生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。
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南島漂流記、本日(11/9)から25年目に入ります。 これからも、よろしくお願い致します。
※各種お問い合わせは、こちらまでお願いします。

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2011.7.30
ちょうど33年前の今日、沖縄は車の通行方向が右側から左側に変更されました。
ちょうど私が沖縄にやってきた年でもあります。
当時、ナナサンマルと呼び、大々的なキャンペーンを展開したものです。
街のあちらこちらに、「車は左。人は右」という標識が立てられました。
本土生まれの身にとっては、物心つく以前から、散々教え込まれた基本的事項を、改めてこう大々的にアピールされる不思議に戸惑ったものです。
本土復帰から6年後のことで、最後の復帰前の遺物でした。
しかし、今ではナナサンマルを知らない世代も多くなりました。
その時代を思い出して、本当は今年撮影した画像を左右反転してみました。
  交通方向変更33年
交通方向変更33年
Ricoh CX5
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囲炉裏
囲炉裏
Ricoh CX5
  2011.7.29
今日、先月BS朝日で放映した「にほん風景遺産~沖縄やんばるの森を歩く~」が、沖縄の地上波で放送されました。
今回は、いつものように自然ばかりではなく、文化、人物も取り上げました。
そのために、多くの方々にお世話になりました。

中でも、沖縄本島最北端に近い集落にある民宿。
素朴な施設に徹していますが、ここにハマってしまったファンが全国にいます。
食事をするためにの茅葺きの棟には、囲炉裏が設えてあります。
ついつい暑い時期でも、火がないと寂しく、熾してしまいます。
外に落ちていた松ぼっくりを焼べると、ちょっと面白い火種となりました。

そう、この後、この日の宿泊者の方数人と浜辺に出たのですが、UFOを目撃しました。
普通の星と紛れているのですが、ときどき信じられない動きをするのです。
宇宙人とか宇宙船とか言うつもりはありませんが、あの説明出来ない動きは、正にUnidentified Flying Objectという存在でした。
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オキナワハンミョウ
オキナワハンミョウ
Ricoh CX5
  2011.7.28
オキナワハンミョウは、不思議な昆虫です。
今日、TVの収録で取り上げたのですが、改めてそう感じました。
構造色の体色は、見る方向によって輝きが変わり、宝石のようです。
しかし、神経質でなかなかこの色を楽しむことは出来ません。
美しいのに、実は獰猛な肉食性で、鋭い大顎が印象的です。
ところが、夜になると葉の上で休む習性があって、このときばかりはその獰猛さも感じられないんですね。
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2011.7.26
事務所の建物裏の植え込みのある枝に、いつもとまっているオオシオカラオトンボがいます。
いつもこちらより先に見つけられて、逃げられてしまいます。
今日は出掛けに気づいたので、帰りに狙ってみました。

斜め正面から写した翅は、結構草臥れています。
クモの巣にも、何度か絡まった痕も見えます。
いつも見ていたのは、どうも同じ個体のようですね。
  オオシオカラトンボ雄
オオシオカラトンボ雄
Ricoh CX5 ISO400 Speedlight
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砂嵐
砂嵐
Ricoh CX5
  2011.7.25
そして、砂嵐・・・
最近は24時間放送の時代。
この砂嵐も久しぶりに見た気がします。
しかし、これこそが正真正銘の放送終了後の砂嵐です。
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アナログ放送終了
アナログ放送終了
Ricoh CX5
アナログ放送終了
アナログ放送終了
Ricoh CX5
アナログ放送終了
アナログ放送終了
Ricoh CX5
  2011.7.24
今日の正午、TVのアナログ放送が終了しました。
直前には、これまで不評をかっていた放送終了告知の字幕も消え、短時間ですが以前の画面にもどりました。
そして、正午以降はアナログ放送終了告知の字幕だけとなりました。
その過程を撮影していたら、ちょうどアナログ放送最後の画面と放送終了告知の字幕が重なって写っていました。
これこそ、歴史的な一瞬かもしれません。

