冬に新成虫が誕生してくることもないでしょうから、最後の羽化はいつ頃になるのでしょう? 自然界ではほとんど交尾が観察されたことがないなど、個体数の割に謎の残された種です。そこがまた、コノハチョウの魅力のひとつなのですが。
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コノハチョウ
NikonD90 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED X1.4Telecon Speedlight ISO1600
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2009.11.20
1cmにも満たない小型の蛾ですが、拡大してみると結構派手に見えます。 ほとんどが、灯火に飛来した姿ばかり見ているので何とも言えませんが、よく緑の葉の上にとまっています。 この色彩では目立ってしまうだろうな?と思っていましたが、今回見つけたのはピンク色のタイルの上でした。 まぁ、これも目立ってしまうのには変わりありませんが、さり気なくカラーコーディネートしている(?)ところが気に入りました。
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アカスジシロコケガ
Ricoh CX2 Speedight
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オオタニワタリ胞子
Ricoh CX2
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2009.11.18
沖縄に戻ってから、曇りか冷たい雨の何れかの毎日です。 さらに北風も加わって、すっかり沖縄の冬の条件をすべて満たしてしまった印象です。 週間天気予報も、傘と雲のマークが並んでいます。 暫くは、明るい陽射しもお預けかと思っていたところ、今日は午後から時折陽が顔を覗かせる空模様に回復しました。 そんなときは、その陽射しを感じさせる遠景に眼が行き勝ちですが、意外にもそのときにレンズを向けたのは、シダ植物の葉裏でした。 オオタニワタリは、樹木に着生して大きく葉を拡げるシダの仲間ですが、葉裏に細い筋状に並んだ胞子の列は、ちょっと新鮮に感じられました。 拡大して見ると、細かいブラシのようにも見え、新たな被写体に出会ったような気持ちでした。
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ハリツルマサキ花
Ricoh CX2
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ハリツルマサキ実
Ricoh CX2
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2009.11.16
沖縄の生活に戻りました。 いつもは地味なハリツルマサキが、最も存在感を増すのは冬のことです。 薄紅色から紅色の袋状の実をたくさん着けるためです。 以前は、秋に白い小さな花が咲き、ぐっと寒くなる頃に実が目立つようになるイメージでした。 しかし、今年は夏から花が見られ、既に実が見頃な枝もあります。 すべてを異常気象、温暖化に結びつけるのは短絡的ですが、このハリツルマサキも以前の季節感とはズレが出てきているようです。
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カマキリ
Ricoh GR-DIGITAL III
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カマキリ
Ricoh GR-DIGITAL III Speedlight
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2009.11.14
東京の家の私の部屋から、網戸越しにいるカマキリを見つけました。 チョウセンカマキリでしょうか?オオカマキリでしょうか? 少し時間を置いてから見ても、まだ同じ場所に、同じポーズでいます。 窓を開けて、直接見てみると、大きく膨らんだ腹部。どうも、この場所に産卵しようとしていたようです。 薄暗くなった夕方に、雨戸を閉めていたら、気づかずに潰してしまっていたかもしれません。親も卵曩も。 明るいうちに、気づいて事無きを得ました。それにしても、秋ですね。
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秋葉
Ricoh CX2
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2009.11.12
東京の空は、連日、曇りか雨です。 昨日は、一日で、この季節の一ヵ月分の雨が降ったそうです。 今日も、時折、雨が落ちてくる空模様。 しかし、沖縄と違って、東京の秋雨は何処か風情がありますね。
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2009.11.10
今日は、いつも愛用しているリコーのデジタルカメラの新製品発表会がありました。 今回のGXRは、画期的な製品です。 簡単に言えば、レンズ交換式コンパクトデジタルカメラなのですが、単純なレンズ交換式ではありません。 レンズだけではなく、撮像素子ごと交換されるのです。 しかも、撮像素子がレンズによって、サイズや画素数まで異なるのです。 間もなく発売されるレンズは、1/1.7型CCD+24-72mm相当レンズと、APS-C型CMOS50mmF2.5相当マクロレンズの2本だけですが、これからのシステム展開が楽しみです。 例えば、虫の眼レンズユニット、高速撮影ユニット、ムービー専用ユニットなどが発売されれば、これこそデジタルでしか実現出来ない世界が、そこにはあるでしょう。
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リコーGXR
Ricoh GR-DIGITAL III
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ノボタン実
Ricoh CX2
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2009.11.8
