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生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。
しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。
でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。
その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。
ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。
しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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写真展「亜熱帯やんばる〜多様性の森」終了しました。
ありがとうございました。
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※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。 |
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水田と山並み
Ricoh GR Digital
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2005.12.31
夏のような陽射しの下、水田では今月初めに植え付けられたイネが生長して、活き活きとした緑色を放っています。一年に3回収穫の出来る西表島ならではの光景でしょう。 今年一年は、西表島のビデオ作品を製作するために西表島通いを続けました。その中に盛り込むためのイリオモテヤマネコや人々の暮らしも撮影してきました。これらの被写体は、これまでの自分自身だけの撮影では、なかなかレンズを向ける機会はありませんでした。今年一年で、西表島を初めとする、八重山の島々のさまざまな映像を撮りためることが出来ました。しかし、それ以上に今後につながるさまざまなものが得られたように思います。
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2005.12.31
今年は、西表島でヤマネコといっしょに年越しを迎えることにしました。 昨日までは、連日の雨でほとんど何も撮影出来ずに、この南島漂流記も1日サボってしまいました。ヤマネコのほうも、あれ以来現れていません。今朝もかなりの雨脚のため、撮影は無理かなと思っていたところ、10時頃から急に晴れ間が広がり、夏のような天気になりました。 数えてみると、1週間ぶりの晴天なのですが、感覚的には1カ月ぶりのような気がします。島の東側には、竹富島や石垣島が久しぶりにクッキリと見ることが出来ました。
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石垣島と竹富島を望む
Ricoh Caplio R3
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イリオモテヤマネコ
SONY DSR-570WS CanonYJ19X9B4 IRS
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2005.12.29
今日はほとんど一日中雨がやまず、何も撮影することが出来ませんでした。それでも、夕方から夜にかけては、ヤマネコの撮影に出かけました。しかし、2日続きで現れる程、甘いものではありません。昨日に続いて、ビデオ画像です。 少し冷静になって、昨夜のことを振り返ってみると、いろいろな偶然が重なっていたのが解ります。これまで、雨の日はヤマネコの活動が抑えられるので、可能性は低いと言われていました。しかし、昨夜はもう少しだけ粘ってみようと思っていたところ、結構な雨脚の中に出現したのです。 そして、ヤマネコの現れる直前に撮影用ブラインドの背後にイノシシがやって来ていたようなのです。しかし、そのときは誰か人間が様子を見に近づいてきたのだろうと思っていました。その直後に、レンズを向けていた沢から光が点滅したので(実はヤマネコ出現検知用のセンサーライト)、沢に降りた人間がこちらに合図をしているのだと思い、ブラインドの窓から顔を出し、こちらからも返事をしようと思ったところ、ヤマネコの姿が見えたのです。これが、警戒心の強い個体だったら、撮影に失敗していた可能性もあります。また、雨のために、物音や臭いが消されていたのも幸いしたのかもしれません。 ※当初、TVモニターでの再生映像をデジカメ撮影した画像をアップしていましたが、ビデオ映像から切り出した静止画像に差し替えました。
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2005.12.28
ほぼ11カ月振りにイリオモテヤマネコが現れ、少し撮影することが出来ました。 今年の1月末に、ブラインドを張って、待機撮影初日にいきなり出現したのですが、それから1年近く空振りばかりで、ブラインドの闇の中で、どれだけの無駄な時間を過ごしたことでしょう。 しかし、待ちに待ったそのときは、あっけないものでした。意外に警戒心もなく、照明も気にせずに、徐々に接近してきました。どうも、ブラインド近くにいた蛙か蟹を捕らえようとしていたようです。さて、この警戒心の薄さに期待して、明日以降に展開出来ればと思います。 ※当初、TVモニターでの再生映像をデジカメ撮影した画像をアップしていましたが、ビデオ映像から切り出した静止画像に差し替えました。
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イリオモテヤマネコ
SONY DSR-570WS CanonYJ19X9B4 IRS
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カンムリワシ幼鳥
NikonD200 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED
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2005.12.27