TV放送開始の頃は、アナログと断るまでもなく、TVと言えばアナログの時代が長く続きました。
最初の6年間は私も知りませんが、生まれたときから我が家にはテレヴィジョンがありました。
貧乏公務員の家にしては、当時珍しいことですが、父が電気工作を趣味にしていたため、秋葉原で組み立てキットを買ってきて製作した恩恵です。
もちろんその頃の秋葉原は電気部品店の並ぶ街で、アキバでもメイドカフェもない時代でした。
もちろん、生まれたときからテレヴィジョンを自分の家で見られる恵まれた環境だったのですが、私たちの世代特有の「我家に初めてテレビのやって来た日」の思い出が語れない境遇でもあるのです。

当時のTVは、もちろんモノクロ。
見たい番組の暫く前にスイッチを入れておかないと、画面はすぐには映りません。
また、暫く使っているとチャンネルがずれてきて、微調整ダイアルの調整範囲を超えてしまいます。
そこで、チャンネルダイアルを表示よりも僅かにずらしてセットするという裏技も習得しなければなりませんでした。
その当時、もちろんアナログ放送なんて言葉は存在しません。テレヴィジョン放送と言えば、すべてがアナログだったのですから、当たり前です。

さて、最初に見たというか、記憶に残っている番組は何だったのでしょう?
まず、「事件記者」というドラマを薄ら覚えています。
調べてみると、昭和33~39年の放送となっています。
私の生まれる前年からの放送なのですが、7年に渡る長寿番組だったので、いつ観たか特定困難です。
ちょっと似た印象の「ザ・ガードマン」は、はっきり覚えているだけあって、昭和40~46年ですので、これが一番古いということはなさそうです。

NHKの朝ドラから思い起こしてみると、最も古い記憶は、「おはなはん」よりも2年遡る昭和39年の「うず潮」。5歳のときのですから、まぁ覚えているでしょう。
やはり5歳の昭和39年のときのTVの記憶というと、東京オリンピックです。
最終日のマラソンで、円谷がゴール直前にイギリスのヒートリーに抜かれ銅メダルになったのが悔しくて、幼稚園のお絵描きでは、2位円谷の絵を描いていました。
大河ドラマでは、はっきり覚えているのは緒形拳主演の「太閤記」が昭和40年。その前年の長谷川一夫主演「赤穂浪士」はおぼろげながらのレベル。

クイズ番組のパイオニアと言えば「ジェスチャー」。
これは、日本のTV放送開始の昭和28年から43年まで続いていますから、さらに観た年代の特定は不可能です。
「アップダウンクイズ」は、昭和38年からですが、やはり60年までの長寿番組。
「ずばり買いまショウ」は、検索に引っ掛からず・・

子供番組では、夕方の人形劇「ひょっこりひょうたん島」が最も印象深く昭和39~44年。
しかし、その前作の「チロリン村とくるみの木」もいくらか記憶にあり、昭和31~39年放送。
その後の時間帯にやっていた「ケペル先生ものしり博士」は、博士の人形がグロテスクに見えた記憶がありますが、これまた昭和36~44年の長期間。
子供番組もクイズ番組に負けずに、放送期間が長く、特定出来ません。

子供番組と言えば、アニメ。
「鉄人28号」も「鉄腕アトム」も昭和38年からの放送開始。後者は、国産初のTVアニメなんですね。
海外作品の「ポパイ」はもっと古そうです。昭和34~40年。これも長過ぎて特定出来ませんでした。

海外作品というと、大人と一緒に観た「逃亡者」。昭和39~42年です。
あと、恐くて震えながら観ていた「世にも不思議な物語」が、昭和34年から。
男の子に人気の「コンバット!」は、昭和37~42年が日本初放送。
「じゃじゃ馬億万長者」が、昭和37~38年放送で、最古の記憶かと思いましたが、その後度々再放送をしていたように思います。
その前に、馬が人間と会話するドラマをやっていた記憶があるけど、タイトルが思い出せません。
そして、子供向け海外作品と言えば、「サンダーバード」。昭和41年からの放映で意外と新しいですね。
その後同じ、イギリスのITCで制作された「謎の円盤UFO」は、かなりはまりました。その後DVDも購入しました。昭和45~46年の放送。
さらに、ITC制作の「プリズナーNO.6」には、未だにはまり続けています。小学校4年の昭和44年の放送です。
石立鉄男・大原麗子主演の「雑居時代」も大きな影響を受けましたが、昭和48~49年。

