生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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雨々、降れ降れ〜 水不足解消!
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オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F22 ISO1600 SpeedlightX2
オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
NikonD7000 Nikkor45mmF2.8P Gyorome-8 X1.5Telecon F22 Speedlight ISO3200
オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 F11 ISO1600 SpeedlightX2
  2011.8.31
一昨日は、余りにたくさんのオキナワモリバッタがいたので、余りにもたくさんの写真を撮ってしまいました。
昨日掲載のセレクトにもれたカットの中で、どうしても捨て難いものを今日救済してみました。
1枚目は、何処かシンクロデュエットのような、クワズイモの葉の食べ方が捨て難いポイントです。
2枚目は、虫の眼レンズを結構使って撮影したのですが、撮影場所が公園のため、どうしても人工物が入ってしまいます。
なのに、これは運よく入ってなかった例です。
3枚目は、極めてオーソドックスな、あるいは図鑑的なカット。しかし、何処か惹かれるところがあって、敗者復活(?)となりました。

あぁ、今日は夏休み最終日。
今日一日で、どこまで積み残しの宿題を誤摩化せるか正念場です。
いつも完璧なのは、自由研究だけ。
そんな8月31日を過ごしていたのは、何10年前のことでしょうか。
この絵日記ならぬ、業務日誌も8月中4回サボった日があります。
でも、1日2回以上書いた日も4日あるから、許して貰えるかな。
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オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
NikonD7000 Nikkor45mmF2.8P Gyorome-8 X1.5Telecon Speedlight ISO3200
オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
オキナワモリバッタ
オキナワモリバッタ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
  2011.8.30
昨日は、那覇市内の公園に撮影に行きましたが、そこには数100匹のオキナワモリバッタが待っていました。
一度にこれだけの、オキナワモリバッタを見たのは初めてです。
しかし、成長段階は一定ではなく、成虫もいれば幼虫もいるという状態でした。
3週間前に通過した台風9号の頃は、どのような状態だったのでしょう。
台風通過後に孵化し、成虫にまで成長するのは無理でしょうから、多くの幼虫があの強い台風に耐え残ったことになります。

それにしても、凄まじい食欲です。
そこらじゅうのクワズイモの葉に群がり、むさぼり喰うといった状況です。
さらに、クワズイモの実を食べる個体まで見ました。
これから先も、これだけの密度が維持されるのでしょうか。
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・

  2011.8.30
写真展のお知らせです。

高級コンパクトデジタルカメラ分野の先駆けであるRICOH GR DIGITALシリーズ。
このカメラのメーカー公認のヘビーユーザーは "GRist"と呼ばれています。
2011年8月30日現在で、36名のGRistが存在します。
今回、この中の34名によって行われる写真展が「GRist34
9月7日(水)~18日(日) 11:00~20:00
三愛ドリームセンター(銀座三愛ビル)8・9F RING CUBE
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リュウキュウイノシシ
リュウキュウイノシシ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 750mm相当 F6.3 ISO3200
リュウキュウイノシシ
リュウキュウイノシシ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 750mm相当 F6.3 ISO3200
リュウキュウイノシシ
リュウキュウイノシシ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 750mm相当 F6.3 ISO3200
  2011.8.29
一昨日の夕方、山原(やんばる=沖縄本島北部)の林道を走っていると、前方に1頭のリュウキュウイノシシが地中を掘り返しているのを見つけました。
いつもなら、茂みに逃げ込んでしまうのに、この個体は一瞬逃げる素振りを見せましたが、再び食べ始めました。

距離にして15m前後でしょうか。運転席の窓から身を乗り出して、撮影しました。
もうそろそろ昼間の撮影は切り上げようかと思っていたので、薄暗さを感じます。
感度をISO3200まで上げても、シャッタースピードは1/45~1/125秒。
テレ端750mm相当の手持ち撮影ですが、そうあるチャンスではないので、駄目もとでシャッターを切り続けました。
その結果、67カットのうち、半分近くは使えそうです。
益々、このレンズは使えるレンズであることを再確認したシーンです。

