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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。
これからも、よろしくお願い致します。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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ミニモーク?
Ricoh GX200 Speedlight
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2008.9.25
相変わらず、奄美大島ネタを引きずっていますが、これで最後です。空港近くの飲食店のディスプレイに珍しい車を見つけました。恐らく、ミニモーク。 見るからにユニークな外観ですが、この車にこだわるのには理由があります。私の愛して止まない「プリズナーNo.6」というTVムービーに度々登場した車なのです。もっとも、その正確な車種名はビッグモークなのですが、両車の区別は曖昧で、よく判りません。 ※その後、調べてみると、どうもビッグモークの可能性が高いように思えてきました・・・
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2008.9.24
奄美大島で撮影して、種名が不明のままだった植物に、今日になって判ったものがあります。この赤い実、撮影直後から、サルトリイバラかサンキライ類の実だとは思っていたのですが、確定できないまま、詳しい人に判断を委ねていました。 その間、私も調べてみましたが、サンキライ類は熟すと実が黒っぽくなるのに対し、サルトリイバラ類は赤くなるというのが決め手になりました。しかし、最後まで引っ掛かったのが、花柄が見えないことでしたが、ひとつひとつの実が肥大して隠れてしまった結果のようです。その証拠に、蔓は実の塊の中心を通っていませんよね。
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オキナワサルトリイバラ実
Ricoh R10
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ハシカンボク
Ricoh GX200
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2008.9.23
どうも、まだ奄美大島を引きずっています。 今の季節、奄美大島で印象的だった花は、このハシカンボク。山原(やんばる=沖縄本島北部)でも、度々目にする種なので、珍しくも何ともないのですが、何となく奄美大島のほうが絵になるシュチエーションが多かった所為でしょうか。 特に、山原では余り見掛けない、ヒカゲヘゴの幹に着生した状況を何度か目撃しました。ハシカンボクもヒカゲヘゴも同じ種なのに、どこが違うのでしょうね。
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2008.9.22
11日振りに沖縄に戻ってきましたが、まだ奄美での生活のリズムが抜け切りません。沖縄本島と奄美大島の感覚が混在しているところがあります。 もっとも、この感覚は奄美大島にいたときから感じていたことです。それ程、両島の生物の共通種が多かったのです。撮影をしながら、ふっと、今何処にいるのか混乱したことも一度ではありませんでした。 一方で、そのような共通種を前にしても、沖縄本島と奄美大島の現状の違いを感じた場面もありました。まず、奄美大島では、至る処でセミの大合唱です。しかし、今年の沖縄本島は、異様な程のセミの少なさです。鳴いているのは、リュウキュウアブラゼミ、オオシマゼミ、クロイワツクツクと両島の共通種ばかりなので、一層、その違いが際立ちます。 さらに、今回の奄美大島では日本最大のクモ、オオジョロウグモの数に圧倒されました。それに比べて、今年の沖縄本島でのオオジョロウグモの姿は寂しい限りです。この差は、いったい何処に原因があるのでしょうか?気になるところです。
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オオジョロウグモ
NikonD300 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedlight
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アマミヤマシギ
NikonD300 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedlight
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2008.9.21