結局、はっきりと覚えていて、かつ年代の特定できるのは、昭和39年、5歳のときからです。
それよりも古い番組は、おぼろげな記憶なようです。
古い番組のことを簡単にネット検索できる時代ですが、昔の番組は放送期間が長く、いつ頃観た記憶なのかを特定することが困難でした。
今のように1クール(13週)単位の番組制作なんて、考えられなかった時代です。

※馬が人間の言葉を喋る海外ドラマは「ミスター・エド」(昭和37~39年)でした。
あるいは、これが記憶に残る最も古い番組の可能性も出てきました。
調べていたら、「三匹の侍」(昭和28~38年)も覚えていますから、これも可能性あります。
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アナログ放送終了
アナログ放送終了
Ricoh CX5
アナログ放送終了
アナログ放送終了
Ricoh CX5
TVリモコン
TVリモコン
Ricoh CX5
  2011.7.23
いよいよ、アナログTV放送の終了が明日となりました。
昨日まで画面左下に表示されていた「アナログ放送終了まであと◯日」が「明日正午、アナログ放送の番組は終了します」に変わりました。
明日の当日は、どのような文面になるのでしょうか。
TVやDVDレコーダーのリモコンにある「アナログ」ボタンも、近い将来、過去の遺物と化すのでしょうね。
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ヤコウボク
ヤコウボク
Ricoh CX5 31mm相当 ISO1600
  2011.7.21
夜、事務所に戻り、車を停めると、ジャスミン系の香りが漂ってきました。
ヤコウボクの花の香りです。
初めて、この花を知ったのは、33年前です。
蒸し暑い夜になると、何処からともなく、濃厚な香りが漂ってきます。
その濃厚さから、派手な色彩の花を探していたのですが、暫くは見つかりませんでした。
あるとき、その香りからは想像も出来ない、地味な白い花がその源であることに気づきました。
とても意外な組み合せでした。

それ以降、何度もレンズを向けたのですが、どうしても、その雰囲気を写し取ることが出来ずにいました。
今晩は、玄関の街路灯に照らされた状態をストレートに写してみました。
背景には月も見え、これまでで最も、その雰囲気が出ていると思います。
いや、まだ、あの魅惑的な香りの10分の1も伝わってきません。
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オキナワカラスアゲハ
オキナワカラスアゲハ
NikonD90 Gyorome-8 X1.5Telecon Speedlight ISO6400
  オキナワカラスアゲハ
オキナワカラスアゲハ
Ricoh CX5
 
2011.7.20
オキナワカラスアゲハが目の前の枝にとまりました。
夕暮れ時だったので、恐らくこの場所をこの日の塒に決めたのでしょう。
格好のシチュエーションなのですが、何しろ夕暮れ時なので光量が足りません。
おまけに、そのとき手にしていた機材は、虫の眼レンズ。
ただでさえ、暗い光学系ですから、取り敢えずシャッターを切ってみましたが、やはりブレブレでした。
感度をISO6400に設定しても、シャッター速度は1/8sec.でしたから当然と言えば、当然です。

結局、ポケットから取り出したコンパクト機種で撮ったほうが、かなり使える画像が得られました。
さらに暗くなるのを待って、逆光から強めの照明を当てて、夜の雰囲気で撮影すればよかったのですが、次の撮影ポイントへの移動を優先してしまいました。
フィールドでの時間配分は賭けのようなものです。
そこで、じっくり時間を掛けてよいものが撮れるか、次のポイントでさらなる被写体との出会いを求めるのか、悩ましい選択です。
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2011.7.18
勢力も規模も発達した台風6号の接近で、東京ー沖縄間の移動を心配していたのですが、ほとんど影響はありませんでした。
昨夜遅く着いた那覇空港も、強風域のはずなのに、全く草木も揺れていませんでした。
今朝も早くから、クマゼミの大合唱に目を覚まされました。
上京する1週間前よりも、数も勢力も増している印象です。
  クマゼミ
クマゼミ
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Spedlight
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ササキリ若齢幼虫
ササキリ若齢幼虫
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
  2011.7.17
今日は、東京と沖縄の移動の日なので、撮影する時間がありません。
おまけに、昨夜は3年ぶりの中学のクラス会に参加して、ちょっと二日酔いです。
そこで先週、山原(やんばる=沖縄本島北部)で撮影した、ササキリの若齢幼虫の画像です。