それにしても、昨年からリュウキュウイノシシの目撃頻度が高くなっています。
今回も2日間で、5~6個体に出会いました。
かつては、年間合計でその程度の数だったのですから、明らかに増えています。
数ヵ月、数だけでなくサイズも増えているようだと書きましたが、この肋が浮いて見えます。
温暖化によって餌条件が好転した結果という仮説も考えられますが、こんな痩せた個体を見ると、ちょっと説得力を欠きますね。

※記事をアップしてから、ちょっと気になる情報を耳にしました。
最近、山原の野生リュウキュウイノシシの中に、イノブタの遺伝子が混ざっているのが確認されているそうです。
つまり、飼育されていたイノブタが逃げ出し、野生のリュウキュウイノシシと交雑しているということです。
元々、野生種の繁殖効率は悪いのが常ですが、そこに繁殖力に優れた飼育種の遺伝子が入れば、繁殖率が向上することはあり得ます。
また、この画像の個体もそうですが、7月5日に紹介した個体に比べると毛並みが悪いというか、短毛なのも、そのことから説明のつく特徴です。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. ISO1600 Speedlight
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. ISO1600 Speedlight
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. ISO1600 Speedlight
  2011.8.28
昨夜から今朝にかけて、3個体のヤンバルクイナに出会いました。
1個体は、昨日と全く同じ枝に登っていました。
1個体は、まるで小鳥の止まり木のように細い枝の上にとまっていました。
これが、脚の指で枝をしっかり掴んでいるわけでなく、ただバランスをとっているだけの状態。
台風11号の余波で、ときどき枝が揺れますが、これで安眠できるのでしょうか。
余計なことかもしれませんが、心配になります。

山原(やんばる=沖縄本島北部)に行けば、夜は必ずヤンバルクイナ探しです。
このようにして、一体これまでに、のべ何個体のヤンバルクイナに出会ったでしょうか。
恐らく、数1000個体になるでしょう。
一時期鈍っていた目撃数も、このところ回復傾向にありますから、発見31年目の今年もさまざまなシーンが待っていることでしょう。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. ISO1600 Speedlight
ヤンバルクイナ幼鳥
ヤンバルクイナ幼鳥
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. ISO1600 Speedlight
ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. ISO1600 Speedlight
  2011.8.27
昨夜から今朝にかけて、4個体のヤンバルクイナに出会いました。
1個体は、夜間なのに何故か地上を移動していたので、撮影できませんでした。
撮影した3個体のうち、1個体は幼鳥でした。
今年の繁殖も、順調だったようです。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. F6.3 ISO3200 Speedlight
  ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. F6.3 ISO3200 Speedlight
 
2011.8.26
この晩、わずか全長3km程の林道で、4個体のヤンバルクイナに遭遇しました。
そのうちの2個体は、番いでした。
その後、隣接する林道でも別に2個体を目撃し、計6個体となりました。
時間にして、3時間程の出来事です。

30年前の1981年当時は、一晩に10個体以上のヤンバルクイナに出会うこともありました。
しかし、10数年前からは、一晩中6~8時間探して、やっと1個体見つかるか否かという状況に陥りました。
その後、やや状況が回復したかな?と思われるようになってきたのが、昨年からです。
今年に入って、一晩で7個体、6個体、6個体という日があります。
きっと、人為的に生息地に持ち込まれたマングース、イエネコの捕獲、ヤンバルクイナ飛び出し注意の標識など対策の効果が現れてきたのでしょう。
さらなる状況の改善に期待したいところです。
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ハシカンボク
ハシカンボク
Ricoh CX5
  ノボタン
ノボタン
Ricoh CX5
 