一晩中、奄美大島の林道を走り回った後、早朝の奄美新港からフェリーに乗り、帰途に着きました。先日通過した台風13号の影響で、船便が3日間欠航していたため、各島の港に貨物が山積され、その積み降ろしのために2時間遅れの航行となりました。まぁ、連日の睡眠不足には、ちょうどよい休息でした。 沖縄本島が近づくに連れ、徐々に疲れもとれ、今回の奄美取材をちょっと振り返ってみました。最大の目的だったアマミノクロウサギの個体数の少なさと撮影の難易度は前回同様、ほぼ予想どおりでした。一方、かつて林道を一晩走れば30個体前後も目撃したアマミヤマシギの少なさが気になりました。今回の遭遇頻度は、クロウサギ並み。一晩の目撃数が10羽を越えることはありませんでした。やはり、クロウサギ同様、マングースやノネコの餌食になっているのでしょうか。
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2008.9.20
今回の奄美取材も残りわずかとなりました。最大の目標のアマミノクロウサギは、満足とまではいきませんが、何とか撮影することが出来ました。 一方、アマミモリバッタは、結局成虫には会えず仕舞いでした。ちょうどそんな時期だったのでしょうか。ルリカケス、ナミアカヒゲ、オーストンオオアカゲラも、目にはしましたが、撮影には至りませんでした。まぁ、残念と言えば残念ですが、この想いがまた次回の取材の原動力となります。 今の時期、奄美大島の森で、度々、目に止まったのが、このゴンズイの爆ぜた赤い実でした。晴れればまだまだ暑い亜熱帯の島ですが、こんなところに、ちょっと秋らしさも感じられました。
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ゴンズイ実
NikonD300 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedlight
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リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh GX200 Speedlight
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2008.9.19
午後は、これまでクロウサギとの出逢いを求めて、夜ばかり走っていた、林道に向かいました。夜のライトの届く範囲だけの景色と、昼間のそれとでは、全く別世界でした。 夜には全く姿を見ることもないリュウキュウハグロトンボが、あちらこちらの葉の上で、メタリックな体色を誇らしげに晒しているが、特に印象的でした。山原(やんばる=沖縄本島北部)でもよく見かける姿なのですが、1週間ぶりに晴れ間の広がった森での象徴的な光景に、新鮮さを感じました。
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2008.9.19
奄美大島南部の海岸には、大規模なソテツの自生地があります。海岸沿いの環境のために、条件が整えば、亜熱帯のエメラルド色の海が背景になるはずです。 しかし、今回の奄美取材は雨に祟られて、そのような南国らしい影像は全く撮影出来ていません。昨日も、朝は台風一過の快晴だったのですが、午後にこの場所を訪れてみると、既に雲が広がり、しかも逆光と、条件は整いませんでした。 そこで、今日は少し早起きして、再度撮影に臨みました。思ったとおりの景色に、昨夜のクロウサギ探しに続く寝不足も、吹き飛んでしまいました。
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ソテツ自生地
NikonD300 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
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2008.9.17
昨日、今日と台風13号の影響で、夜のクロウサギ探しはお休みでした。沖縄本島を経つときは、中国大陸に抜ける予想だったのに、奄美諸島にまで追い掛けてくるとは思いもしませんでした。 これは、昨夜やっと撮影に成功したアマミノクロウサギです。数10秒間じっとしてくれてた個体を車のウィンドゥ越しにビデオ撮影したものです。さらに、車を降りて撮影しようとしたら、逃げられてしまいました。 最近の車は次々に便利な機能が採用されています。フロントガラスも、きっと安全性を高めるために、いろいろな工夫がなされているのでしょう。しかし、一方で撮影には不向きになってきた気がします。以前は、フロントガラス越しでも、もっとシャープに写った印象があるのですが・・・
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アマミノクロウサギ
Sony HVR-V1J
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エサキモンキツノカメムシ
Ricoh GX200 Speedlight
