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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。
ありがとうございました。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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2006.6.30
昨日に続いて、今日も快晴の一日です。昨日までは空撮のために、朝起きては空を眺め、気象情報をチェックする毎日でした。よい天気でも、この後天気が崩れるのではないかと、どうも疑いの目で見てしまいます。 無事、空撮も終えた今日、そんな日課からも解放され、久しぶりに素直に好天を楽しめたような気がします。夏空の下、咲き乱れるランタナの花、そこに訪れる数々の昆虫たち。まぁ、昆虫の姿はまともにとらえられませんでしたけど、またこのような撮影に専念出来ますね。
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ランタナの花と夏空
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
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沖縄本島最北端「辺戸岬」
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED PL-Filter
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2006.6.29
23日以来、やっと今日になって山原(やんばる=沖縄本島北部)の空撮を果たすことが出来ました。この1週間、毎日あらゆる気象情報と睨めっこの毎日でしたが、初日にフライングしてしまったので、判断は慎重の上にも慎重になります。 昨年の今頃は、やはり八重山諸島での空撮に悩まされていましたが、沖縄本島の中部と北部の天気がこれ程違うものかと悩まされた1週間でした。しかし、今朝は起きたときから何となく予感がありました。中部の大気も何処かこれまではとは違うのです。それでも、現地の見える場所まで行ってみないことには、最終的には判りません。 その結果、これで5回目となる山原の空撮の中で、最もよい気象条件に恵まれました。それをハイビジョン映像で撮影出来たのですから、これ以上欲張ったら、罰が当たりますね。
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2006.6.28
今年既に2回フラれているクロイワゼミの羽化を、三度目の正直でやっと撮影出来ました。 運良く、これまでにない道路から近い林床で、羽化の始まったばかりの雌を見つけました。慌てて車に戻って、ビデオを担いできて撮影を始めました。ところが、ほぼ羽化が終盤に差し掛かったところで、急に激しいスコールに襲われました。焦りながら、機材に覆いをかけていると、今度は急に腹痛に襲われるし、散々な撮影となりました。それでも今年初めて、それもハイビジョンでクロイワゼミを撮影することが叶いました。 羽化終了後に超広角スチル撮影する頃には、スコールも過ぎ、森の中には夕陽の斜光が射し込んできました。
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クロイワゼミ雌羽化
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversionLens
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那覇空港の夏空
Ricoh CaplioG500wide Wide-conversionLens
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2006.6.27
今日も山原(やんばる=沖縄本島北部)のハイビジョンによる空撮をすべく、那覇空港でスタンバイしたのですが、山原の雲量が多く中止しました。 那覇市内や沖縄本島中部地域までは、連日申し分のない好天なのですが、目的の北部山岳地域だけは雲が掛かり、上空からの撮影に踏み切れずにいます。 昨年の今頃も八重山諸島の空撮に苦労しましたが、今年は山原で同じことに悩まされています。さて、いつ決着が着くでしょうか。
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2006.6.26
一昨日の雪辱を何とか果たすことが出来ました。やはり被写体を追い掛けては駄目ですね。この場所と決めたらそこからカメラを動かさずに、相手が近寄って来るのをひたすら待つ、これしかありません。まぁ、これは陸上でも同じことなのですが。 渓流の淡水魚を撮影するためにドライスーツを着て水面でじっとしていたら、水死体と間違えられて警察に通報されたという写真家のエピソードも頷ける気がします。 ところで、カエルの幼生オタマジャクシは、真上から見ると明らかに特有の形をしていますが、真横から見るとほとんど魚のように見えるのですね。
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ヒメアマガエル幼生
Ricoh Caplio 500Gwide Wideconnversion-Lens
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ヒメアマガエル幼生
Ricoh Caplio 500Gwide Wideconnversion-Lens Speedlight
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2006.6.24