2011.8.25
先週末、山原(やんばる=沖縄本島北部)での撮影です。
夏の終わりから咲き始め、秋に満開を迎えるハシカンボク。
既に、これだけ咲いていたのですね。
一方、梅雨の山原を代表するノボタンの花。
盛夏を過ぎても、まだ咲いていました。

今年の冬は、何十年ぶりかの寒さでした。
春の訪れも遅く、寒い日が続きました。
一転して、早い梅雨入りと梅雨明け。
その後の、動物たちの活動は活発な状況を取り戻しました。
これで、やっと例年どおりのサイクルに戻ったのかと思いましたが、まだまだイレギュラーな要素は残っているようです。
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アマミナナフシ交尾ペア
アマミナナフシ交尾ペア
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. F6.3 ISO800 Speedlight
  2011.8.24
今日まで、シグマ50-500mmF4.5-6.3 APO DG OSによる作例紹介です。
これまでは、テレ端での作例だけでしたが、これは210mmで撮影しています。
フルサイズ換算で、315mm相当になります。
実は、このレンズ200mmの焦点距離で最大撮影倍率の1:3.1が得られます。

しかし、この作例は最短撮影距離での撮影ではありません。
日本最大のアマミナナフシの雌は、体長が最大で20cm前後にもなります。
この雌でも15cm前後はありましたから、まだ最大撮影倍率には余裕があります。

以前から、高倍率ズームレンズでもマクロ対応を謳う製品はありました。
しかし、焦点距離や撮影距離などの条件に制限あったり、ピントは合うものの画質が今ひとつあったりという製品も存在しました。
それに対して、この50-500mmは、各焦点距離においてミニマムな最短撮影距離を確保している上に、かなり満足のいく画質を確保しています。
単なる10倍高倍率ズームではなく、オールマイティな使い減りしない製品と言えるでしょう。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. F6.3 ISO800 Speedlight
  ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. F8 ISO3200 Speedlight
 
2011.8.23
シグマ50-500mmF4.5-6.3 APO DG OSの導入にあたって、最も代表的な被写体はヤンバルクイナです。
その想いが通じたのか、この晩は、6個体のヤンバルクイナに出会うことが出来ました。
一晩にこれだけのヤンバルクイナに出会えたのは、今年7月1日以来のことです。
数々の対策の結果、やっとヤンバルクイナの個体数も回復傾向にあることが実感できるようになってきました。

やはりテレ端400mmと500mmでは違います。
このヤンバルクイナの場合、撮影距離は10m強ありました。
ヤンバルクイナは全長30cm前後、キジバトと同等のサイズです。
単独のヤンバルクイナを10mの距離、400mmテレ端で撮影すると、ちょっと小さ過ぎて絵になりません。
ペアや親子ならば、まとまるのですが。
その点、500mmでの撮影ならば、単独でもまとまった構図になります。
たかが100mm違いの違いですが、実際の撮影では大きな違いとなって現れます。
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オリイオオコウモリ
オリイオオコウモリ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/350sec. F8 ISO1600
  オリイオオコウモリ
オリイオオコウモリ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/350sec. F6.3 ISO1600
 
2011.8.22
コノハチョウを撮り終えて、車に戻り発進しようとしました。
後方確認にために助手席の外に目を向けると、オオバイヌビワの枝にオリイオオコウモリがいました。
茂みから茂みへ移動途中、見通しの利く場所に出てきたようです。
こちらから気づくのと同時に、あちらもこちらの存在に気づいたようで、一瞬動きを止め、睨めっこのようになりました。
再び動きだし、茂みに消えるまでに6カット撮影することができました。
テレ端750mm相当の自然光手持ち撮影ですが、充分使えるレベルです。
あと、高倍率ズーム、インナーフォーカスですが、ボケ味が奇麗なのもいいですね。