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2008.9.16
昨日とは反対に、やはりここは沖縄とは違うなと感じる瞬間もあります。特に、本土との共通種を見ると、日本の亜熱帯の北端であることを意識させられます。 このエサキモンキツノカメムシも、胸部のハートマークが印象的なのですが、沖縄には生息していない種です。それを偶然、ソテツの葉の裏で見つけることが出来ました。やはり、このような種に出逢えると嬉しいものです。何から何まで、沖縄本島と共通種ばかりでは、わざわざ奄美大島にやって来た意味がありませんからね。
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2008.9.15
奄美大島の森で撮影をしていると、ふっと山原(やんばる=沖縄本島北部)にいるのではないかと錯覚を抱くことが度々です。それ程、両島の共通種が多いということです。 それに比べて、同じ沖縄でありながら、山原と八重山諸島の生物の共通種は、それ程多くはありません。沖縄県と鹿児島県という、人間が設定した境界線よりも、生物の分布のほうが、それぞれの地域の特性を表していると言えるでしょう。 イシカワガエルは、地球上で山原と奄美大島だけに生息しています。確かに、そっくりです。まぁ、同種なのですから、当然なのですが。しかし、最近のDNA解析では、山原とイシカワガエルと奄美大島のイシカワガエルとでは、別種と言ってもよい程差があるそうです。そう言われれば、確かに奄美大島のイシカワガエルのほうが、黄色味が強く、小型に感じます。何れ、アマミイシカワガエルとオキナワイシカワガエルと呼ばれるようになるのでしょうか。
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イシカワガエル
NikonD300 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED Speedlight
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黒糖酒のディスプレイ
Ricoh R10
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2008.9.14
沖縄を代表する酒と言えば泡盛ですが、奄美では、それが黒糖酒に取って代わります。島の中を走っていると、酒造会社の前に、高さ3m程の酒瓶を模したディスプレイが目に付きます。 かつて沖縄でも、同じような泡盛のディスプレイがありましたが、現在ではすべて姿を消してしまっています。沖縄の物は、コンクリート製だったので、表面の塗装さえやり直せば、かなりの耐久性はあったと思うのですが。 懐かしい物に出逢ったような気がして、近づいてみると、それは本体がステンレス製で、それに樹脂フィルムが被せてあるものでした。似て非なる物というか、何と言うか、ちょっと期待外れでした。
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2008.9.13
クロウサギに比べれば、難易度の低い被写体ですが、今回是非撮影したもののひとつが、このアマミモリバッタ。モリバッタの仲間は、琉球列島の大きな島に生息していますが、それぞれの島によって色彩が異なり、亜種に分けられています。 その最北端に分布するアマミモリバッタは、最も体色が濃く見えます。これまでスチル撮影はしていますが、ビデオ撮影はまだ未体験なので、今回の取材中に果たしたい目標です。今日は、1匹の幼虫に出逢うことが出来ました。次は、成虫をお願いします。
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アマミモリバッタ幼虫
Ricoh R10 Speedlight
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アマミノクロウサギの糞
Ricoh GX200
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2008.9.13
一夜明けての奄美大島は、近海にある台風13号の影響でしょうか、どんよりとした雲に覆われ、ときおりパラパラと雨も落ちてきます。 昨夜走った林道を走ってみると、至る所に、クロウサギの糞が落ちています。しかも、そのほとんどが新鮮なものです。ということは、クロウサギは、頻繁にこの林道上に出没しているようです。 さて、今回の10日間のクロウサギの撮影は、どのような方法でいきましょうか?神経質ですぐに茂みに逃げ込んでしまうクロウサギを、昨夜のように車を走らせながら探して撮影するのは、余程運が良くなければ、成功には結びつきそうにありません。それでなければ、このように新鮮な糞の集中している所に身を隠すテントを張って、出現するのを待ち伏せる方法もありますが、かなり待ち時間を費やすことは想像に難くありません。さて、どうしましょうか?