今日の空撮もスタンバイはしたものの、昨日より条件が良いとは判断出来ずに再び延期しました。 そこで、急に空いてしまった時間で、一昨日に続いて水中撮影を試みました。植物だけでは面白くないので、何とか動物を撮影してみたかったのです。 結果は惨敗でした。水中の動物がこれ程敏感だとは思いませんでした。こちらのちょっとした動きにも反応して逃げてしまいます。まぁ、空気より濃い水を間に介しているのですから、当然と言えば当然なのですが。
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2006.6.23
今日は初めてハビジョンカメラによる山原(やんばる=沖縄本島北部)の空撮を予定していたのですが、天候の都合で延期となってしまいました。写真の青空から信じられないかもしれませんが、これは那覇空港の空なのです。 当初11:00テイクオフ予定だったのですが、現地の雲量が多く、3時間遅れでのスタートになりました。撮影予定地の目前まではまぁまぁの天候だったのですが、ちょうど撮影予定にしていた尾根に雨雲が接するようにたれ込めているのを見て、その時点で引き返してきたのです。とんだフライングでした・・・ 今の時代は、詳細な気象データや各地のライブカメラ映像と、さまざまなデータが入手可能なのですが、最終的には現地を見てみないとダメなものはダメなのですね。明日の判断はより慎重にしなければなりません。
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アエロスパシアル式AS350B型
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
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ウリカワの花
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversionLens
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2006.6.22
昨日届いた新型防水カメラリコーキャプリオ500Gワイドの威力を体感してみようと、目当ての池に足を伸ばしました。ところが、いつの間にかに水生植物が繁茂していて、ほとんど水面を覆っているのです。これでは、思い描いてきたような水中写真が撮れる環境ではありません。 わずかな隙間を見つけて、なんとか水中にカメラを入れて撮ったのが、この写真です。このような半分が水中、半分が陸上が写っている写真を半水面など呼びますが、この構図に永年憧れていました。水中専用に設計されたレンズでは、このように両方にピントが合わないのです。そのために、魚眼レンズや超広角レンズをハウジングに入れて撮影しなければならないのですが、そのハウジングがカメラやレンズ本体以上に高価な代物なのです。それがやっと実現出来たのですから、感激です。今年の夏は、もっとそれらしい雰囲気の写真に挑戦したいですね。
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2006.6.22
リュウキュウアブラゼミを見つけた隣には、シマグワの古木がありました。この木の常連のオキナワクワゾウムシでもいないかと近づいてみると、幹に見慣れないウンカの仲間がいます。まずは、同定用にとレンズを向けてみたところ、その近くにたくさんの同じ姿を見つけました。 手元の図鑑を開いてみましたが、該当する種が見当たりません。しかし、これだけ数がいるのですから、それ程の希少種でもないでしょう。見事に樹皮にカムフラージュしていますから、意外とこれまで見逃してきた可能性も考えられますね。 ※いくつかの掲示板でお付き合いのある、くまじろうさん(H.N.)という方からアドバイスを頂き、クロイワオオクサビウンカであることが判りました。マルウンカ科というのが意外でした。
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ウンカの一種
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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リュウキュウアブラゼミ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.6.22
外に出れば、景色は夏の訪れを感じますが、まだまだセミの声や姿は少ないようです。やはり、あの騒々しいクマゼミが鳴き始めていないのが、その大きな原因でしょう。 今朝、ちょっとした撮影のために那覇市内で一番自然環境の残っている森へと行って来ました。すると、リュウキュウアブラゼミの鳴き声と姿がありました。まだ、2匹だけでしたが、今年初めて目撃したリュウキュウアブラゼミです。あるいは、今年初めて撮影したセミの映像かもしれません。沖縄本島で早くから鳴き始めるイワサキクサゼミにもクロイワニイニイにも今年はレンズを向ける機会がありませんでした。そして、2週続きで、全身緑色のクロイワゼミには振られています。 昆虫というか動物は、集団でいるときは単独のときに比べて警戒心が薄いように感じられます。また数の少ないリュウキュウアブラゼミは、この後もう少し欲張って近づこうとしたら、飛び立ってしまいました。
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2006.6.21
南島漂流記の更新が滞っていた間の一番大きな出来事と言えば、沖縄の梅雨明けでしょうか?実際の梅雨明けは20日ですが、その前日の19日も朝から晴れ上がり「これは梅雨明け宣言間違いない」と思って、その空を写したのが、この写真です。ところが実際は、午後から雲が広がり、その日の梅雨明け宣言はお預けとなりました。 翌日の沖縄は、さらにクッキリと晴れ渡り、何よりも前日と違ったのは陽射しの厳しさです。久しぶりの強烈な陽射しに目眩がしそうな程でした。 冬から梅雨の最中まで、試行錯誤で作ってきた虫の眼レンズの数々、4月に購入したハイビジョンカメラなど、この亜熱帯の夏空を待ちわびていた機材達の出番がやって来ました。
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梅雨明け空?