これまで、手持ち撮影用の望遠レンズは70-300mm、主に三脚用に80-400mmと使い分けてきました。
しかしこれからは、シグマ50-500mmF4.5-6.3の1本で事足りるように思います。
手持ちでも手ブレ補正機能は優秀ですし、やや重いのを差し引いても、フィールド用望遠レンズとして秀逸な存在に間違いありません。
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コノハチョウ
コノハチョウ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. F9.5 ISO1600 Speedlight
  コノハチョウ
コノハチョウ
NikonD7000 Sigma50-500/4.5-6.3 1/250sec. F8 ISO1600 Speedlight
 
2011.8.21
今回の山原(やんばる=沖縄本島北部)では、テストしなければならない機材がたくさんありました。
ほとんどが仕事上の機材ですが、唯一の個人的な新しい機材が、8月9日に紹介したシグマ50-500mmF4.5-6.3 APO DG OSです。
想定している最大の被写体はヤンバルクイナですが、テレ端500mmにも拘らず、最短撮影距離が1.8mですから、近づくことの難しい比較的大きな昆虫にも使えそうです。

台風の影響を心配していた被写体のひとつ、コノハチョウのポイントを事務所への帰途に寄ってみました。
すると、心配を余所に、何頭かのコノハチョウが舞っていました。
しかも、ほとんどが新鮮個体。台風通過後に羽化してきたのでしょう。

さて、撮影結果はどうだったでしょう。
一言でいえば、かなり満足のいくものでした。
解像度、コントラスト共に高いレベルで、色再現性もボケ味も好感が持てます。
テレ端750mm相当の手持ち撮影で、シャッタースピードは1/250秒でストロボを使用しています。
最短撮影距離に近い撮影倍率ですが、OS(ブレ防止)機能も優秀で、充分実用に値する画像が得られました。
恐らく、常用超望遠レンズとして使い続けることになるでしょう。
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タイワンクツワムシ幼虫
タイワンクツワムシ幼虫
Ricoh CX5 Speedlight
  コブナナフシ雌
コブナナフシ雌
Ricoh CX5 Speedlight
 
2011.8.20
山原(やんばる=沖縄本島北部)の夜は、さまざまな生き物との出会いが待っています。
クワズイモの葉を熱心に食べているのは、褐色型のタイワンクツワムシの幼虫です。
左下の緑色の個体は、別のツユムシの仲間でしょうか。
何れにしても、やはりクワズイモの葉を摂食しています。

クワズイモという和名を付け、食べられないヒト。
それに対して、クワズイモを餌にしている昆虫は少なくありません。
さらに、葉裏にはコブナナフシまでいました。
コブナナフシの食樹は、ヤコウボクの記憶があったのですが。
まさか、台風通過直後の葉野菜の不足のために、普段は食べないクワズイモを食べてみたわけではないでしょうけど。

※本日17~18時に、トップカウンターが380,000を迎えました。
いつもご訪問頂き、ありがとうございます。
これからも、当サイトをよろしくお願いします。
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オオムカデの一種
オオムカデの一種
Ricoh CX5 Speedlight
  2011.8.20
久しぶりに、オオムカデの大型個体に出会いました。
20cmは超えているでしょう。
シダの葉の上にいたのですが、ほとんど動きません。
頭部の横にある枯葉が邪魔だったので、そっと退かしても身動きひとつしません。

さらに調子に乗って、反り返っているシダの葉を元に戻そうとしました。
その瞬間、オオムカデは空中にジャンプしたかのように、私の指先を攻撃してきました。
攻撃目標は逸れたため、事無きを得ましたが、オオムカデによる咬傷はかなりものですから、冷や汗ものです。
それにしても、大型個体であっても、実に俊敏な動きができることに驚きました。
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モンキアゲハ
モンキアゲハ
Ricoh CX5 105mm相当 Speedlight
クロアゲハ
クロアゲハ
Ricoh CX5 105mm相当 Speedlight
アマミアズチグモ
アマミアズチグモ
Ricoh CX5
  2011.8.19
今回の台風9号接近時は、東京にいたため、その勢力の実感は湧きません。
台風の中心から遠かった山原(やんばる=沖縄本島北部)の被害は、中南部に比べてそれ程ではないと考えていました。
しかし、実際に山原の状況を見ると、そうでもなかったことを認識しました。
各所が崖崩れで、未だに通行止めになっています。
昆虫もセミを初め、寂しい状況です。