ササキリの成虫は、緑色、茶色、黒の組み合せで、草むらの中では、保護色と言える隠蔽的な姿をしています。
ところが、若い幼虫時代だけは、赤と黒の警告的な色彩を身にまとっています。
恐らく、カメムシの幼虫などに擬態した色彩なのでしょう。
もっとも、そんな理屈抜きで魅力的な被写体なので、ついついレンズを向けてしまいます。
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2011.7.16
出展者のひとりでもある、ペンタックス645Dによる作品展「Love & Hope partIII」を観てきました。
3週間程、デモ機をお借りしての撮影だったので、作品レベルに達しているか否か心配だったのですが、クオリティの高いプリントにも助けられて、ほっとしました。
何よりも嬉しかったのは、師匠の栗林慧さんの作品(赤いプリント)と向かい合ってレイアウトされていたこと。
昆虫写真を始めて何年と計算していいのか判りませんが、写真団体のグループ展を別にすれば、栗林さんと作品を並べることが出来たのは初めてのことだと思います。
645Dの脅威の解像度に触れられたことも幸運でしたし、今回の企画展の30名に選ばれたことも光栄でしたが、さらに嬉しいサプライズでした。

酷暑の東京滞在でしたが、大型で猛烈な台風6号の近づく沖縄に戻らねばなりません。
  Love & Hope partIII
Love & Hope partIII
Ricoh GXR S10(5.1-15.3/2.5-4.4) Gyorome-8 F5.6 ISO800
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2011.7.14
先日、放映された「にほん風景遺産」関係者でのワインを飲む会に参加しました。
10名で12本プラスαを飲み尽くす、豪勢な内容でした。
飲むのと話に夢中で、カメラを取り出したのは、デザートの頃でした。
いや、楽しい会に参加させて貰いました。
  ワインの会
ワインの会
Ricoh GXR A12(18.3/2.5) 28mm相当 F2.5 ISO800
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イシカワガエル幼体
イシカワガエル幼体
Ricoh CX5 300mm相当 ISO400 Speedlight
  2011.7.13
山原(やんばる=沖縄本島北部)の森で、イシカワガエルの幼体に、立て続けに3匹も出会いました。
しかも、ほんの50m程の範囲内です。
近くに渓流はありますが、イシカワガエルを頻繁に目撃する環境でもありません。
山原のカエルの中でも、希少性の高い種ですが、意外な場所でも繁殖しているのですね。
イシカワガエルの繁殖期は、通常1、2月ですが、今年は5月に入ってからも、雄の鳴き声が聞かれました。
ちょっと例年では考えられないことで、心配していたのですが、幼体は順調に成長しているようで、安心しました。
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砂防堰
砂防堰
Ricoh CX5
  夕焼け
夕焼け
Ricoh CX5
 
2011.7.12
自然を相手に写真を撮影していると、人工物には泣かされます。
その最たる物が、電線でしょう。
まぁ、自然相手ではなくとも、辟易としている人は少なくないでしょうけれど。
奇麗な夕焼けと思い、レンズを向けたのに、プレビュー段階で電線に気付きがっかりすることも数多。

一方で、渓流環境に無数に建造されている砂防堰。
大型の建造物が、自然の中に、こうも堂々と存在していると、何も返す言葉がありません。
この場所から河口まで数100mの位置なのですが、本当に必要があるのでしょうか。
ひとつの建設費は、安くないでしょうね。
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ヤンバルヤマナメクジ
ヤンバルヤマナメクジ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 ISO3200
  2011.7.11
ナメクジがキノコを食べているのを初めて見ました。
まぁ、園芸愛好家に嫌われるように、各種植物を食べるのは当たり前です。
森の中の樹液に来ている姿も、度々目撃します。
もっとも、樹液を実際に摂食しているのか否かは、よく分かりません。

