生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。 これからも、よろしくお願い致します。
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期限切れフィルム
期限切れフィルム
OLYMPUS TG-3
  2014.8.30
デジタル時代になり、フィルムを使わなくなって10年以上が経ちます。
ですが、潔く廃棄することが出来ずに、古い期限切れのフィルムが多量に残っています。
プロ用のフィルムは低温保存するために、冷蔵庫に入れておくのが必須条件でした。
かつて事務所の冷蔵庫は、フィルムとビールに占領されているのが常でした。

そして、常に一定量のフィルムのストックがないと不安になったものです。
フィルム1本の購入額は、平均して500~800円程度でした。
この中には頂戴した銘柄も含まれていますが、合計金額はかなりのものに達すると思います。
しかし、デジタルに移行する中で無理に使おうとすると、さらにフィルム1本に付き、購入金額と同程度の現像代も掛かるのでした。
フィルム時代は、冷蔵庫の中のフィルムのストックと、毎月の現像所からの請求書を心配しながらの生活だったことを思い出しました。
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2014.8.28
この幼虫に出会ったのは、これでまだ2回目のことです。
キベリヒゲナガサシガメは、沖縄本島で最も多いサシガメでしょう。
鮮やかな紅色の体色は、緑の中でもよく目立ちます。
なのに、何故か幼虫はほとんど見掛けません。
成虫よりも幼虫のほうが数は多く、不完全変態の昆虫ですから、成虫とほぼ同じ環境にいるはずなのですが。

この昆虫で「何故か」はもうひとつあります。
サシガメつまり捕食性の昆虫なのですが、その捕食シーンは一度しか見たことがありません。
毎年、姿だけは数10匹以上見ているはずなのに、不思議なことです。

それにしても、夕暮れ間近の薄暗い中での遭遇であったため、シャープに撮影できなかったのが悔やまれます。
暗い上に、よく動き回るので、フォーカスを合わせるのも至難の業。
さらにブレを完全に抑えるのは不可能でした。
  キベリヒゲナガサシガメ幼虫
キベリヒゲナガサシガメ幼虫
OLYMPUS TG-3
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ツチイナゴ幼虫
ツチイナゴ幼虫
OLYMPUS TG-3
  ツチイナゴ幼虫
ツチイナゴ幼虫
OLYMPUS TG-3
 
2014.8.27
ツチイナゴの幼虫が目に付くようになりました。
このサイズですから、成虫になるにはもう少し時間が要るでしょう。
それにしても、こんな季節でしたっけ?
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ヤコウボク
ヤコウボク
OLYMPUS TG-3
  ヤコウボク
ヤコウボク
OLYMPUS TG-3
 
2014.8.26
このところ、夜になって外に出ると、ジャスミン系の香りが漂っています。
それもかなり濃厚で甘ったるい。
この香りの源は、このヤコウボクの花。
そうなんです。濃厚な香りの割に、見た目は結構地味なんです。

沖縄にやって来た当初、この濃密な香りからさぞかし派手な植物をイメージして探したのですが、全く判りませんでした。
そして、あるときこの花だと気づいたときの驚き。
この余りのギャップに。
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地上85m
DJI PHANTOM2 VISION+
  2014.8.25
大気条件がよいのでしょう。
遠景までクリアに見えます。
そこで、ラジコンヘリの空撮をしに出掛けました。

いつも同じようなアングルではつまらないので、カメラを下に向け高度85mまで上昇してみました。
画角は140°です。
地上から85mに上昇するまで34秒。同じく下降するのに53秒を要しています。
カタログスペックでは、送信機から500mまではコントロール可能とされています。
500mの上空から見ると、どのような光景になるでしょうか?
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2014.8.24
カタツムリは体も柔らかく、アクロバティックな姿勢も全く苦手にしません。
完全な菜食主義でヘルシーですね。
でも、カタツムリになりたいとは思いません。
  ウスカワマイマイ
ウスカワマイマイ
OLYMPUS TG-3
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サルスベリの花弁とクワズイモの葉
サルスベリの花弁とクワズイモの葉
OLYMPUS TG-3
  サルスベリの花弁とクワズイモの葉
サルスベリの花弁とクワズイモの葉
OLYMPUS TG-3
 