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2008.9.12
今日の早朝のフェリーに車を載せて、夜遅くに奄美大島に着きました。奄美大島は10年振りになるでしょうか? 奄美大島と言えば、何と言っても特別天然記念物アマミノクロウサギです。過去に3度程奄美大島を訪れていますが、神経質なクロウサギは、スチル写真では、1カットだけ何とか見られるカットがありますが、ビデオ撮影は、わずかに土砂降りの林道で一瞬振り返って、顔を見せてくれるだけのシーンしかありません。今回は、何としてもハイビジョンビデオ撮影を成功させたいものです。 奄美大島上陸直後に林道に向かい4時間程クロウサギを探しましたが、目撃したのは、3個体だけでした。しかも、どれも一瞬にして草むらに逃げ込んでしまい、撮影どころではありません。今回の撮影も前途多難のようです。そんな中、生息地の林道脇には、こんな注意看板がありました。お役所設置の看板ですが、なかなかのセンスに笑ってしまいました。
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クロウサギ注意看板
Ricoh R10 Speedlight
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2008.9.10
今回の東京滞在も、今日まででですが、今日の被写体は、昔から何度となく、レンズを向けたツマグロオオヨコバイです。 一昨日のホオズキカメムシ、昨日のスケバハゴロモが、今回初めて出逢った種に対して、このツマグロオオヨコバイは、その反対で、昔から昆虫撮影の練習台の常連でした。文献によると、沖縄にも生息しているらしいのですが、未だ一度も目撃したことがありません。全く逆のパターンです。 このような条件での撮影は、なかなか見た目のイメージどおりにはいかないものです。オートの設定のままでは、ストロボが明るく光り過ぎて、葉の逆光による透明感がなくなってしまったり、反対にストロボ光が弱過ぎて、虫がシルエットになってしまったりと・・・やはり、自然光とストロボ光のレベルが独立して調整出来てこその画像表現と言えるでしょう。
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ツマグロオオヨコバイ
Ricoh R10 Speedlight
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スケバハゴロモ
Ricoh R10 Speedlight
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2008.9.9
沖縄では、ヒトツメハゴロモという種に、何度となくレンズを向けてきました。その近縁種のスケバハゴロモが、本土に生息していることは知っていましたが、それを実際に見つけたのも、撮影したのも、今回が初めてのことです。 これもまた、東京の実家の庭での収穫です。これまで、全く見たこともなかった種を、昨日に続き目撃するのは、嬉しいことですが、その背景を考えると、ちょっと不安でもあるというのが、本当のところです。
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2008.9.8
今日から、会議に出席のために、東京に2泊で滞在です。用事の合間を狙って、実家の庭で被写体探しとなります。 今日の収穫は、ホオズキカメムシ。沖縄では、何度となく見つけて、何度となくレンズを向けた被写体ですが、東京、いえ、沖縄以外で見るのも、撮るのも、これが初めて気がします。 中学、高校の頃は、どんなに時間を掛けても、実家に庭では見た記憶がなにのですが、これも温暖化の影響なのでしょうか?
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ホオズキカメムシ
Ricoh R10 Speedlight
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イワカワシジミ雄
Ricoh R10
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2008.9.7
久しぶりにイワカワシジミの姿を見ました。しかも、新鮮個体を5~6頭も。どれも雄ですので、秋世代の羽化が始まったばかりなのでしょう。 今年は空梅雨で、その後も小雨傾向が続いていましたから、夏枯れの影響は長く続くものと思っていましたが、実際は、秋の昆虫の出現は早いようです。 夕方の日陰での撮影で、イワカワシジミ特有の翅の薄緑色があまり再現されませんでした。そこで、撮影後のカメラ内での色調補正を使ってみました。夕暮れ時の淡い光線状態と翅の微妙な色が再現されたと思います。
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2008.9.6
タイワンウオクサギの花は、目立たない地味なものですが、昆虫たち、特にチョウには人気があります。昆虫が集まるとなれば、もちろんその人気にあやかって、捕食性の昆虫もやって来ます。 この花の下では、ハラビロカマキリの幼虫が、ハチを捕食していました。最初、セイヨウミツバチかと思いましたが、濃い体色や、長い腹部からは別種のようです。ハラナガツチバチあたりでしょうか? リコーのRシリーズ(R3以降)は、7.1倍の高倍率ズームにもかかわらず、ボケが素直で見易い印象があります。今回も、その良さはしっかり継承されているようです。
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ハラビロカマキリ幼虫
Ricoh R10
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コシブトトンボ雄
Ricoh R10
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2008.9.6