宮古島の後、今年最後の西表島に来ています。これまた今年最後のイリオモテヤマネコ狙いなのですが、そのヤマネコの活動痕を探していて、今日は思わぬオマケに遭遇しました。カンムリワシの幼鳥です。 成鳥は、今年何度となく撮影の機会に恵まれたのですが、幼鳥には縁がありませんでした。ところが、今日は車を停めた場所からほど近い枝に翼を休めている幼鳥に出会ったのです。幼鳥だけあって警戒心が薄く、結構な距離まで容易に接近出来ました。何度か飛び去ってしまったのですが、しばらくするとまた舞い戻って来るのです。 幼鳥もこの段階まで成長すると親と同じくらいの貫禄があります。しかも、頭から胸にかけての羽毛が白く、なかなかの美しさなのです。この冬を乗り越えると、次第に成鳥らしくなっていくことでしょう。
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2005.12.26
やはり沖縄の冬の好天は長続きしないようです。今日は、再び曇天に逆戻りです。そして、午後からは北風と雨も加わりました。まだ、今日は気温が高いのが救いですが。 今日はなかなかシャッターを押す機会もなく、昨夜撮影したミヤコヒキガエルに登場してもらいました。宮古諸島の固有種なのですが、真冬でも活動しています。ミヤコマドボタルを探して、深夜の公園の遊歩道で遭遇したのですが、撮影した画像を再生してみて驚きました。これ程鮮やかなオレンジ色が混ざっていたのは、懐中電灯の明かりでは気付きませんでした。個体差はあるのでしょうけど、ちょっと意外でした。
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ミヤコヒキガエル
Ricoh GR Digital Speedlight
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快晴
Ricoh GR Digital
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2005.12.25
朝焼けは天気の崩れる予兆のようなことを言いますが、今日の朝焼けはそれには当てはまらなかったようです。昼過ぎに港で見た陽の光は、これがクリスマスとは思えないようでした。 ここ3日程、沖縄の冬とは思えないような、好天に恵まれています。いつもこのような天気ならば、沖縄もハワイやグァムなどに対抗出来る避寒地になれるでしょうね。しかし、冬は天気が悪い条件で進化してきた南の島の生き物たちには、きっと冬の悪天候も何らかの意味があるのでしょう。
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2005.12.25
昨日の夕焼けに続いて、今朝は奇麗な朝焼けを見る事が出来ました。最近は、夜の動物を追い掛けることが多く、なかなか朝の光景を目にする機会に恵まれないので、久しぶりのような気がします。 それにしても、この朝焼けは7時35分ですから、日が短くなったものです。山らしい山のない平坦な宮古島ですから、ほぼ日の出の時刻に近いでしょう。もっとも3日前に冬至を迎えましたから、これから少しずつ日は長くなっていきます。寒さはこれからが本番ですけれど。
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朝焼け
Ricoh GR Digital
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夕焼け
Ricoh GR Digital
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2005.12.24
ちょっと理由があって、1日だけ宮古島に来ています。このところ、沖縄も寒い毎日だったのですが、今日は久しぶりに暖かい1日となりました。そして、陽が傾き始めたときに、何となく奇麗な夕焼けになりそうな予感がして、海岸に向けて走り始めました。 海岸に着くと、正に陽が沈む直前で、空だけでなく海面までもが、茜色に染まっていました。沖縄本島や西表島では、どのような夕焼けに見えたのでしょう。これはなかなか粋なクリスマスプレゼントでした。明日はもう宮古島を離れなければなりません。
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2005.12.23
昨日、携帯電話を買い換えました。通常使っている機種はそのまま、これまでPowerBook(ノートパソコン)の通信用に使っていたカード型PHSを FOMAに換えたのです。PHSは64kbpsの通信速度が得られるので、永年使ってきたのですが、近い将来サービスが打ち切られることがアナウンスされています。従って、新しいサービスエリアの拡充も望めません。 今年、困ったのが頻繁に西表島通いをしていての回線の確保です。宿のご厚意で、アナログ回線を貸して頂いていたのですが、現代のインターネットの世界はブロードバンドを前提としているので、必ずしも充分な通信速度が得られません。 そこで、エリアを次第に拡大し64kデータ通信に加えて384kパケット通信も可能なFOMAに換えることにしたのです。FOMAにも通信専用のカード型があるのですが、残念ながらMacintoshで使うことは出来ないようです。いえ、NTTDoCoMoのすべての製品がMac対応をしてくれていないのです。今回の買い換えも、通常型のFOMAをPowerBookで使えるようにするフリーウェアのお陰でなのです。これは、カード型のPHSの場合でも同様でした。確かにMacintoshのシェアは低いのですが、大企業のNTTDoCoMoには、是非対応してもらいたいものです。
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FOMA(左)とカード型PHS
Ricoh GR Digital
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蚊のなかま
NikonD200 Nikkor45/2.8P Extension-ring Speedlight
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2005.12.20