そんな中、林道沿いに植えられたハイビスカスの花に、たくさんのアゲハチョウが群れていました。
最も多いのがモンキアゲハ。
ひとつの花では、クロアゲハが熱心に吸蜜しています。
余りに動かないので、近づいてみると、アマミアズチグモに捕食されていました。
油断大敵。好事魔多しでしょうか。
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2011.8.18
台風9号通過後、初めての山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ています。
林道に入って、まず出会ったのはリュウキュウイノシシ。
この場所は、7月5日に紹介したのと同じ場所なのです。
体色からして別個体だと思いますが、あるいは親子かもしれませんね。
  リュウキュウイノシシ
リュウキュウイノシシ
Ricoh CX5 600mm相当
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夏空
夏空
Ricoh CX5 28mm相当 ISO100
  伊平屋島を望む
伊平屋島を望む
NikonD700 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED PL-Filter
 
2011.8.17
台風9号通過後、どうもスッキリしない天気が続いていました。
それがやっと、夏が戻ってきたようです。
どこか、梅雨明け直後の空のようです。
しかし、セミが1匹も鳴いていないのは異様ですね。
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ツマグロヒョウモン雌
ツマグロヒョウモン雌
Ricoh CX5
  カバマダラ
カバマダラ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 72mm相当
 
2011.8.16
カバマダラの多く見られる場所で、ツマグロヒョウモンの雌も目撃した話を一昨日しました。
多くのカバマダラの中に1頭のツマグロヒョウモンの雌という状況も、擬態が有効に作用する条件にぴったりです。
実際に有毒種が大半を占める中に、少数のよく似た姿の無毒種が混ざっていてこそ、天敵を欺けるわけです。

果たして、昆虫にとっての天敵の代表である鳥からは、どの程度似て見えるのでしょうか。
やや離れた位置から見たサイズ、ほぼ同じポーズで並べてみました。
人間の目からは、似ているけれど、異なる種であろうと判断する人が多いのではないでしょうか。
鳥の知能では、何処まで細かいパターンを区別して、記憶出来るのでしょう。
カマキリなど昆虫の捕食者の学習能力は、それ程期待できません。
鳥の脳味噌と揶揄する表現がありますが、鳥にあるレベルの学習能力が備わっているからこそ、このうような興味深い擬態という現象が発達したに違いありません。
昆虫の捕食者の代表が、やはり昆虫であっても、限られた学習能力では、昆虫の擬態が成立し、発達する可能性も低いでしょう。
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カバマダラ交尾ペア
カバマダラ交尾ペア
Ricoh CX5 300mm相当 Speedlight
  ツマグロヒョウモン雌
ツマグロヒョウモン雌
Ricoh CX5 105mm相当 Speedlight
 
2011.8.14
台風9号通過後も、唯一、チョウの姿の豊富な植え込みに、今日も足を伸ばしました。
変わらない状況を確認して、ほっとしました。
やはり、最も多いのはウスキシロチョウ。次いで、カバマダラ。
今日は、カバマダラの交尾ペアにも出会いました。
さらに1頭、カバマダラに擬態しているツマグロヒョウモンの雌も一緒に活動していました。
ツマグロヒョウモンの雌に求愛するカバマダラの雄も、何度か目撃したのですが、余りに短時間で撮影することは出来ませんでした。
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オオジョロウグモ雌
オオジョロウグモ雌
Ricoh CX5
  オオジョロウグモ雌
オオジョロウグモ雌
Ricoh CX5 105mm相当 Speedlight
 