一度は、ヘビの死骸を食べているのも見ました。
古典的なジャンケンで、ヘビはナメクジに負けるらしいのですが、これが由来なのでしょうか?
そう言えば、カメムシの死骸を食べているのも。
肉食の傾向もあるようです。

排水溝を通って、キッチンのシンクに出没するのは、カビを好むからという話もあります。
ならば、キノコを食べるのは納得がいきます。
まぁ、よく言えばグルメ。悪く言えば悪食。生物学的に言えば雑食性なんですね。
それを薬と称して生で食べるヒトのほうが、理解されないかもしれません。
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クロジャノメアツバ
クロジャノメアツバ
Ricoh CX5 300mm相当 ISO400 Speedlight
  オオルリオビクチバ
オオルリオビクチバ
Ricoh CX5 LED-light
 
2011.7.10
順調に発生している昆虫は、昼行性の種だけではありません。
夜行性の昆虫たちも、また順調のようです。
夜の林道を歩くと、地上に落ちたイヌビワの熟果に、たくさんの蛾が吸汁に訪れていました。
クロジャノメアツバが多かったのですが、これもまた新鮮個体ばかりです。

その中に1頭だけ、やはり新鮮なオオルリオビクチバが混じっていました。
クロジャノメアツバと同じように、ストロボ撮影をしようとしたのですが、ふと気づきました。
これまで、オオルリオビクチバにストロボを発光させると、美しい瑠璃色の帯がオーバー露光となり、再現されないことが多かったのです。
そこで、LEDライトで照明しながら、アンダー気味に撮影してみました。
すると、林道の闇の中に輝く瑠璃色が再現されていました。
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クロマダラソテツシジミ
クロマダラソテツシジミ
Ricoh CX5 105mm相当
  オキナワオジロサナエ雌
オキナワオジロサナエ雌
Ricoh CX5 105mm相当 Speedlight ISO400
 
2011.7.9
20数年ぶりの寒い冬、そしてまた寒い春、観測史上でも稀に見る早い梅雨入りと梅雨明け。
今年も異常気象続きですが、昆虫たちの発生は順調なようです。
昨年は、全国的に昆虫の少ない年だったのが嘘のようです。

早朝、民家近くの植え込みには羽化したばかりのクロマダラソテツシジミが、何頭も並んでいました。
まだ傷ひとつない、翅が逆光の朝陽に照らされていました。
渓流に降りると、まだ薄暗いうちに羽化したと思われるオキナワオジロサナエが舞い上がりました。
まだガラス細工のような透明度の高い翅がキラキラと輝いていました。
この状態で飛んでも大丈夫なのかと、ちょっと申し訳ない気になりました。
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オキナワヒメハルゼミ
オキナワヒメハルゼミ
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED X1.4Telecon Speedlight
  クマゼミ
クマゼミ
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Spedlight
 
2011.7.8
夏の昆虫と言えば、セミ。
昨年は、セミの活動が低調でしたが、今年は元気そのもの。
八重山諸島や沖縄本島南部では、最も早く鳴き始めるのがイワサキクサゼミ。
その後、沖縄本島ではクロイワニイニイも鳴き始めます。

山原(やんばる=沖縄本島北部)では、オキナワヒメハルゼミが先陣をきります。
夕暮れ時の蝉時雨は、かなりの迫力です。
日中でも、陽が暮れると大合唱が始まります。
しかし体長30~35mmと小さく、かなり隠蔽的な色彩のため、なかなか姿を確認することは出来ません。
そのためでしょうか、今回撮影した交尾シーンは、研究者間では未記録の可能性大のようです。