もう30年程前になりますが、昆虫写真を始めた頃に、2~4倍程度の拡大撮影にGNニッコール45mmF2.8という製品を使っていたことがあります。しかし、思ったような解像度が得られずに、間もなく使わなくなってしまいました。ところが、最近になって、このレンズも、これをリニューアルしたレンズも拡大撮影に向いているという情報を貰ったのです。俄には信じがたかったのですが、テストしてみると、確かに使える性能です。どうも、昔は絞り過ぎて、解像度が低下していたようです。 リニューアルされたほうのレンズも購入したのですが、なかなか実用に供する機会もなくそのままにしてありました。それを今日のポカポカ天気に励まされて、初めて使ってみました。倍率にして2.5倍前後でしょうか?ツワブキの花にやって来た蚊の仲間です。 このレンズを実際に使ってみようと思ったのには、新しく買ったカメラにも原因があります。ストロボが内蔵されていて、手軽に使用出来るためです。これまで、ストロボ内蔵の機種は、常用したことがなかったのですが、これはなかなか便利ですね。
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2005.12.19
今回上京した際に、愛用デジカメのちょっとしたカスタマイズをして貰いました。 レンズ名のエンブレムを通常のシルバーからマットブラックの物に交換したのです。一度、車のフロントガラスにとまるバッタをガラス越しに腹側から撮ってみたところ、見事にどのカットにもレンズ名が写ってしまったのです。極めて特殊な撮影状況ですが、このようなカスタマイズサービスがあるのを聞いていたので、今回お願いしてみたわけです。 このカメラの基本性能に充分満足していますが、加えてこんなカスタマイズがあるのは嬉しい限りです。サービスセンターに持ち込めば、15分程度の時間と3000円余りの価格で簡単に作業して貰えます。
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マットブラックのレンズエンブレム
Ricoh Caplio R3
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オオゴマダラ幼虫
Ricoh GR Digital
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2005.12.18
東京から沖縄に戻り、10日ぶりにお気に入りの撮影ポイントを訪れてみました。小さな池の周りをいつもチョウが舞っているのですが、さすがにここのところの急激な気温低下のためか、ほとんど姿は見えませんでした。 しかし、10日前に見たオオゴマダラの黄金の蛹はどれも殻だけになっていましたから、成虫は何処かで活動しているのでしょう。代わりに、何匹かの幼虫の姿は確認出来ました。オオゴマダラの活動は真冬でも途切れることはないようです。 幼虫の食べた穴からちょうど太陽が覗いていました。完全な逆光で幼虫はシルエットになるかと思い、数枚シャッターを切ってみたのですが、意外にもディテールが出ていて驚きました。
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2005.12.18
この業務日誌をご覧の方の中には、次から次へとよくも新しい機材を買うものだと思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、新しい機材を買う楽しみは否定しません。ですが、より多くの機材を所有するのが目的ではないのです。如何に厳選した機材で、より多くの状況に対応出来るかを求めているのです。 どれほど多くの機材を持っていようとも、一度に使えるのは、ひとつだけです。それに、フィールドワークでは、可能な限り小型軽量なシステムのほうが機動性があります。重い機材の移動に体力を消耗して、行動範囲が狭まったり、撮影意欲が減退してしまっては本末転倒です。 そのような意味からも、今回購入したD200とVR18-200mmレンズは、システム全体を軽量化出来る、即戦力の新鋭であることに間違いはありません。
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サトウキビ花穂
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
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アカタテハ
NikonD200 VR Nikkor18-200/F3.5-5.6ED Speedlight
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2005.12.18
今日の沖縄も、北風が強く、ときおり雨が落ちて来る典型的な冬の天気でした。それでも、ときどき雲間から覗く太陽に助けられて、新しく購入したニコンD200のテスト撮影が出来ました。 もっとも、撮影された映像のクオリティは、ボディ性能よりも、レンズ性能に大きく影響されますから、実際はVR18-200mmレンズのテスト撮影と言ったほうがよいかもしれません。 その結果、このレンズの性能の高さを強く実感出来ました。これまでタムロン18-200mmF3.5-6.3を使用してきましたが、こちらのほうが一段とシャープに感じられます。まぁ、タムロンにしても、ほぼ同じスペックのシグマ製品にしても、最も売れ筋のコストパフォーマンスを追求したものですから、比較するのが無理というものかもしれません。そして、シャープネスもさることながら、11倍超の高倍率ズームでありながら、意外なボケ味の美しさに驚きました。
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2005.12.17
今日は、ちょっとした用事で日帰りで久米島まで行ってきました。撮影に使えた時間は、わずか1時間足らず。それも、空港周辺だけという状況です。 北風が吹き荒れる中、ときどき陽は顔を出すのですが、さすがに昆虫の姿はほとんど見掛けません。昨日購入したニコンD200のテスト撮影をしたいのですが、なかなか格好の被写体に出会えず、空港内で飛行機を撮った程度でした。 空港の花壇には、冬でも花を着ける種類がたくさん植えられ、楽しむことが出来ました。そんな中にあまり見慣れない、棘だらけの実を着けた植物がありました。さて、何という種類でしょうか? ※糸崎公朗さんの掲示板で知合いになったVIEWさんから、「チョウセンアサガオでは?」とメールを頂きました。確かにそのようです。キダチチョウセンアサガオ(ダチュラ)は知っていたのですが・・・。ありがとうございます。
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???