2011.8.13
今週初め、台風9号による生物への影響は少なかったと書きましたが、どうも間違いのようです。
琉球大学の門のひとつの脇にある植え込みでは、カバマダラやウスキシロチョウなどのチョウが乱舞しているのですが、琉大構内を初め、その他の場所ではほとんど昆虫の姿が見られません。
琉大構内で、いつもはチョウやトンボの多い池の周辺でも、寂しい景色が広がっていました。

ところが、その場所に大きく成長したオオジョロウグモが1匹、網を張っていました。
そのサイズからして、成体と言って間違いないでしょう。
季節的にも、ちょっと早い印象です。
台風接近時には、何処かに隠れていて無事だったのでしょうか。
それにしても、餌の昆虫も疎らな状況で、どのように餌を確保して、このサイズまで成長することが出来たのでしょうか。
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ウスキシロチョウ
ウスキシロチョウ
Ricoh CX5
ウスキシロチョウ
ウスキシロチョウ
Ricoh CX5
ウスキシロチョウ
ウスキシロチョウ
Ricoh CX5
  2011.8.12
しかし、出会ったチョウは、カバマダラだけではありません。
次第に目が慣れてくると、ウスキシロチョウも無数に吸蜜しているのに気づきました。
カバマダラのほうが鮮やかな色彩をしているので、目立つだけのようです。
もしかすると、カバマダラよりもウスキシロチョウのほうが多いかもしれません。
ウスキシロチョウが、カバマダラとひとつ違うのは、羽化直後の新鮮個体もいれば、かなり疲れた傷だらけの個体もいることです。
ウスキシロチョウのほうは、台風前から生き延びている個体も混ざっているようです。
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カバマダラ
カバマダラ
Ricoh CX5
  カバマダラ
カバマダラ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) 72mm相当
 
2011.8.12
台風9号通過以降、セミの鳴き声もほとんど聞こえてきません。
事務所の周辺では、チョウの姿も疎らです。
そこで今日は久しぶりに、散歩コースひとつ、琉球大学近くの植え込みに出掛けてみました。
まず出会ったのは、カバマダラ。
次に出会ったのは、やはりカバマダラ。
その次も、その次も、やはりカバマダラ。
辺りを見回すと、10頭前後のカバマダラが舞っています。
撮影してみると、どれもが新鮮個体で、傷がほとんど見当たりません。
きっと、台風通過後に一斉に羽化したのでしょうね。
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2011.8.9
今日は、美しい夕焼けでした。
一昨日の夕焼けは、どこかやはり台風の余韻を感じさせるものでした。
今年の沖縄本島地方は、頻繁に台風が接近します。
いや、これが本来の沖縄の夏なのかもしれません。
ここ数年、台風のコースが先島諸島に集中していたほうが、不自然だったと言えます。
今年の冬と春は気温が低く、動物たちの活動も心配されましたが、梅雨明け以降順調に戻ったようです。
ここ数年の異常気象が、やっと元に戻ったのでしょうか。
いやいや、まだまだ油断は禁物です。
  夕焼け
夕焼け
Ricoh GXR A12(33/2.5Macro) 50mm相当 F3.5 ISO200
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北九州市
北九州市
NikonD1X Sigma18-50/3.5-5.6(2004年撮影)
  2011.8.9
長崎の原爆記念日です。
戦後66年が経ち、当時は判らなかった情報も公開されました。
長崎に落とされた原爆の第一投下目標が、北九州の小倉であったことは以前より知っていました。
小倉は、父方の先祖の長らく住んでいた土地であり、その後隣の戸畑に移り住みました。
私の本籍地も戸畑になっています。
※画像のほぼ中央が戸畑、やや右上が小倉中心部。

以前の情報からは、小倉に落とされたとしても、戸畑や祖父の当時勤めていた若松への被害は限定的だと思われていました。
しかし近年の情報から、広島型よりも1.5倍の威力のある長崎型が、広大な平野部の続く小倉に投下されたのならば、小倉、戸畑、若松、八幡、門司など現在の北九州市のほぼ全域と下関の一部までが壊滅的な状況になるとのシミュレーションがなされています。
これは、山手線内の面積に匹敵するものだそうです。