一方、サイズも鳴き声も目立つことを第一義としているようなクマゼミ。
山原でも、麓では一斉に鳴き始めました。
元々、山奥には生息しない種です。
人里近い環境では、これだけ勢力を誇示しているかのようなのに、どうしたことでしょう。
庭先で、朝から大音量で大合唱する様は、何処か嫌がらせのようです。
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オキナワツノトンボ
オキナワツノトンボ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
オキナワツノトンボ
オキナワツノトンボ
NikonD7000 Micro Nikkor85/3.5 SpeedlightX2
オキナワツノトンボ
オキナワツノトンボ
NikonD7000 Nikkor45/2.8P Gyorome-8 X1.5Telecon Speedlight
  2011.7.7
オキナワツノトンボの成虫が、目に付くようになってきました。
あまり活動的な姿を見ることは少なく、植物の茎にとまっていることがほとんどです。

とまった直後は、腹部を持ち上げ、翅も広げています。
やがて、腹部を持ち上げたまま、翅だけ閉じます。
そして最後は、腹部も下げて、翅の間にしまいます。
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2011.7.6
先日お知らせしました、30名の写真家のPENTAX645Dによる撮り下ろし作品「Love & Hope partIII」写真展が、本日より始まりました。
私も、リュウキュウハグロトンボを出展しています。
プリントサイズは、B0(1456mm×1030mm)です。
4000万画素、ローパスフィルター非搭載の脅威の解像度を是非、堪能してください。

http://www.pentax.jp/forum/2011/05/30645dlovehopepart-iii2011.html
 
Love&Hope partIII写真展
Love&Hope partIII写真展
PENTAX FORUM提供
Love&Hope partIII写真展
Love&Hope partIII写真展
PENTAX FORUM提供
Love&Hope partIII写真展DM
Love&Hope partIII写真展DM
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リュウキュウイノシシ幼獣
リュウキュウイノシシ幼獣
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED ISO3200
リュウキュウイノシシ幼獣
リュウキュウイノシシ幼獣
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED ISO3200
リュウキュウイノシシ幼獣
リュウキュウイノシシ幼獣
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED ISO6400
  2011.7.5
昨年より、リュウキュウイノシシの目撃頻度の高い状態が続いています。
一昨日も、林道で見掛けました。
見つけたときは、茂みから頭を出してこちらを伺っていました。
いつもならば、ここで警戒して奥に逃げ込むものなのですが、このときはちょっと違いました。
やがて、林道に姿を現すと、脇にあった倒木に喉を擦り付け始めました。
きっと、痒かったのでしょう。

さらに、林道の中央まで出てきて、こちらの様子を伺っていました。
何とも、のんびりした雰囲気でしたが、風向きが変わった途端、身を翻して茂みに駆込みました。
イノシシは視覚よりも嗅覚に頼って生活しているといいますが、そのことを垣間みたような瞬間でした。
さらに幼獣で警戒心の薄かったのも、このように近づいてきた理由なのでしょう。
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2011.7.4
まぁ、こんなこともあるのですね。
リュウキュウハグロトンボを超広角で2時間程撮影した後、雄どうしの縄張り争いに出会いました。
これまで、何度も失敗している望遠での飛翔撮影を試みてみました。
駄目もとで、ほとんど期待していなかったのですが。

ところが数カット撮影したところで、プレビューしてみると、結構な歩留まりでフォーカスも露出も合っています。
そこで、20数カット撮影したのですが、半分近くは使えるレベルでした。
これまでの撮影と何処が違うのでしょうか。
 
リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Spedlight
リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Spedlight
リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Spedlight
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リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh GR-DIGITAL III GW-2 F9.0 Speedlight ISO200
リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh GR-DIGITAL III GW-2 F9.0 Speedlight ISO200
リュウキュウハグロトンボ雄
リュウキュウハグロトンボ雄
Ricoh GR-DIGITAL III GW-2 F9.0 Speedlight ISO200
  2011.7.4
久しぶりにリコーGRデジタルIIIを使ってみました。
このシリーズは、いつも思うのですが、使ってみると実に操作感の良いカメラです。
それだけ、細部に渡って造り込まれた製品なのでしょう。