2014.8.23
夏の花、サルスベリが散っていました。
もう、夏も終わりですね。
なんてことはありません。
亜熱帯沖縄では、まだ2ヵ月は夏です。
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 写真をクリックすると動画を開始します

小笠原父島小港海岸
DJI PHANTOM2 VISION+
  2014.8.22
先日まで滞在していた小笠原諸島・父島の小港海岸の空撮です。
小笠原では数少ないカヌーで遊べる川が流れ込んでいます。
もっとも河口は常時海に接続しているわけではないので、細長い池のような印象です。

撮影機材は、DJI社のPHANTOMシリーズの最新鋭機VISION+です。
撮影カメラがこれまでのGoProから専用カメラに変更され、機能は一部簡略化されています。
しかし、ジンバル(安定取付架台)も含め専用設計なので、極めて安定しています。
これまで風の影響を受け易かったホバリング(空中静止)撮影が、ほとんど揺れません。
これは動画撮影において、大きなアドバンテージです。
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2014.8.20
フィールドに行く機会の多いことから、車内にクモが侵入することも少なくありません。
しかし今回の侵入者は、木瘤などに擬態しているゲホウグモです。
これは、かなり珍しいことです。
脚を開いたポーズも撮りたかったのですが、何処かに逃げてしまいました。
明日また探してみましょう。
  ゲホウグモ
ゲホウグモ
OLYMPUS TG-3
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トマト炊き込みご飯
トマト炊き込みご飯
OLYMPUS TG-3
  トマト炊き込みご飯
トマト炊き込みご飯
OLYMPUS TG-3
 
2014.8.19
数日前、フェースブックでトマト丸ごと炊き込みご飯というものが紹介されていました。
それを見たとき「やらないだろうな。いや、酔った勢いでやるかな?」程度に思いました。
しかし、冷蔵庫の野菜室に小笠原に出掛ける前に買った腐りかけの大きなトマトを発見してしまったのです。

紹介されていたレシピではオリーブオイルでしたが、それに代えてバターと醤油にしてみました。
炊きあがってトマトを崩しながら混ぜると、それ程奇抜な状態ではなくなりました。
しかし、味のインパクトが足りません。もっと醤油を入れるべきでした。

※本日15~16時に、トップページが490,000アクセスを迎えました。ありがとうございます。
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ルーター
ルーター
OLYMPUS TG-3
  2014.8.18
小笠原に発つ前、事務所のネット回線がダウンしてしまいました。
時間が余裕なく、そのまま出てきましたが、帰っても復旧はしていませんでした。
今日やっと修理をして貰ったのですが、事務所の入っている建物全体の問題で半日も掛かりました。
さらに、これまで使っていたルーターの故障も見つかりました。
何年使ったか定かではありませんが、このルーターを介したデータでどれだけの仕事をしたでしょうか。
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2014.8.16
小笠原の後、東京の実家で月遅れのお盆を済ませ、沖縄に戻りました。
すると、尾園暁さんの新刊『ハムシハンドブック』(文一総合出版)が届いていました。
尾園さんは、琉球大学昆虫学教室大学院の後輩に当たる同業の昆虫写真家です。
頑張っていますね。
  ハムシハンドブック
ハムシハンドブック
OLYMPUS TG-3
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父島小港海岸
父島小港海岸
OLYMPUS TG-3
  小港海岸東屋
小港海岸東屋
OLYMPUS TG-3
 