午前9時44分に小倉上空に達したB29は、45分間に渡り3度投下を試みたものの、投下目標が目視出来ずに諦めて、第二投下目標の長崎に移動したそうです。
これは、自然の気象条件というよりも、前日に行われた八幡への大規模空襲に起因する煙の影響が大きかったようです。
精密爆撃を行っていた米軍にしては、お粗末な計画にも思えます。
しかし、この計算外の事態が起こらなければ、戦後間もなく、この地で私の両親が見合い結婚をし、私が生まれることもなかったはずです。

さらに、投下に手間取って燃料を消費したB29は、直接テニアン島に帰投することができずに、制圧直後の沖縄本島の読谷飛行場で給油を受けたのだそうです。
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SIGMA 50-500mmF4.5-6.3(手前)とNikkor80-400mmF4.5-5.6
SIGMA 50-500mmF4.5-6.3(手前)とNikkor80-400mmF4.5-5.6
Ricoh GXR A12(33/2.5) 50mm相当 F2.5 ISO200
  SIGMA 50-500mmF4.5-6.3
SIGMA 50-500mmF4.5-6.3
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
 
2011.8.9
新しいレンズが届きました。シグマ50-500mmF4.5-6.3 APO DG OS
主に、ヤンバルクイナやケナガネズミなどの被写体を想定した機材です。

これまでは、ニッコール80-400mmF4.5-5.6を使ってきました。
カメラボディは、主にAPS-Cですから、テレ端600mm相当になります。
野鳥の撮影では、300mは広角、500~600mmが標準、800mm以上が望遠という感覚です。
そのため状況によっては、600mm相当では少し焦点距離が足りないと感じることもありました。
その場合は、1.4倍のテレコンバーターを併用して、テレ端840mm相当とします。
但し、開放F値は1絞り落ちるのでF8となり、夜間撮影ではストロボの光量不足を感じることも少なくありません。

その点、シグマ50-500mmF4.5-6.3は、テレコンバーターなしでテレ端750mm相当までカバーします。
テレ端開放F値はF6.3と、ニッコール80-400mmF4.5-5.6にテレコンバーター併用のF8よりも、2/3絞り明るいのです。
最短撮影距離は、バリフォーカルで一定ではありませんが、テレ端500mmで1.8m、撮影倍率1:4.5になります。
但し、このテレ端接写倍率に関しては、インナーフォーカスのために近接撮影では実焦点距離が短くなるため、最短撮影距離の割には撮影倍率は上がりません。
インナーフォカスではないニッコール80-400mmF4.5-5.6は、テレ端400mmでの最短撮影距離は2.3mですが、撮影倍率はシグマとほぼ同じです。
シグマ50-500mmF4.5-6.3の場合、テレ端が最大撮影倍率ではなく、400mmでは最短1.3mで倍率1:3.9となり、ニッコール80-400mmF4.5-5.6のテレ端時より高くなります。
そして、200mm時に最短0.6mとなり、最大撮影倍率1:3.1が得られます。

サイズは、シグマ50-500mmF4.5-6.3が全長219mm/重量1970g。
ニッコール80-400mmF4.5-5.6が、全長171mm/重量1360g。
スペックの比較はこんなところです。あとは、実写テストが楽しみです。
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2011.8.8
今日は台風一過、スッキリと晴れ上がりました。
今回は、長く暴風雨圏内に閉じ込められましたが、その間東京にいたので、その実態はよく判りませんでした。
しかし、この場に立ってみて、今回の台風9号は、風台風というよりも雨台風だったのが理解できます。
台風2号通過直後の6月9日に、同じ場所から見た左側の斜面は、塩害で真茶色でしたから。
  台風一過
台風一過
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
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夕焼け
夕焼け
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 )
  2011.8.7
台風9号通過から一夜明け、天候も回復してきました。
数日は雨天が続くとの予報でしたが、夕方には陽も覗き、奇麗に焼けました。
夕焼けをバックに、次々に那覇空港から離陸する航空機。
昨夜は、まだ搭乗できずに、空港ロビーで過ごす観光客も多かったようですが、今日は無事乗ることが出来たでしょうか。
久しぶりに、沖縄本島地方は、台風の当り年のようです。
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2011.8.6
かなり遅延の出てるものの、東京ー沖縄便の運行も再開されたので、今日中に沖縄に戻れそうです。
空港に向かう前に、実家から数100mの路上で、アカボシゴマダラの死骸を見つけました。
数年前から関東地方で発生し、2駅先の公園でも度々見かけるとの情報があり、撮りに行こう行こうと思っていたのですが。