専用ワイコンを装着して20mm相当の画角、至近距離でも照射されるよう外付けストロボを装着。
撮影距離10cmのMFにセットし、渓流で占有行動をとるリュウキュウハグロトンボに近づきます。
しかし、最初は逃げられてばかり。
次第に近づく勘を思い出し、歩留まりも上がります。
それでも、翅を開いた瞬間の撮影は、半分以上が運任せなのです。
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2011.7.3
今シーズンも、ノグチゲラの子育てを撮り損ねてしまいました。
チャンスは狙っていたのですが、繁殖に失敗したり、撮影前に巣立ってしまったりと。

巣立った幼鳥は今の季節、アカメガシワの実にやって来ることがあります。
あるポイントでは、林道を挟んで数本のアカメガシワがあり、常時5~7個体が見られます。
恐らく、2、3ファミリーが集まっているのでしょう。

アカメガシワの実を食べるときには、普段見られないようなアクロバティックな姿が観察できます。
両脚と尾羽の3点で体を支え、幹にとまる姿がポピュラーですが、水平な枝に両脚だけでとまる、他の野鳥と同じような姿勢も見られます。
さらに、両脚だけで逆さまにとまる姿は、ちょっと危なっかしい印象です。
こうまでして食べたいアカメガシワの実は、黒い小さな粒ですが、余程美味しいのでしょうね。
 
ノグチゲラ幼鳥
ノグチゲラ幼鳥
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED X1.4Telecon
ノグチゲラ幼鳥
ノグチゲラ幼鳥
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED X1.4Telecon
ノグチゲラ幼鳥
ノグチゲラ幼鳥
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED X1.4Telecon
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コノハチョウ
コノハチョウ
NikonD7000 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED Spedlight
コノハチョウ
コノハチョウ
NikonD7000 Gyorome-8 X1.5Telecon Speedlight ISO6400
コノハチョウ
コノハチョウ
NikonD7000 Gyorome-8 X1.5Telecon Speedlight ISO6400
  2011.7.2
久しぶりの山原(やんばる=沖縄本島北部)では、これまた久しぶりのコノハチョウが待っていてくれました。
というのも、コノハチョウの食草のひとつセイタカスズムシソウが、8~10年に一度すべて枯死してしまうのです。
昨年が、ちょうどその年当たり、コノハチョウの密度は極端に落ち込みました。
今春、セイタカスズムシが芽吹き復活したのですが、コノハチョウのほうの復活は、当然ながらそれよりも遅れます。

最初に見つけたのは、いつもと全く同じ枝先でした。
占有行動をとる雄成虫です。
安定して出逢えるポイントなのですが、見上げるようなアングルでしか撮影できない環境なので、どうも映像のバリエーションに欠けてしまいます。
しかし、間もなくテリトリーへの侵入者を追い掛けて場所を移動しました。
その後、落着かない状態でしたが、やがて低い枝に落着きました。

接近しても逃げる素振りもなく、虫の眼レンズで数10カット撮影することができました。
翅を開いた瞬間も押さえられ、久しぶりに満足のいくコノハチョウの撮影でした。
落着いた状態と思ったのは、どうも夕暮れ時で、塒を定めた結果だったようです。
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ヤンバルクイナ
ヤンバルクイナ
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Spedlight
  ヤンバルクイナ幼鳥
ヤンバルクイナ幼鳥
NikonD7000 VR Nikkor70-300/4.5-5.6ED Spedlight
 
2011.7.1
一昨日の夜は、深い霧と、ときおり襲う激しい雨という生憎の空模様でした。
にも拘らず、一晩で7個体ものヤンバルクイナに出逢うことができました。
これだけ多くのヤンバルクイナに出逢えたのは、何年ぶりでしょうか。
発見から今年でちょうど30年を迎えるヤンバルクイナですが、近年は激減して目撃頻度も低下していました。
恐らくは、地道なマングースやノネコの捕獲作業が功を奏してきたのでしょう。

7個体のうち、4個体はペア、2個体は今年生まれたと思われる幼鳥でした。
繁殖も順調なようです。
翌日の日中も、計6個体のヤンバルクイナを目撃しました。
もっとも、それは路上で活動する個体ばかりだったので、交通事故が心配でもあるのですが。
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