2014.8.11
東京港に向う船の中です。
昨日の午前中行った、父島を代表する小港海岸の写真です。
ビーチに立てられている東屋の屋根はビロウのような植物の葉で葺かれてました。
沖縄と共通した植物が多い小笠原ですが、沖縄ではこのような屋根は見たことがないように思います。
ハワイの影響でしょうか?
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父島小港海岸
父島小港海岸
OLYMPUS TG-3
  2014.8.10
今日の午後、小笠原を離れます。
午前中は、父島の代表的なビーチ小港海岸で撮影をしました。
小笠原の島の海岸には、穴の開いた岩がよく見られます。
海底火山の溶岩が隆起したものでしょう。
その結晶構造が、穴が開き易くしているのでしょうか。
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ヤギ
ヤギ
SONY PMW400 CANON KJ20×8.2B IRSD
  ヤギ
ヤギ
SONY PMW400 CANON KJ20×8.2B IRSD
 
2014.8.8
小笠原では、野生化したヤギがあちらこちらで見られます。
沖縄でも一部の無人島などで見られる光景です。
しかし、沖縄の有人島では、なかなか見られません。
沖縄はでは、ヤギはご馳走ですからね。
小笠原でもヤギを食べるようですが、沖縄程盛んではないようです。
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オガサワラアメンボ
オガサワラアメンボ
SONY PMW400 CANON KJ20×8.2B IRSD
  オガサワラアメンボ
オガサワラアメンボ
SONY PMW400 CANON KJ20×8.2B IRSD
 
2014.8.7
沖縄で生活していると、小笠原の島々は昆虫が少ない印象です。
2回目の小笠原ですが、これまでなかなか昆虫の撮影が出来ません。
今日やっと固有種のオガサワラアメンボを撮影しました。
小笠原の昆虫の国指定天然記念物10種のうちの1種です。
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2014.8.6
小笠原の植物は、同じ亜熱帯だけあって沖縄との近縁種が多く見られます。
このテリハハマボウも、沖縄のオオハマボウ(ゆーな)にそっくりです。
咲き始めは黄色で、咲き終わる頃にオレンジ色になるのも同じです。
しかし、花を訪れる昆虫が少ないのが不思議です。
  テリハハマボウ
テリハハマボウ
OLYMPUS TG-3
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東京港芝浦埠頭
東京港芝浦埠頭
Nikon D7100 Tamron16-300/3.5-6.3
  東京港芝浦埠頭
東京港芝浦埠頭
Nikon D7100 Tamron16-300/3.5-6.3 Speedlight
 
2014.8.4
明日の船で、2回目の小笠原です。
今晩は、前回満室で泊まれなかった港の目の前のホテル泊です。
明日乗る「おがさわら丸」は、直前にならないと接岸せず、夜は別の船が停泊しています。
その黄色い船を見ると「橘丸」と書かれています。

小学校の頃、家族で大島に渡り、帰りは伊東航路で帰った記憶があります。
そのときの船が「橘丸」でした。
もちろん同じ船体ではありません。
何代目なのでしょう。
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くろがね四起Tシャツ
くろがね四起Tシャツ
OLYMPUS TG-3
  2014.8.3
私も賛同している「くろがね四起復元プロジェクト」のTシャツが届きました。
現状車の展示を終え、いよいよ復元作業に入ったようです。
2年後の公開が楽しみです。
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2014.8.2
このヒメハブ、2晩続けて全く同じ場所にいました。
まさか、日中の炎天下には物陰に移動しているでしょうから、余程お気に入りの場所なんでしょう。
近くに小さな湧き水があるので、カエルが多いのでしょう。
  ヒメハブ
ヒメハブ
OLYMPUS TG-2 100mm相当 F4.9 Speedlight ISO200
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
Nikon D7100 Tamron16-300/3.5-6.3 600mm相当 F7.1 Speedlight ISO1600
  2014.8.1
ヤンバルクイナが、顔を隠して樹上で休んでいました。
近くの幹には、コオロギが。

タムロン16-300mmによる撮影です。
テレ端・最短撮影距離・開放絞りではさすがに甘いですが、それ以外では実用上充分な解像度です。
9万円弱で、20倍に迫るズーム比、そして軽量コンパクト、極めてコストパフォーマンスの高いレンズです。
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