梅雨の季節の林道沿いのあちらこちらで、咲き誇っていたノボタンの花。 今の季節は、すっかり実と葉だけになっています。 あるとき、この実が多べられることを知り、味を試してみたことがあります。 ほのかに甘くて、シャリシャリとした食感は、どこかゼリーのようでもありました。 そのときは、より寒い季節で、自然に実が爆ぜて、中の濃いピンク色の果肉が見えていたように思います。 今年は、もう少ししてからにしますか。
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2009.11.7
沖縄の秋によく見られる動物にも、いろいろありますが、今晩はその中でもあまり会いたくないやつに遭遇しました。 ハブです。 完全な冬眠もせずに、ほぼ一年中活動していますが、この時期、気温が低下して餌の少なくなる冬を前に、動きが活発になります。 もっとも、最近では希少動物と化しているので、出会う度に、撮影しておこうと努力しています。 この個体は、1.8m近くもある大物でしたが、場所が悪く、記録写真だけしか撮れませんでした。
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ハブ
Ricoh CX2 Speedlight
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伊部岳
Ricoh CX2
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2009.11.6
今日は、久しぶりの好天に恵まれました。 秋の柔らかい陽射しに照らされて、森の木々も心地良さそうです。 10月後半から、あまり天候に恵まれない日が続きましたが、やっと空の機嫌も治ったようです。 亜熱帯沖縄の10月は、まだ暑い日が少なくありません。 沖縄で、暑くもなく、寒くもなく、最も快適に過ごせるのは、11月だと思います。 しかし、天気との兼ね合いもあり、実質2週間程度しか甘受できない貴重な季節です。 12月に入れば、間もなく北風の吹き荒れる季節がやってきます。
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ツワブキ
Ricoh CX2
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2009.11.5
夜、林道を歩いていると、ツワブキの蕾がいくつも見つかりました。 いよいよ、ツワブキも開花する冬も間近なのかと驚きました。 しかし、開花にはまだ少し時間があるに違いないと思っていたところ、しっかり開いている花まで見つけてしまいました。 まぁ、このところ肌寒い日が続いていますから、仕方ないですね。 ツワブキは、本土では秋の花ですが、亜熱帯沖縄では、冬を代表する花のひとつなのです。
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2009.11.4
ススキの花穂が目立つようになってきました。 さらに、花穂が開いて傾くようになると、よりそれらしい姿になるのでしょう。 しかし、この状態で斜光に照らされた花穂も、決して悪くはありません。 ここまで書いて、ススキとオギの区別は面倒だった記憶が頭をもたげました。 識別点のひとつにオギのほうが大きいとありますが、沖縄のススキが別格で5m近くにまで生長するともあります。 ますます、分かりません・・・
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ススキ?
Ricoh CX2
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カキ
Ricoh CX2
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2009.11.3
関東地方では、木枯らし1号が吹いたそうです。 寒さで、柿の実も赤さを増したでしょうか。あるいは、強風で落ちた実もあるでしょう。 30数年前に沖縄に来た当時、柿の木を見かけることは、まずありませんでした。 その後、庭木として植えられるようになって、今頃の季節になると、色づいた実が結構見られるようになりました。 果たして、これらの柿は甘柿なのでしょうか?それとも渋柿なのでしょうか? 子供の頃なら、素知らぬ顔で食べてしまうところですが、今ではちょっとその勇気がありません。
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2009.11.2
今秋初めての冬型の気圧配置になり、本土ではかなり気温が低下したようですね。 沖縄では、日中は半袖で過ごせましたが、夜は初めて長袖の生活になりました。 気温そのものよりも、台風の接近を思わせるような強風に、体感温度が下がったのでしょう。 どうも、先週末より天気が不安定です。雨、曇り、束の間の晴れ間と、一日の中でも目まぐるしく天気が変わります。 意外と、こんなときに奇麗な夕焼けが見えたりもするのですが、なかなかタイミングが難しいですね。
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夕方の海
Ricoh CX2
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クロイワツクツク雄
Ricoh CX2 Speedlight 300mm相当
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2009.11.1
今日で、拙サイト開設9年目に入りました。これからも、度々サボリながら、数日分遡ったりしながら更新していきますので、よろしくお願いします。 沖縄本島地方は、土曜日から天気が崩れ、今日も午前中はときどき強い雨脚。昼頃には青空と強い陽射しが戻りましたが、夕方から再び厚い雲が広がっています。 11月に入っても、まだまだクロイワツクツクやオオシマゼミの鳴き声は止みません。今月いっぱいは、まだ頑張ってくれるはずです。 先週、山原(やんばる=沖縄本島北部)に撮影に行ったとき、ラジオ番組で「石垣島ではまだセミが鳴いています。さすが、石垣島」と沖縄のタレントさんが発言していました。 これだけ騒々しく鳴いていても、意外と存在が知られていないのだなぁ・・
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