かつてアカボシゴマダラは、国内では奄美諸島だけに固有亜種が生息していました。
それが数年前に中国大陸亜種が人為的に導入されたと言われています。
どうも、この人為的というのが、積極的な撮影の意欲を削がれる原因のような気がします。

近い将来、実家の庭でもアカボシゴマダラを見かけるようになるのでしょうか。
比較的最近、それまで沖縄で見慣れていたツマグロヒョウモンを、東京の実家種辺でも目撃するようになったときの驚きは未だに覚えています。
しかし、アカボシゴマダラのインパクトはその比ではありません。
かつて、奄美大島の公園で、高い梢にとまるアカボシゴマダラを車の屋根の上に登って撮影した状況を思い出します。
それでも、小さくしか写らなかった被写体なのですから。
  アカボシゴマダラ
アカボシゴマダラ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 24mm相当
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ツルレイシ雄花
ツルレイシ雄花
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 72mm相当
  ツルレイシに訪花したヤマトシジミ
ツルレイシに訪花したヤマトシジミ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 24mm相当
 
2011.8.5
今月1日に紹介した「ごーや」は、東京の実家に植えたものです。
1ヵ月余りで、急生長しました。
そして今朝、今年初めての花が3輪開きました。
これから雌花も開いて、実になるのは何日後のことでしょうか。

台風9号の接近している沖縄の「ごーや」たちはどうしていることでしょう。
航空便の運行再開はいつになるでしょうか。
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海野和男さん
海野和男さん
Ricoh GXR A12(18.3/2.5) 28mm相当 F2.5
  記念グッズ
記念グッズ
Ricoh GXR S10(4.9-52.6/3.5-5.6) 72mm相当
 
2011.8.4
今日は、写真家の海野和男さんの出版記念パーティがありました。
今回の上京はこれに合わせての日程なのですが、沖縄には非常に強い台風9号が接近しています。
隔週で担当している地元TV番組も事前収録にしてきましたが、無事放映されたでしょうか。
そして、帰りの飛行機は無事、飛んでくれるでしょうか。
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2011.8.2
一昨日から東京です。
ひと頃の酷暑も影を潜め、涼しい日が続いています。
というよりも、梅雨が戻ってきたような毎日です。
ちょっと梅雨明け宣言が早すぎたのかもしれません。
ほとんど枯れかけていたアジサイの花も、元気を取り戻したかのようです。
  アジサイ
アジサイ
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4 ) 24mm相当
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ごーや・ニガウリ・ツルレイシ
ごーや・ニガウリ・ツルレイシ
Ricoh CX5
  2011.8.1
「ごーや」という名称が全国的に使われるようになったのは、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」以降でしょうか。
それ以前は、ニガウリであったり、あるいは図鑑などには、標準和名のツルレイシと紹介されていたり。
そして、電力不足の今夏、「ごーや」はまた脚光を浴びています。
その密に葉を茂らせ、高く長く伸びる蔓性植物は、遮光用の緑のカーテンとして紹介されたりしています。
なるほど、こうして見ると、その効果は決して過大評価ではないかもしれません。
でも、窓を開けると、あの独特の青臭い風が漂うんでしょうねぇ。
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