今日は、昨日と打って変わって、いろいろな被写体に出会えました。中でも、印象的だったのが、このコシブトトンボの成熟雄です。久しぶりに見る青い眼は、新鮮に映りました。 夕暮れ時に、94mm相当でISO100撮影では、さすがにブレを頻発したので、ISO200に設定して、F4.7&1/45sec.で写し止めることが出来ました。
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フタホシハゴロモ
Ricoh R10
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2008.9.5
撮影時間が出来たものの、今日はどうも被写体運のない日でした。皮肉なものですね。 今日出逢った昆虫らしい昆虫と言えば、このフタホシハゴロモだけでした。もう少し凝った撮影をしたかったのですが、落ち着きがなく、写し止めるのがやっとでした。 まぁ、それにしても贅沢になったものです。私が昆虫の撮影を始めた30年以上前には、このような体長10mm以下の昆虫を撮影するのは、大変なことでした。機材も照明もそれなりに改造して工夫を凝らさないと、フォーカスも露出も合わない世界です。それが、今や200g弱のコンパクトボディで、特別なアクセサリーも必要としないのですから、隔世の感があります。
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2008.9.4
ここ数日、本土からの来客対応で、あまり撮影に時間が割けませんでした。夕方、那覇空港に見送りに行ったところ、ちょうど沖合の慶良間諸島方向に陽が傾く時間でした。 真正面に太陽が位置する、ゴースト、ハレーションの気になる条件ですが、思った程の影響は感じられません。この点も、次第に改善されている要素のように思われます。 さぁ、いよいよ明日はR10の発売日ですね。
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夕焼け
Ricoh R10
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リコーR10(上)とR8
Ricoh GX200
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2008.9.3
リコーR10は前機種R8に比べて、あまり大きな外観の差はありません。背面側の最も大きな違いと言えば、液晶が2.7型から3型に大型化したことでしょう。数値的には、1割強の違いですが、このように並べてみると、それ以上の差に感じられます。しかし、これ以上のサイズの液晶の搭載は、ボディサイズを変更しない限り難しそうですね。 次に気づく違いと言えば、Fn(ファンクション)ボタンが追加されたことでしょう。その上にあるADJボタンには、カスタム機能を4つ登録できます。さらにFnボタンにひとつ、合計5つの機能を呼び出し、操作することが出来ます。最優先の機能をFnに登録することになりますが、私の場合は、AFターゲットの移動機能を選択しています。ADJボタンには、露出補正、ホワイトバランス、ISO、ストロボ調光補正を割り当てています。格段に便利になっていますが、さらに「最小絞り固定」も割り当てられると、もう完璧なのですが。
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2008.9.1
今日から使い始めた新型デジタルカメラ。いくつかの新機能が搭載されていますが、個人的に最も気になるのは、ストロボの発光レベルが自然光とは独立して調節出来ることです。 小さく動き回る昆虫の接写では、ストロボを多用します。しかし、オート任せでストロボを発光させると、往々にして被写体だけ明るく、背景が暗い、まるで夜に撮影したような画像になり勝ちです。 それを防ぐためには、自然光の明るさとストロボ光の明るさを別々に調整することが不可欠です。しかし、普及タイプの機種では、そこまでの調整機能を持っていることはまずありません。リコーのRシリーズは、メーカーでも「スタンダード」と呼ばれている普及機種です。その位置付けのカメラに高級機並みの機能が搭載されたのは驚くばかりです。これで、かなり守備範囲が拡がったのは間違いありません。
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オオシマゴマダラカミキリ
Ricoh R10 Speedlight
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ウスカワマイマイ
Ricoh R10
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2008.9.1
次にウスカワマイマイを見つけてレンズを向けたのですが、物陰で暗く、58mm相当でF4.3の1/24sec.やはりブレ防止機能が向上しているのはないかと感じる条件です。 ここで、再び雨脚が強くなってきたので、撮影を中断せざるを得ませんでした。明日は晴れてくれるとよいのですが。
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2008.9.1
さぁ、新型カメラでのテスト撮影だと意気込んでいたのに、朝からの雷雨。昼前になって、やっと小降りになった隙を突いての撮影です。 まずは、クワズイモの大きな葉の上に溜った水滴群。焦点距離94mm相当のマクロモードで、最小絞り機能をONにしてF7.1。ISO100でシャッタースピードは1/34sec.前機種のR8で、ブレ防止機能が向上した印象がありましたが、R10はさらに向上しているかもしれません。しかし、この機能はなかなか比較が難しいので、評価は難しいところです。
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クワズイモの葉と水滴
Ricoh R10
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