Ricoh Caplio R3 Speedlight
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ニコンD200とVRニッコール18-200mmF3.5-5.6ED
Ricoh Caplio R3
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2005.12.16
今日は待ちに待った、ニコンの新型デジタル一眼レフD200の発売日。実質20万円を切る価格で、フラッグシップ機に限りなく近い機能を搭載した意欲作です。しかも、同等の機能を持つ上位機種よりもかなり軽量コンパクトに仕上がっています。 今年既に、ニコンのデジタル一眼レフは、フラッグシップ機のD2Xを購入しています。それなのに、さらにこのD200を購入したのは、最近の仕事がビデオにシフトしていることに因ります。一見矛盾しているようですが、ただでさえ重い業務用ビデオ機材に加えてスチル用機材を持ち歩くには、なるべく小型軽量であることが必須です。しかし、そのためにスペック面で見劣りがしては本末転倒です。そこに発売されたD200は、まさに理想の機種と言えます。 同時発売されたシャッター4段分のブレを軽減してくれる27-300mm相当のズームレンズも購入しました。これも、メインの昆虫や小動物の接写以外の撮影用になるべく少ない機材で対応出来るようにとの目論みからです。
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2005.12.14
「ぐんま昆虫の森」の生態温室の中には、たくさんの種類の南国のチョウが舞っています。その中でちょっと意外だったのが、このカバタテハです。 元々、国内には定着していない種類ですが、ここしばらく西表島で発生を繰り返していました。ところが、最近、急に姿を見なくなってしまいました。それが、西表島の環境を再現した温室内では、元気な姿をまだ見せているのです。 真冬の群馬県で南国のチョウが乱舞する光景を見るだけでも贅沢なことですが、実際の西表島では既に見られない種類にまで接することが出来るのは、また別な意味で貴重な体験です。
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カバタテハ
Ricoh Caplio R3
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ゲーダの滝?!
Ricoh Caplio R3
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2005.12.14
今日は打ち合わせのために、桐生市にある「ぐんま昆虫の森」に初めてお邪魔しました。その一角にある生態温室の中には、一年中南国のチョウが舞っています。そして高低差を誇る内部には、西表島ゲーダ川中流にある滝が再現されています。 実際のゲーダ川の滝を見るには、かなり歩き難い渓流を1時間半程歩かなければなりません。また、温室内の滝には吊り橋が掛かり、眼前に観察することが出来ますが、実際の滝をこのように観察することはまず不可能です。温室内には、驚く程の密度で南国のチョウが乱舞していますし、実際の西表島の環境を、現実以上に濃密に体験することが出来ます。これは、西表島を度々訪れている私にとっても、かなり贅沢なことです。
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2005.12.13
昨日に続いて、今朝も快晴です。ちょうど部屋の雨戸を開けると、正面にミモザの木が伸びています。それが、朝の逆光に照らされて、とても奇麗なのです。 思わず、手許ののカメラの望遠端で1枚シャッターを切りました。それにしても、春に満開になるのに、今頃から既に蕾にこれだけ花の色が出始めているのには、驚きます。
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ミモザ
Ricoh Caplio R3
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これから焼かれる肉
Ricoh GR Digital
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2005.12.12
今晩は、西表の宿で知り合った方と、小さな忘年会。人数は少なくても、その内容は豪華!メニューは焼き肉なのですが、正直言って、こんな豪勢な焼き肉体験は初めてでした。 あの薄い肉をチマチマと焼き続けるイメージとは別世界の、いろいろな部位の極上品を少しずつというのが、また嬉しいですね。タレも、濃厚ニンニクの安っぽい味とはかけ離れた、せっかくの素材の味を殺さない好ましい味でした。焼き肉を食べているはずが、網焼きステーキを食べているような光景が目の前にありました。いやいや、お誘い頂いて、ありがとうございました。
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2005.12.12
昨日の東京は、初雪がちらついたりしましたが、今日はまた快晴に恵まれました。午後、父の御伴で、新宿高層ビル街にある会社に伺いました。その窓からの眺めがなかなかの物でした。 いろいろな建物が混ざり合い、その構成要素のひとつひとつを見ていると、全く飽きないのです。ふっと、「これは沖縄の亜熱帯林に似ているな」と感じました。人工物と自然物、全く相対するものですが、亜熱帯林は、単独樹種によってではなく、本当に多様な樹種によって構成されていて、そのひとつひとつの樹の姿を見ていると、時間の経つのを忘れてしまいます。 大都会のど真ん中で、このような観察をするとは思ってませんでした。これは、帰宅後デジカメ画像でも、さらに楽しめました。そのためには、かなりシャープな画像でないと楽しくありませんが、ちょうどこのレンズの得意とする壷に嵌まった画像となったようです。