Ricoh Caplio R4
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Ricoh Caplio 500Gwide
Ricoh Caplio R4 Speedlight
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2006.6.21
先月末に発売されたリコーの新型防水デジカメ、キャプリオ500Gwideが届きました。防水機能は水深1mで30分撮影可能というものですが、1mからの落下衝撃耐性など、かなりヘビーデューティーな造りです。 最近のコンパクトデジカメは、多機能化の一方で非常に軽量コンパクト化が図られ、かつ安価になりました。しかし、この500Gwideを手にしたときに、その大振りな外観に却って新鮮な驚きを覚えました。そして税込み定価が10万円を越える価格にも、まだデジカメが高価だった頃を思い出しました。 個性が希薄になっていくコンパクトデジカメの世界で久しぶりにその存在感をアピールする機種と言えます。そして、何よりもこのカメラでしか撮影出来ない、悪条件下での活躍が今から楽しみです。
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2006.6.21
これまで使ってきたPowerBookに不具合が生じて、修理に出してから約2週間。すっかりこの「南島漂流記」の更新もサボってしまいました。 PowerBook自体の修理は中2日で終わったのですが、いくつかの問題が残り、未だ現役には復帰出来ずにいます。修理に出した際に、バックアップ用に iBookを購入しました。AppleStoreでの展示品の再整備品なので定価の2/3程度で購入出来ました。 かつてPowerBookをショップに持ち込むとその場で修理をしてくれる対面修理が事実上廃止されてしまったときにも、PowerBookG3の2台態勢を採りましたから、それ以来の状況です。やはり、本当に重要な機器は2台ないと支障を来すということですね。
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iBookG4 1.42GHz 14.1
Ricoh Caplio R4
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アカギカメムシ
Sony HDR-HC1 MinsectorHDVIVab
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2006.6.4
小型ハイビジョン用虫の眼レンズですが、組立ててはみたものの、ブレ易い、カメラを逆さまに構えて撮影しなければならないなどの点から、あまり自分自身の機材の中での評価は高くなかったのです。 ところが今回のアカギカメムシの撮影を通して、この機材を見直しました。まず、なかなかのシャープネスです。そして、独特の立体感というか遠近感から、不思議な臨場感が伝わってきます。小型ですから、茂みのちょっとした空間に潜り込ますことも出来ますし、今後の虫の眼ビデオ映像には活躍しそうな予感がしてきました。
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2006.6.4
昨年から虫の眼レンズを使い始めてから、ずっと撮影してみたかったのが、このアカギカメムシです。ところが、発生時期や集合している木の高さなどなかなか条件が合わずに、目的を果たせずにいました。 それが今回やっと道路際の谷から伸びているアカメガシワのちょうどよい高さの枝で集合しているのに出逢えました。早速、持っていた虫の眼レンズを総動員して撮影してみたのですが、最も出来の良かったのが、この小型ハイビジョンビデオによる映像だったのです。
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アカギカメムシ
Sony HDR-HC1 MinsectorHDVIVab
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イシカワガエル
Ricoh Caplio R4
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2006.6.2
山原に来ていますが、梅雨空が続いています。夜の林道を走っても、あまり収穫がありません。唯一カエル達だけは、雨を楽しんでか、路上にもたくさん出没しています。とは言え、アスファルトの上のカエルでは、なかなか絵になりません。 ところが、そんな中でも、このイシカワガエルだけは例外のように思えました。前肢を伸ばして、よい姿勢を保ち、なかなかの威厳の感じられるカエルでした。是非、今度は渓流沿いで遭いたいですね。
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2006.6.1
5 月24日にも紹介したオキナワテングスケバです。前回は、夕暮れ間近の光量不足で、頭部のオレンジ色とエメラルド色の縞模様がほとんど再現されていませんでした。今日も小雨混じりの空模様で条件は良くなかったのですが、前回よりもいくらか色彩は出ているようです。それにしても、このデザインは誰が考えたのでしょうね。
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オキナワテングスケバ
Ricoh Caplio R4
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