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新宿センタービル39階から
Ricoh Caplio R3
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ツマグロオオヨコバイ
Ricoh Caplio R3 Speedlight
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2005.12.10
さすがに東京は寒く感じられます。それでも、探せば昆虫はまだまだいるものです。夏には、そこかしこの木で見られたツマグロオオヨコバイも、探せば、まだ見つけることが出来ます。 中学、高校時代に散々撮影の相手をしてもらったのですが、冬場はいないだろうという先入観から、探しもしなかったのです。ところが、最近、成虫でも越冬することを知り、探してみたのです。すると、意外と奇麗な姿の虫を見つけました。ただ、やはり寒さの所為か、動きは鈍く、かなり近づいて撮影しても逃げません。撮影は暑い季節よりも楽でしたが、やはり元気いっぱで、すぐ逃げてしまうツマグロヨコバイのほうが好きです。
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2005.12.9
毎年恒例の年末の忘年会の梯子をしに上京しました。そして今晩は、その初っ端です。私も契約して頂いている写真エージェンシー主催の宴です。インターネットの発達した現在、地方に住んでいても充分に仕事は成り立つのですが、やはりときには直接お会いするのも、またよいものです。 乾杯前から、人気メニューのタラバガニの前に陣取っている、ちょっと意地汚なさを感じる写真かもしれませんね。しかし、この後、いろいろな方とご挨拶を交わしているうちに、タラバガニを食べ損ねてしまったのです・・・来年こそ!
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忘年会
Ricoh GR Digital
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ミシシッピアカミミガメ
Ricoh Caplio R3
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2005.12.8
好天の下、公園の池ではカメたちが甲羅干しをしていました。目を細め、如何にも気持ち良さそうな日向ぼっこに映ります。この光景を見ていて、気になったことがあります。ほとんどのカメが、写真のように後肢を持ち上げているのです。ちょっと不安定で疲れそうなポーズですが、どのような意味があるのでしょう? まさか、満遍なく焼きたいからでもないでしょうし、いつも水に浸かって水虫に罹った脚を、日光消毒しているわけでもないでしょうし、ちょっと不思議なポーズです。 今日の写真は2枚とも、200mmの望遠端での撮影。使用しているカメラのファームウェアをバージョンアップしてから、確かに望遠側でのフォーカスが向上しているのを感じます。
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2005.12.8
今日は久しぶりの快晴に恵まれました。その爽やかな陽射しに照らされて、この時期映えるのが、サトウキビの花穂です。ついこの前、出始めたと思っていたのが、もう八重山でも沖縄本島でも、すっかり最盛期を迎えています。 このサトウキビの花穂の写真というは、見た目は奇麗でも、結構撮影条件が難しいのです。まず、最近はサトウキビ栽培が退潮傾向で、しっかり管理された畑が少なく、奇麗に一面同じ高さで穂が並ぶことがあまりないのです。また、沖縄の冬は晴れる日が少なく、北風が強いのも条件を悪くしています。そして、光線の向きが重要なのです。順光で撮ると、えんじ色がかって、あまり奇麗にみえません。逆光気味の条件だと、ちょうど銀色に輝くように見えるのですが、今日の光線はちょっと逆光過ぎたかもしれません。
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サトウキビ花穂
Ricoh Caplio R3
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虹
Ricoh Caplio R3
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2005.12.6
那覇の放送局に明後日の番組で使う素材映像を届けた帰路、車窓から虹が見えるのに気付きました。最初は薄っり、次第にハッキリと長く見えるようになりました。 意外に七色すべてがよく見える虹だったのですが、冬の夕暮れの虹というものは、ちょっと寂しげなものですね。局で、気に掛かることを聞いた直後だったので、余計にそう感じられたのかもしれません。
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2005.12.6
気温も低く北風も強い中、被写体の昆虫もあまり目に付きません。いえ、探せばいるのですが、あまり活動的ではありません。 いつの間にか咲き出したツワブキの新鮮な花に、1匹のハエがいるのを見つけました。ただ、気温が低い所為か、あまり警戒心も感じられません。よく見ると、花粉を舐めてはいるのですが、何処か動きが緩慢です。レンズ先端に触れるくらいまで近寄っても、全く逃げる気配がありません。果たして、寒さに参っていたのでしょうか?あるは、食い意地の張ったハエだったのでしょうか?
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ツワブキの花とハエ
Ricoh GR Digital
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土砂降の翌朝
Ricoh GR Digital
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2005.12.4
ここ数日、冬には珍しい好天が続いていましたが、再び冬の天気に逆戻りです。昨夜半から本降りになり、明け方にはかなりの降りになっていました。 朝になって外に出てみると、水溜まりの脇で1匹のトンボが命果ててました。気温が下がったために死んでしまったのでしょうか。あるいは、昨夜の強い雨で地上に落ちてしまったものでしょうか?何れにせよ、沖縄にも着実に冬本番が近づきつつあることだけは確かなようです。
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2005.12.3
今回の西表島でも、まだヤマネコの成果はあがっていません。ですが、昼間の撮影では予想外の成果があります。 今日の昼間の成果は、このホソアカトンボ。国内では西表島、それもごく限られた場所でしか見られないトンボです。今年になって、1度だけ撮影する機会はありましたが、その後またすっかり御無沙汰でした。ところが、今日は相前後して3匹のホソアカトンボに出遭いました。 遭遇した直後は、かなり神経質で、ちょっと動いただけで逃げてしまっていました。そのために、最初は離れた位置からビデオ撮影をしていましたが、次第に慣れてくると近寄っても逃げなくなり、最後は28mm相当画角のデジカメでアップで撮影することが出来ました。
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ホソアカトンボ
Ricoh GR Digital
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スジグロカバマダラ
Ricoh GR Digital Wide-conversion Lens Speedlight
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2005.12.2
今朝は、ヤマネコ情報を基に、刈取りの済んだ田圃に入ったところ、畦道に生えているヌマダイコンの花に、無数のスジグロカバマダラが群れていました。一箇所にこれだけの数がまとまっているのを見たのは、久しぶりだと思います。 ちょうど逆光に照らされて、なかなか雰囲気があります。さすがに、西表島でも太陽があまり高く昇らず、それ程早起きしなくても、朝らしさを映像で感じられるのは嬉しいものです。 昆虫の集団を、スチル写真で表現するのは意外と難しいものです。このような状況では、ビデオ撮影のほうが雰囲気が伝わります。最初は、離れた位置からビデオ撮影をし、その後、近寄ってスチル撮影をしました。すると、こんな求愛のシーンを写し取ることが出来ました。
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2005.12.1
今日からまた西表島での生活です。早速、山の中に迷彩のブラインドを張って、ヤマネコの張り込みです。 日没の時間も早くなり、真っ暗闇のブラインドの中で、待機する時間が長くなります。撮影用のブラインドは、床面がなく地面そのままで、四方に隙間があります。いつも、ハブやオオムカデなど危険生物の侵入が気に掛かります。何か、物音が聞こえると、すぐにライトで照らして確認します。今晩は、物音の先に照らし出されているのは、オオベンケイガニでした。 照明を付けると逃げ出すのですが、何度も何度も性懲りなしに、入ってきます。なかなかヤマネコの出現に集中出来ない困り者なのですが、ハブが侵入してくることに比べれば、仕方ないですね。どうやら蟹穴の上にブラインドを張ってしまったようです。
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オオベンケイガニ
Ricoh Caplio R3 Speedlight
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